「経歴に傷があるので採用されるのか不安…」
そう悩んでいませんか?
日本の大手企業は「経歴に傷のない汚れのないキレイな人材が欲しい」と考えがちです。
ですが、世の中には「経歴なんか関係ない、人間性や人柄重視だ」という企業や面接官も、少なくはありません。
たとえば、当サイトに広告掲載の依頼を頂いている「UZUZ株式会社」様のツイッター公式アカウントにて、以下のようなツイートがされています。
ブランク3年あって居酒屋で働いてただけっていう方も、
・その経歴を客観視してはなせる(変に盛らず、変にさげない)
・自分の努力や考え方を話せる
・何ができて何ができないかを話せる
ができてると確かに受かっちゃうよね。— 今村 邦之 ナウビレッジ代表取締役 (@Kuniyuki119) November 29, 2018
人材会社の中の人の意見で、現場での実体験に基づく発言ですので、非常に説得力がありますね。
当サイトでも、色々なリサーチを経て「採用されやすい人とそうじゃない人」という条件は、だいたい把握できております。
とくに若手に関して言えば「謙虚さ・やる気・熱意」などです。
それはなぜかというと、20代の若者なんて、企業からすればペーペーの未熟な奴ばっかりだからです。
ですので、基本が出来ているかどうかだけで、他の20代に余裕で差をつけることも可能です。
また私自身、マネジメント経験や、仕事を委託した経験もあるので「この人とは仕事したくないな…」みたいに思う人もいますが、そういう人との条件とも合致します。
ちなみに、私は元ニートから前年比500倍以上の業績叩き出してますので、マジで基本だけしっかりしておけば、楽勝です。
…とはいえ、経歴に傷がある人は「自分でも採用してもらえるのかな?」と不安ですよね。
そこで、この記事では上のツイートをさらに掘り下げてみて、経歴に傷があるのに採用されやすい人の特徴を、ご紹介していきます。
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経歴に傷がある人とは?
「経歴に傷がある…」と言っても、傷の深さは人それぞれです。
一度の失恋で「もう、ボクの世界は終わりだ…」と嘆く男もいれば、男をとっかえひっかえしまくって振られる度に「傷ついた、けど、今度は幸せになってみせる!」といちいちSNSに報告する女もいます。
経歴の傷もそれと同じで、深さや痛みが人によって変わります。
ですが、転職市場全体で考えるのであれば、一般的に以下のような人が「経歴に傷がある」と言われております。
経歴に傷があると判断されやすい人
- 大学・専門学校・高校中退
- 3年以内の早期離職→第二新卒
- 就職先が決まらずに卒業→既卒
- フリーターなどの非正規として職を転々としている
- 短期間内に何度も辞めた経歴がある
意識高い系の企業は「経歴に傷がある奴は認めん!」だとか「一貫した経歴じゃないねえ…」だとか「キャリアパス描いてこなかったの?」みたいな、ガンコオヤジだらけです。
ですので、経歴に傷があると、まるでお宝鑑定団で傷があるので買い取り査定額が下がるみたいに、人材価値が下がる傾向にあります。
…が、たったの一度や失敗で復活するチャンスが与えられないなんて、絶対に間違っていますよね?
ですが、冒頭にご紹介した「ウズキャリ」や、企業理念として”社会貢献”を掲げるリクルートの「就職Shop」など、失敗した若手人材にチャンスをくれる人材会社が、最近では増えています。
…しかし、人材会社を使ったとしても、必ずしも就職・転職が成功するわけではないのも、事実です。
確実に就職・転職を成功させたいのであれば、以下のような特徴を抑えて、参考にしてみてください。
経歴に傷があっても採用される人の特徴は?
礼儀正しい
経歴に傷があっても採用される人の条件は「礼儀正しい」です。
これは別に「ビジネスマナーを守る!」だとか「口調も態度も丁寧に」だとか「身だしなみが大事」だとか、そういう表面上の問題ではありません。
仕事相手に対する、態度や心構えの話です。
ヤクザ風に言えば「相手のシマに入っているんだから、相手側のルールを尊重しろ」的な掟を意識すれば、わかりやすいでしょう。
世の中には「マナーが出来ていて口調も丁寧なのに、まったく仕事が出来ない」人間も、存在します。
また「慇懃無礼」という言葉があります。
慇懃無礼(いんぎんぶれい)とは?
言葉や態度などが丁寧すぎて、かえって無礼であるさま。あまりに丁寧すぎると、かえって嫌味で誠意が感じられなくなるさま。また、表面の態度はきわめて礼儀正しく丁寧だが、実は尊大で相手を見下げているさま。
マナーは完璧で口調も丁寧なのに、人を小バカにした態度取ってくる人間のことですね。
(割とこれ、よくやってくる人います。なぜかそういう人ほど、口調だけクッソ丁寧だけど、行動がまったく伴っていない傾向にあります)
社会経験のある人間であれば、そういう”メッキを貼り付けただけ”の人間はだいたい見抜けます。
学校のテストなら一夜漬けでカンタンに100点取れますが、就職・転職の面談はそうはいきません。
逆にマナーや口調はテキトーなのに、仕事に対する態度はしっかりしている人も、大勢います。
仕事における「礼儀正しさ」とは、仕事で色んな人と関わった分だけ自然と身につく能力ですので、採用の判断基準としての比重が大きくなるのでしょう。
あとはまあ、連絡対応や相談をこまめに、しっかり取るなどの基本なども礼儀のうちのひとつでしょう。
勤勉で努力家である
経歴に傷があっても採用される人の条件は「勤勉で努力家である」ことです。
転職活動において出来る努力とは、以下のようなこと。
- 履歴書や職務経歴書をしっかりと書いて、アドバイザーに添削してもらう
- 求人の紹介をもらったら、出来る限りスピーディーに返信
- 面談の練習をしっかりとしておく
- 出来れば、業界研究・企業研究などの事前学習もしておく
就職支援サービスや転職エージェントを使うにしても、細かい所で他の利用者と”差”がつきます。
別に、その努力や勉強が面接や仕事に直接役に立たなくても、問題ありません。
努力する姿勢そのものが、大事なのです。
これは本当に、他人に指導したり、仕事を振る側になってみないと、実感できません。
要は「成長する意志や姿勢」が、重要なのです。
一番ダメなのが「採用決まったら、楽になれる…」「早く、内定決めてくれ!」みたいな、お客様根性丸出しの人ですね。
お客様は神様じゃない、神サイトはスコシテン、神アイドルは真中らぁらちゃんだけだ!
…すみません、つい「神」という言葉が頭に浮かび、暴走してしまいました。
人材サービスのアドバイザーが出来るのは、あくまで「サポート」であり、最後の決め手は自分自身の手で打つ必要があります。
自分の非を素直に認める
「間違ったら素直に謝る」というのも大事ですが、もう一歩踏み込んで「自分の非を認め、代案や改善策を示せる」というのが、個人的に一緒に長く仕事したいと感じるタイプです。
たとえば、前職の上司がムカついて辞めた場合は、以下のような考え方。
「上司と合わないので辞めましたが、今思えば、自分のことを思いやって言ってくれていたのだと思います。自分も浅はかでした…」
仕事においても人生においても「上司が悪い」だとか「社会が悪い」だとか「時代が悪い」だとか、ついつい他人のせいにしてしまいがちです。
仮に相手が99%悪いとしても、1%でも自分に非があるのであれば、アレコレ愚痴を言うより自分を変えたほうが何倍も建設的です。
(え?相手が100%悪い場合?あらゆる手を使って、ねじ伏せるに決まってんだろ?)
私も根本的に他人に期待しなくなったので、自分しか信じておりません。
自分の考え方を持っている
転職活動では「自分の考え方を持っている」というのは、大事です。
なぜかというと、考え方の軸がしっかりしておけば、発言も行動も一貫するからです。
逆にダメなのが「なんとなく…」とか「アレもコレも嫌…」という”地に足がついていない”タイプですね。
経歴がある人であればともかく、経歴に傷がついている人は人事から「考えがふわふわしているから、辞めそうだなあ…」だとか「嫌なことがあったら逃げるタイプだな…」だとか、疑われます。
事実、自分の中で確固たる信念がないので、辞めます。
それはだいたい、以下のような理由です。
「思ってたのと違った…」
「人間関係が合わないので嫌…」
「思ってたよりもつらい…」
自分の考え方がしっかりしていないと、会社との考え方が違うと、働くのが嫌になるのです。
ちなみにスコシテンの教義では「背負う使命が重ければ重いほど、仕事の価値が高まる」と説かれております。
「使命」の部分は「責任」や「期待」に置き換えてもいいでしょう。
要は「自分が今、やるべきこと・やりたいこと」がしっかり見えていて、それが採用先と合うかどうかの問題ですね。
自分を客観的に把握している
経歴に傷がある人でも「自分を客観的に把握しておく」と、スムーズに内定がもらえます。
「何が出来て、何が出来ないか?」
これをしっかり把握しておくと、仕事がスムーズに進むからです。
また、色んな仕事を一通り経験してこないと、自分の得手・不得手は理解できません。
そこを、勘違いして「自分でもこの仕事出来そう!」とナメてかかってきて、途中で折れて逃げていく奴が、この世にはたくさんいます。
もちろん、人間はナメてかかって痛い目にあえばあうほどメンタルが強くなり、人間的に成長します。
そう、辞めた数だけ強くなれるんですよ。
ですので、経歴に傷がある方は誇ってください。
人は傷つけば傷つくほど、強くなれます。
「傷なんてつかないよ、笑顔が教えてくれた、勇気にリミットないこと」
以上のように、経歴に傷がある人でも採用される具体例をご紹介して参りましたが、いかがでしたか?
人は傷つけば傷つくほど、誰かに優しくなれ、強く成長していけます。
そして、その傷を笑顔で受け流せば、勇気が無限に湧いてきます。
そう。人は経歴に傷がつけばつくほど、人間として成長できるんです。
ワンピースでも、ルフィやゾロが傷だらけになって歴戦の猛者になって風格を漂わせているが、あれと同じです。
傷だらけの経歴書でも、勝ち取れる内定があるんです。
ぜひ、傷を恥じることなく、勇気を持って転職活動に望んでみてください。
経歴の傷が不安で踏み出せない人は就職支援サービスを使っておこう
経歴に傷があって、就職や転職で悩んでいる人は、20代向けの就職支援サービスを使っておくのが一番でしょう。
就職支援サービスは、経歴に傷のある人を対象としているため、今まで似たような境遇を抱えた相談者が転職を成功させた体験談などを聞けるので、勇気が湧いてきます。
20代であれば、今までの学歴・経歴問わずに利用できますので、ぜひ経歴に自信が持てない方は活用してみてください。