転職エージェントは国内様々に存在しますが、中でもとくにマッチング精度の高さや担当コンサルタントの交渉力に期待できるのが、世界No.1の人材会社アデコの運営する「Spring転職エージェント」です。
- 広告色が控えめで情報のフェアさに期待できる
- 拠点は全国展開
- コンサルタントの裁量幅が広く、交渉力に期待できる
- 外資系企業運営のため、外資系企業への紹介にも強い
- 国内大手との求人被りが少なく、効率よく自分に合った求人が集めやすい
- 個別の求人が届くため、日本の「数撃ちゃ当たる=質より量」と比べて「量より質」の傾向が強め
正直言って、日本の転職エージェント制は問題点もまだまだ多い中、アデコのSpring転職エージェントはかなり質の高い合理的な運営体制であると感じます。
今回はそのSpring転職エージェントをオススメする理由について、ご紹介していきます。
目次
公開情報に広告色がなく、かなりフェア
アデコのSpring転職エージェントの最大のメリットは、国内の人材会社と違ってまったく広告色がないところです。
とくにアデコの公式サイト内ではフェアに転職情報を発信しており、非常に誠実な印象を受けます。
一方で、国内の大手転職エージェントは、良くも悪くも広告色が強く、転職エージェント制を展開している現在でも、まだまだ昔のような「求人広告型のビジネスモデル」から完全に抜けきっているわけではありません。
国内人材サービス会社の運営傾向
リクルート(リクルートエージェント、リクナビNEXT)→ネットでの情報公開量が少ない。ユーザー利便を押し出すあまり、ユーザーにとってのデメリットは隠しがちな傾向がある。
パーソル(doda、ミイダス)→ネットでの情報公開量は多いが、広告色が強め。ユーザーにとって都合のいい情報ばかりを前面に押し出しており、都合の悪い情報は隠しがち。また、求人案内のメール量があまりに多く、なおかつ広告色が強く、情報精度に疑問が残る。
マイナビ(マイナビエージェント)→ネット情報媒体を多数手がけているが、中にはゴシップ色が強いものもある。ビジネスマナーの記載も、過剰表現が目立つ。
元々、転職エージェント自体が顧客として「紹介先企業>転職希望者」という優先順位がある以上、広告色が強く情報公開量を絞ることは仕方ありませんが、それにしても日本の人材会社はあまりに意図的に情報操作している印象は拭えません。
たとえば、大手有名企業の求人を釣り餌に利用者を募り、実際は該当求人を紹介しないという手口は、ネットでもよく報告されている例です。
その点、Spring転職エージェントは転職ノウハウから年収実績まですべてフェアに公開しており、広告色も一切ありません。
少なからず、利用前の先入観による思い違いを防ぐ点でも、アデコの運営方針はかなり誠実だと言えるでしょう。
拠点は全国展開
国内の大手人材会社は全国首都圏の一等地にオフィス展開をする形式ですが、アデコのSpring転職エージェントも同様に、全国の主要都市に拠点を構えております。
求人も全国区対応ですが、地方求人には弱めです。
日本国内の転職エージェントで、全国展開しているのは「リクルートエージェント」「doda」「マイナビエージェント」の三社です。
都内・関東圏・関西圏・東海であればかなり選択肢が広がりますが、それ以外(福岡・中国・東北・北海道)ですと、アデコのSpring転職エージェントと国内三社が実質的な選択肢となりますね。
国内エージェントとは根本的な運営体制の違うSpring転職エージェントは、必ず併用しておきたいです。
コンサルタントの裁量幅が広く、交渉力に期待できる
Spring転職エージェントは外資系らしく、両面型のコンサルタント形式ですので、直接紹介先企業とやりとりしているため、非常にマッチング精度が高く、その上交渉力にも期待できます。
また、国内の転職エージェントは、企業求人の情報収集担当者と実際の面談対応者が別れている会社が多いため、効率良く求人数を集められる反面、マッチング精度や担当者の交渉力にはかなり不安が残るという問題点があります。
この両面性を採用していることを公表している日本の人材会社は「パソナキャリア」ぐらいで、他の国内転職エージェントは「分業制」がほとんどです。
外資系企業への紹介にも強い
アデコのSpring転職エージェントは、自身が外資系運営という事情もあって、外資系企業への転職サポートにも強みを持ちます。
アデコのSpring転職エージェントが外資系への転職に強い理由
- 世界60カ国・地域で5000カ所の拠点展開のため、世界各地の企業とのコネがある
- 数々の優良外資系企業の人事担当と強い信頼関係を築いている専任のコンサルタント在籍
- 英語スキル関連の転職アピールにて、実践的なアドバイスを受けられる
- 外資系企業特有の社風に対しての理解力も高い
国内ではリクルートエージェントが外資系企業への紹介にはもっとも強いと言えますが、それも自社で言っているだけですので、どこまで実力があるのかは未知数です。
その点、自身が外資系企業であり、外資系企業への転職ノウハウにも詳しいアデコのSpring転職エージェントの信頼性は間違いないでしょう。
ただし、外資系企業はミドルクラス・ハイクラス向けであればJACリクルートメントで高年収の転職をサポートしてもらえますので、とくに年収やキャリアアップにこだわりが強い方の場合は、併用しておくといいでしょう。
国内企業の転職エージェントと求人被りが少ない
Spring転職エージェントは国内エージェントとの差別化のため、意図して被りが少ない求人を取り扱っている傾向があります。
そのため、国内エージェントと併用しておくことで、よりその真価がわかりやすい仕組みになっているわけです。
この記事では国内エージェントに懐疑的な書き方をしていますが、併用しておくとより多くの情報を集められる点は、利用者からしてもうれしいポイントでしょう。
もともと、転職エージェント自体が併用前提のビジネスとして運営されているので、この点については各社意識して差別化しているので、外資系最大手のアデコをサブで使っておく価値はかなり高いと言えます。
関連:転職エージェントは複数併用が鉄則!その理由と実際の活用の仕方をご紹介!
また、自分のキャリア傾向や性格によって「国内転職エージェントのノウハウが有効か?」「あるいは外資系企業のノウハウが有効か?」は変わってくるので、必ずしも合理的な外資系エージェントだけが正解ではない点は留意しておくべきです。
合理的ではない、伝統的な事務手続きや転職手順を重視する国内企業も多いので、国内転職エージェントと外資系転職エージェントどちらも利用し、両者の特徴をそれぞれ抑えておくといいでしょう。
求人の質が高い
Spring転職エージェントの求人は、派手さや年収の高さはやや控えめですが、その分マッチング精度がかなり高いです。
筆者もSpring転職エージェントを利用していますが、求人メールの質もすこぶる高いと感じています。
- 外資系特有の「要点のわかりやすいメール」が届くため、求人内容が非常にわかりやすい
- 求人内容のフォーマット自体、必要な情報が詳細に書かれているため、国内企業のように思い違いの起こりやすい求人内容は少なめ
- 「量より質」の傾向があるため、ピンポイントで優良求人が届く
また、担当者個人のメールアドレスや電話番号も記載されており、柔軟に連絡がとれるため、こちらの要望を伝えやすい点も魅力。この点は、外資系企業はビジネスメールで主なやりとりを済ませる文化があるため、一歩進んでいる面を感じさせます。
一方で、日本の人材会社は「スパムメールと見間違えるほどの見当違いな求人案内」「まったく人間味を感じさせない、事務的な求人メール」「案内URLにまったく関心を抱かせない、魅力のない文章表現や企画」など、メールひとつとってみても、まったく持って熱意を感じさせず、そもそもが「本当に応募してもらう気あるの?」と疑問に思わせるレベル。
求人メールを送ってきても、その後URL経由で応募するモデルのため、ただの「メールマガジン」としてしか機能していなく、こちらから営業を仕掛けられないのは欠点です。※ただし、他社エージェントからのスカウトなど、直接勧誘が来る場合もあります。
一方で、Spring転職エージェントはそもそも「担当者に直接返信をしないといけない」仕組みのため、必然的に担当者と直接交渉する必要があります。
良質な求人提案を受けたり、自分の求める求人を送ってくる担当者と親密な関係を築き上げておける点でも、Spring転職エージェントに登録して、ビジネスメールを受け取っておく価値は十分にあると言えるでしょう。
まとめ:アデコのSpring転職エージェントは登録だけでもしておくべき
ハッキリ言って、転職エージェント制の合理制については、外資系企業の方が圧倒的に上だと感じております。
世界No.1のアデコの合理性には、相応の理由があるのです。
国内で圧倒的に効率のいい総合転職サイト「リクナビNEXT」ですら、オファーやスカウトが届かなければ大した情報は得られないので、求人メールの質の高さだけとってみてもアデコの合理制が実感できるでしょう。
転職エージェント制に関しては、リクルートエージェントやdodaなどの国内最大手は、まだまだ広告求人型特有の融通の利かなさから抜け出せておらず、効率重視の傾向が強めで、マッチング精度や求人の質には疑問が残るのが実情です。
自身の求める求人を送ってくれる担当者とビジネスメールにて直交渉しやすい点も、Spring転職エージェントの魅力です。
こまめに返信しておけば、担当している求人を優先的に紹介してもらえる確率も高くなるので、国内の融通が利かない担当者相手に手間取るより何倍もスムーズに話が進みます。
Spring転職エージェントの登録方法
Spring転職エージェントは公式サイトにアクセスして、手順通りに登録するだけですぐに利用できます。
ただし、面談(カウンセリング)に呼ばれるためには、以下のような条件があるようですので、あらかじめ抑えておきましょう。
- 登録後、すぐに担当者から面談に呼ばれるケース
- サイト内の求人から応募することで面談に呼ばれるケース
- 求人メールに返信して応募することで、面談に呼ばれるケース
国内の転職エージェント同様、面談に呼ばれないケースもあるので、その場合はこちらから積極的にアクションを起こしましょう。
関連:転職エージェントから面談の案内や返信が来ない原因。担当者から見捨てられないためにしておきたいこととは?
コツとしては自由に入力出来る欄には、経歴・実績・スキルで思いつく限り、検索条件に引っかかりそうなワードを記入しておくこと。
エージェント側は関連ワードを検索して対象人材を探しているので、業界用語や専門用語を入力するほど、マッチング精度が高くなり、面談に呼ばれる可能性も高くなります。
また、面談の案内が届かない場合は、担当者から届いたメールに直接返信して交渉する手段もありです。
対応力のある担当者であれば、代替の求人も用意してくれるので、応募求人に対して「こんな条件の求人はないか?」と返信しておくだけ、マッチング精度が高まります。
Spring転職エージェントは個人裁量の大きいエージェントですので、こちらから営業を仕掛けておくと、担当者とより良い関係を築けるでしょう。
求人メールにも担当者個人の連絡先が記載されていますので、気になる求人を送ってくれる担当者にはアピールしておくだけチャンスが広がります。
以下の記事には転職エージェントとの付き合い方や、優遇されやすくなるためのポイントを紹介していますので、登録後に参考にしてみてください。
関連:転職エージェントとの付き合い方|有利な求人を引き出すために知っておきたい根回しの仕方とは?
Spring転職エージェントは登録から転職サポートまですべて無料で受けられますので、気になった方はぜひ登録だけでも済ませておきましょう。