INFPに向いてない仕事
INFPの性質には、あまり意味を感じられない決まり切った作業をすることに労力感を覚えるというものがあるので、長時間のルーチンワークや、意義の感じにくいデスクワークは不向きと言えるでしょう。
また、ストレスの強い環境下にあると「自分の気持ちや考えを言葉で表現できなくなる」「周囲の人や状況との接触をやめる」「自分の大切な価値観について他者に話そうとしなくなる」などの欠点が露呈することになるため、積極的に人と関わる必要のある営業職や接客業なども苦痛に感じるかもしれません。
エンジニア
「MBTIのいざない」という著書では、INFPが惹かれない職業として「エンジニア」が紹介されています。エンジニアとは、機械の開発から運用、保守・管理・修理を行う仕事で、プログラミングスキルも求められます。
情緒的な表現を好み理想の高いINFPからすれば、論理的思考が求められるエンジニアは相性の悪い職業のひとつだと言えます。
ただし「VRエンジニア」「ゲームエンジニア」など、表現活動の一環としてエンジニアスキルを習得している人もいるので、何かしらINFPにとって達成したい目標や価値を感じられるのであれば、エンジニアとしての適性も発揮できるかもしれません。
エンジニアの仕事内容
「エンジニア」と聞くと、パソコンに向かってコードを書くイメージが浮かびませんか? でも実際には、設計・管理・システム開発など、多岐にわたる分野が存在します。あなたが目指すエンジニア像と、現実の仕事内容は合致しているでしょうか?
1. プラントエンジニア
工場や発電所などの設備を設計・管理し、安全に稼働させる仕事。設備のトラブル対応や点検業務も多い。
【働き方の例】
- 大手メーカーやエネルギー企業での勤務が多い。
- 現場での点検やメンテナンス業務が発生することも。
- 設計業務のほか、設備の安全管理や改善提案も求められる。
2. インダストリアルエンジニア
工場の生産ラインを最適化し、作業効率を上げるための改善を行う仕事。人と機械の動きを分析し、無駄を減らすのが役割。
【働き方の例】
- 製造業の企業に所属し、工場の生産性向上を担当。
- データをもとに作業プロセスの最適化を進める。
- 現場スタッフと連携しながら、改善施策を実施。
3. バックエンドエンジニア
Webサービスやアプリの裏側(サーバー・データベース)を構築し、システムが正しく動くように開発・管理する仕事。
【働き方の例】
- IT企業やWebサービスを提供する企業で活躍。
- プログラミング言語を使ってシステムの開発・改修を行う。
- システムの安定稼働のため、定期的な保守作業も発生。
INFPに向いていないと言える理由
「自由な発想を活かしたい」「人と関わる仕事がしたい」と思ってエンジニアを選んでも、現実は黙々とコードを書く日々や厳しいトラブル対応の連続かもしれません。理想と現実のギャップが、あなたのモチベーションを削ぎ取る可能性があります。
1. 黙々とした作業が多く人と話す機会が少なく孤独を感じやすい
INFPは、チームワークや対話を通じて価値を生み出すことを好むタイプ。しかし、エンジニアの仕事はPCと向き合い、一日中コードを書き続けることも珍しくない職業です。
- 「今日、誰とも会話してないな…」とふと気づく。
- プロジェクトの進捗確認はチャットのみで、実際のコミュニケーションが少ない。
- バグ修正に追われ、終業後も脳内でエラーの原因を考え続ける。
エンジニアの世界は、効率と成果が求められる合理的な環境。人との対話を通じて創造性を発揮したいINFPには、孤独を感じやすい職場になりがちです。
2. 工学関連の知識に惹かれにくい
INFPは、感性を大切にし、クリエイティブな視点を持つタイプ。しかしエンジニアの仕事は数値・計算・ロジックに基づいた「最適化」が最優先されます。
- 「このコードの設計、なんだか味気ない…」と感じてしまう。
- 関数の最適化よりも、もっと表現の幅を広げたいと思う。
- 設計書の細かい仕様やルールに縛られ、窮屈さを感じる。
創造的なひらめきよりも、正確な仕様の理解・ミスのない実装が求められるため、INFPには窮屈に感じる場面が多いでしょう。
3. 命の危険や大規模なシステム停止のリスクと背中合わせ
INFPは、自由な発想や理想を大切にするタイプ。しかし、エンジニアの世界では些細なミスが致命的なトラブルにつながることもあります。
- 「このプログラムのバグで、システムが数時間停止…?」
- 「設備の設定ミスが原因で、現場の生産ラインがストップ…」
- 「一つのエラーが、数千万円規模の損害につながる」
「間違いが許されない」という強いプレッシャーの中で働くことは、INFPにとって大きな精神的負担になり得ます。
適性が活かせる部分
「エンジニア=退屈な作業ばかり」ではありません。INFPの自由な発想や感性が求められる分野なら、むしろ活躍できる場面が多いのです。無機質なコードだけでなく、創造的なものづくりに関わる道を探してみましょう。
1. 自由な発想が活かせる開発なら適性がある
システムの効率化ではなく、「新しいアイデア」を求められる開発分野なら、INFPの独創性が活きます。
- 【例】ゲームエンジン開発(ストーリー性や演出が重要)
- 【例】クリエイティブAI(音楽・デザインを生み出すAI開発)
- 【メリット】論理だけでなく、感性や創造性を発揮できる
「こういうシステムがあったら面白い!」を形にする仕事なら、INFPのワクワクする気持ちが続くでしょう。
2. 「システムを作る」より「人に使ってもらう」ことにフォーカスすると活躍しやすい
INFPは「技術そのもの」よりも、「人に喜ばれること」にやりがいを感じます。エンジニアの中でも、ユーザー体験を重視する職種なら適性が高いです。
- 【例】UXエンジニア(使いやすさを設計する)
- 【例】ノーコードエンジニア(アイデアを素早く形にできる)
- 【メリット】「作る」より「届ける」視点で活躍できる
「誰がどんなふうに使うか?」を考える仕事なら、INFPの共感力が活きます。
3. 世界観づくりなど「表現」の要素が多いエンジニアは適性高め
シンプルなコード設計ではなく、ストーリーやビジュアルと融合する開発なら、INFPの感性を活かせます。
- 【例】ゲームエンジニア(シナリオやキャラクター設計も関われる)
- 【例】VR開発(「体験」をデザインする仕事)
- 【メリット】「技術+アート」の分野ならワクワクできる
「無機質なシステム」ではなく、「感情を動かす技術」を生み出せる環境なら、INFPは輝けます。
向いている類似職
エンジニアのスキルを活かしながらも、INFPの創造力や感性を発揮できる仕事はたくさんあります。ただシステムを作るのではなく、「人を楽しませる」「感動を生み出す」仕事なら、あなたの適性が存分に活かせるでしょう。
1. ノーコードエンジニア
プログラミングなしでアプリやWebサービスを作る仕事。技術よりもアイデアや発想力が重要な職種です。
- 【具体的な職業】ノーコードアプリ開発者、Webサイト構築者
- 【エンジニアとの類似点】システムを作るが、コードを書かなくてもOK
- 【INFP向きのポイント】「作る楽しさ」を直感的に味わえる
「技術に縛られず、思い描いたアイデアを自由に形にできる仕事」です!
2. ゲーム/VRエンジニア
ゲームやVRコンテンツを開発し、人を楽しませたり、没入感のある体験を作る仕事。技術だけでなく、ストーリー性やデザインが求められる分野です。
- 【具体的な職業】ゲーム開発者、VRコンテンツクリエイター
- 【エンジニアとの類似点】プログラムを書きながら、新しい体験を生み出す
- 【INFP向きのポイント】「世界観を作る」「物語を設計する」ことにやりがいを感じやすい
「ただのコード作業ではなく、人の心を動かす技術を生み出せる仕事」です!
3. インダストリアルデザイナー
製品のデザインを考え、見た目だけでなく「使いやすさ」や「人にとっての心地よさ」を追求する仕事。エンジニアリングとデザインの橋渡しをするポジションです。
- 【具体的な職業】プロダクトデザイナー、UXデザイナー
- 【エンジニアとの類似点】製品開発に関わるが、技術よりもデザインや使いやすさが重視される
- 【INFP向きのポイント】「人の感性に寄り添った設計」ができる
「無機質なシステムではなく、感情を生み出すデザインに携われる仕事」です!
事務職
「安定していて、落ち着いた仕事」というイメージ。でも、INFPにとっては単調で創造性を発揮しにくい環境かもしれません。続きを読めば、もっと自分に合った仕事が見つかるかもしれません。
事務職の仕事内容
「事務職って座ってパソコンを打つだけ?」と思われがちですが、実際には業務の種類によって求められるスキルや働き方が大きく異なります。あなたが思い描く事務職のイメージと、現実にギャップはないでしょうか?
1. 一般事務
書類作成・データ入力・電話対応など、オフィス業務を幅広くサポートする仕事。ルーティンワークが中心。
【働き方の例】
- 中小企業から大手企業まで、さまざまな業界で採用されている。
- オフィスでのデスクワークが中心で、基本的に定時勤務。
- ExcelやWordを使いこなせると業務がスムーズになる。
2. 医療事務
病院やクリニックで受付や会計業務を担当し、診療報酬の計算やレセプト作成を行う仕事。
【働き方の例】
- 病院・クリニック・調剤薬局など、医療機関で働く。
- 患者対応も多く、接客要素が含まれることがある。
- レセプト業務はミスが許されず、細かいチェックが必要。
3. 営業事務
見積書や請求書の作成、営業サポートを担当し、社内外の調整役となる仕事。
【働き方の例】
- 営業部門のサポート役として、大手企業やベンチャー企業で活躍。
- 社内の営業担当や、取引先とのやりとりが多い。
- 事務処理能力だけでなく、コミュニケーション力も求められる。
INFPに向いていないと言える理由
「安定しているから」「ノルマがないから」と事務職を選んでも、実際にはミスのプレッシャーや単調な業務にストレスを感じることが多いかもしれません。INFPの持つ創造性や柔軟な発想を発揮できない環境では、やりがいを見出せずに苦しくなることも…。ここでは、INFPが事務職に向いていないとされる理由を詳しく解説します。
1. 一つのミスが全体の迷惑につながる
INFPは直感的に物事を進めることが多く、細かいチェック作業が苦手なタイプ。しかし、事務職ではミスが取引先との信用問題や業務遅延につながるため、常に気を張る必要があります。
- 請求書の数字を1桁間違えただけで、会社全体に迷惑がかかる。
- データ入力ミスが原因で、重要な書類を作り直しになる。
- 「ミスしないように…」と神経を使いすぎて、仕事が苦痛になる。
INFPは本来、大きなビジョンや感性を活かすことにやりがいを感じるタイプ。しかし、事務職では「細かいミスを防ぐこと」が最優先となり、息苦しさを感じやすいでしょう。
2. 他の業務と兼業で雑用が多い
事務職は「サポート役」としての立場が多く、本来の業務以外に雑用を頼まれやすい仕事です。INFPは「意義のある仕事」にやりがいを感じるため、雑務ばかりの環境ではモチベーションを維持しにくくなります。
- 「ちょっとこれもお願い」と頼まれた雑務がどんどん増えていく。
- 本来の業務に集中したいのに、コピーや備品管理ばかり任される。
- 「誰かの役に立ちたい」と思っていたのに、雑務の積み重ねで疲弊する。
INFPは「他者貢献」に喜びを感じますが、ルーチン業務や雑用の積み重ねでは、達成感を得られにくいでしょう。
3. 決まった作業ばかりで創造性の余地がない
INFPは自分のアイデアを活かせる環境でこそ、最大限の力を発揮します。しかし、事務職の業務は「決められたフォーマット通りに作業を進める」ことが多く、創造的な業務が少ないのが現実です。
- 毎日、決まった書類を処理するだけで、変化がない。
- 業務の改善を提案しても、「前例がないから」と却下される。
- クリエイティブな仕事に憧れていたのに、ルーチン業務に追われる日々。
INFPにとって、「自分の考えや創造力を活かせる場面がない」ことは、大きなストレスとなります。やがて「私、この仕事でいいのかな?」と違和感を覚えるかもしれません。
適性が活かせる部分
「事務職=単調な仕事ばかり」ではありません。INFPの創造力や感性を活かせる業務があれば、やりがいを感じられる場面もあるでしょう。ルーティンワークにとらわれず、あなたの強みを発揮できる分野を見つけてみませんか?
1. 文章作成やデザイン系の業務なら楽しめる
INFPは言葉やビジュアルを通じて、人に何かを伝えることが得意。社内の資料作成やSNS運用など、クリエイティブな業務なら活躍できる場面があります。
- 【例】社内報のライティングやデザインを担当する。
- 【例】企業のブログやWebサイトのコンテンツ作成に関わる。
- 【メリット】「決められた作業」ではなく、自分のアイデアを活かせる。
「単なる事務作業」ではなく、「表現する仕事」として捉えることで、楽しめる環境が見つかるかもしれません。
2. 広報活動を任されることもある
INFPは人の感情に寄り添い、伝えたいことを形にするのが得意。広報活動を通じて、会社の価値や魅力を発信する役割を担えば、事務職でもやりがいを感じられるでしょう。
- 【例】社内のイベントやプロジェクトを発信する役割を担う。
- 【例】会社の公式SNSを運営し、魅力を発信する。
- 【メリット】「単なる裏方」ではなく、発信者としての役割を持てる。
「ただの事務」ではなく、「人を動かす仕事」として捉えることで、もっと生き生きと働けるかもしれません。
向いている類似職
事務職で培ったスキルを活かしながら、もっと創造力や発信力を活かせる仕事に挑戦してみませんか?INFPにとって「やりがいのある仕事」とは、単なる作業ではなく自分のアイデアが形になること。そんな職業なら、きっと生き生きと働けるはずです。
1. 企画職
商品やイベント、プロジェクトのアイデアを考え、企画を立ち上げる仕事。クリエイティブな発想が活かせる。
- 【具体的な職業】マーケティング企画、商品企画、イベントプランナー
- 【事務職との類似点】資料作成やデータ分析などの事務スキルが活かせる
- 【INFP向きのポイント】「何かを生み出す」「アイデアを形にする」ことができる
「ただのサポート役」ではなく、「アイデアを発信する側」に回れる仕事です!
2. 広報・PR職
企業や商品の魅力を発信し、ブランドの価値を高める仕事。文章やデザインを使った発信が求められる。
- 【具体的な職業】企業広報、PR担当、SNSマーケティング
- 【事務職との類似点】社内調整や資料作成など、バックオフィス業務が活かせる
- 【INFP向きのポイント】「伝えたい想い」を言葉やビジュアルで表現できる
「決められた業務をこなす」のではなく、「自分の言葉で人を動かす仕事」です!
接客業
「人と関わる仕事だから、誰かの役に立てる」そう思っていませんか? でも、INFPにとっては感情の消耗が激しく、理想とは違うストレスを抱えがち。続きを読めば、もっとあなたに合った働き方が見つかるかもしれません。
接客業の仕事内容
「人と接する仕事だから楽しそう」と思われがちですが、実際には体力勝負だったり、ルーチン業務が多かったりと、想像と違う部分も多いもの。どんな働き方になるのか、一緒に確認してみましょう。
1. 飲食店スタッフ
オーダー受付・料理提供・会計・片付けなど、飲食店での接客や運営を担当する仕事。
【働き方の例】
- ファストフード店・カフェ・レストラン・居酒屋など幅広い業態で活躍。
- ピーク時はオーダーや片付けでマルチタスクが求められる。
- シフト制が基本で、土日祝・夜間勤務が多くなりがち。
2. 接客販売
商品をお客様に提案・販売し、レジ対応や品出し、店舗の管理を行う仕事。
【働き方の例】
- アパレル・雑貨・家電量販店・書店など、幅広い業界で募集がある。
- 店舗の目標売上に貢献するため、積極的な声かけや接客が必要。
- 季節ごとのディスプレイ変更や販促イベントの準備も担当することがある。
3. フロントスタッフ
ホテルや施設の受付・予約管理・問い合わせ対応など、接客を中心とした業務を担当する仕事。
【働き方の例】
- ホテル・旅館・フィットネスクラブ・美容サロンなどで活躍。
- お客様対応がメインで、言葉遣いやマナーが重視される。
- ナイトシフトや長時間勤務がある職場も少なくない。
INFPに向いていないと言える理由
「人と関わるのが好き」「誰かの役に立ちたい」そんな想いで接客業を選んでも、実際には感情の消耗が激しく、理想と現実のギャップに苦しむことも。INFPがストレスを感じやすいポイントを見ていきましょう。
1. 人の感情を察しすぎて気疲れしやすい
INFPは共感力が高いため、お客様のちょっとした不満や態度にも敏感になりすぎてしまいます。
- 「この人、不機嫌そう…私の対応が悪かった?」と気を遣いすぎる。
- クレーム対応の後、自分が否定されたような気持ちになり引きずってしまう。
- 笑顔をキープし続けるのが精神的にしんどくなる。
感情移入しやすいINFPにとって、接客の場面は常に精神的な負担になりやすいのです。
2. 1人1人に寄り添えず機械的な対応になりやすい
INFPは「目の前の人を大切にしたい」と思うタイプですが、接客業では「次のお客様へ」と流れ作業になりがち。
- 会話をじっくりしたいのに「お待たせしました!」と次の対応に追われる。
- 「もう少しお客様に寄り添いたい」と思っても、時間的な余裕がない。
- マニュアル通りの対応しかできず、思いやりを活かせない。
「本当はもっと丁寧に接したいのに…」とジレンマを感じやすい環境です。
3. 自分の価値観を押し殺して売ることを強要される
INFPは「自分が良いと思えないものを人に勧める」ことが苦手。なのに、接客業ではノルマや売上目標が求められます。
- 「これは微妙だな」と思っても、「一番人気ですよ!」と勧めないといけない。
- 自分が大切にしている倫理観や価値観を無視しなければならない場面がある。
- 営業トークを求められ、「お客様のために」ではなく「売るために」動かなければならない。
「お客様のために」が「会社のために」に変わった瞬間、心が折れてしまうかも。
4. 接客+作業で集中できない
INFPは1つのことにじっくり取り組むのが得意ですが、接客業ではマルチタスクが求められます。
- レジ対応しながら品出し、発注作業…「どこまでやったっけ?」と混乱する。
- お客様に声をかけられ、やっていた作業が中断されることが多い。
- 「次は何をやればいいの?」と流れを掴みにくく、常に気を張る必要がある。
一つのことに集中したいINFPにとって、常に気を散らされる環境は負担になりがちです。
適性が活かせる部分
接客業が苦手だと感じても、すべてが合わないわけではありません。INFPの感受性の高さや創造力を活かせる環境を選べば、やりがいを感じることもできるでしょう。
1. 客層の良い店舗でならやりがいを感じられる
INFPは丁寧な接客を心がけたいタイプ。そのため、接客が流れ作業になりにくい環境なら、満足度の高い仕事ができるでしょう。
- 【例】高級レストランや専門店では、じっくりお客様と向き合える。
- 【例】書店やセレクトショップでは、商品の世界観を伝えながら接客できる。
- 【メリット】お客様と深く関わることで、「ありがとう」が直接届く。
「売るための接客」ではなく、「お客様のための接客」ができる環境なら、INFPの優しさが活きます。
2. 販促企画など自己表現できる余地は意外とある
INFPはクリエイティブな業務にやりがいを感じるタイプ。接客業でも、発信や企画の場面では感性を活かせる可能性があります。
- 【例】POPやディスプレイの作成を担当できると、デザインの楽しさを感じられる。
- 【例】店舗のSNS運用を任されれば、自分の言葉でお店の魅力を発信できる。
- 【メリット】「ただ売る」だけでなく、「お店の世界観を表現する」仕事ができる。
「言われた通りに動く」だけではなく、「自分のアイデアを活かせる」仕事なら、INFPでも楽しめるかもしれません。
向いている類似職
接客業が合わなかったからといって、人と関わる仕事が向いていないわけではありません。INFPの感受性や共感力を活かしながら、自分のペースで働ける職種なら、より充実したキャリアを築けるでしょう。
1. フィールドセールス
企業や個人顧客に直接訪問し、商品やサービスを提案する営業職。お客様に寄り添った提案が求められる。
- 【具体的な職種】法人営業、ルートセールス、コンサルティング営業
- 【接客業との類似点】お客様のニーズを聞き取り、最適な提案をする点
- 【INFP向きのポイント】押し売りではなく、関係構築を重視した営業スタイルが可能
売るためではなく、「お客様の課題を解決するため」の営業なら、INFPの共感力を活かせるはず。
2. SNSマーケター
企業やブランドのSNSを運用し、商品の魅力を発信する仕事。文章力やクリエイティブな発想が求められる。
- 【具体的な職種】SNS運用担当、コンテンツプランナー、インフルエンサーマーケター
- 【接客業との類似点】商品の魅力を伝える仕事だが、直接の対面接客は不要
- 【INFP向きのポイント】文章やビジュアルで「共感を生む」発信が得意な人に向いている
「伝え方次第で人の心を動かせる」仕事なら、INFPのクリエイティブな感性が輝くはず。
3. カスタマーサクセス
お客様が商品やサービスをより良く活用できるようにサポートする仕事。関係構築が重要な役割。
- 【具体的な職種】SaaS企業のカスタマーサクセス、アフターサポート担当
- 【接客業との類似点】お客様対応がメインだが、じっくり寄り添ったサポートができる
- 【INFP向きのポイント】ノルマに追われるのではなく、「お客様の成功」に貢献できる
「売るため」ではなく、「お客様の役に立つため」の仕事なら、INFPがやりがいを感じやすい。
マーケター
マーケターの仕事内容
マーケターと一口に言っても、仕事内容は企業やポジションによって大きく異なります。
「数字分析がメイン?」「クリエイティブな仕事?」
あなたの適性に合うマーケティングの仕事を見極めましょう。
1. インハウスマーケター
自社のマーケティング戦略を考え、広告運用やプロモーションを実行する仕事。
- 【主な業務】SNS運用、広告運用、SEO、コンテンツマーケティング
- 【働き方】企業のマーケティング部門に所属し、自社の商品やサービスを広める
- 【求められるスキル】データ分析、ブランディング、クリエイティブ思考
「自分の会社の魅力を伝えるために戦略を立てる仕事」です。
2. マーケティングリサーチャー
市場調査を行い、消費者のニーズや競合分析を通じてマーケティング戦略を支援する仕事。
- 【主な業務】アンケート調査、データ分析、消費者トレンドの研究
- 【働き方】リサーチ会社に所属、または企業のマーケティング部門でリサーチを担当
- 【求められるスキル】統計分析、論理的思考、リサーチ手法の理解
「データをもとに市場の動向を読み解き、戦略に活かす仕事」です。
3. マーケティング支援会社
クライアント企業のマーケティング活動をサポートし、広告運用やキャンペーン設計を行う仕事。
- 【主な業務】クライアントの広告運用、マーケティング戦略の提案、プロモーション企画
- 【働き方】広告代理店やマーケティング支援企業に所属し、複数の企業を支援
- 【求められるスキル】提案力、分析力、クライアント対応スキル
「企業のマーケティングを支える裏方のプロフェッショナル」です。
INFPに向いていないと言える理由
マーケターは自由な発想でクリエイティブな仕事ができる?
そう思って始めても、実際は「数値」「調整」「競争」に縛られ、理想とのギャップに苦しむことも…。
やりがいよりも、ストレスのほうが大きくなる可能性があります。
1. 調整業務が多くて対人感情に振り回される
マーケターは「分析や企画」に集中できると思いがちですが、実は社内外の調整業務が多く、対人関係のストレスがつきもの。
- 【上司】「この方向で決定」と言われても、途中でコロコロ変わる
- 【クライアント】「この施策に予算を出せないから別の案を考えて」と突然の変更
- 【チーム】デザイナーやエンジニアとのやり取りがスムーズに進まず、板挟みに
「マーケティング戦略を考えたいのに、調整ばかりで疲れる…」と感じるかもしれません。
2. 売上や数字を重視する環境がストレスになりがち
INFPは「価値を届けること」にやりがいを感じるタイプ。しかし、マーケターの世界は「結果=数字」が全て。
- 【広告運用】「CTR(クリック率)が低いからもっと派手に」と、納得できない施策を指示される
- 【SNSマーケ】「バズらせることが最優先」と言われ、内容より拡散力を重視しなければならない
- 【営業連携】「売上につながるか?」が最重要視され、ブランド価値の向上は二の次
「本当にこのやり方でいいの?」と、自分の信念とのズレに苦しむかもしれません。
3. 理想よりも他社の成功事例を追うばかりでつまらない
マーケティングの現場では、独自のアイデアを試す機会は少なく、「成功事例の焼き直し」が基本。
- 【施策立案】「競合のこの施策が成功してるから、うちも真似しよう」と言われる
- 【広告制作】「この表現がウケたから、同じように作って」と言われ、独創性を発揮しにくい
- 【データ分析】「この指標で改善できるかを検証」と言われ、数値ベースの判断ばかり
「もっと新しいことに挑戦したいのに…」と感じてしまうかもしれません。
適性が活かせる部分
INFPがマーケターとして活躍できないわけではありません。
大切なのは、「自分の価値観を大切にできる分野を選ぶこと」。
売上至上主義ではなく、想いを届けるマーケティングなら、あなたの個性が活かせます。
1. クリエイティブ寄りのマーケターなら適性高め
INFPの感性や想像力を活かせる、デザインやコンテンツ制作寄りのマーケティングなら活躍しやすい。
- 【コンテンツマーケティング】共感を生む記事やブログの執筆
- 【クリエイティブディレクション】広告やSNSのビジュアルやコピーを考える
- 【ブランディング】企業のストーリーを伝えるコンテンツ作成
「売る」ではなく、「心を動かす」仕事なら、あなたの感性が活かせます。
2. 「売ること」より「伝えること」を重視する場合なら強みを活かしやすい
マーケティングの中でも、「伝える」ことに重点を置く分野なら、INFPの言葉選びのセンスが役立つ。
- 【ストーリーマーケティング】ブランドの価値を伝えるストーリー設計
- 【エディトリアルマーケティング】雑誌やWebメディアを活用したマーケティング
- 【SNS運用】ファンと関係を築きながら発信する
「誰かに共感してもらうこと」を大切にできるマーケティングなら、やりがいを感じられるはず。
3. 不特定多数との関係構築で強みを発揮
INFPは1対1の関係よりも、大勢に向けた発信で共感を生むのが得意な傾向があります。
- 【コミュニティマーケティング】ファンを育てるマーケティング施策
- 【イベントマーケティング】ブランドの価値を体験してもらう場づくり
- 【パーソナルブランディング】企業や個人の魅力を発信する
「不特定多数と深い関係を築く」マーケティングなら、あなたの共感力が活かせます。
向いてる類似職
マーケターとして数字に追われる仕事が苦手なら、
「共感を生む」「価値を伝える」ことに特化した職種を選ぶのが正解。
あなたの感性が活かせる仕事なら、やりがいを感じられるはずです。
1. Webマーケター
デジタル広告やSEOを活用し、企業や商品の魅力をWeb上で発信する仕事。
- 【業務内容】SNS運用、広告運用、SEO対策、コンテンツ制作
- 【働き方】企業のマーケティング部門やWeb広告代理店で活躍
- 【INFP向きな理由】直接的な売り込みではなく、情報提供で価値を伝えられる
「商品を売る」ではなく、「魅力を届ける」仕事なら、あなたの感性が活きます。
2. ブランドマネージャー
企業や商品のブランド価値を高め、共感を生むストーリーを作る仕事。
- 【業務内容】ブランド戦略立案、コンテンツ企画、PR施策
- 【働き方】企業のブランド部門や広告代理店で活躍
- 【INFP向きな理由】「売上」よりも「ブランドの想い」を重視できる
「数字ではなく、共感と感情で人を動かす仕事」がしたいならピッタリ。
3. コミュニティマネージャー
企業と顧客の関係を深め、ファンを育てる仕事。
- 【業務内容】イベント運営、SNSコミュニティ運営、ファンマーケティング
- 【働き方】スタートアップ企業やブランドマーケティング部門で活躍
- 【INFP向きな理由】人と深い関係を築き、価値を共有するのが得意
「企業の魅力をファンと一緒に作り上げる」仕事なら、やりがいを感じられます。
製造工の作業員
「手を動かす仕事なら向いているかも?」そう思っていませんか?
でも、INFPにとっては単調な流れ作業が思わぬストレスになることも…。
では、どんな環境なら活躍できるのでしょうか?
製造工の作業員の仕事内容
「ものづくりの現場で働く」というと、何をイメージしますか?
実は、製造業の作業員にはさまざまな役割があり、業界ごとに求められるスキルや働き方が異なります。
あなたが考えているイメージと合っているのか、具体的な職種を見ていきましょう。
1. 機械の組み立て
工場で部品を組み立て、製品として完成させる仕事。
決められた手順通りに作業を進めるため、正確さと集中力が求められる。
- 【主な業界】自動車、家電、精密機械など
- 【働き方】工場のライン作業、もしくは専門職としての組立作業
- 【特徴】一つひとつの工程を繰り返す仕事が多く、習熟すれば効率が上がる
2. 食品製造
食品工場で、パンやお菓子、飲料などを製造する仕事。
衛生管理が厳しく、決められたルール通りに作業を進める必要がある。
- 【主な業界】パン・お菓子・冷凍食品・飲料などの食品メーカー
- 【働き方】24時間稼働の工場が多く、交代制勤務が一般的
- 【特徴】マニュアル通りの作業が中心で、安定した需要がある
3. 検査・検品
製造された製品に不良がないかをチェックする仕事。
細かいミスを見逃さない慎重さが求められる。
- 【主な業界】食品、医薬品、自動車、電機、衣類など
- 【働き方】工場の品質管理部門で勤務、ライン作業と並行することも
- 【特徴】集中力を要するが、肉体労働が少ないため長く働きやすい
INFPに向いていないと言える理由
「コツコツ作業すれば安定して働ける」…そう思って製造業に飛び込んだものの、
気づけば心がすり減るような日々。
本当にこの仕事は、あなたの感性を活かせる環境でしょうか?
1. 流れ作業なので仕事の意義を感じにくい
INFPは「なぜこの仕事をするのか?」という意味や目的を大切にするタイプ。
しかし、製造業のライン作業では、与えられた作業を淡々と繰り返すだけのことがほとんどです。
- 目の前の部品を組み立てるだけで、完成品がどこで使われるのか分からない
- 「この仕事を通して何を生み出しているのか?」という実感が持てない
- 流れ作業のため、深く考えたり創意工夫する場面がほぼない
ただ機械のように手を動かすだけの日々が続き、「自分でなくてもできる仕事」と感じてしまうかもしれません。
2. 創造性の余地がなく、人間性より機械的な正確さが求められる
INFPは独自の発想を大切にし、自分らしさを活かした仕事を求めるタイプ。
しかし、製造業では個人の自由な考えや創意工夫はほぼ不要とされます。
- 「こうすればもっと良くなるのに…」と思っても、決められた手順を守るしかない
- 正確さとスピードが重視され、感情やひらめきは必要とされない
- 「余計なことは考えず、指示通りに動くのが仕事」と言われることも
あなたのクリエイティブな発想や、感受性を活かす余地はほとんどありません。
3. 他者との情緒的なコミュニケーションがほぼない
INFPは人との深い関わりを求め、共感や信頼関係の中でやりがいを感じるタイプ。
しかし、製造業の現場では、感情的なつながりはほぼゼロに近い環境です。
- 作業中は無言が基本、会話は業務連絡程度
- チームで協力する場面が少なく、「自分はただの歯車」と感じやすい
- 人の感情を気にしても、無機質な作業の中では意味をなさない
「もっと人と関わりたい」「共感し合える仕事がしたい」と思うINFPにとって、
孤独を感じやすく、やりがいを見出しにくい仕事といえるでしょう。
適性が活かせる部分
「やっぱり向いていないかも…」と感じても、
製造業がすべてのINFPにとって悪いわけではありません。
実は、特定の環境や働き方によっては、意外とストレスなく続けられるケースもあります。
1. 慣れれば無心で作業に没頭できる
INFPは一人で静かに作業をするのが得意なタイプ。
最初は単調に感じる仕事も、慣れてしまえば無心で取り組めることも。
- 細かい作業が得意な人は、繰り返しの仕事でも満足感を得られる
- 頭を使わず手を動かすことで、考えすぎるストレスから解放される
- 「仕事はお金を稼ぐ手段」と割り切れれば、精神的な負担は軽減
余計なことを考えずに、ひたすら作業に没頭できる環境なら、
むしろ心が落ち着く時間として活用できるかもしれません。
2. 全国各地、年齢関係なく広く採用が行われている
INFPは自分に合う仕事を探すのに時間がかかることもありますが、
製造業は全国どこでも求人があり、未経験からでもスタートしやすいのが魅力。
- 地方や都市部を問わず、どこでも仕事が見つかる
- 経験や学歴を問われにくく、転職や再就職がしやすい
- 短期や派遣の求人も多く、自分のペースで働ける
「とにかく生活を安定させたい」「自分に合う仕事を探すまでの繋ぎが欲しい」
そんなとき、製造業は柔軟な選択肢の一つになり得ます。
向いてる類似職
製造業の流れ作業には向いていなくても、
自分の手を使って何かを生み出す仕事なら、
INFPの感性やこだわりを活かせるかもしれません。
1. ハンドメイド作家
自分の感性を活かしてアクセサリーや雑貨を制作し、販売する仕事。
自分の世界観を形にできるため、INFPにはぴったり。
- 【主な仕事内容】アクセサリー、布小物、キャンドル、イラスト作品の制作・販売
- 【働き方】ネットショップ運営、ハンドメイドイベント出店、受注制作
- 【INFP向きポイント】自由な発想を形にできる / 他人のペースに縛られない
自分の作品に共感してくれる人が増えるほど、
「ものづくりを通して誰かの役に立っている」という実感を得られます。
2. 伝統工芸職人
昔ながらの技術を受け継ぎ、手作業で工芸品を作る仕事。
一つひとつの作品に魂を込めることができるのが魅力。
- 【主な仕事内容】陶芸、木工、染色、和紙、刀鍛冶など
- 【働き方】職人のもとで修行 / 企業に所属して製造 / 独立して工房を持つ
- 【INFP向きポイント】こだわりを追求できる / 深く没頭できる
大量生産ではなく、「手仕事」に価値を感じる人にとって、
一つの技術を極める生き方はやりがいを感じやすいでしょう。
3. 料理人
食材の組み合わせや調理法にこだわり、自分のスタイルで料理を提供する仕事。
創作料理など、表現の幅が広い職業。
- 【主な仕事内容】飲食店のシェフ、カフェオーナー、和食職人、パティシエ
- 【働き方】レストラン勤務 / 独立開業 / フリーランス料理人
- 【INFP向きポイント】創造性を発揮できる / 食を通じて人を喜ばせられる
料理はただ作るだけではなく、
「誰かに食べてもらうことで完成するアート」とも言えます。
INFPならではのこだわりが、お客さんの感動を生むかもしれません。