「ボーナスが出なくて家計が苦しい…」
「ボーナスが出なくてやる気が出ない」
「会社のために頑張ってきたのにボーナスなし…」
このように、ボーナスが出ない会社に勤めて、ガッカリしている人も少なくありません。
結論から言っておきます。
ボーナスのでない会社は辞めることを考えておいたほうがいいです。
というのも、一度でもボーナスを出さない会社というのは、この先も絶対にボーナスを出し渋るに決まっているからです。
そもそも、ボーナスなんて大手企業ならアルバイトにすら支給するぐらい、従業員のモチベーションを維持する大事な要素ですからね。
それを出さないということは、会社側は「お前らボーナス出なくてもやる気出してくれるよね^^」と思っていることでもあります。
そこで今回は、ボーナスを出さない会社を辞めるべき理由について紹介していきます。
ボーナスを出している会社は圧倒的に多い事実を知っておこう
ボーナスが出ない会社は辞めていい理由は単純で、ボーナスを出している会社の方が多いからです。
厚生労働省発表の賞与支給に関するデータを見てみると、一般的には9割近くの会社で年2回平均40万円ずつのボーナスが出ていることがわかります。
・平成29年夏季賞与
平均支給率:90.1%
平均支給額:421,718円
(30人以上の企業のみ)
従業員数 支給事業所数割合 平均賞与額 500人以上 97.0% 631,353円 100~499人 93.9% 420,437円 30~99人 89.2% 326,080円 5~29人 64.5% 267,386円 ・平成29年度末賞与
平均支給率:91.9%
平均支給額:438,359円
(30人以上の企業のみ)
従業員数 支給事業所数割合 平均賞与額 500人以上 97.8% 643,406円 100~499人 94.9% 437,449円 30~99人 91.1% 345,843円 5~29人 67.5% 280,221円 データ出典:厚生労働省(平成29年の統計を参照)
例外は「従業員30人未満の零細企業」ですが、それでも約65%の企業で年50万円以上のボーナスが出ていることがわかりますね。
しかも、平成29年のデータですので、アベノミクス効果で景気が上向きであることも注目すべき点ですね。
もっと直接的に言えば、景気が上向きにも関わらずに賞与の出ない会社は、経営に何かしらの問題があるということです。
ボーナスが出ない=会社が利益を出せていない
ボーナス(賞与)というものは、会社の業績に応じて支給額の決まるものです。
会社の業績が伸びればボーナス額は増えますが、経営が傾けばボーナスなしということもありえます。
まあ、極端な話が従業員がいくら献身的に会社に尽くそうが、業績が上がらなければボーナスは一切でないのです。
なぜ、業績が下がるかというと、それは上の連中が業績を出すためにしっかり仕事していないからですね。
要は上の奴らがやるべき仕事をサボったせいで、従業員にボーナスが支給されないという事態に陥るわけです。
普通の会社なら利益が出なくてもボーナスは支給します
とりあえず、言っておきたいことが普通の会社ならボーナスカットなんてことは、まずしません。
というのも、ボーナスを出す・出さないというのは、従業員のモチベーションに関わるどころか、そもそも家計がボーナス頼みの家庭もあるため、企業にとっては最低最悪の手段だからです。
しっかりとした企業なら、予算にも余裕を持っておき、業績が傾いてもしっかりとボーナス支給できるようにしています。
それさえ出来ない会社は、ギリギリの予算・資金で経営している会社の証拠であり、少し業績が傾いたり、経済状況次第ですぐにボーナスカットを行ってくる会社なので、先行きも怪しいと言えますね。
ボーナスが出ない=従業員が大事ではない
ボーナスを出さない会社は、従業員のことを大事とは考えていません。
従業員の年二回の楽しみであるボーナスをカットすることは、言ってしまえば「お前のことなんかどうでもいいから^^もっと働けや!」と思っていることの現れです。
まともな企業なら、従業員のモチベーションを下げないためにも、数万円でもボーナスを出すのが当たり前ですからね。
そういった企業は、さらに経営が傾くと従業員を使い捨てるようなブラック企業になっていくので、早いうちに転職を考えておきましょう。
中高年になって転職も難しい歳になった時に、経営が傾いてどうしようもなくなってからでは遅すぎますからね。
ボーナスが出ない=社員を舐めた態度で扱っている
「ボーナスを出さない会社=社員を舐めている会社」です。
考えてもみてください。
ボーナスが出ないにも関わらず、文句の一つも言わずに尽くしてくれる社員に、これから先もボーナスを支給しようだなんて思うでしょうか?
普通は思いませんよね。
そのため、一度でもボーナスを出さなかった会社は、この先も「どうせ文句言われないからボーナスカットな^^」という判断を容赦なく行ってくるようになるのです。
実際問題、社員を大事に扱っているような会社は、経営が傾いたり赤字が出たとしても、予算がボーナス支給前提で組まれているので、従業員にしっかりボーナスを支給してくれますからね。
「ボーナスを出さない」というのは、それだけ余裕もなく、従業員の給料などどうでもいいと考えている会社なのです。
ボーナスが出ない=社員に重要な情報を共有していない
そもそも「ボーナスが出ない」というのは、従業員にとっては生活を左右しかねない事態ですので、万が一支給されない場合においては、事前にしっかりと説明があります。
もし、詳しい説明もなく「ボーナスなし」という通告を一方的にしてくる会社は、倒産の危機に陥ったとしても従業員に一切説明せず、いきなりクビを宣告してきてもおかしくないです。
「今期の売上が下がった」「ボーナスが出ない」という会社の経営に関する重大な情報は、全社員で共有しておくべき重要な情報であり、それさえ説明してくれない会社というのは、社員に都合の悪い情報は全て隠し通すような、悪質な企業と言ってもいいでしょう。
会社を信じて勤めている社員に、都合の悪い情報を隠すというのは、社会人としては極めて不誠実な行為であり、社員を信用していない証左でもあります。
ボーナスが出ない会社=約束を守らない会社である
「ボーナスが出ない会社=約束を守らない会社」です。
約束を守らないというのは、そもそも社会人としての適性を著しく欠いているのですが、なぜか会社が社員相手には平然と約束を破ってくるから、日本の企業は恐ろしいですね。
社員が毎日通勤時間や納期などをしっかり守っているにも関わらず、会社側は都合よく約束を破ってくるわけです。
約束を守れない会社は、そもそも大人としての常識が欠けています。
そのような会社は、たとえば「2年間転勤」「このプロジェクトを成功させた昇給」と言った類の約束も平然と破り、社員を都合よく使い捨ててきます。
約束を守れないのは、大人としては最悪な行為です。
自分の人生を会社側の勝手な都合に潰されないためにも、前向きに辞めることを考えておきましょう。
ボーナスが出ない会社は前向きに辞めることを考えよう!
このようにボーナスの出ない会社は、不誠実で従業員を大事にしないクソ企業と言ってもいいでしょう。
「ボーナスが出ないなんて当たり前」と言っているブラック社員もいますが、それを真に受けては、いつまでも会社に搾取され続けるだけの人生が続くだけです。
従業員にしっかり説明や告知をしているならともかく、なんの説明や告知なくボーナスを出さない会社は問題のある会社なので、前向きに転職することを考えておきましょう。
ボーナスが出るのと出ないのでは、仕事に対するモチベーションも変わってきますからね。
転職エージェントでボーナスがしっかり出る会社を見つけよう!
ボーナスの出ない会社を辞めることを考えるなら、転勤エージェントでプロに相談して、次の仕事先を計画的に見つけておくことをオススメします。
転職エージェントでは、キャリアアドバイザーが今の会社の不満や年収などをしっかりと査定した上で、今のあなたに適正かどうかを判断してくれます。
ここで「今のボーナスを出さない会社が異常」だとハッキリわかれば、転職するモチベーションも高くなりますよ。
また、転職エージェントでは紹介先企業の「社風」「先輩の人間関係」といったリアルな情報から、ボーナスの支給実態などの掘り下げた情報も得られるので、ボーナスを出さない会社に引っかかるリスクもグーンと下げられます。
ボーナスの出ない会社にガッカリしている方は、転職エージェントに相談してみて、計画的に次の勤め先を見つけておきましょう。