「MBTI系の診断ツールでENFP(広報運動家)が出た…」
「ENFPの自分に向いてる仕事が知りたい!」
「INFJの強みが活かせる職業が知りたい!」
このようにお考えではありませんか?
MBTI公式著書「MBTIのいざない」では、ENFPが惹かれやすい職業として「研修講師などの研修のスペシャリスト」が紹介されています。逆に惹かれない職業としては「小学校教諭」が紹介されています。仕事に関するモチベーションとしては「他者と関わったりアイデアを引き出すことを好む」とされています。
「広報運動家」という名の意味する通り、企業の企画職やマーケティング職、クリエイターやアーティストと関わるディレクターなど、他者との関わりの中で他人のアイデアを引き出す仕事には惹かれやすいと言えるでしょう。
この例のように、本記事ではENFP(広報運動家)に向いている仕事と向いてない仕事について、向いていると言える根拠からその仕事内容の簡単な紹介まで交えて、適職選びに悩んでいる方にとって本当に参考になる情報をご提供していきます。
※注意事項:弊サイトでのMBTIに関する記述は、MBTI理論を基に作成されたと推測できる「無料性格診断テスト | 16Personalities」などのMBTI類似ツールの診断結果をもとに適職探しや自己分析している読者向けに編集しております。文言内容や適職候補の選定は「MBTIタイプ入門」「MBTIのいざない」などの公式書籍を参考に、独自の調査結果や解釈も交えて読者の皆様にご紹介しています。より正確な診断やMBTIの活用法については公式団体である「一般社団法人 日本MBTI協会」の記載情報を参考にするなどして、あくまで「判断材料の一つ」としてご覧いただきますようお願い申し上げます。
ENFP(広報運動家)に向いてる仕事は?
ENFPは、自分の周囲の人々に対する感受性が鋭く、現在や先々のことを洞察によってとらえます。人々や集団がどのように動こうとしているのか瞬時に察知し、熱意を持って彼らにとって大切なことを達成するための思いを語るため、説得力があり人を惹きつけます。
そのため、広報運動家の名の通り熱意で人を魅了して周りを動かす仕事に高い適性があると言えるでしょう。
上記のようなENFPの特徴を踏まえた上で、向いてると言える仕事は以下の通りです。
- コーチング・インストラクター
- 社会起業家
- 自己啓発セミナーの講師
- 生涯学習インストラクター
- アートディレクター
- 広告ディレクター
- ゲームプロデューサー
- 映画監督
- スポーツコーチ
- スポーツインストラクター
- 芸能人
他人が求めてるものを察する能力が高いため、コーチ・インストラクター全般には高い適性があると言え、その他にも影響力を駆使して人を動かす芸能業やディレクター・プロデューサー職にも適性があるはずです。
ENFPに向いてる代表的な職業について解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
コーチング・インストラクター
個人の持っている能力や可能性を引き出し、それぞれの目標達成を実現させるのがコーチングインストラクターの仕事です。
漠然とした個人の悩みから、企業研修のフォローアップまで、依頼されるテーマは非常に幅広いです。たとえば、管理職に就いたばかりの人に対しては、その職務に見合った仕事ができるようになるためには、現在の自分に何が足りないのかを一緒に考えたりします。また、成果が上がらない原因が人間関係にあれば、改善策を考え、克服に向けて一緒に取り組んでいくこともあります。
人間関係や人の感情に対する洞察力、人を動かす指導力が必要とされるため、ENFPにとっては天職となり得る仕事だと言えるでしょう。
社会起業家
福祉、医療、金融など社会に存在する様々な課題にビジネスという手法を使って取り組む。低金利無担保融資により貧困層の自立を促すという手法で2006年にノーベル平和賞を受賞したバングラデシュのグラミン銀行総裁、ムハマド・ユヌス氏などが有名。
自己啓発セミナーの講師
現状維持に満足しない人や、キャリアアップを目指したい人に、業務研修とは異なる内容で自分を高めるための講義などをする。色々な形のセミナーがあるので、就業者数は不明。生涯学習と称する場合も多い。カルチャーセンター等で教えたり、企業に一定期間講師として招かれたりする。
生涯学習インストラクター
生活・趣味の多様化や高齢社会を背景とする余暇時間の増大など、生涯学習の需要は高い。様々な生涯学習を推進・指導するために創設された。全国に56の生涯学習インストラクターの会がある。生涯学習センターや公民館で学習活動の指導者として活躍。都道府県や市町村教育委員会が主催する公開講座などの講師依頼もある。
アートディレクター
広告企画、特にグラフィック系の広告の監督兼チームリーダーと して制作過程における視覚的表現の責任を負うのがアートディレク ターだ。クライアント(顧客)やプロデューサーなどと広告の方向 性を考え、撮影現場に立ち会い、CM プランナーやデザイナー、ス タイリスト、カメラマンなどに指示を与え、作品を完成させていく。
広告代理店やデザイン事務所に就職し、グラフィックデザ イナーとして経験を積もう。
まずは、広告代理店やデザイン事務所に就職し、グラフィックデ ザイナーとして経験を積んでから、アートディレクターになるのが 一般的である。ちなみに、このアートディレクターの仕事は、紙媒 体はもとより、映像やグッズなどさまざまな分野にまたがっている
広告ディレクター
広告制作にあたり広告主との折衝を行い、広告主の意思に沿った広告を制作するよう制作部門等を指揮・監督する。広告会社に勤務する場合が多い。マルチメディアなど新しい広告媒体への対応が望まれている。広告ディレクターとなるために特に必要な学歴、資格はないが、通常広告会社に入社後、実務経験を積んで広告ディレクターとなる。
ゲームプロデューサー
ゲーム業界は日本の産業を代表するまでに成長している。家庭用 ゲームソフトをはじめ、アーケードゲームや携帯型ゲーム、さらに は交流サイト (SNS)内で遊べるソーシャルゲームなど、さまざ まなゲームを制作するスタッフを統括し、速やかに商品を市場に送 り出すのが、ゲームディレクターやプロデューサーの役割だ。
1本のゲームがユーザーの手元に届くまでには、ゲームプランナ ーやゲームグラフィックデザイナー、プログラマー、サウンドクリ エーターなど、それぞれの専門分野を持ったスタッフが大勢関わっ ている。ゲームディレクターは、この開発チームの監督役として、 ゲーム制作の指揮をとり、それぞれの担当に指示を出しながら、消 費者にウケるゲームに仕上げていく。
一方、ゲームプロデューサーは、ディレクターよりもさらに広い 視野で制作の流れを管理する。具体的には、ゲームの企画決定から スタッフの招集、制作にかかる予算と日程の管理、さらには広告戦 略まで、ゲーム制作のすべてを統括する。ただし、小規模のゲーム ソフトの制作プロダクションでは、ゲームディレクターとプロデュ ーサーを明確に区別せず、兼任している場合も多い。
コンピューターやデザインが学べる学校で基礎を身に付け、 ゲーム会社に就職しよう。
ゲームに対する好奇心と専門知識、スタッフをまとめるコミュニ ケーション能力、リーダーシップが求められる仕事だ。ゲームディ レクター・プロデューサーの仕事はゲーム会社ごとに大きく異なる。 自社ですべて開発を行なう会社もあれば、下請けの会社に開発を発 注することもある。会社によってゲームディレクター・プロデュー サーの中にはゲームプランナーとしての仕事をする人もいる。
特に必要とする資格はない。まずは、ゲームのプログラミングや デザインを学べる専門学校や大学などで基礎や知識を身に付け、そ の後、ゲーム会社や制作会社に就職する。そこでプログラマーやプ ランナーとして経験を積みながら、ディレクターやプロデューサー を目指そう。
映画監督
映画制作において、現場作業のすべての指揮をとるのが映画監督 の仕事である。題材・脚本・セット・大道具・小道具・衣装・ロケ ーション・役者の演技にいたるまですべての決定権を持つ。
映画の企画や資金集め、あるいはキャスティングなどはプロデュ ーサーが行なう場合が多いが、新人監督の場合はそれさえも自ら行 なう人がいる。映画制作におけるすべての決定権を持つため、自分 の思うとおりの映画制作ができる半面、資金集めには苦労すること が多く、また、公開されてからも映画の評価が芳しくなければ、そ の批判の矢面に立たされる立場でもある。
魅力的な映像をつくり出す芸術的才能が必要であるとともに、数 多くのスタッフを取りまとめる統率力、さらには俳優やスタッフに 自分の意図を正確に伝えるコミュニケーション能力が不可欠だ。
最近では、こうした能力を持った著名作家や脚本家、俳優、コメ ディアン、タレントなどが映画監督としてデビューするケースが増 えており、大きな注目を集めることがある。
映画会社に就職して修業を積むか、独自に小さな映画を撮 ってコンテストに応募してチャンスをつかもう。
映画監督になるには、さまざまなケースがあり、一般的なルート は存在しない。しいていえば、映画会社や映像制作会社に入社し、 テレビや映画の撮影の現場でアシスタントとして仕事をすることか ら始めるか、自分で小さな映画を撮ってコンテストに応募し、入選 するなどして名声を高めていく方法の2つが考えられる。
どちらの場合でも、映像系の大学や専門学校で映像制作の基本を 学んだ人が多い。ただし、学校で学んだからといって映画監督にな れるわけではなく、才能のあるごく一握りの人しか映画監督になる ことはできない。ほとんどの人はなりたくてもなれないのが現実だ。
とはいえ、最近は CG クリエーターとして活躍する延長で、映 画作品をつくる人が出てくるなど、映画に対する強い情熱があるな らば自分の得意な分野を生かして映画監督になれる可能性も出てき ている。
スポーツコーチ
ちなみに、スポーツ医学に関する職業として、最近注目されているのが、ストレングスコーチやメンタルトレーナーだ。
ストレングスとは「力」「体力」などを意味する英単語で、ストレングスコーチは、選手の筋力・パワー・筋持久力のみならず、スピード、バランス、コーディネーションなどの筋機能が関わるすべての体力要素に不可欠な能力を高める手助けをするのが主な役割だ。
一方、メンタルトレーナーは、心理学をベースにして選手の精神力(メンタル面)を向上させ、目的達成へと導くのが主な仕事となる。
また、スポーツ選手をはじめ、緊張や不安を抱えながらも目標を達成したいと考えている人を、心身両面からサポートする役割を担っている。
スポーツインストラクター
フィットネスクラブなどで、会員それぞれに合ったトレーニング プログラムを作成し、指導やアドバイスを行なうのがスポーツイン ストラクターの仕事。フィットネスクラブのようなスポーツ施設に 所属するのが一般的。
体育系の学校で指導法を学び、各商業スポーツ施設の採用 試験を受けよう。
商業スポーツ施設で働くには、体育系大学や専門学校を卒業して おくのが近道。また、日本体育協会が実施するスポーツプログラマ ーやフィットネストレーナーなどの資格を取得しておくと有利だろ う。スポーツクラブなどでフィットネスの維持や向上のための指導 や助言を行なったり、実際にトレーニングを指導するための資格だ。
芸能人(タレント)
タレントとは、一般によくテレビやラジオに出演して収入を得て いる人のことで、歌手、俳優、芸人などという特定の枠でくくりに くい場合に、タレントと呼ぶことが多い。またコメンテーターとし て活躍している医師や弁護士、評論家なども含む。
「社交的で、仕事で得た知識をうまく人に伝える能力があれ ば、コメンテーターとしての道が開けるチャンスがある!
俳優、歌手、芸人などのいわゆる芸能人からタレント業へと幅を 広げるケースが多いが、芸能人以外にも、スポーツ選手、アナウンサー、あるいは医師や弁護士、作家などからタレント業に進出する 人も多い。社交的で、仕事で得た知識をうまく人に伝える能力があ れば、コメンテーターとしての道が開けるチャンスがある。
ENFP(広報運動家)に向いてない仕事は?
ENFPはストレスの強い環境下にあると「注意が散漫になり集中できなくなる」「最後までやり通せなくなる」「決定に反発的になる」「締め切りや手順を無視する」といった傾向が出やすくなると言われています。
また、性格的な強みとして「人当たりの良さ」「制約にとらわれない」「他者に支持的で協力が得られやすい」といったものもあるので、一人で黙々と作業に打ち込む仕事や裏方仕事、また融通の利かない組織でアイデアが尊重されずに決まり切った指導を行う仕事は向いてないと言えるでしょう。
上記の特性を踏まえた上で、ENFPにとって適性が低いと思われる仕事をいくつかご紹介していきます。
小学校教諭
「MBTIのいざない」ではENFPが惹かれない職業として「小学校教諭」が紹介されています。
地方公務員
上述の小学校教諭も含まれることとなる「地方公務員」もENFPには向いていないと言えます。
地方公務員の仕事は一見、住民に寄り添う仕事かのように見えて、実際はクレーム対応や事務処理を行うことが大半なので、ENFPにとっては非常にストレスの多い仕事だと感じるはずです。
また、地方公務員全体が組織構造上、職員全体に熱意がなくなりがちで、なおかつ、ENFPが苦手とする「スケジュール通りに決まり切った仕事を行う」ことが評価基準となりやすいので、ENFPにとっては苦痛と感じやすい仕事だと言えるでしょう。
事務職
エンジニア
典型的な「一人で黙々と作業を行う仕事」の代表格であるエンジニアもENFPには不向きでしょう。
ただし、現職でエンジニアやプログラマーとして活躍しているENFPであれば、今までの経験やスキルを活かして「ITコンサルタント」「IT営業」など、人を動かすスキルと技術力・専門知識を活かしたポジションでの仕事でさらなる適性を発揮できる可能性は十分に考えられます。
元々、エンジニアであっても技術力だけではなくクライアントや社内の人間と良好な関係を築き上げる能力も必要な仕事なので、エンジニアとしてのキャリアを歩んでいるならENFP本来の強みを活かせる働き方を見つけ出してみましょう。
職人
ENFP(広報運動家)が理想の転職先を見つけ出すコツ
専門性を重視するよりは熱意で人を動かすことを意識する
専門性を重視する必要のある「研究/開発/技術職」と言った仕事よりは、熱意で人を動かす必要のある「営業/マネージャー/ディレクター/インストラクター/コーチ/コンサルタント」などの仕事に就くことを意識しましょう。
他のタイプと比べると、黙々と作業に打ち込むことが好きな「I(内向型)」、分析能力に優れている「T(思考)」よりは、ENFPは他者と関わることに強みを持ちます。自身に足りない専門性や技術は、他人を動かすことでカバーしましょう。
組織での仕事にとらわれないでボランティアや副業で実績を作っておく
ENFPは型の決まり切った組織で卒なく仕事をこなすよりは、アイデアを出したり創造的な仕事が得意です。ですが、その個性を活かせる会社は現実的にはそう多くありませんし、何より意見を通す実績が必要になってきます。
ですので、今の職場で適性が発揮できていないと感じているのであれば、本職にとらわれないで副業/趣味/ボランティアで仕事につながる実績を出しておくという考えも重要になってきます。
元々、ENFPは他者に情熱的に接して巻き込む力を持っているので、直接的な転職活動を行わなくても仕事以外の活動で築き上げた人脈から、何かしらの仕事に巡り会えるかもしれません。