「クレーム対応が強いストレスに感じる…」
「クレーム対応ばかりで辛い…」
「クレーム処理がしんどいと感じる…」
「クレーム対応のメンタルケアを会社に行ってもらえない…」
このようにお悩みではありませんか?
クレーム対応は自分が悪いわけでもないのに、見知らぬ相手から威圧や恫喝されたり、責められるなど、真に受けてしまうとメンタルに大きなダメージを受けてしまう業務内容です。もちろん、上手く受け流したり対処できる方が社会人としてのスキルアップにつながるのは確かですが、どうしても心ないクレームに傷ついて自信を失くしたり、最悪、仕事をすることすら怖くなるレベルのトラウマになることだって考えられます。
もし、読者の方がクレーム対応のしんどさに心が折れそうになっているなら、まずは冷静に自分自身の心身の状態を確かめたり、職場環境がクレーム処理に対するケアが十分に為されているかを判断するなどして、その上でクレーム対応の適切な方法やクレームに対する考え方も知っておくべきです。
そこで本記事では、クレーム対応の強いストレスでメンタルが病みそうな方に対して、参考になりそうな情報をお届けしていきますので、ぜひ、参考にしてみてください。
クレームのストレスを理由に辞めていい理由とは?
クレームのストレスが原因で辞めてもいいのは「仕事にも人生にもプラスにならないストレスだから」という理由だからです。
クレームのストレスが仕事にプラスにならない理由
- クレーム対応したところで客から感謝されないのでまったくやり甲斐がない(出来て当たり前)
- 日本には「チップ制」がないので客に誠実に対応にしても利益にならない
- クレーム対応をこなしても社内評価や昇給にはつながりにくい(出来て当たり前、他人に押しつけた方がマシ)
- クレーム処理自体が無駄な仕事なのでやり甲斐・達成感につながらない
- クレーム対応をこなしてスキルが身につかない
これが「経営者の理不尽な指示」「ノルマのストレス」「納期のストレス」であれば、達成した時のやり甲斐や評価にもつながりますし、逆に仕事でだらけないためのメリハリにもつながります。
ところが、クレームのストレスに関してはそれらが一切ありません。
つまり、仕事上無駄なストレスとしかならず、わざわざ抱える必要がないわけです。
ですが、日本では「お客様は神様=お客の奴隷」という過剰なサービス精神があるので、このおかしさに気づいて改善しようとする動きはありません。
その証拠に、ブラック企業と呼ばれる会社はクレーム対応の多い小売業や飲食店などにとくに多く、いかにクレーム対応のストレスが無駄なものかわかりますね。
本来、過剰なクレーム対応は一切必要ない仕事であり、あくまで企業側が”善意”でやっていること、つまり「ボランティア」ですので、辞めたくなるのは当然の心理です。
クレームのストレスを理由に辞めていいケース
「クレームのストレスを理由に辞めてもいい」とは言っても、それはケースバイケースです。
たとえば「クレーム対応が嫌だから」「クレーム対応が出来ないので辞めたい」という場合は、人並みにクレーム処理が出来る程度には仕事を続けたほうがいいです。
ただし、以下のような場合や、クレーム対応が人並みに出来てもストレスを抱えているような方であれば、辞めてしまっても問題ないでしょう。
上司(店長・マネージャー・本社)が非協力的な場合
「クレーム対応でのストレス」について、上司(店長・マネージャー・本社)が非協力的な場合は、辞めてしまっても問題ないでしょう。
大手企業であればマニュアル自体はしっかりしていることが多いですが、必ずしも上司がクレーム対応について手伝ってくれるとは限りません。
意地の悪い上司の場合「クレーム対応なんて出来て当たり前でしょ?」「余計な問題を上に上げてくるな」と、クレーム対応についての報告や相談を嫌がることすらあるので、その場合は「部下を育てる気がない」「会社の問題・課題を解決する気がない」と思っていいでしょう。
また、単に人手不足・忙しさのせいでまともにクレーム対応が出来ない会社である可能性もあるので、どの道辞めたほうが身のためでしょう。
メンタルヘルスケアがしっかりしていない会社の場合
「クレーム対応はストレスの多いもの」というのは当たり前の事実ですが、その対応法について、日本では企業や社会全体での取り組みが行き渡っていません。
とくに注目しておきたいのが「社員・従業員のメンタルヘルスケアがしっかりしているか?」という部分ですね。
大企業であれば電話での相談やカウンセリングを行っていたり、あるいはそこまでしなくても上司が相談に乗ってくれることもあります。
ただし、日本の企業や臨床心理学やカウンセリングの重要性が今ひとつ知れ渡っていないため、メンタルケア・メンタルヘルスがしっかりしていない企業もまだまだ多いのが現状です。
企業の社風が「自分でどうにかしろ」「クレーム対応なんて出来て当たり前」という社風であれば、追い詰められても助けてくれない会社なので、これも辞めてしまっていいでしょう。
客層が悪い・理不尽なクレーマーが多い仕事の場合
クレームを理由に辞める際に考えておきたいのは「客層が悪すぎて理不尽なクレーマーが多すぎる」という、自分一人ではどうこう出来ない問題を抱えているケースですね。
客層が悪くて理不尽なクレーマーが多い場合に起こる事例
- 店で土下座・賠償金の要求など(業務妨害レベル)
- お客の家まで菓子折り持っていって謝罪。交通費・菓子折り費用は自己負担(本来、ここまでする必要はない)
- 接客態度を非にして値引きや優遇を要求してくる(ヤクザ式オラオラ交渉)
こういった理不尽なクレームは、本来警察や弁護士に相談しても問題ないレベルの案件なのですが、従業員にこのレベルのクレームの対応を押しつけてくるのは間接的なハラスメント行為(パワハラの「過剰な要求」に値する)と言ってもいいので、自信を持って辞めてもいいでしょう。
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単に、本社が警察案件や弁護士案件などの面倒事を背負いたくないだけですからね。
法的問題レベルのクレームで従業員を守ってくれない会社は「社員を大事にしない」「社員を守る気がない」と言っているようなものなので、辞めてもOKです。
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クレームのストレスに耐えきれないなら早めの転職活動を
以上のように、クレームのストレスは抱えるだけ徒労に終わるだけですので、辞めてしまっても問題ないでしょう。
第一、多くの企業が「クレームは汚れ仕事だから下の人間や外部の会社に押し付けろ!」という態度が透けて見える時点で、クレーム対応が価値のない仕事であることは明白です。
もし、あなたが「違う!クレーム対応はやり甲斐のある立派な仕事だ!」「クレーム対応後にお客に感謝されるのが気持ちいい」と感じているのであれば天職かもしれませんが、そうでなければ向いていない上にストレスも人一倍多くなるはず。
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クレーム処理に強いストレスを感じ、やり甲斐も感じないのであれば、早めに転職活動を行っておき、もっといい企業でやり甲斐のある仕事をしましょう。
転職エージェントを有効活用しておくとベスト
とはいえ、クレーム対応で仕事を抱えている方は「自分の経歴で転職なんて出来るのか?」「クレーム対応の経験で転職しても、またクレーム処理しなければいけないのか?」とお悩みのはずです。
そこでオススメしたいのが「転職エージェント」で自分に合った転職先をプロに紹介してもらうことですね。
転職エージェントとは、プロのアドバイザーが相談に乗ってくれた上で、自分に合った転職先を紹介してくれます。転職エージェントでは8割以上が「非公開求人」という一般には公開していない優良求人ばかりなので、クレームでストレスを抱えるような理不尽な仕事は少なめでやり甲斐のある仕事も見つけやすいです。
しかも転職エージェントは無料で利用できるのですが、それは企業側が費用を負担しているからであり、それだけ従業員を大事にする会社が多いということ。
クレームのバカげたストレスから抜け出し、もっとやり甲斐や達成感のある仕事に挑戦したい方は、ぜひ転職エージェントを使ってみてください。