「フリーターだけど、仕事も人生も楽しくない!」
私には、こう悩んでいる時期がありました。
フリーターというと「夢を追ってやりたいことやって働いている!」だとか「自由な時間で楽しんでいる!」だとか「好きな仕事を自由に選べる!」だとか、思われがちです。
が、実際はやりがいもクソもない”誰でも出来る仕事”を安い給料でこなし、お金もないのでそんなに遊べない…というのが、実情ではないでしょうか。
フリーターになる人も、だいたいは「就活に失敗して、仕方なくフリーターやってる」だとか「生活のために空いた時間で働いている」だとか「ニートや無職よりマシなのでとりあえずフリーター」だとか、そういう人ばっかりで刺激も張り合いもありませんからね。
なので、フリーターの仕事が楽しくないのは当たり前です。
「仕事なんか全部楽しくない!」と言われればそれまでなのですが、それでも「やりがいのある仕事」だとか「それなりに楽しさも感じられる仕事」というのも、間違いなく存在します。
当記事ではその点も踏まえて、フリーターが仕事を楽しく感じない理由について説明していきます。
フリーターの仕事が楽しくない理由
私がフリーター時代の経験を顧みて「楽しくない…」と感じた理由は、ざっと以下の通り。
- 給料が安いから
- 周りからの刺激が少なく、張り合いがないから
- 「誰でも出来る仕事」「毎日、同じことばかりの仕事」だから
- 責任を問われないので、やりがいや達成感を感じにくい
- 将来性を感じない・先が見えないから
これらの理由を掘り下げていけば、転職活動の動機にもつながりますので、自分の心境と照らし合わせてお読みください。
給料が安いから
フリーターが楽しくない最大の理由は「給料が安い」からでしょう。
厳密には「努力しても給料が上がるわけではない」と言えますね。
これが正社員の場合、年ごとの昇給査定であったり、ボーナスであったり、あるいは営業職なら成果報酬(インセンティブ)もあるので、給料が上がっていく楽しみやボーナスを使う楽しみがあります。
一方で、フリーターの場合は「一応、昇給制度用意してますよ^^」という感じですので、せいぜい時給+50円とかその程度です。
給料が上がればまだマシな方で、基本的にフリーターの給料を上げようだなんて会社は少ないです。
それがなぜかと言うと、フリーターの給料を上げなくても、いくらでも代わりはいるからです。
フリーターの給料が上がるにしても、法改正で最低賃金が変わったり、あるいは人員不足の求人のために一時的に上げる場合ぐらいで、本人の仕事の成果や努力は一切関係ありません。
企業や組織というものは、個人の意志や良心、あるいは努力など関係なく「そういう風に動くように出来ている」ので、これは理不尽ではありますが、もう仕方ありません。
ですが、私みたいな「己の有能さを仕事に活かしたい」という欲求の強い人間ですと、これが非常に「楽しくない…」と感じるのです。
別に私が有能だと言っているのではなく「自分の実力を試した上で、それが成果や評価としてしっかり反映される仕事がしたい」という意味です。
周りからの刺激が少なく、張り合いがないから
フリーターが楽しくない理由は「周りからの刺激が少なく、張り合いがないから」でしょう。
フリーターになる人の大半は「正社員になる気もない、かといって無職だと困る」だとか「正社員になれなかったから」だとか「高校・大学中退したからしょうがなく」だとか、それぐらいの意識で仕事している人ばかりです。
また、趣味やプライベートの話も「職場のあいつが嫌い~」だとか「パチンコが~」だとか「恋愛や風俗が~」だとか、そういう内容ばかりで仕事に対しての意識は低く、刺激に欠けます。
周りがそういう意識の低い底辺人間ばかりですと、自分のレベルも下がってくるというのは、あながち間違いではありません。
別にそれ自体は悪くない…というか、社会全体が「意識の低い人を非正規として搾取しておきたい」という方向に向かっているので、一定数わざとそういう人を生み出している側面もあります。
…が「あいつらと自分は違うんだ!」と思って周りを見下してみても、そこから抜け出す努力をしなければ、結局は自分も同じ人種でしかないことは、ゆめゆめ忘れないように。
「誰でも出来る仕事」「毎日、同じことばかりの仕事」だから
フリーターの仕事とは、原則的に「誰にでも出来る仕事」「毎日、同じことを繰り返す仕事」です。
そのような仕事だからこそ、いつ辞めるかわからないような人間でも、採用されるのです。
そんな仕事が楽しいかどうかを考えれば、つまらないに決まっています。
なぜなら、すぐに業務内容を習得して、成長の限界を迎えてしまうからです。
通常、これが正社員であれば、そこからさらに新しい仕事を任せられますが、フリーターであればせいぜい「現場のリーダー」止まりです。
…一度冷静に考えてほしいのですが、今のフリーターの仕事を定年退職までずっと繰り返すことを思うと、嫌になってきませんか?
フリーターであり続ける限り「仕事の限界=自分の成長性の限界」は、見えきってしまうのです。
だから、フリーターの仕事は楽しくなくて当然なのです。
責任を問われないので、やりがいや達成感を感じにくい
フリーターの仕事は、原則として「責任を問われない仕事」ばかりですので、やりがいや達成感を感じにくいものです。
たまに「非正規(フリーター)の仕事でも責任はある!」と主張を聞きますが、それは単なる思い込みです。
たとえば、フリーターが会社に損害を与えるレベルのミスをしても、実際にその問題の対処に当たるのは社員です。
フリーターにはその損害をどうこうする実力も能力もないので、構造的に責任を負えないのです。
出来ることと言えば、せいぜい「申し訳なさそうに謝り続ける」だけです。
その程度で負える責任、重くもなんともありません。
そこを勘違いしている人間は「社会をわかっていないヤツ」と思われ、一生ガキ扱いされます。
私もフリーター時代にやらかして、社員に迷惑をかけたことはありますが、その時身にしみてわかったことは「フリーター程度の実力と立場じゃ、何も出来ない」という無力感でした。
組織で働く以上、責任を負えるほどの実績と実力がなれば、それ相応のやりがいや達成感のある仕事は任せられないのです。
その点で、フリーターの仕事は「本人がどう思っていようが、構造的に責任を負えない立場」ですので、どうあがいても責任を負えないのです。
将来性を感じず、先が見えないから
フリーターが楽しくないのは、単純に将来性を感じず、先が見えないからでしょう。
上記のように「給料が上がらない」「成長の限界が見える」「責任ある仕事を任せられない」ことに加えて、フリーター自体が「意識の低い人が一定数いると、社会にとって都合がいい存在」ですので、将来が見えなくて当たり前です。
これは、本人の目標意識や、将来設計によって大きく変わります。
たとえば、フリーターであっても「絶対にこの会社で正社員になってやる!」という覚悟があれば、それなりに仕事にやり甲斐を見出だせるはずです。
ですが、私がフリーター時代に関わってきた人の大半が「なんとなく、フリーターを続けている…」という人ばかりで、むしろパートの主婦・おばちゃんの方が活力があったぐらいでした。
前にも言った通り「ずっと、その職場でフリーターとして働き続けられるか?」と考えたら、答えは多くの方が「NO」だと思います。
そんな仕事、将来性なんて感じなくて当たり前です。
フリーターが楽しくないなら、すぐに転職した方がいい
以上のように、フリーターが楽しくないのは普通に考えれば、当たり前のことだとわかってきますね。
フリーターは楽しくない仕事だからこそ、誰でも採用されて、給料も安いのです。
ですが、若いうちにそこに気づけている方は「正常な証拠」だとも言えます。
それは「仕事に”楽しさ=やり甲斐・達成感”が欲しい」と思っている証拠で、実はやる気や向上心を秘めているとも言い換え可能だからです。
そういう方は、単に「正社員になるべきなのに、正社員になるきっかけがないだけ」ですので、若いうちにしっかり転職活動しておき、正社員を目指すのが一番ですよ。
フリーターからの転職は就職支援サービスがオススメ
ここまで解説したように、フリーターで居続けることは本質的には「大人として責任ある立場や仕事から逃げているだけ」「何者かになるために仕事を通してスキルや経験を身につける覚悟がないだけ」だと言えるでしょう。
ただ、正しい就職活動の方法も知らないまま、むやみに求人情報だけ閲覧していても「どの仕事が自分に向いてるのか?」「この仕事は自分にも出来るのか?」「この求人はブラック企業じゃないだろうか?」…と考え込んでしまい、なかなか行動できずに終わりがちです。
そういった会社を避け、無理なく働ける正社員の仕事を見つけ出すには、20代向けの就職支援サービスを使うのが一番でしょう。
20代向けの就職支援サービス?
怪しくない?ブラックばかりじゃない?
このように思われる方も多いでしょうから、20代向けの就職支援サービスが成り立つ理由について少しだけ解説させてください。
20代の人は、フリーターであれニートであれ、人を雇う企業からすれば「若いという理由だけで価値がある」と思われてます。そのため、学歴やスキルを問わず、未経験の職業に就くための様々なサポートをしてくれる業者がたくさんあるのです。
企業目線で考えた際にも、若手向けの人材紹介サービスから採用するメリットは大きい点にも注目です。
「企業は完璧な採用ができる!」と思いがちですが、実際にはそうではありません。
企業からすれば、若手の採用の際に判断ポイントとなるのが「すぐに辞めないかどうか?」「社内で問題を起こさないか?」です。実は「ニート歴があるかどうか?」「経歴が足りない」「能力がない」はさほど見られてません。
「採用ノウハウがなく求人を出しても人がこない」
「応募が来ても自社に合うかどうか見抜けない」
「誰でもOKな無料求人で募集したら変な人まで来て面接の負担が増える」
「すぐ辞める社員やモンスター社員の採用だけは避けたい」
こういった悩みを抱える企業の代わりに、就職支援サービスを運営する会社が採用や面接の負担を背負っている…という構図になるわけです。
ここまで説明すれば勘の良い方はお気づきかもしれませんが、就職支援サービスを利用すること自体が「採用企業の代わりに人材の選考や教育を行う=就職支援サービスのサポートをちゃんと受ければまともな職に就ける」ということになります。
自分一人で就職活動する場合に、ゼロから「求人探し→履歴書作成→面接対策」しなければならない負担を、就職支援サービスが代わりにしてくれるというわけです。その証拠に、ほとんどの就職支援サービスでは「履歴書なしで面接可能」となっています。
「自分一人で就職活動しなきゃ…」と思ってたけど
そんなことしない方が実は効率的だった…!?
企業目線で見た場合も、無料求人で「誰でも応募できる」状態にするよりは、実績のある就職支援サービスを経由して人を雇った方が「すぐ辞める人材や問題社員を採用するリスクを減らせる」というメリットがあります。
ですので、採用に慎重で「いい人ほどを雇いたい」という優良企業ほど、実は表に求人を出さず、就職支援サービスを経由して人を雇おうとするわけです。
今までハローワークや無料求人サイトで
条件の良くない求人ばかり見ていた時間が
無駄だったかも…
この記事に訪れた「いきなり正社員になるのは不安…」という人ほど、就職支援サービスに相談した方が間違いのない仕事選びができるはずなので、この機会にチェックしてみてください。