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10年経っても仕事ができない…という悩みはここから生まれる

「社会人10年経っても仕事ができないと感じる…」
「勤続10年目だけど仕事が向いてないと悩むことがある…」
「入社10年目で辞めたいと考えることが多くなった…」

10年目という節目において、多くの人が「自分は仕事ができない…」「今の会社を本当に続けるべきか?」と悩んでいます。

社会人10年目となると、下記のように多くの人が30代に突入し「若手ベテラン社員としてキャリアで大活躍できる」時期です。

▼社会人10年目の年齢(学歴別)

高卒:18歳で卒業→28歳
短大・専門卒:20歳で卒業→30歳
大卒:22歳で卒業→32歳
大学院卒:24歳で卒業→34歳

にも関わらず「仕事ができない」「向いてない」と感じるということは、何かしら問題がある証拠だと言えます。

それは、単に「本人のメンタルの問題」という内的要因なこともあれば「会社環境が合ってなく活躍の機会に恵まれない」という外的要因なこともあります。

そして、10年以上も勤めていることから、無意識のうちに「長く働いたのだから退職の選択肢はない」「転職しようにもしがらみが増えて辞めにくい」といった、ジレンマや迷いも生じやすくなります。

そこで当記事では、10年目で「仕事ができない…辞めたい…」と今の自分のキャリアに悩む人に向けて、その原因となる要素から対処法まで、参考になりそうな情報を厳選してお届けします。

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社会人10年目で仕事ができないのはなぜ?向いてない証拠?

「社会人10年目なのに仕事ができない…」
「勤続10年目だけど今の仕事が向いてないと不安…」

もし読者がこのようにお考えなら、それは「実際は仕事ができてるのに、仕事ができないと錯覚している」だけの可能性が高いです。

なぜなら、10年も続いてる時点でその仕事が向いてないということは、まずあり得ません。

ですので、考えられるとしたら

  • 仕事ができないと不安になる要因が今の職場環境にある
  • 入社当初からあった「会社への違和感」を放置して今に至る
  • 自分の能力やスキルを客観的かつ正当に評価する機会が少ない

のいずれに該当するかと思われます。

なので、まずは「本当に仕事ができないのか?」「もしそうだとするならどういった要因で仕事ができないと思いこんでいるのか?」の原因から探っていきます。

これまでの勤務経験を振り返りながら

身に覚えのある状況がないか確かめましょう

自己評価が低いので「仕事ができない」と錯覚している

第一に考えられるのは「自己評価が低い」という原因です。

一般的に「能力の高い人ほど自分を過小評価し、そうでない人ほど他人を過小評価して自分を過大評価する」という傾向にあります。

たとえば、職場の上司が「お前は仕事ができない」という言動を日々繰り返しており、それを真に受けていたとすると、実際は仕事ができているのに「自分は仕事ができないんだ…」と思い込んでしまうことがあります。

キャリアの振り返りをしていない

仕事ができるかどうかの評価は、自分の中の判断や、今の会社内の評価だけでは測れないものです。

なぜなら、仮に「今の会社や上司の評価が適切でない」とするなら、どれだけ能力やポテンシャルのある人材も過小評価され続けるからです。

どこの職場でも一定以上通用する能力=仕事ができる」と定義するなら「今の会社で培った経験やスキルが転職市場(=他の会社)でもどれだけ通用するか?」で考える必要があります。

そのためには、今までの勤務経歴の振り返り…いわゆる「キャリアの棚卸し」が効果的です。

しかし、「自分は仕事ができない」と自己評価が低い人ほど、実は自分の「これまで」を振り返ることをしていないことが多いです。

仮に、しっかりとキャリアの棚卸しをしているなら、少なからず「自分はこれだけのことができる」と客観視できるからです。

もっとも、転職活動を行ったことがなければ、履歴書や職務経歴書の作成をする必要すらないため「勤務経歴が長い人ほど陥りがちな罠」だと言えるかもしれません。

「10年経っても仕事ができない」と不安になってしまうのは、

  • 今の会社の中で自分がどれだけ成長したのか?
  • 10年間の勤務経験を経て身についたスキルは何か?
  • 目指していたキャリアパスに沿っているか?
  • そもそもキャリア上の目標や人生設計はあるのか?

といったことを、今まで考えずに生きてきたからかもしれません。

理想のキャリアや実現したいライフスタイルを持つことなく、ただ単に「与えられた仕事をこなす日々」を送るだけでは、成長できるかどうかは会社次第の運任せとなってしまいます。

目標も立てずに惰性で働き続けるだけだと
成長してる実感は湧いてこないんですね…

また、キャリアの振り返りを行うにあたり、人によっては「自分の過去と向き合うことが苦痛…」だと感じる点にも注意です。

能力の高い人ほど「できなかった後悔や失敗」ばかり思い出し、上手く行っていたことは忘れてる…という傾向にあるからです。

忙しい日々に追われて
自分の経歴を振り返ったり
人生の目標を見つけることを
怠ってた人も多いのではないでしょうか?

その場しのぎの仕事ばかりでスキルが身についてない

「スキルが身についてない」
「誇れる実績や成果物がない」
「会社や顧客の利益に貢献できてる気がしない」

こういった悩みから「勤務10年目でも仕事ができない」と錯覚してる場合もあります。

とくに非技術職(≒文系職)は「コミュニケーション」という曖昧なスキルによって日々の仕事をどうにかしてることが多いため、スキルが身についてる実感が得にくいかもしれません。

また「会社で求められる役割をまっとうするほど、逆に仕事ができなくなる(≒他所で通用しなくなる)」という現象にも注意を払う必要があります。

会社によっては「本質的でない仕事」「その場しのぎでどうにかしてる仕事」ばかり振られることもあります。

▼本質的でない不毛な仕事の例

  • 情報を上から下、横から横に流すだけ
    例:自分には何の決定権もない伝書鳩のような仕事
  • クレーム対応ばかりに時間を取られる
    例:なんの利益にもならない罵声を浴びせられるだけの不毛な感情労働
  • その場しのぎの対応ばかり
    例:本質的な解決策ができないで「できない言い訳」を並べるだけのお役所仕事
  • 取引先や上司の機嫌取りばかり
    例:無駄な会議や接待で相手に意思決定させるのが仕事
  • 何のために仕事してるのか上司自身がわかってない節がある
    例:無駄な会議やプロジェクトの乱立、無茶な目標を追って現場が消耗など
  • 顧客の利益を損ねるようなモラルの低い方法で収益を上げている
    例:客の車をゴルフボールで破壊して見積額をかさ増しするようなビジネス

こういった仕事ばかり無心でこなしていると「本当に意味があるのか、人の役に立っているのかわからない、虚無感や罪悪感ばかりが募る」という状態に陥ります。

これは組織が大きければ大きいほど生じやすく、公務員や大企業でも十分あり得る話です。

機会を得られずに社内評価や役職が上がっていない

仕事ができるかどうかを手っ取り早く判断する基準は「昇進できたか?」「役職が就いたか?」「給料が上がったか?」など、社内評価を得ているかどうかです。

勤務10年となると、多くの場合は「管理職/マネージャー」という立ち位置で部下を持つなど、キャリア的にも活躍の幅が広がる時期です。

また、一般的には20代後半~30代にかけて年収が上昇していくため、勤務10年目で年収がさほど上がっていないことで「仕事ができない…」と伸び悩むことは十分に有りえます。

受け身で「10年間同じ会社で働く」だけでは「昇進できるかどうか?」「新しい仕事を任せられるかどうか?」は、すべて運任せになります。

たとえば、下記のような「昇進・昇給できない要因」というのは、往々にして会社組織に潜むものだからです。

▼真面目に働き続けても昇進・昇給できない要因

  • 上の役職のポストが空いておらず昇進機会が与えられない
    例:零細企業でベテランが管理職ポジションにいる
  • 社内の昇進制度が形式的でどんなに能力や実績があっても評価されない
    例:年功序列、年齢によって機械的に昇進、大卒者優遇、派遣・契約が評価されないなど
  • 上司の不当評価によって活躍の機会が与えられずにいる
    例:評価をねじ曲げて人事に報告している、零細企業で社長の選り好みで評価が決まる、巧妙なやり口で左遷させられる、男尊女卑の考えが強く女性を過小評価する社風など

これらの要因により、多くの会社では「どれだけ真面目に働き続けても、それが評価に結びつくとは限らない」ものです。

会社のおかしさに疑問を抱いても行動していない

最後に紹介するのは「理不尽な会社に何の疑問を持たないまま、漠然と仕事を続けている」という原因です。

▼会社に疑問を持っても何も行動しない人の例

  • 何年間も同じような業務(ルーチンワーク)ばかり振られて、昇進や配置替えがないことに不満を持たない
  • 明らかに上司に過小評価されたり、人格非難のようなハラスメント行為をされてるのに、律儀に耐えている
  • それなりに難しい仕事をこなしたりスキルを身につけても報酬に結びつかないことに不満を抱いていない
  • 会社の経営状況や将来が不安なのに転職を考慮してない

今や、終身雇用制も崩壊し「転職が当たり前」となったキャリアの時代です。

「会社や上司が間違えることはない」と安心し切って、会社や上司のやり方がおかしいと思っても何の疑問も抱かないことは、それだけで「何も考えてない」と思われてもしょうがないことだと言えます。

たとえば、明らかに上司がハラスメント行為を行う問題人物だとしても、黙って耐えることで従業員が潰れて辞め続ける状況を放置することは「会社にとって大きな損失」となりす。

真に会社にとっての利益を考えるなら「上司のハラスメント行為を問題として取り扱い、会社全体で対策を講じさせる」のが最善となります。

そんなこと言われても
社内の人間関係で問題は起こしたくないよ…

大半の人が、そういった面倒事に首を突っ込むよりは「黙って耐える」「静観する」のが普通です。何も正義感を持って自己犠牲を顧みずに会社と戦えと言いたいわけではありません。

そういった状況に出くわしても「自分は大丈夫だろう…」「そのうちなんとかなるだろう…」と他力本願で危機感のない態度を決め込み続けると、巡り巡って「逃げ続けた負債」となるという話です。

「今の会社、ちょっとヤバいかも…」「上司がヤバイ奴…」とわかってるにも関わらず、

  • 万が一に備えて転職先を見つけておく
  • スキルアップして他の職場でも通用するように備えておく
  • 社内の人脈を築いたら部署替えを希望しておく

などのリスクヘッジができてない時点で「人生設計やキャリアプランニングが甘い…」と言われてもしょうがないことです。

そういった人ほど、いざ社内の雲行きが怪しくなった時に行動できず「今の会社にしがみつくしか選択肢がない」という状況に追い込まれるのです。

上の言いなりになるだけでなく
時に会社のやり方に疑問を抱いて行動したり
不満のある感覚でも折り合いを付けて
落とし所を見つけていくのが
「真の大人」というものなんですね

この世には「我慢するべき理不尽」と「我慢する価値のない理不尽」があります。

前者は耐えるべき期間を待てば報われることがありますが、後者はどれだけ耐えても余計なストレスが増したり、誰かに都合よく使われておしまい…という違いがあります。

この2つのどちらかを見極めなければ「正社員なのにずっとバイトレベルの仕事から抜け出せない…」という事態は、十分にありえることなのです。

極端な話、「ただなんとなく新卒で入った会社を続けていただけ」「新卒入社した会社をすぐ辞めてフリーターとなるも20代後半で正社員として覚悟決めて働く」だと、後者の方が苦労や挫折が多い分、30代以降に活躍する…ということもあります。

入社10年目で仕事ができないと感じてる人が今すぐやるべきこと

ここまで、かなり「耳に痛い話」をしてきました。

しかし、入社10年目になっても「自分は仕事ができない…向いてない…」というレベルの悩みを抱いていることは、それほど深刻な問題なのです。

今の会社で一生働き切る覚悟もない…
会社で出世するために積極的な姿勢を示すこともない…
貪欲にスキルアップして転職していく意欲もない…

このような「どっち付かずの人生観」「ずっと受け身のままの姿勢」という働き方は、本質的に「すべてが運任せ」「会社の理不尽な取り決めも全部受け入れる」となり、自分の意志や行動で人生を変えることを自ら放棄する行為だと言えます。

そして残念なことに、勤務10年の「アラサー~30代」ぐらいの年齢になると、こういう耳の痛い指摘をしてくれる人物は周りにいなくなります。

なぜなら、自分自身の人生を自分で決めて進んでいれば、当たり前に理解できることだからです。

しかし、不安になることはありません。

これから紹介することの中から、できることを行っていけば、十分取り返しが付く範囲です。

まずは自分の「これまで」を振り返る

前述したように、自己評価の低さが「10年経っても仕事ができない」と感じる要因になっている可能性があります。

そのために有効なのは「今までの勤務経験を振り返る」という方法です。

できれば、履歴書や職務経歴書のように「時系列順で参加したプロジェクトや配属された部署」を記載するぐらいまではした方がいいでしょう。

思い返しても
「書くことがない」場合は

どうすればいいんでしょうか?

10年以上勤務していたなら、それなりに書くことはあるでしょうから、もし今までのキャリア歴を書き出すことができないなら「現状では書くことが難しい」という課題がわかるわけですから、それだけでも一歩前身です。

会社に希望を出してみて挑戦の機会を得る

もし、ここまで読んで「会社の評価が低い」「新しい仕事に挑戦する機会が得られない」と感じてるなら、今の会社に対してアクションを起こしてみるのも一つの手です。

残念ながら、黙って真面目に与えられた仕事をこなすだけでは、年齢を重ねるごとに評価されにくくなります。

「仕事ができない」という悩みは「今まで自発的に何もしてこなかった」とも置き換えられます。

今の会社について詳しくなる

日本国内の多くの企業は「メンバーシップ型雇用」と呼ばれる価値観や体制で動いてます。

メンバーシップ型雇用とは、企業が従業員を長期的に雇用する雇用形態を指すビジネス用語です。

メンバーシップ型雇用に求められるのは「自社について詳しい(自社が所属する業界含む)」「会社への忠誠心が高い」といった資質です。

そのためには「自分が働く会社のビジネスモデルや提供製品」「業界内での自社のポジション」「競合との差別化ポイント」「会社の業績や将来性」など、会社についてより深く理解しなければなりません。

多くの場合、こういった「自社について理解が深い人」ほど、管理職ポジションとして昇進していきます。

なぜなら、経営層と課題感が近くなっていくからです。

スキルアップや資格取得などでリスキリング

リスキリングとは「学び直し」とも訳され、社会の変化に対応するために、新たにスキルを身につけたり、現在のスキルをアップデートしたりすることを指す言葉で、政府も企業相手に推奨しています。

どれだけ良い大学を出ても、勤務歴10年となると、流行りの学問や知識が変わっていたり、習ったことを忘れているなどします。

また、30代以降に仕事求められるスキルが高度化する中で、学び直しをしなければ新しい仕事にまったく対応しきれないことも多くなります。

転職活動を通してキャリアを見直す

仕事に対する不満や違和感を感じているなら、転職活動を通じて自身のキャリアを根本から見直すことも一つの有効な手段です。

そもそもが仕事ができないと悩む人ほど「転職活動=仕事を辞めたい時にやること」という短絡的な考え方をしがちです。

実際には、先に紹介したような

  • 今までのキャリアを振り返って整理する
  • 他の会社でも通用するかどうか知っておく
  • 業界に詳しくなり必要なスキルを把握する

といったことを行う機会となるため、今の会社で続けるべきか転職するべきか判断する意味でも、転職する気がない人でもやっておく価値の高い行為です。

実際、仕事ができる人ほど常日頃から転職活動をコッソリ行い、最新の情報を得たり、業界で必要とされるスキルを把握するなどして、万が一の際にすぐ転職できるよう計画的な行動をしています。

「仕事ができない…」という危機感があるなら

一度、転職活動を通して

今の自分を客観視する機会を設けてみると

違った考え方を取り入れられるかもな…

転職のプロに相談してキャリアを見直す

ただし、転職活動をすると言っても「ただ転職サイトに登録して求人情報を閲覧するだけ」では何の収穫にもならない点には注意です。

しかし、実際には多くの人が「転職サイトに登録して満足」「求人情報だけ見て満足」で終わりがちです。

本当に今の「仕事ができない」自分に不安や焦りがあるなら、転職エージェントなどのプロに相談できる転職サービスの活用を強く推奨します。

なぜなら、実際にプロに相談してみた方が得られる情報の正確さは高いですし、自分一人だけで悩んでいては気づかない「自分が抱えている本質的な課題」も浮き彫りになることがあるからです。

仮に、読者が「本当は仕事はできるポテンシャルはあるのに、会社環境によって機会に恵まれない」という状態なら、転職した方が確実に年収アップや待遇の向上につながります。

たとえ、今の会社での評価が悪いとしても、客観的に見て「10年勤務した」という経歴だけでも、転職市場では引く手数多なので、自分の実力を正しく知る意味でも、ぜひ一度転職サービスでプロに相談してみてください。

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