世の中には「人に嫌われる仕事ばかり」「他人に感謝されない機械的な仕事ばかり」だと感じたこと、ありませんか?
たとえば、機械的に「ありがとうございます」と何万回も心にもないことを言い続けるだけの虚しい接客の仕事とか、どこの誰が使ってるかもわからないものを淡々と作るだけの工場作業などが、その代表例。
あるいは、お客に嫌われるのが仕事みたいなクレーム処理ばかりのコールセンター業務、取引先との関係が悪くていつも平謝りばかりの営業職などは、人に恨まれることはあっても決して喜んでもらえない…やりがいのないクソみたいな仕事の筆頭格です。
…おっと、言葉が強くなってしまいましたが、事実、そういう仕事って誰かに喜んでもらえないどころか、会社内の雰囲気も悪くて、従業員の幸福度が低い傾向にあるんですよ。
人に喜んでもらうことがモチベーションになる人に、そういう仕事に就いて自分をすり減らして欲しくない…。
だからこそ、ここで紹介する人に喜んでもらえる仕事と就くための実践的な方法を知っていただきたいと考えたのです。
人に喜んでもらえる仕事の条件や特徴とは?
人に喜んでもらえる仕事には、特定のスキルや性格的な特徴が求められます。人々のニーズや要望に対応し、喜び満足感を提供する役割を果たします。以下に、人に喜んでもらえる仕事の条件や特徴を解説します。
社会的な意義や貢献を感じられる
人に喜んでもらえる仕事は、社会的な意義や貢献を感じることができるものです。影響も大きいため、自分の仕事が社会全体に良い影響を与えていると感じることができます。
感情的な見返りや称賛が得られる
人々から感謝や称賛を得られる仕事は、それが人に喜んでもらえる仕事である証拠です。人が自分の仕事に情熱を燃やし続ける原動力になります。
顧客との良好な関係性維持が求められる
人に喜んでもらえる仕事の一部は、顧客との長期的な関係性を維持することが求められます。顧客の満足度を高めるためには、彼らのニーズを理解し、そのニーズに応えるための持続的な努力が必要となります。
社内メンバーと助け合える環境である
人に喜んでもらえる仕事は、チームワークや協調性が重視される傾向があります。社内メンバーとの親子協力、より高品質なサービスを提供でき、顧客からの喜びを得ることができます。
共同体意識を感じられる
共同体意識は、人々が団結し、一緒に何かに取り組んでみます。人に喜んでもらえる仕事は、個人の仕事だけでなく、チーム全体としての達成感や喜びこれにより、より強い共同体意識が醸成され、一体感や満足感を感じられます。
人に喜んでもらえる仕事ランキング
そんなわけで、本当に人に喜んでもらうために数ある職種を徹底的に調べた私が独断と偏見で選んだ「ガチで人に喜んでもらえて、それが評価や給与アップにもつながる仕事」を紹介していきます。
営業職
人に喜んでもらえる仕事、第一位。
それはズバリ「営業職」です!
「営業って、道端で声かけたり企業に訪問して、みんなにうざがられる職業じゃないの?」
こういうイメージもあるかもしれませんが、ぶっちゃけ、そういうのはセンスのない会社の無能な営業が押し売りでやることです。
営業職で一番大事なことが何かわかります?
それは「顧客との信頼関係」です。
町中で出会うウザい営業は、信頼関係を築く前からいきなりセールスしてくるから、手本にしちゃダメ。
逆にガチで優秀な営業職の人は「あなたから買いたい」「この人に相談すればどうにかなる」と思わせる魅力とトーク力にあふれてます。
そのため、顧客からの「ありがとう」という感謝の言葉や、再度の依頼が来るたびに、自分の仕事が誰かの役に立っていることを実感できます。
顧客の満足が自身のモチベーションにつながり、やりがいを感じることができる職種です。
カスタマーサクセス
人に喜んでもらえる仕事、第二位。
それは「カスタマーサクセス」です!
「カスタマーサクセスって、ただのサポート役でしょ?」
そう思っている人がいるかもしれませんが、それは全くの誤解です。本当に優秀なカスタマーサクセスのプロは、顧客の成功を自分の成功と考えています。顧客の課題を解決し、彼らのビジネスを成長させるために全力を尽くすのがカスタマーサクセスの仕事です。
カスタマーサクセスで最も重要なのは、「顧客との長期的な信頼関係を築くこと」です。単なるサポートにとどまらず、顧客の目標達成を共に喜び、成功体験を共有することで、深い絆を築きます。
顧客が目標を達成し、感謝の言葉をもらえる瞬間こそ、カスタマーサクセスの醍醐味です。これにより、自分の仕事が直接的に誰かの成功に貢献していることを実感でき、やりがいを感じることができます。
飲食業
人に喜んでもらえる仕事、第三位。
それは「飲食業」です!
「飲食業って、ただのサービス業でしょ?」
確かに、飲食業はサービス業ですが、そこで提供される体験は何にも代えがたいものです。美味しい料理や温かいサービスを通じて、お客様の心と胃袋を満たすことができるのが飲食業の魅力です。
飲食業で最も大切なのは、「お客様の笑顔」です。どんなに忙しくても、お客様の「美味しかった」「ありがとう」の一言が、すべての苦労を忘れさせてくれます。
直接的なフィードバックを通じて、自分の仕事が誰かの特別な瞬間を演出していることを実感できるので、非常にやりがいがあります。
観光業
人に喜んでもらえる仕事、第四位。
それは「観光業」です!
「観光業って、ただのサービス業でしょ?」
そんなことはありません。観光業は、人々の人生の中で最も特別な瞬間を彩ることができる仕事です。旅行者にとっての思い出作りをサポートし、その旅が最高のものになるように工夫を凝らします。
観光業で最も大事なのは、「旅行者の笑顔と感動」です。旅行先での体験や思い出が一生の宝物となるよう、最高のおもてなしを提供することが求められます。
旅行者からの「ありがとう」や「素晴らしい旅だった」という言葉を聞くたびに、自分の仕事が誰かの人生に深い影響を与えていることを実感でき、充実感を得ることができます。
保育士
人に喜んでもらえる仕事、第五位。
それは「保育士」です!
「保育士って、ただ子どもを見ているだけでしょ?」
そんなことはありません。
保育士は、未来を担う子どもたちの成長を見守り、育む重要な役割を果たしています。毎日の保育を通じて、子どもたちの笑顔や成長の瞬間を見逃さず、一緒に喜びを共有します。
保育士で最も大切なのは、「子どもたちの笑顔と成長」です。彼らの成長を間近で見守り、サポートすることで、大きなやりがいを感じることができます。
親からの感謝の言葉や、子どもたちの無邪気な笑顔は、何にも代えがたい報酬です。保育士は、子どもたちの未来を支えることで、自己の存在意義を強く感じられる職業です。
人に喜んでもらえる仕事を見極めるコツ
最後に人に喜んでもらえる仕事を見極めるためのコツを紹介していきます。
というのも、先ほど紹介した職業でも会社の規模や理念によっては、人に喜んでもらえないことも多いからです。
たとえば、営業職は会社が「客を騙してでも売れ!」って感じの方針だと、客に恨まれるばかりか、ビッグモーターみたいにゴルフボールで客の車をわざと壊して良心を痛める場合もあります。
なので、これから紹介することを意識して「企業全体で人に喜んでもらえる価値を提供する気はあるのか?」を見極めていきましょう。
志望動機を明確にする
悲しいことに、多くの仕事では「人に喜んでもらうなんて理想論はいい。お前が使える人間かどうかが重要だ」って感じです。
しかし「なぜ人に喜んでもらえる仕事に就きたいと思ったのか?」と志望動機を固めておくことで「この人はうちの会社と価値観が合う」と思われ、採用の決め手になることもあります。
そのためには、しっかり志望動機を固めてアピールできるよう、準備をしておくことが大事。
以下に、私の実体験から志望動機を考えたリアルな事例をご紹介いたします。
私の志望動機エピソード
世間の大人たちは言うんですよ。
「仕事は辛いもの」「我慢して続けなさい」ってね。
でもそれってウソだと思いませんか?
嫌々仕事してる人って愚痴ばっかで、客のことも金づるだと思って、内心では見下してるじゃないですか?
今の時代、そういう価値観って古いと思うんですよね?
逆に、真に顧客のためを思って献身的に働ける環境だと、働くことの満足度も高くなると思うんです。
私がそのように考えるようになった経緯について、紹介していきます。
顧客との距離が遠い仕事で自分の仕事価値を感じにくかったから
あの日々、オフィスの片隅で黙々と仕事をしている自分が、何をしているのか、誰のためにしているのか、全くわからなくなっていました。
まるで機械のように、ただ与えられたタスクをこなすだけの毎日。
顧客の顔を直接見ることもなく、彼らの喜びの声を聞くこともない。
そんな中で、自分の仕事の価値を感じることはほとんど不可能でした。
直接的なフィードバックがなく、自分の努力がどのように人々の役に立っているのかを実感できない状況が、私の心を蝕んでいきました。
顧客の笑顔や感謝の言葉を聞くことができる仕事なら、きっともっと自分の存在意義を感じられるのではないかと思い始めたのです。
職場内でギスギスした雰囲気で達成した成果になんの感慨も湧かなかったから
職場の雰囲気は常にギスギスしていて、人間関係も冷え切っていました。
上司や同僚とのコミュニケーションもぎこちなく、誰もが自分のことで精一杯。
そんな中でどれだけ成果を上げても、何の感慨も湧きませんでした。
私がどれだけ努力して成果を出しても、それが職場の中で正当に評価されることはありませんでした。
達成感や満足感を得るどころか、逆に虚しさだけが残る日々。
もっと人に喜んでもらえる仕事なら、自分の努力が誰かの幸せに直接つながる実感を得られるのではないかと思うようになったのです。
適職診断で利他的な性格だとわかったから
ある日、興味本位で受けた適職診断で、私の性格が「利他的」であることがわかりました。
人のために何かをすることが、自分の喜びになる性格だと診断された瞬間、心に響くものがありました。
そうか、私は他人の幸せを自分の喜びとして感じる性格なんだ。
だからこそ、もっと人に喜んでもらえる仕事が向いているんだと、納得しました。
自分の利他的な性格を活かすことで、もっと満足感を得られる仕事があるはずだと確信したのです。
お金やステータス以外の報酬が欲しかったから
高収入や高い社会的地位を目指して働くことも、もちろん素晴らしいことです。
しかし、私にとってそれだけでは満たされない部分がありました。
物質的な豊かさでは埋められない心の空洞があったのです。
誰かに「ありがとう」と言われる瞬間や、その笑顔を見る瞬間。
それこそが、私が本当に求めていた報酬でした。
お金やステータスでは得られない、心の豊かさや深い満足感。人に喜んでもらえる仕事を通じて、私はその報酬を得たいと強く願うようになりました。
だからこそ、私は人に喜んでもらえる仕事に就くことを決意しました。
自分の努力が誰かの幸せにつながる実感を得ることで、心から満足できる人生を送りたいと願っています。
そして、その道を歩むことで、自分自身の心も豊かにし、人生をより充実させることができると信じています。
顧客満足度を追求している企業を選ぶ
人に喜んでもらえる仕事を見つけるための第一歩は、顧客満足度を重要視している企業を選ぶことです。
顧客の満足を最優先に考える企業は、社員一人ひとりの努力が顧客の喜びに直結する環境を整えています。
そうした企業では、顧客の感謝や満足度が自然と仕事のモチベーションになります。
企業の理念や口コミ、顧客満足度調査などを参考にして、顧客志向の企業を選びましょう。
大きめの会社よりは小規模な会社を選ぶ
大企業も魅力的ですが、小規模な会社の方が人に喜んでもらえる仕事を見つけやすい場合があります。
小規模な会社では、顧客との距離が近く、直接的なフィードバックを受けやすいため、自分の仕事が顧客にどのような影響を与えているのかを実感しやすいです。
少人数のチームで働くことで、より緊密な関係を築きやすく、顧客の喜びをダイレクトに感じることができます。