「学生 島耕作 就活編」感想。老害世代のノスタルジーな思い出感あふれる作品で、就活の時代錯誤と本質を学ぼう!

みなさん、こんにちは!スコシテンサブカル班です!

団塊世代の老害作家「弘兼憲史」氏の作品、島耕作シリーズの就活編がコンビニに置いてあったので、つい買っちゃいました♪

「年収1000万になるビジネスマンの秘訣」「仕事の出来る男のうんたら」などと、薄っぺらいビジネス書と同じ程度の価値しかない、なんちゃってビジネスマン必携漫画として読み応えのある「島耕作シリーズ」ですが、今作はなんといっても「団塊世代のノスタルジー感あふれる就活の思い出」が、見どころですね!

立ち上がりからして財界・政界の陰謀渦巻くことが見え見えの、かの悪しき人材派遣会社設立前の時代の人間臭い就職活動が、本作の読みどころのひとつですね。

20~30代の若者は、団塊世代の時代錯誤な価値観を学ぶために、是非この漫画を読んでみてほしいですね。

団塊世代の老害どもが、あの時代の感覚で就活や学歴を語っていることが、見えてきますから。

団塊世代の就活事情を学ぼう!

当然ながら、団塊世代の時代には、かの汚職で成り上がったリ○ルート社は存在しませんでした。

そう考えると、今の若い世代には、当時の就活がどんなものかは想像もつきませんよね。

この作品では、当時の筆者の就活体験を反映したと思われる描写がところどころに出てきます。

  • 受験のような入社試験
  • 大学キャンパス内でスカウト
  • 飲食店でたまたま出会った社員からスカウト
  • 大企業の興信所の身辺調査

…などなど。

今ではあまりない、団塊世代時代の学生採用の事情が見てとれますね。

このあたりの事情から察するに、今にも続く学歴・ステータス至上主義の源流がうかがい知れることでしょう。

当時は家柄・出身校のコネ採用や、大学近辺でのヘッドハンティングが主流だったとするならば、必然的に学歴重視で採用していく方法が効率良かったわけですからね。

今や、技術も人材需要も多様化したというのに、未だに新卒一括採用にこだわるのも、当時の名残なのかもしれません。

人の本質は変わらんな

まあ、団塊世代のノスタルジックな就活の思い出はどうでもいいんです。

この作品から学ぶべきは「いつの時代も変わらない就活の本質」です。

そして、就活の本質=人間関係の本質とも言いかえられますね。

今や、リ○ルートやマ○ナビのおもちゃと化した新卒採用市場ですが、くだらない方法論にあふれかえり、本質を見抜けない学生さんも多いはずです。

リ○ルートのおもちゃ化する前の、学生の泥臭い就活から、本当に企業の求める人物像というのが、垣間見えてくることでしょう。

これはまたネガティブな発言だ(笑)

団塊世代の老害どもの魅力といえば、やはり革命ごっこでアカデミズムな中二病こじらせちゃった連中の「学生運動」ですね。赤軍連合の内ゲバの末の浅間山荘引きこもり時間などは、今やただのギャグみたいな話ですからね。

とはいえ、当時の団塊世代の革命ごっこしてた連中の本質が、今の若い世代のネトウヨや社畜などとなんら変わらないことが、この作品からも見えてきますね。

いやあ「革命運動(笑)」「学生運動(笑)」などに燃えていた連中の台詞は身にしみますね。

しかしながら「妥協と諦観」は、今や日本の多くの社員にあふれている感情ではないでしょうか。

団塊世代の若い頃と違い、今や頑張っても報われない会社が多すぎますからね。

島耕作が「これはまたネガティブな発言だ」と言っていますが、今やマスコミがネガティブな情報ばかり垂れ流している惨状ですから、バブル崩壊後にネガティブな情報ばかりで生きてきたゆとり世代には、耳が痛いばかりです。

ちなみに試し読みの掲載されている「現代ビジネス」さんも、大概ネガティブな記事を垂れ流していますけどね。

よって、このシーンはギャグとして笑うところですよw

”こうあるべきだ”と思い込むことは思考停止だ

人間は”こうあるべきだ”と
思い込むことが一番いけないと気付いた
それは一種の思考停止だ

あらゆる環境の変化もポジティブに受け入れる
マイナスのことでも考えようによっては
プラスになるこの柔らか頭を身につけよう

はい。至言にして真理です。

しかし、一言だけ。

出版社と団塊世代が言っても説得力ねーよwwwww

電子書籍利権で業界内でグダグダしてAmazonに市場とられて、今もなおネット事業に適応しきれていない出版社と団塊世代の愉快な自虐ネタです。まあ、ある意味開き直りまくっている点では、環境の変化もポジティブに受け入れているのでしょうけど、頭はカチンカチンに硬いままです。

また「最近の若者は~」「オレたちの若い頃は~」なんて、完全に”こうあるべきだ”という一種の思考停止ですからね。島耕作は、本質的にはギャグマンガです。

しかし、言っていることは間違いないので、教訓にしておきたいですね。

―――やっぱり就職は成績じゃない!”人間”だ

いやあ、ゆとり世代として、あえて悪意を隠さずに団塊世代をバカにする意図で感想を書かせてもらいましたが、団塊世代の老害作家の書いた名作「島耕作」から、我々若い世代が学べることもたくさんありますね。

何と言っても、団塊世代と今の世代でも変わらないものって「社会・会社における”人と人との関係”」だと思うんですよね。

新卒採用がブタの出荷みたいにシステマティックになったせいで、この本質を見失いやすくなった時代です。

だからこそ、今の若い世代はこの団塊世代のノスタルジックな思い出に浸る作品を、一度読んでみるべきだと思いましたね。

面接なんて、意地と意地のぶつけ合いだ!
ペコペコ頭下げて、都合のいいことばっかり言ってても心に響かねえ!

…ということを、団塊世代の老害作者はおっしゃりたいのではないでしょうか。

二言で済むのに、いちいち説教臭く教養垂れ流さないと気が済まないのも、高学歴団塊世代の特徴ですね。

まあ、あえて老害と言っておりますが、どんな年寄りからも学ぶべき点があるという意味で、島耕作シリーズは読み応えがありますよ。それこそ、ポジティブに考えれば「老害」は「老益」に変わりますからね。

就活生も、老害団塊世代が嫌いな方も、ぜひ読んでみてください。

記事内コマ画像出典先:http://www.moae.jp/comic/gakuseishimakosakushukatsu