「非正規雇用者だけど自分が底辺に感じる…」
「非正規雇用者の将来性は低くてその末路は悲惨だと思う…」
「派遣社員や契約社員で働いてる自分がみじめだと感じる…」
「非正規や派遣を転々とする働き方から抜け出せない…」
このようにお悩みではありませんか?
労働市場の冷たい現実が、非正規雇用者の未来に暗い影を落としています。
低賃金での割に合わない劣悪な条件での労働…。
身につかないスキルやキャリア…。
非正規という理由だけで与えられない昇進や昇給のチャンス…。
こういった、日本での労働者の「格差」とも呼ぶべき実態に、自身を「底辺」と自虐的に呼称する者が現れたり、希望を見い出せない暗い将来から犯罪などの凶行に走る者が出てくる負の側面は見落とされがちです。
非正規雇用者たちは、定期的な給与や安定した社会的立場や社会保障を享受することができず、将来への不安を抱えながら生きています。
決して逃げることの許されない経済的な困窮や派遣切りや契約打ち切りといった社会の片隅に追いやられ続ける中で、自分の能力や社会的な価値の無さを突きつけられたかのような感覚に目眩を覚え、絶望の奈落に沈んでいくのです。
このような「底辺労働者」と自暴自棄にならざるを得ないほどの絶望を抱えている孤独な非正規雇用者にとって、この状況から抜け出す術は果たしてあるのでしょうか?
この記事では、非正規雇用者が抱える社会的な問題や心の傷跡を浮き彫りにし、その苦しみや絶望に少しでも光を与えるためにも、この困難な課題に真正面から立ち向かうための議論を展開していきます。
非正規社員の末路は”悲惨”
タイトルの通り「非正規社員の末路は悲惨なもの」であることは、火を見るよりも明らかです。
- 出世コースがない会社の場合、一生非正規のまま
- 給料が上がらない・ボーナス出ないなど、収入も不安定
- その他、福利厚生・年金などの待遇も悪い
- 仕事内容がショボいので、経験やスキルが身につかない
- 世間体が悪く、結婚は絶望的(とくに男の場合)
以下の動画などは、詳しく非正規社員の末路と実態を紹介しています。ショッキングな内容も含みますので、現実を受け入れる覚悟のある方だけ、御覧ください。
…そして、気づいたときにはすでに時遅し。
20代の若いうちならともかく、私のように40代ともなると「過去は取り戻せなくなる」のです。
非正規社員のレベルが低い理由とは?
自分の仕事だけしかしない
非正規社員のレベルが低い理由は、単純に「自分の仕事だけしかしない」からです。
どういうことかというと、具体的には以下の通り。
- 正社員から指示された仕事しかしない
- 「出来る仕事」しかせず、挑戦心がない
- 正社員が仕事をたくさん抱えていても知らんぷりで手伝わない
- 残業・休日出勤などに非協力的
- 責任の重い仕事はアレコレ言い訳して逃げる(出張・取引先との調整・本社会議など)
- 飲み会・セミナーなど、仕事につながるプライベートの付き合いを避けてばかり
以上のように「決まった時間に、与えられた仕事だけしかしない」という非正規社員は、実際かなり多いです。
私ももちろん、その一人です。
これの何が悪いかと言うと、自分の仕事だけしかしない人間なんて、組織人である必要がないんですよ。
これが正社員であれば、上の指示には逆らえないため、理不尽な指示や要求も必死に対応せなければならず、時にはプライベートを犠牲にしてまで仕事で結果を出さないといけないこともあります。
一方、非正規社員であれば、嫌な仕事からは逃げられますし、会社の経営や利益のことなんか知らんぷりも出来ます。
とくに派遣社員の場合は、雇用主が派遣会社ということもあり、業務範囲がしっかり別れており、会社の経営のことなど興味も持たずに済む立場です。
よく就活生に「経営者目線を持て」と言いますが、それと同じことです。
仕事で手を抜く・本気を出さない
非正規社員のレベルが低いのは「仕事で手を抜く」「本気を出さない」からです。
これは「与えられた仕事を完璧にこなす」という意味ではなく「完璧でなくてもいいから、しっかり仕上げる」「出来なかった分は次で取り返す」という意味です。
ところが、レベルの低い非正規社員は「納品したから後は知らん」「時間が来たから後は知らん」という感じで、責任を投げ出すのです。
まるで、宿題を提出したから、もう勉強しなくてもいいと勘違いしている、学生気分ですね。
もちろん、そういうナメた態度で仕事している非正規社員は、いつまで経っても正社員から信用されません。
そして、非正規社員ではそういう低い意識でしか仕事していない人多数なので「それが普通なんだ…」と思ってしまい、周りのレベルに飲み込まれてしまうのです。
ちなみに、私はもう出世も転職も絶望的ですので、あえて「手を抜くために非正規社員で居続ける」という選択肢を選んでおります。
詳しくは以下の記事で。
40代にもなって、手取り20万以下の独身、しかも20代の若造にボロクソこき使われるみじめな人生を送りたくなければ、若いうちに仕事で手を抜くのはやめましょう。
歳をとって「あの時こうしておけば…」と後悔しても、もう遅いのです。
正社員を敵視してばかりで、協調性がない
非正規社員で一番クソなのが「正社員を敵視してばかりで、協調性がない」ことですね。
正社員として働く場合、どんなに理不尽で合わない上司や取引先とも、折り合いをつけて付き合わなければいけません。
それが非正規社員、とくに派遣社員であれば「気に食わなければ、他の派遣先に行けばいい」と思うだけならともかく、なぜか「自分のほうが正社員よりも仕事が出来る」だとか「正社員よりも苦労している」だとか、考えがちです。
よく考えればわかるのですが、本当に仕事が出来るのであれば、正社員としての正式な採用の話を持ちかけられるはずです。
非正規社員としてずっと同じような仕事を繰り返しているのは、本当は仕事が出来ていないからです。
向上心がなく、努力をしない
非正規社員って、向上心がなく、努力をしないんですよ。
たとえば、派遣会社でもキャリアアップ支援で、色々な支援を行っていますが、それを活用するどころか、存在すら知らない派遣社員も多数。
ビジネス用語では「OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)」という言葉もあります。
参考リンク:OJT-Wikipedia
これが意味するところは「仕事する以上は、常に努力して、己の技術や知識を高めなければいけない」ということです。
努力したことが直接役に立たなくても、場合によっては「努力している姿勢」が評価されることもあります。
たとえば、絵が超下手くそなイラストレーターでも、1年間創作成果を公表していれば「この人は段々絵が上手くなってきていて、成長性がある」と評価され、スカウトされることもあるんです。
逆に「どうせ努力してもいいことはない」と思って何もしないと、チャンスは訪れません。
責任を負う気がない
非正規社員がレベルが低い最大の理由は「責任を一切負う気がない」からでしょう。
たとえば、正社員であれば、仕事で大きなミスをしたり、取引先に損害を与えると、最悪訴訟問題にまで発展することもあります。
ですが、そこでしっかりと立て直せば、責任を果たせる一人前の人材として評価されます。
ところが、意識の低い非正規社員は「それは正社員の仕事でしょ?」「自分には関係ない」と知らんぷりして、責任を追おうとは一切しません。
また、非正規社員は本当は自分が無能で自信がないことを知っているので「そんな仕事、自分には出来ない」だとか「間違ったら責任取れない」などの理由で、自ら重い責任を背負う仕事に挑戦しようとすらしません。
そういう態度が「責任を負う気がない」と、思われるのです。
非正規社員から抜け出したいのであれば、早めの転職活動を
以上、非正規社員がレベルが低い理由と、その末路についてご紹介してきましたが、正直私がこのようなことに気づいた時は遅すぎて、もうやり直しがききませんでした。
しかし、もし読者がまだ若いのであれば、いくらでもやり直しが利きます。
本来、非正規社員と正社員には格差などなく、大企業勤めの社員でもまったく働かないでスキルも身についてないのに経歴だけ立派にアピールする輩もいますし、非正規雇用なのに社員が真面目に働かないしわ寄せを受けて実質的なスキルや経験が身についている場合もあります。
そういったケースの場合、「非正規社員」という理由だけで真面目に頑張って会社に貢献しているいるのにも関わらず、なかなか評価されないこともよくある話です。
しかし、転職活動では非正規雇用の経歴があると、疑いの目で見られがちで評価が低くなるという問題があります。ですので、自分の経歴や実績、身につけてきたスキルを最大限アピールする必要が出てきます。