DTPデザイナーがクラウドソーシングで一ヶ月副業で働き続けた結果…。驚愕の事実が判明

私は31歳の主婦です。

26歳までDTPデザイナーとして働いていました。

最近は子育ても落ち着き、デザイナーとしての勘を取り戻すために、クラウドソーシングというネットで仕事の受注できるサービスを利用してみることにしました。

そして、一ヶ月間私がクラウドソーシングでDTPデザイン案件を受注し続けた結果。

クラウドソーシングの恐るべき実態がわかりました。

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クラウドソーシングの実情

私が利用したクラウドソーシングは「Lancers」「CrowdWorks」の大手2社でした。

一ヶ月間毎日、家事と子育ての時間以外、おおよそ8時間ほど仕事していました。

作業時間は実制作の時間のみで、案件探しの時間は含みません。

一ヶ月間無心で働くと、驚くべき実態がわかってきました。

結論から言うと、

デザイナーはクラウドソーシングではまったく稼げません

一ヶ月間の成果や作業量を公開します。

応募案件:60件(ロゴ45、チラシ15。すべてコンペ)
採用作品数:4(ロゴ3、チラシ1)
実作業時間:240時間(30日×8時間)
獲得報酬:約6万円

はい。時給換算すると250円ですね。

………

ふざけんな!ボケエェ!
パートのおばちゃんした方がマシだ!

ちなみに、案件を探している時間と作品アイデアを考えている時間を含めると、もっと時給は下がります。

なぜこのようなことになってしまったのか、反省も踏まえて紹介します。

コンペ案件が酷い

私はすべてコンペ案件を利用しました。

コンペ案件とは、クライアントが募集文を募って、受注者が応募した作品の中からクライアントが選ぶという形式ですね。

作品が選ばれなかったら一円にもなりません。

もうこれ、実務のコンペやコンクールを考えたら、ありえませんからね。

代理店通した案件なら100万クラス、有名所のコンクールも採用で賞金10万です。

しかし、クラウドソーシングはロゴが1万、チラシが3万。

良い案件でもロゴ~5万、チラシ~7万ほどが相場です。

しかもチラシ案件ですと、一から配置考えないといけないので、実務のレイアウト決っているクライアントの案件からすればかなり時間がかかります。

クライアントが酷い

原則的に、コンペ案件はクライアントの募集文を読んで進めていくんですが、それだけ読んでクライアントの要求を満たす作品つくるって無理です。

これって実質的に運ゲーなんですよね。

エスパーじゃなきゃ相手の気に入る作品つくるなんて無理ですからね。

本職DTPデザイナーで働いていた頃は、こんな適当な発注は考えられませんでした。してきたとしても営業がしっかり調整してくれますし、クライアントと話し合って決めるのが普通です。

一応、連絡・相談もできるようになっているんですが、そもそも質問すら思いつかないぐらい、相手の発注が漠然としていて適当です。

ていうか、ぶっちゃけ「なんでもいいから提案して」っていう、デザインにこだわりも理解もない発注者ばっかりなんですね。

また、クライアントの発注者・業者としての意識も著しく低く感じます。

私が見た案件でとくにひどかった受注内容の例を見てみましょう。

  • テンプレちょっと改変しただけの依頼文
  • 必要な制作指示(フォーマット・ファイル形式など)の不足
  • 用意文章なし、訴求文・キャッチフレーズまで考えさせる
  • 自分で画像用意しない
  • 挙句に著作権侵害の推奨

質の悪いクライアントが知識皆無どころか、ネット事業・コンテンツ産業に関わる者として最低限の知識・マナーすらありません。

ひどい場合は日本語すらまともに使えないクライアントもいます。

もはや、地獄です。

まともな社会人経験ない発注者も多いのでは?と疑いたくなります。

下請けスパイラル

私が笑ってしまったのは、デザイン制作会社がクライアントとして、クラウドソーシングでコンペ募集していたことです。

いや、オタクらデザイン制作会社でしょ?
広告代理店じゃないよね?
だったら、自社で作れよ!
そんな適当なことやってたら会社の信用なくなるぞ!
もうこれわかんねえなあ!

…って感じです。

おそらくですが、自社内で回らない仕事のアイデアの募集、あるいはそのまま修正してクライアントに納品…という形だと思いますけどね。

デザイン会社に務めていた私からすれば、ちょっと信じがたい現象でした。

とはいえ、非常に効率良いやり方なので、会社名出さないで似たようなことやってる会社はたくさんいると思いますね…。

100万円の案件を、クラウドソーシングで数万でアイデア募集して、その作品をクライアントに提案して気に入って貰えれば、ちょっとした手間で90万近くの利益ですからね。

私でもこの事実に気づいちゃったんで、今後のクラウドソーシングは技術職の下請けスパイラル最底辺として、搾取され続けることでしょう。

結論:仕事には信用できる相手が大事!

結論から言えば、やっぱり匿名同士の仕事だと、それなりの仕事しかできないという事が、身にしみてわかりました。

クラウドソーシング・テレワークにしても、たとえ顔も名前も知らない相手でも、お互いの能力や要求を把握しあって、信用を築かないとまともな仕事にならないんだなあ…と思い知らされました。

クラウドソーシングでコンペ案件に募集し続けるのって、求人情報もわからない就職先に履歴書なしで作品だけ応募しまくってるみたいなもんですからね。

デザイナーとして、そして人間としてまともにお仕事したいんなら、クラウドソーシングの利用はやめておきましょう。時間の無駄です。

主婦にはデザイナー向けの派遣求人がおすすめ

そんなわけで、私はクラウドソーシングに見切りをつけ、派遣社員雇用で時間の融通の利く勤務先を見つけました。

その際に利用したサイトはマスメディアンというサイトです。

コンサルタントに「子育てがまだ不安定で空いた時間に仕事したいけど、将来は現場復帰したい」と相談すると、私の要望に答えてくれてる仕事を紹介してくれました。

結婚・出産で勤務時間を調整した主婦層には、まさにうってつけの転職サイトです。

クラウドソーシングと違って、紹介先には名の通った信用できる大企業も多いので、是非利用してみてください。

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