なぜ日本の社会がおかしくなるのか?資本主義とその他の主義を正しく理解すれば一発でわかります

ども。高卒ポンコツWebライター、スコシテン編集長でございます。

日本の社会はおかしい!」と思いつつも、

  • 何がおかしいのか?
  • 誰がおかいしいと思っているのか?
  • おかしいという感情はどこから湧いているのか?
  • そもそも「おかしい」とは何か?

…など、実にテキトーな感覚で「おかしい」だの言っているわけです。

まあ、それが普通なので安心してください。

根本的な原因で言えば資本主義」を正しく理解していないことが「おかしい」と感じさせる元凶だと言えます。

これは確信を持って言えますね。

「資本主義」といえば、高校の社会科だかで暗記術勉強法でしか学ばないので、まあ本質を理解できない人間が増えるのは仕方ありません。単語を暗記するだけならバカでもできますからね。

ゴタクはさておき。

「日本社会がおかしい!」と思う理由を、今回は「資本主義」という観点から説明していきます。

「資本主義」とはただのシステムです

資本主義」とはただのシステムです。

そして、社会や組織なども、ただのシステムでしかありません。

まあ「合理性」「論理性」「機能性」とでも、言い換えられるんでしょうが。

ゲームやプログラムのように、基本的かつ原理的に動く類のものであります。

つまり、極めて「矛盾の少ない=おかしくない」システムとして、資本主義は機能するわけです。

ではなぜ、日本の資本主義社会=システムがおかしくなるかというと、人間がシステム原理と矛盾した行動をとるからです。

まあ、厳密には日本は資本主義社会というよりも「消極的資本主義社会」と言うべきなんですけど、そこらへんは説明しだすとキリがないので、今回は便宜上「日本=資本主義社会」と定義させていただきます。

日本人は「反資本主義者」ばっかりです

ところが、日本人自体は反資本主義的思考の人間ばっかりです。

たとえば「おれも苦労しているんだからお前も苦労しろ」と主張する人間は、全体主義的な人間ですね。体育会系だとか、バブル弾ける前のモーレツ社員だか、軍国主義者の発想ですね。

「会社のために身も心もプライベートの時間も捨てろ」というのは、典型的な社会主義です。正社員終身雇用制度なんかも、本質的には社会主義ですね。あるいは、日本国民の歴史的体系における封建主義にも近いですね。

「国民みな平等!」と言っているのは、共産主義、理想論ですね。これはまあ、極めると例のカンボジアのポルポト政権みたいになるので、論外です。要は「国民全員原始時代並の生活!」という政策やれば、実現できちゃうので。なんなら人類滅亡させれば、人類皆平等です。

まあ、この旧時代の主義の厳密な定義については、それぞれ解釈が異なるので「それはちょっと違くない?」と思われる方もいるでしょうが、大雑把に分けるとそういう分類になるというのが、私の認識ですね。何分不勉強で、感覚的な捉え方しかしない性質なものなのでw

これらの主義はすべて、資本主義のシステムと相容れないものとなります。

そして厄介なのは、資本主義と反する主義が、国民感情に強く残ってしまっている点ですね。

なので、資本主義を真に理解できないバカどもが、世の中にたくさんはびこってしまうわけです。

まあ要は、資本主義社会って「伸びるやつが富を独り占めできる」システムなので、そりゃあ、多数から反感を買うわけです。ですので、その富の配分装置として、政府による税金の徴収であるわけです。

資本主義は性善説に基づけば、社会が発展していく

しかし、実は資本主義の上位に位置する人間が「富を独り占めする」という認識は、あくまで性悪説に基づくものであります。

合理的な判断のできる資本家は「下に金を回したほうが、自分も得をする」とわかりきっているからです。

そのため、大企業は決して富を独り占めせずに、慈善事業に従事したり、事業規模を拡大して雇用を増やすわけですね。これは、短期的視点での目先にこだわらず、長期的な利益にこだわった場合の発想です。というのも、慈善事業で貧困差をなくして犯罪率の低下した社会をつくり、自社の商品がより売れる社会を築き上げることができるからです。

資本家が投資するのも同じことです。クラウドファンディングなども今は盛んですが、要は金持ちの娯楽で、新しい事業や面白い企画に、金を払って成長を見守るわけですね。子供の教育費払うのと本質は変わりありません。

つまり、資本主義の勝者・上位層というのは、性善説に基いて動くことで、社会的には総じてプラスになるわけです。

ですので「金持ちはずるい!貧乏になれ!もっと税金とれ!」というのは、バカの浅ましき発想なわけなのです。

そして、そういう矮小な奴らが「自分が金持ちになったら富を独り占めする」という、勝手な性悪説を抱いているから、前時代の反資本主義的な思考に陥っていくわけですね。

政府が反資本主義的

ただまあ、性悪説に基いておかないと、まじで富を独り占めするやつが出てきた時に独裁国家になってしまう恐れもあるので、政府が税金まきあげて、予算として「富の再配分」を行うわけです。

ですので、資本主義社会の中に、反資本主義的な政府が存在することで、日本はバランスがとれているわけですね。

ところが、政府も官僚も公務員も資本主義のセンスがないので、予算を無駄に溶かすわけです。

そうなると、性善説に基づき行動している資本主義の勝者たちは、そりゃまああの手この手で税金の徴収もくぐり抜けてくるわけです。

まあ、国政が経済成長を伸ばせないのも、予算を無駄に溶かしていくのも、政府の組織構造が反資本主義的という矛盾を抱えているからなわけですね。

資本主義の競争原理が存在しないので、無能な職員、コネ入社、天下り、着服など、小賢しい私益に満ちた人物がうじゃうじゃ湧いてくるわけです。

たとえば、教員不足問題なんかにしても、資本主義原理を学校に持ち込むことで、派遣教員であったり、部活顧問の外部委託も可能になりますし、教員の質も競争原理で向上が図れるわけですね。まあ、あくまで机上論の話ですので、実際にやっちゃったら色々問題も出てきますがね。

地方過疎化問題にしてもそうです。地方創生だかで無駄な予算が自治体で溶かされていますが、ただでさえ資本主義センスのない地方公務員に、地方誘致移民競争なんてできるわけないでしょ…っちゅう話ですね。公務員のみなさん、資本主義を学びましょう。

会社が社会主義・全体主義

また、日本の企業は資本会社にも関わらず、内部構造は以前社会主義的でもあります。

まあ、これは正社員終身雇用制度が、江戸時代だかの家督制度そのものなのがすべての元凶です。

無能で生産力のない社員でも、上に上がることができるシステムなんですから。

また、現場単位で発生する同調圧力的な”全体主義”的な現場も、日本の社会がおかしいと言われる所以でしょう。全体主義=体育会系的根性論とも言いかえられますね。

「苦しくても頑張ればどうにかなる!」とかいう、バカなあれです。それで日本は原爆落とされるまで負けを認めなかったわけですからね。

ブラック企業が生まれる根本的な原因も、全体主義的な発想で組織経営するからです。

資本主義と反資本主義の妥協点を探ることが鍵

まあ、この話は何万文字あっても説明しきれないので、今回はこのあたりまでにします。

おおよそ、感覚的に概要はつかめたはずです。

では、最後に具体的な解決策のヒントを。

資本主義社会の中に、旧時代の反資本主義構造が残るのは仕方のないことでしょう。

現実的解決策は、その妥協点を探り出すことです。

これは「ゲーム理論」の原理を理解するのが一番でしょう。まあ、私はほぼ感覚的な捉え方しかできていませんが、このゲーム理論の意味することは「すべての人間がWin-Win」という環境を実現するために、非常に役に立つ思考法を育めます。

職場内の人間の利益=悩みの配分について書いていますが、職場を資本主義原理的にまとめる際には、ゲーム理論のように「出来る限りすべての人間が得をする」という妥協点・納得点を、現場マネージャーが探り出す必要があるわけです。

それが出来なければ、誰かの不満もたまります。そして、それを力づくで統一しようともなれば「全体主義=体育会系」的な現場、つまりブラック企業に近づいていくわけですね。

私が日本の企業に従属しない根本的な理由は、資本主義を実践していない現場があまりに多すぎるからですね。『「苦労を知らない」という奴らが社会の害である理由をとことんあぶり出す。苦労の代わりに苦悩し続けているオレの言葉を聞け!』という記事にも書いてありますが、現代日本は経済成長が頭打ちになったことで「苦労から苦悩する」という、資本主義的な思考や方法論を誰もが実践するステップに突入したのです。

アベノミクス”働き方改革”をどう受け取るか?格差の広がる社会であなたはどう生きますか?』という記事にも書いていますが、実は政府の施策も、緩慢な資本主義シフトを促しています。

ゆとり教育の実施による「苦労から苦悩」への教育転換、派遣労働法による全体主義・社会主義雇用の緩和、郵政民営化による通信事業としての市場競争原理化、市町村合併・地方創生交付金による自治体競争の促し、副業解禁による自由資本主義社員化…など。結果としては、法律も政策の意図も理解せず…あるいは悪用して資本主義とは逆行する人間ばかりが生まれる結果となりましたけどね。

「日本はおかしい!」と叫ぶ前に、まずは資本主義を真に理解し、先進国として今後どう歩んでいくか、全国民が考えていかなければ、足を引っ張り合うだけの前時代に逆行していくだけです。