「今の会社が信用できない…」
この記事ではそうお悩みの方に向けて、以下の内容をお伝えしていきます。
- 信用できない会社の特徴とその根拠
- 信用できない上司や社長の特徴
- 会社が信用できなくなったらどうするべきか?
信用できない会社の特徴とその根拠に加え、会社が信用できなくなったら行うべきことまでご紹介していきますので、今の会社に不信感をお持ちの方はぜひ参考にしてみてください。
信用できない会社の特徴は?
給料が支払われない会社
最低限の基準として、給料がしっかり支払われない会社は信用できないと言えるでしょう。
法律の取り決めとして、会社は必ず毎月一回、決められた期日に従業員に賃金を支払わなければならない義務があります。
賃金は、毎月1回以上、一定の期日を定めて支払わなければいけません。したがって、「今月分は来月2か月分まとめて払うから待ってくれ」ということは認められませんし、支払日を「毎月20日~25日の間」や「毎月第4金曜日」など変動する期日とすることは認められません。ただし、臨時の賃金や賞与(ボーナス)は例外として適用はありません。
出典:https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/dl/rule.pdf
給料未払いが起こるような会社は法律すら守れていないと言え、最低限の信用すらないと判断してもいいでしょう。

給料を支払わない会社なんてあるんですか…?

社内制度の整ってない零細企業・ベンチャー企業なら
十分にあり得る事例だ…
社内制度や給料の支払い体制がしっかりしていないような会社は、労働法を理解していないことも珍しくないため、給料の未払いがあったとしてもなんら不思議がありません。

もし給料が支払われない事態に遭遇したら
どうすればいいんですかね…?
仮に読者が信用できない会社で働いていて、給料未払いという事態に遭遇していたら「労働監督署」に相談したり、場合によっては弁護士にも相談しなければならないこともあります。

給料未払いに関する対処法は
弁護士監修の以下の記事を参考にしてくれ
給料が低すぎる会社
給料が支払われないのは論外として、給料が低すぎる会社も信用できない会社だと思って疑ってかかるべきでしょう。

給料の高い・低いって
どうやって判断すればいいんですか?

それは「最低賃金」を目安にするといいかもな
自分の会社の賃金が低すぎないかどうかを判断するには「最低賃金」を基準にするのがいいでしょう。
2020年3月現在、東京との最低賃金は時給1,013円、地方(沖縄、宮崎、青森など)の最低賃金は時給790円となっています。
※業種・職種や雇用形態によっては最低賃金を下回ることもあります。

最低賃金は厚生労働省の運営する
以下のサイトでチェックできるぞ!
ただし、この「最低賃金」はあくまで時間給制の雇用形態のみに適用され、法律上の抜け道も少なからず存在します。
つまり、雇用形態や賃金体制によっては、実労働時間に対しての時給が最低賃金を下回ることがあり、社員として働いているのにアルバイトよりも賃金が低いという状態になることもあり得るわけです。
もし、時間当たりの給料が最低賃金を下回る場合、仕事内容や雇用形態に対しての給料が不当に低すぎると言えるので、会社を信用しない方がいいと言えます。

自分の年収が低すぎると感じている場合は
転職アプリ「ミイダス」で適性年収を測ってみるといいかもな!
ミイダスでは自分の適性年収や適職診断が無料で使え、企業からのスカウト求人も届き、転職に役立つツールです。もし、今の会社の給料が低すぎて信用できないのであれば、転職して年収を上げる機会につながるはずですので、この機会に登録してみましょう。
ボーナス出ない・給料が上がらない会社
会社が信用できない理由しては、ボーナスが出ない・給料が上がらないという不満もあるかと思います。

「働けるだけありがたい」みたいな意見もあるけど
長く働いてても給料が上がらないのは辛いですよね…

何年も働いて給料が上がらないような会社は
不信感も溜まってしまいますよ…
給料が上がらない・ボーナスが出ない会社の場合、会社側にも事情や都合があるので一概に「信用できない」とは言い難いので、まずは「給料が上がらない(あるいはボーナスが出ない)原因」を抑えておくといいでしょう。
▼長く勤めても給料が上がらない・ボーナスが出ない原因
- 会社(あるいは業界全体)の業績が下がっている
- 給与体制がしっかりしていない
- 社内評価制度がしっかりしていない
一般的な企業であれば、経団連の定める給与ベースに則って査定されるため、数年働いておけば給料は年々上がっていくはずです。
逆に言えば、年々給料が上がらないような会社は、何かしらの問題があると考えて疑っておくべきです。

中には「上司がしっかり査定しない」という理由だけで
給料が上がらない…なんて事例もあるからな
給料が上がらない原因として「査定するべき人がしっかりと仕事しない」という理由だけで、長年の間、給料が横ばいという状態も珍しくはありません。

ボーナスについてはどう判断すればいいんですか?
ボーナス(賞与)の支給については、経済状況や会社の業績が大きく絡むため、経営に関する知識がなければ正確に評価できないのが実情です。

ボーナスが出ない場合の判断項目は
以下の記事にまとめてあります
求人条件と仕事内容が違う会社
求人表の内容や企業ホームページの事業内容と、実際の仕事内容があまりに違い過ぎる会社も信用できない会社と言えるかもしれません。
質の悪い転職求人サイトですと、求人票と実態の違い過ぎる会社の募集が出ていることも多く、入社後に不信感を抱いたまま働く人も後を絶ちません。
とくに、ハローワークのように企業側の自主申告によって求人内容が制作される場合は、求人の記載と実態が大きく違う場合が多くなりがちです。

「ハローワークの求人はウソが多い」と言われているが
様々な理由が重なって求職者と食い違いが多いみたいだ…
入社してみて「思ったのと違う…」と思われるような会社は、入社してきた人材に不信感を抱かせてしまうだけ…という意味ではあまり信用できない会社と言えるかもしれません。
信用できない会社は、入社後におかしいと感じて早期離職されるリスクを改善せず、採用された後に言いなりになるような人材だけを確保するやり方が当たり前になっているので、社内全体で不信感が蔓延しているのかもしれません。

たしかにブラック企業は新入社員を洗脳して
おかしい環境に不信感を抱かせないようにしますからね…
ひどい場合ですと「待遇条件を本来より良く書いてないと人が来ない」という理由で求人内容を良く見せているだけの会社もあるので、そういった場合は信用できない会社だと疑った方がいいでしょう。

求人内容と実態が違い過ぎる会社に入社してしまった場合は
以下の記事も参考にしてみてくださいね
事業内容に不透明なところが多い会社
事業内容に不透明なところが多い会社にも注意です。
事業内容が不透明な場合、以下のような業務に関わっている可能性があり、最悪、不正や犯罪に加担してしまう可能性もあるので注意が必要です。
- 詐欺的な手口を使っている会社(違法建築、詐欺商材勧誘など)
- 風俗・性産業に関わっている会社
- 反社会的勢力とつながりのある会社
わかった上で入社しているのであれば問題ありませんが、従業員に説明されないまま上記のような業務を振られていると感じているなら、要注意です。
中には、摘発された際に末端の従業員に罪を押しつけたり、会社が計画倒産して逃げるなど、非常に悪質な会社も存在します。
いずれにせよ、事業内容に不透明なところがあったり、社員ですら「何をしているか?」がわからないような会社は怪しいと言えるので、注意しておくに越したことはないでしょう。
信用できない上司や社長の特徴は?
会社・企業自体が信用できないと言うよりは、上司や社長が信用できないで会社全体に不信感を持つというケースもあるはずです。
社内で不信感を抱かれる上司や社長の特徴を見てみると、主に上記のような例が多いです。
日頃から、部下や社員の面倒を見たり、関係構築に力を入れていない会社は、部下や社員からの信頼を得る気がないと見られたとしても不思議ではありません。

社員や部下の信用を得ようとしない会社は
人が離れていっても不思議ではないので
転職する際の判断材料にしてもいいかもな…
理不尽な命令を突然下してくる会社は信用できない?
理不尽な命令を突然下してくる会社も、信用できない会社と言えるかもしれません。
仕事では多少の理不尽は付き物ですが、それにも度があるというものです。
少なからず、本人の意向を一切汲まず、一方的な指示や命令を下してくる会社は、気持ち的には信用できないと思われても仕方ありません。

どこからが社員に不信感を抱かれるラインですかね?
転職した人の経験談を見てみると「プライベートに影響を及ぼす」レベルの理不尽は不信感を抱いて退職するきっかけになってることが多いと感じます。
▼プライベートに影響を及ぼす理不尽な会社命令
- 生活レベルが激変する出張・転勤を準備期間なしに指示してくる
- 事前予告なしの給料カット・ボーナスカット
- 納得行く説明なしの理不尽な転属や出向命令

会社都合でプライベートが大きく変わるって
精神的にも色々答えますからね…
このような理不尽な指示・命令は、通常であれば会社側も余裕を持って通達したり、あるいは昇給・出世などの交渉材料を提示した上で行ってきます。
逆に言えば、そうでない会社は社員のプライベートの都合や気持ちを一切汲まない会社だと言えるので、信用できないと思われてもしょうがないことでしょう。

会社が理不尽で信用できないと感じているなら
以下の記事も参考にしてみてくれ!
会社の誰も信用できない場合は?
職場の誰も信用できないため、会社全体に不信感を感じることもあると思います。
▼職場の誰も信用できない原因
- 新入社員に冷たい職場
- 社員がウソをついて面倒事を押し付けてくる会社
- 教える内容が適当な職場(社員も完全に業務内容を把握していない)
- 自分のミスを他人に押し付けてくる会社
- 社員同士の仲が悪くギスギスしている職場

そういえば、女だらけの殺伐とした職場に入社して
誰も信用できないことがあったな…

上司の教え方が適当で仕事が身につかない職場は居づらいですよね…
誰も信用できない職場は全体の雰囲気がギスギスしており、他人に面倒な仕事やミスを押し付けたりするような事態が多くあるようです。
信用できない会社で働き続けるべきか?辞めるべきか?
これまでご紹介しているような信用できない会社で、働き続けた方がいいのか悩んでいる方もいらっしゃるかと思います。
▼信用できない会社で働き続けるデメリット
- 給料が上がらない・昇進に出来ないためモチベーションが維持出来ない
- 会社が信じられないので仕事のモチベーションが低下する
- 理不尽な指示や命令に怯えながら働くことになるので気分が悪い
- 今後も不信感を抱えたまま働くことになるので居心地が悪い

こうして見ると信用できない会社で働くデメリットは大きいですね…

会社や職場の人間を信用できるかどうかは
仕事のモチベーションに直結するからな…
もし、信用できない会社で働き続けていて、モチベーションの維持が出来ないで仕事がはかどらないのであれば、辞めることを考えた方がいいかもしれません。
会社が信用できないなら転職するべきか?
会社が信用できないで仕事に悪影響が出ていると感じているのであれば、転職を考えておいて損はないでしょう。
▼会社が信用できないで転職を考えた方がいいケース
- 給料が出ない・上がらないなど生活に直結する
- 転勤命令などがプライベートに深刻な影響を与える
- 周りの社員や上司との関係が冷え込んでいて仕事に悪影響が出ている
- 求人内容と実態が違い過ぎて仕事についていけない

でもこういった転職理由って
次の転職先で悪く思われませんか?
一般的にネガティブな退職理由は転職活動では不利になりがちですが、転職活動を通す中でポジティブな転職理由にすればいいだけなので、気にする必要はありません。

自己アピールが苦手なので
ポジティブな転職理由が思いつかないかも…
会社が信用出来ない場合の転職理由を考えるコツとしては、今回の記事で紹介しているような「会社が信用できないことで生じている仕事への悪影響」さえ説明出来れば、転職活動の面接時でも十分な理解を得られることでしょう。

まともな人事であれば
どこの職場にもネガティブなことがあることは
それなりに理解しているはずだからな…
転職活動においては、ネガティブな動機から始まることが大半なので、会社が信用できない場合でも「きっかけ」としては何ら問題ありません。

どうしても不安な人は
以下の記事も参考にしてみてくれ!
会社が信用できないで転職する場合は転職エージェントの力を借りておこう
どうしても会社が信用できないで転職したい場合は、まずは「転職エージェント」に登録しておき、相談しておくといいでしょう。
転職エージェントは無料で利用でき、以下のようなサポートに期待できます。
▼転職エージェントで受けられるサポート(すべて無料)
- プロのアドバイザーに転職に関する相談が出来る(キャリアカウンセリング)
- 自分の経歴に合った求人を紹介してもらえる
- 面接の日程調整やアドバイスをしてもらえる
- 企業との年収交渉や内定後の引継ぎも行ってくれる
転職エージェントをしっかり活用すれば、上記のようなサポートがフルに受けられるため、転職に関する負担が減り、スムーズに進められるようになります。

転職エージェントが信用できない場合はどうすればいいんですかね?

転職エージェントはあくまでビジネスなので
「信用できる」かよりも「利益になる」で判断される…

なので以下の点に気をつけると
他の利用者よりも優先してもらえるかもな!
▼転職エージェントに信用して優遇してもらえるコツ
- 転職期間をなるべく早めに設定しておいて意欲の高さを見せておく
- 職務経歴書を定期的に添削してエージェント側にわかりやすくする
- 積極的に求人応募・面接日程を組んで担当者に早めに報告する
- こまめにオススメされた求人に返信して反応しておく
転職エージェントを利用する際に見落としがちですが、他の利用者もいる手前、モチベーションの高い人材や反応をこまめにしている利用者が優遇されやすいという性質があります。
また、どうしても転職エージェントの担当者が信用できないと感じた場合は、
「担当者の交換を申し出る(公式サイト内に申請システムがある)」
「他の転職エージェントも併用しておく(登録の際に申請可能)」
…など、利用者側でも選択肢があるので、信用できる担当者を見つけることも可能です。

どうしても転職エージェントが信用できない場合は
以下の記事で利用者側で対策できる項目をまとめているので
ぜひとも参考にしてくれ!