「既卒のままニートになってしまった…」
「既卒ニートだから就職はもう無理…」
「20代で就職できなかったらから負け組だ…」
就職先が決まらないまま、既卒生やニートとなり「就職はもう無理だ…」と諦める若者は少なくありません。
日本人は一度レールから外れた人間には厳しい風潮があるので、就職先が決まらないままの既卒やニートに対しての理解はまだまだ低いのが現状です。
ですが、もし読者が既卒・ニートで思い悩んでいるのであれば、何も諦める必要はありません。
就職も転職も、やるべきことをしっかりやっておけば、必ず成功へとたどり着けます。
逆に言えば、世の中にはやるべきことをやらない人が多いから、就職も転職も厳しいと言われがちなのです。
当記事では、既卒からニートになってしまい就職は無理だと諦めている読者に向けて、知っておくべき情報をお届けしていきます。
既卒1年目/2年目の就職はそこまで無理ではない?
卒業後、既卒やニートになってしまって1年目~2年目の人は「周りから遅れてしまったから就職は無理…」と悩みがちです。
ですが、既卒生を積極的に採用している企業に関しては、既卒・ニート期間が1~2年内であればそこまで大きく不利になるということはありません。
そもそも、新卒一括採用が優遇されるのは、企業側にとって入社後の研修が一括で行えるから効率的という理由が大きく、研修制度がしっかりしている一部の企業にとっての話です。
そうでない企業からすればとにかく若手人材が確保できればいいので、そこまで既卒・ニートの空白期間は気にされません。
ただし、企業側としては既卒でも若ければ若いほど、行動が早ければ早いほどいいと言うのが本音ですので、就職活動を始めるなら早いに越したことはないでしょう。
既卒3年目の就職は無理になりやすい?
既卒3年目の就職は以下のような理由から、やや無理になりやすいです。
- 既卒者採用の助成金が出る/出ないの境目になる年数
- 誕生日次第で年齢制限に引っかかる可能性が出てくる(25歳/27歳)
とくに、既卒者が「3年以内」と設定されている理由となる「特定求職者雇用開発助成金」の対象になるかならないかの節目になる年なので、早めに行動しておきたいです。

国から助成金が出るという理由で
既卒者の採用に積極的な企業からは
既卒3年目が最後のチャンスになるわけだな!
既卒3年目は、言ってしまえば若者に最後に許された就職期間延長戦のようなものなので、該当者は必ずその年以内に内定を確保しておきたいです。
既卒ニート4年目以降からの就職はもう無理?
既卒4年目以降から就職・転職する場合は、既卒3年目未満の人と比べて不利になります。
これは卒業後3年以上過ぎた人材を採用したとしても、国から企業に助成金の手当てが出ないからです。
そのため、助成金が出るという理由で既卒者の採用に積極的だった企業は、既卒4年目以降は問答無用で弾くことが多くなるわけです。

既卒4年目以降からは採用してもらえる可能性のある企業の数が
減ってしまうわけですね…
ただし、以下のような事情も踏まえると、既卒4年目以降でも就職が絶対に無理というわけではない点は知っておくべきです。
▼既卒4年目以降でも就職が絶対に無理ではない理由は?
- 既卒向けの就職支援サービスは20代であればサポート対象に含んでいる
- 少子高齢化のため、未経験者の採用に積極的な企業は多い
- 正社員以外(契約社員・派遣社員)も含めれば選択肢は多い
- 助成金が出ずとも若手が欲しい会社は存在する
あくまで「既卒3年以内で助成金が出るから採用する」というのは事務手続き上の話であって、必ずしもすべての企業が既卒4年目以降の若者を不採用にするわけではありません。
また、既卒4年目以降の人を採用する会社がブラックで待遇が悪いというわけでもなく、ただ単に「既卒3年を越えたら採用しない」という基準を設けている企業が一定数存在するだけなのです。

それでも不利になると聞くと
やる気がなくなりますよ…

心配する必要はない!
仮に既卒4年目以降の人材は絶対に採用しない会社が増えたとしても、既卒4年目以降でも採用してくれる企業をしっかり見分けて応募すればいいだけなので、採用見込みのある求人数が減ったところで就職が無理になるわけではありません。

その「採用見込みのある企業」が見分けられないから
困っているんですよ…
既卒4年目以降になった方でも、採用見込みのある企業・求人を見分けて効率良く内定を得る意味での、既卒・20代向けの就職支援サービスを利用して自分でも就ける仕事を紹介してもらった方が間違いないはずです。

オススメの就職支援サービスは
記事後半で紹介するから必ず確認しておいてくれ!
また、既卒4年目以降であれば、非正規雇用で働く選択肢も考える必要が出てきます。

既卒4年目以降で就職するなら
派遣社員として働くこともありです!
派遣社員は正社員経験なし・未経験からでも就職可能で、派遣として経験を積めば正社員として採用される可能性もあります。
既卒からニートになった人が就職を無理だと思う心理とは?
既卒からニートになった人が「就職は無理…」と思ってしまう理由や心理状態を解説していきます。
▼既卒ニートが就職を無理だと感じる理由
- 就職活動で失敗したトラウマを引きずっていて立ち直れない
- 既卒・ニートの世間体の悪さを気にしている
- ニート期間に努力していない自分を過度に責めている
- 一気に内定をとろうと考えてしまうから
既卒・ニートの人に多いのが「自分は怠けていたから…」という自罰的な意識が強すぎて、中々行動が出来ないという状態です。
空白期間に何もしていないことに対し罪悪感を感じるあまり、他人にもそれを責められると思い込み、就職活動も面接も怖くなってしまうわけです。

私が無職期間に周りは頑張っているというのに
自分だけ怠けていたのは大丈夫なのかな…?

まったく問題ない!
就職活動・転職活動においては、空白期間を気にする方もいらっしゃいますが、多くの場合はしっかりとした理由を説明出来れば問題ないと考えてください。
また、既卒・ニートに関わらず、就職・転職活動で途中で無理だと諦めてしまう人に多いのが「一気に内定をとって楽になりたい…」と無意識に考えているケースです。

いや…
早く内定をとって働いて楽になりたくありませんか?

もちろん、そう思うことは悪くないが
何事にも「順序と段階」というものがある…
就職活動・転職活動には、順序と段階が存在します。
それを無視して「書類を送って面接を受けただけで入社して楽になれる…」と焦ってしまっては、内定を取れるものも取れなくなってしまいます。
それが何度も続くと「自分には就職なんて無理だ…」と自信をなくしてしまい、就職活動に嫌気が差すわけです。

あれ…?
既卒ってニート状態なのに
「抜け出したくて必死」みたいになってませんか?

そうそう
楽してると思われがちの既卒・ニートだけど
本人は必死にもがいているけど空回りしている状態なのさ
既卒・ニートになって「人生詰んだ…」と悩む原因は?
既卒・ニートが就職を無理と感じるのは「必死にもがいているけど空回りしている状態になっているから」というのは、上記に解説した通りです。
そして、それが続くと今度は「人生詰んだ…」「死にたい…」など、人生や将来に対して不安を感じるようになってきます。
この状態になると、何もやる気が起きなくなり、さらに何をしても上手く行く気がしなくなり、無気力となります。
このように努力・行動しても何も得られないことに対する絶望感が、ニートになった人の精神を追い詰めてしまうのです。

たしかに既卒期間が長引くと
求人情報を見るのすら嫌になりますもんね…

求人情報を見ても応募する気すら起きないのは
「自分が内定をとる未来」が見えないからなんだよ
一度、既卒・ニート期間が長引くと「何をしても何も得られない」と悩んだ末、何もできなくなってしまうわけです。
就職が無理と悩む既卒・ニートが行動するために必要なことは?
就職が無理と既卒・ニートが悩む心理や原因を理解したところで、今度は実際に何をするべきか考えてみましょう。
まずは就職に向けて「やるべきこと」「目標」を分けてひとつずつこなしていくことをオススメします。
たとえば、卒業後引きこもって誰とも話していない人は「外に出て他人と話してみる」というところから目標にしてみるといいかもしれません。

いきなり見ず知らずの他人と話すのは難しいかも…
もし、他人と話すのさえ無理だと感じるのであれば、まずは「いつもはやらないこと」「成功する保証がないこと(何が起こるかわからないこと)」を意識してやってみましょう。
また「数をこなす(1回限りで終わらない)」「継続する(出来れば毎日)」という条件が加わると、より効果が出るかもしれません。

そんなことしても効果あるんですかね…?

意外とあるものさ!
そうすることで「自分で決めて自分でやる」という習慣が身につくため、他人の目や世間体、あるいは過去の失敗体験や怠けから来る罪悪感が薄れてくるはずです。
そして、その延長線上で「就職活動」を行えば、無理だと感じることもなくなるのです。
自分の行動に対して「受かるため…」「楽になるため…」と目的を持ちすぎるから無理と感じるのであって、単純に「決めたことだからやる!」と思えば、余計な期待も感情も抱かずに取り組めるはずです。
就職が無理と悩む既卒・ニートがこれからするべきことは?
就職が無理と悩む既卒・ニートがこれからすべきことは何があるのでしょうか?
まずは国が運営していて全国展開の「ジョブカフェ」「サポステ」などを使ってみることを検討するといいかもしれません。

そこで一体何をするんですか?

まずはカウセリングで
仕事に対する不安や悩みを
話すところから始まることが多いぞ!
就職支援サービスを利用する
ここまで解説したように「正社員になるのは無理ゲー」という考えは、単に自分の中で「勝手にハードルを上げてるだけ」のことが大半です。
社会に出てみればわかりますが「こんな人でも働くことができるの?」というぐらい、仕事に大して能力や実績は求められません。むしろ、若いうちほど「経験のなさを許してもらえる」というボーナスタイムだと言えます。
経験がないうちは誰もが未知の挑戦を過剰に恐れてしまうものです。
就職するために求人選びをしようとしても、1人で考えていると「この会社はブラックじゃないか?」「ハラスメントするような上司がいないか?」「年収は上がるのだろうか?」など、ついつい不安になりがちです。
そういった「なんでも無理だと決めつけて行動できない自分」を変えるための第一歩として、まずは20代向けの就職支援サービスでプロに相談してみることがオススメです。

20代向けの就職支援サービス?
怪しくない?ブラックばかりじゃない?
このように思われる方も多いでしょうから、20代向けの就職支援サービスが成り立つ理由について少しだけ解説させてください。
職歴なしは卒業後3年以内なら「既卒」と呼ばれます。既卒は人材市場では「若いという理由だけで価値がある人材」として需要があります。卒業後3年が経過していても、20代までは未経験職への就職をサポートしている業者は数多く存在します。
これは企業目線で考えた際にも、若手向けの人材紹介サービス経由で採用するメリットが大きいからです。
「企業は完璧な採用ができる!」と思いがちですが、実際にはそうではありません。
企業からすれば、若手の採用の際に判断ポイントとなるのが「すぐに辞めないかどうか?」「社内で問題を起こさないか?」といった点です。「職歴なしかどうか?」「経歴が足りない」「能力がない」といった要素は、実はさほど見られてません。
「採用ノウハウがなく求人を出しても人がこない」
「応募が来ても自社に合うかどうか見抜けない」
「誰でもOKな無料求人で募集したら変な人まで来て面接の負担が増える」
「すぐ辞める社員やモンスター社員の採用だけは避けたい」
こういった悩みを抱える企業の代わりに、就職支援サービスを運営する会社が採用や面接の負担を背負っている…という構図になるわけです。
ここまで説明すれば勘の良い方はお気づきかもしれませんが、就職支援サービスを利用すること自体が「採用企業の代わりに人材の選考や教育を行う=就職支援サービスのサポートをちゃんと受ければまともな職に就ける」ということになります。
自分一人で就職活動する場合に、ゼロから「求人探し→履歴書作成→面接対策」しなければならない負担を、就職支援サービスが代わりにしてくれるというわけです。その証拠に、ほとんどの就職支援サービスでは「履歴書なしで面接可能」となっています。

「自分一人で就職活動しなきゃ…」と思ってたけど
そんなことしない方が実は効率的だった…!?
企業目線で見た場合も、無料求人で「誰でも応募できる」状態にするよりは、実績のある就職支援サービスを経由して人を雇った方が「すぐ辞める人材や問題社員を採用するリスクを減らせる」というメリットがあります。
ですので、採用に慎重で「いい人ほどを雇いたい」という優良企業ほど、実は表に求人を出さず、就職支援サービスを経由して人を雇おうとするわけです。

今までハローワークや無料求人サイトで
条件の良くない求人ばかり見ていた時間が
無駄だったかも…
この記事に訪れた「仕事の探し方がわからない…」という人ほど、就職支援サービスに相談した方が間違いのない仕事選びができるはずなので、この機会にチェックしてみてください。