デザイナーからの転職はどんな仕事がおすすめ?デザイナーから転職する際に後悔しないコツとは?

転職アドバイザーのヒビキです。

以前の記事では「辞めたい・向いていないと考えているデザイナー」に向けて書きました。「本当に辞めるべきどうか?」で悩んでいるのでしたら、まずはこちらじっくりお読みください。

この記事では「デザイナーを辞めようという決心は固まっている」という方に向けて、具体的なアドバイスや選択肢をご紹介していきます。


「デザイナーから他の職種に転職したいけど、どんな仕事があるかわからない」
「デザイナーから異業種へ転職したいけど、あまり他の業界について詳しくない」
「今までデザイン一筋で生きてきたから、他の仕事に就くイメージができない」

デザイナーに限らず、クリエイター職のような「好きなことを仕事にしてきた」という人にはかなり多い悩みです。しかし、そういった悩みのほとんどが「他の仕事は〇〇だ!」と決めつてしまっているからこそ、浮かんでくる不安でしかありません。

世の中にはたくさんの仕事があり、行動次第で未来はいくらでも切り開けます。事実、デザイナーから他業種や思いもよらない仕事に転職を成功させている人は少なくはありません。たとえば作家の「京極夏彦」さんは、元グラフィックデザイナーであることは非常に有名ですよね。この例は極端ですが、デザイナーであっても行動次第で転職先は無数に広がります

とくに最近は一つの仕事が出来るプロフェッショナルよりも「色々な業務がそこそこ出来る器用な人材」の価値のほうが高くなってきています。そういった事情もありますので「デザインが出来る+〇〇が出来る人材」というキャリアプランニングは非常に有効な選択肢だと言えるんです。

そういった点も踏まえ、今までの経歴を無駄にしてしまわないためにも「デザイナーからの転職」について、一歩踏み込んで考えていきましょう。

デザイナーからの転職先はどうするべきか?

デザイナーの方が転職する場合は、主に以下の方法が現実的な選択肢となってきます。

・デザイナーからの転職先の分類

  • デザイナーの経歴を捨てて、未経験職に一からチャレンジする
  • 異業界にデザイナーの経歴を活かして転職する(広告代理店→WEB制作会社)
  • デザイナーの経歴を活かして、デザイナー以外の職を目指す(企画・営業・広報など)
  • フリーランスとして独立する

デザイナーになって1〜2年以内であれば経歴がそこまで高く評価されないため、思い切って未経験職を選ぶのもありです。あるいは仕事内容があまりにきつい場合は、もっと自分の働き方や能力に合った転職先を見つける選択肢もありでしょう。

しかしそうでない場合、とくにキャリアアップ転職が可能となる20代後半〜30代前半の方に関しては、一度今までの経歴をしっかりと棚卸しして、今後のキャリアプランニングを冷静に考え直したほうが良い結果につながるでしょう。

デザイナーから未経験職に転職する場合

ご紹介したとおり、デザイナーに向いていない・キツイと感じる方が早期退職(3年未満が目安)される場合は、思い切って未経験職にチャレンジするという選択肢が一番です。

というのも1〜2年程度の経歴ですと、転職の際に十分なアピールがしにくいからです。一般的に1〜2年以内の退職は「第二新卒」と分類され、新卒〜中途採用者の間の区分として扱われます。この層のメリットは「未経験職に就きやすくなる」ことですので、デザイナーを辞める決心がついているなら思い切って行動してみましょう。

関連:既卒・第二新卒は就職・転職に有利って本当?既卒・第二新卒が企業に求められる理由を解説!

ただし、制作実績が豊富なデザイナーの方や、あまりにブラック過ぎて労働時間が長過ぎる方の場合は、職場を替えるだけで待遇がまともになる可能性もあります。

ですので、デザイナーとして続ける意志があるのであれば、1〜2年以内の同業界への転職も十分ありと言えるでしょう。とくに大手広告代理店や大手の制作所勤務であれば、十分過ぎる経験を積んでいることもあるので、冷静に見極めましょう。

目安としては「ポートフォリオが十分に作れるほどの制作実績があるかどうか?」になります。辞める前に今の職場での制作実績をポートフォリオにまとめておくことも忘れずにしておきましょう。またデザイナーとして挑戦してみたくなった時の保険にもなりますよ。

異業界にデザイナーの経歴を活かし転職する場合

次に、異業界へデザイナーの経歴を活かして転職する場合についてご紹介します。この場合、考えられる転職動機は以下のような分類になります。

・デザイナーの経歴を活かし異業界へ転職する動機

  • 制作や技術力を活かして、よりデザイナーとしての幅を広げていく
  • デザイナーとしての仕事はほどほどに、ディレクションや企画などの管理職立場になる
  • 理想の働き方を実現するために異業界に転職する

これらはどれも「前向きな転職理由」になりますので、アピール次第ではキャリアアップ転職として有効に使えます。「辞めたいから」というネガティブな動機だけでなく「他の仕事に挑戦してみたいから」というポジティブな動機で捉えることも大切ですね。

しっかりと自己分析をし「これからの自分がどう成長していきたいか?」を上手くアピールすることで、成長性のある人材を求めている転職先に採用されやすくなります。逆に自己分析がしっかり出来ておらず、これからの成長方針について曖昧な方ですと、いくら立派な経歴や制作実績があっても不採用が続くことになります。

異業界への転職であれば、たとえば「広告業界→WEB業界」「WEB制作会社→ゲーム制作会社」「印刷会社→広告代理店」といった転職の仕方が考えられます。もともと、デザイナー・クリエイターは実力主義で向き不向きもある業界ですので、異業種への転職はさほど珍しくはないことでもあります。

考えた方としては「デザイナーとしての転職」ではなく「デザイナーという経歴に、今後どのような付加価値を加えるための転職をするか?」という方針が重要になってきます。

たとえば「紙媒体→WEB」であれば「DTPもWEBもこなせるデザイナー」を目指すという指針が大事になってきますね。あるいはディレクションにも関わりたいのであれば「デザインも企画も出来るデザイナー」という立ち位置を意識することも大事です。

デザイナー以外に転職する場合

「今後デザイナーとしてやっていく気はあまりない…」という方は、思い切ってデザイナー以外の転職先を見つける必要が出てきます。これは一筋縄ではいかないですので、工夫が必要になってきますね。

というのも、他の職種・業界への理解力が必要となり、デザイン以外の経歴をアピールする必要が出てくるからです。

・デザイナー経歴を活かす他の職種への転職の考え方

「元デザイナーとしての営業職」→デザインに関するコミュニケーションの実績を挙げていく
「元デザイナーとしての企画職」→デザインに関する企画に携わった実績を挙げていく
「元デザイナーとしての広報」→デザイン力を有効活用した広報戦力についての実績を挙げていく
「元デザイナーとしての販売」→デザインに関しての販売職を探す必要がある

デザイナーの視点が欲しい企業」「”元デザイナー”だからこその提案力を求めている企業」を探し出す必要が出てきます。ただし、これについては思いもしないような業界・企業がデザイナーの経歴を求めていることが多くなりますので、狙って探し出すのは困難です。

転職エージェントでキャリアアドバイザーの力を借りるなどして、地道に探し出す必要があるでしょう。

フリーランスとして独立する場合

デザイナーの場合は若くしてフリーランスとして独立する方も多く、最近ではネットの記事などでも「フリーランス」を名乗る方も増えてきていますね。ですので「自分もフリーランスになろう!」と考える方も多いでしょう。

ですが、私は安易にフリーランスとしての独立はオススメしません。

というのも「自称:フリーランス」というのは、今どきネットで月数万円稼いでおけば誰でも名乗れる時代だからです。実際にデザインのみで食っているフリーランスがどれだけいるのかと言えば、疑問が残りますね。

また、会社員時代に上手く行った方が独立してみて「今までの自分の評価が”会社のおかげ”だったと痛感した」という方も非常に多いです。ですので、まずは転職して多くの現場や経営者、そして顧客と関わって人脈をつくるなどして「”ビジネスとしてのデザイン”を学ぶ」ということを意識したほうがいいでしょう。

関連:30代フリーランスデザイナーが語る「フリーランスになるべきでない理由」

転職エージェントを有効活用しデザイナーからの転職を成功させよう!

デザイナーからの転職を確実に成功させたい方は、今の仕事と並行して転職エージェントでプロのキャリアアドバイザーに相談しておくといいでしょう。

最近の転職サービスは「エージェント制」と呼ばれ、ほとんどがプロのアドバイザーがキャリアについて助言をしてくれます。また、求人の紹介や職務経歴書・ポートフォリオ作成まで指導してくれるので、転職を考えているなら早めに利用しておきましょう。

デザイナーとしての経歴や経験を活かしつつも、今後のキャリアや働き方を見直したいのであれば、とくに以下の転職サービスが主流です。すべて完全無料で使えますので、気になるものはすべて使っておきましょう。

マイナビクリエイター…WEB・ゲーム系が主流のクリエイター向けの転職支援サービス。クリエイティブ業界出身のアドバイザーが多数在籍。WEB・ゲーム以外にもDTP系の求人もある。ポートフォリオ作成の指導も行っているので、キャリアプランの見直しの意味でも確実に利用しておきたい。

マスメディアン…マスコミ・広告業界専門の老舗転職支援サービス。派遣社員からエクゼクティブクラスまで、柔軟な働き方に対応している。インハウスデザイナーの求人もあり、キャリアアップの可能性も広がる。

シンアド…キャリアアップを考える若手向けのデザイナー転職エージェント。キャリアアドバイザーも美大出身・クリエイター出身のキャリアアドバイザーが揃っており、若手クリエイター向けに特化している。面談箇所は原宿でSkype面談も行っており、デザイナー向けのイメージづくりもバツグン。

シリコンスタジオエージェント…デザイナー向けなら超穴場の”ゲーム業界特化”の転職エージェント。ゲーム業界は男女比が9:1と女性倍率が低いため、意外な案件が見つかるチャンス。大手タイトルも多数取り扱っているエージェントなので、意外性を期待するなら利用しておこう。

詳細記事:ゲーム業界の転職なら「シリコンスタジオエージェント」を絶対に使っておくべき!ゲーム製作会社の運営する本格エージェントのメリットとは?

また、完全にデザイナー以外での転職を考えている方や、どうするべきか悩んでいる方は、大手の転職エージェントを利用して、様々な選択肢を確保しておくといいですよ。

転職コラム

とくにオススメの転職エージェントは「リクルートエージェント」と「DODA(デューダ)」です。

→リクルートエージェントをオススメする理由の詳細はこちら
→DODAをオススメする理由の詳細はこちら

なぜふたつもすすめるのかと言うと、転職エージェントは登録しても必ずしもキャリアカウンセリングが受けられるとは限らないからです。

しかし、大手である「リクルートエージェント」と「DODA」は全国に面談拠点があり、プロのアドバイザーも多数在籍していますので、経歴問わずにキャリアカウンセリング(面談)の予約を受けられる可能性が高めです。

確実に転職を成功させたいなら両方とも登録しておくのが間違いありません。

キャリアアドバイザーとの面談まで行き着けば、様々なサポートを受けられるので、自信のない方でも転職を成功させやすくなります。

転職エージェントは紹介先の企業が費用を負担しているので、転職希望者は最後まで完全無料でサービスを受けられます

ちなみに、転職サービスは法律で無料利用が義務づけられているので、途中で料金を請求されるようなことは一切ありません。

大手二社の転職エージェントは非常に効率よく転職を成功させやすいと評判で、求人数は10万件以上・転職者成功実績も数十万人と、実績もバツグンです。

しかも、3ヶ月間もあれば転職先から内定をもらえるので、今仕事を辞めたい方ならスムーズに転職することも夢ではありません。もちろん、腰を据えて自分のペースで転職活動することも可能で、相談だけでも利用可能です。

転職エージェントは国内でも400以上ものサービスが存在し、選ぶのが大変になってきています。

それぞれにメリットやデメリットがありますので、興味のある方は当サイトの情報を参考にしてみてください。

転職エージェントの登録方法

転職エージェントの登録はスマホ・PCからですぐに手続きが完了するので、興味があるなら今すぐ登録しておきましょう。

転職はタイミングが重要ですが今は景気がよいおかげで優良求人多め・転職が成功しやすいので行動は早めにしておくべきです。

転職エージェントの登録は個人情報の入力の他に、フォームに沿って簡単な職務経歴を記入していくだけですので、5分もあれば登録は完了します。

後日、面談の日程についての連絡が来るので、スムーズに対応しておきましょう。

転職エージェントを上手く活用するマル秘テクニック

最後までお読みいただいている方に、転職エージェントを上手く活用するマル秘テクニックを少しだけご紹介しておきます。

・転職エージェントでより優遇されやすくなるコツ

  • 登録段階で「すぐに・3ヶ月以内に転職したい」と入力して意欲を見せておく
  • 職務経歴などの個人情報をこまめに記入しておくと、優良求人の案内を受けやすくなる
  • 気になる求人に応募だけでもしておくと、スカウトされる確率が高くなる
  • 登録後にサイトにログインしたりメールの求人をクリックして閲覧するだけでも、キャリアカウンセリングを受けやすくなる

転職エージェントは無料で誰でも登録できる分、冷やかしや意欲の低い人もたくさん登録しているため、必ずしも面談の招待を受けられるとは限りません。

とくに「登録して後は待つだけ」という人は、連絡が来ない可能性もあります

しかし、転職エージェントの仕組みや事情をよく理解した上で、上記のコツを試せば、より有利な条件を引き出しやすくなるのは間違いないので、本気で転職を成功させたい方は登録して試してみてください。

詳しくは以下の記事にもまとめていますので、もし数日以内に面談の案内が来ない場合は参考にしてみてください。

転職エージェントの面談に呼ばれやすくなるためには?→転職エージェントから面談の案内が来ない原因と見直すべきポイント

今の仕事に不満のある方は、転職エージェントをかしこく活用し、より良い転職を成功させてください。

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