製造/メーカー勤務・ものづくりエンジニアなど、理系/技術系専門学校を卒業したり、製造メーカー勤務で働いている方にオススメしたい転職エージェントが、今回紹介する「メイテックネクスト」です。
メイテックネクストの特徴は、なんと言っても製造メーカーへの転職に圧倒的に強いところ。
これが有名なリクルートやマイナビであれば、営業系の会社が運営しているということもあり「営業/広報/企画/販売」などの文系キャリアの求人が多くなりやすく、理系キャリア向けの求人は取り扱っていてもアドバイザーの専門知識が弱めということもあります。
その点、メイテックネクストは運営会社自体が製造業界との強いつながりがあり、担当者も技術職経験がある人物が多めなので、理系職キャリアを歩んでる人にとって最高の転職エージェントになり得る可能性があります。
当記事ではそんなメイテックネクストの特徴から強み、求人傾向や紹介企業の分析、登録方法から登録後の流れや使い方もコツまで、徹底的にメイテックネクストについて解説していきます。
メイテックネクストの特徴
読者の中には「メイテックネクストって会社名聞いたことない…本当に信用できるの?」と不安な方もいらっしゃるかと思います。そのような不安を抱かれている方に向けて、まずはメイテックネクストの運営会社や歴史について軽く紹介しておきましょう。
メイテックネクストは、1974年の設立以来、設計・開発や生産技術を中心に、優れた技術を持つエンジニアを延べ数千社に及ぶメーカーに派遣してきた「メイテックグループ」の一員で、転職支援に特化した子会社として「メイテックネクスト」が設立された…という経緯を持ちます。
なお、厚生労働省の職業紹介事業の許可・届出事業所の検索を確認したところ、以下の画像のようにメイテックネクストの事業所の実在も確認できています。
なお、メイテックネクストの親会社である「メイテックグループ」は東証一部上場企業で、国内の名だたる製造関連企業1200社との取引実績があるため、紹介先企業との根強いコネに期待できます。
このように、メイテックネクストおよび親会社であるメイテックグループは、知る人ぞ知る優良人材紹介業であり、その信頼性は疑うまでもないと言えるでしょう。
技術に精通した専門性の高いコンサルタントが多数在籍!
メイテックネクストでは、その長い実績や業界内での太いコネから、専門性の高いコンサルタント(転職相談や支援を行ってくれる担当者)が多数在籍している点が、他社エージェントと比べて最大の強みだと言えます。
また、転職支援コンサルタントの半数以上が技術系分野出身者で知識や実務経験も豊富ですので、より深い技術的な転職相談にも期待できます。
▼メイテックネクストのコンサルタントの経歴例
- 高専出身の技術職経験者
- 理系大学卒業後、メーカー勤務のエンジニアとして活躍
- 精密機器分野の営業職経験後、カウンセリング関連の資格取得
- 大学院にて機械工学・生物工学を専攻し、バイオセンサの開発を経験
これが大手人材会社のエージェントや既卒・第二新卒向けのエージェントですと「技術職求人は扱っているものの担当者が知識不足で詳しい要件を確認できない」「こちらの技術や経歴を活かしてくれるキャリアプランを提示してもらえない」という悩みがつきものです。
そのような事態になるのは、一重に「エージェント担当者の勉強不足」が原因で、実際問題、大手エージェントや既卒・第二新卒層向けサービスには入社してから数年以内の担当者や、一切業界経験がない上に業界研究すらしていない担当者もいます。
その点、メイテックネクストは実務経験のある専門的なコンサルタントが多数在籍していることで、より利用者の経歴や要望に沿った求人提案に期待できると言えるでしょう。
未経験の業種/職種への転職実績も多数!
未経験への業種/職種への転職実績が多いことも、メイテックネクストの特徴です。
これが大手エージェントですと、機械的に条件に合った求人を紹介することが多いため、今までの経歴に則した求人しか紹介されずに未経験業界への道筋がつかめない…ということも少なくありません。
その点、メイテックネクストは専門性の高さや業界内へのコネや深い理解から、未経験の職種/業種への転職を可能とします。
▼メイテックネクストの異業種転職成功事例
- 自動車部品メーカー→大手防災・防犯機器メーカー
- 工作機械メーカー→分析機器メーカー
- 電子部品メーカー→外資系産業機器メーカー
- 派遣エンジニア→工業用計測機器メーカー
- 自動車メーカー→電動工具メーカー
- ソフトエンジニア→自動車サプライヤー
- 消費財・産業資材メーカー→フィルムメーカー
- 受託メーカー→大手パッケージベンダー
- PC周辺機器メーカー→セキュリティー系企業
上記のように、異業種への転職で自分が本当にやりたい仕事に就けた例から、より上流工程で開発や設計の仕事に携われるようになった事例、中には「派遣社員から正社員としてメーカーへ転職して年収も待遇もアップ」という事例もあります。
転職成功事例の年齢を見てみると30代以降が多く、一般的に未経験からの転職が厳しいと言われる30代での未経験転職事例が多いことからしても、メイテックネクストの転職サポート力の高さがうかがえると思います。
メール/電話/リアル面談を使い分けて自分のペースで転職活動が可能!
メイテックネクストでは、相談者に合わせたサポート体制が用意されている点も強みです。
▼メイテックネクストの転職サポート体制
- 電話・メールでの相談に対応
- 土曜日・日曜日・祝日でも対応可能
- 面談対応は最大22時まで
- 利用期間の制限一切なし
上記のような運営体制がなされていることから、利用者としては、
- 電話・メール相談から求人情報をもらって様子見しやすい
- 時間が確保しにくい人でも面談時間が確保しやすい
- 地方や海外などの遠方からでの利用も可能
- サービス利用期限がないので中長期的での転職活動もしやすい
など、自分の状況に合わせてマイペースで転職活動を行うことが可能です。
これが他社エージェントですと、サポート期間目安が3ヶ月と短めであったり、酷い場合にはノルマ目的で強引に急かしてくる担当者と出くわし、かえって転職活動が難航するハメになることもありえます。そういった点も踏まえると、メイテックネクストが利用者が納得行くまで自分のペースで転職してもらえるように最新の注意を払ってサポート体制を整えているかがわかるかと思います。
他人材会社調査での満足度調査の実績多数!
メイテックネクストは競合他社であり国内でも最大手の人材会社である「リクルート」「パーソル」の両社からも利用者満足度が高いベストエージェントとして選ばれた実績があります。
最新の実績では、2020年にdoda(パーソルグループ)と提携をする300社の転職エージェントの中からユーザー満足度調査の結果、10社が選出されるベストエージェントとして表彰されています。
出典:https://doda.jp/partneragent/
また、少し情報が古くなりますが、2016年まではリクナビNEXT転職エージェントランキングにて6年連続総合満足度第1位を受賞した実績もあります。
「人材会社からも表彰される人材会社」として考えると、いかにメイテックネクストが高レベルなサービスを提供して多くの利用者に満足してもらえていいるかが、見えてくることでしょう。
メイテックネクストでの紹介企業/求人の傾向は?
読者の方が気になるのが「メイテックネクストの紹介先企業や求人内容は実際のところどうなの?」という点でしょう。多くの転職エージェントでは非公開求人が大半で、利用者に合わせて紹介される形が大半ですが、ここではメイテックネクストが公開している情報から見えてくる傾向を分析してお伝えしていきます。
国内大手メーカーへの紹介実績多数!
メイテックネクストの転職実績を見てみると、名だたる大手メーカーへの紹介に強いことが見えてきます。
画像:メイテックネクストの内定先企業の例
メイテックネクストが公開している内定実績では「自動車業界」「製造メーカー」「大手IT企業」と傾向がハッキリしている点がポイントです。
もともと、メイテックネクストの親会社であるメイテック自体が東証一部上場で実績ある会社ですから、大手企業と強いコネも強く、大手メーカーへの内定の数々にも納得できるはずでしょう。
また、このクラスの大手企業への転職ともなると、いわゆる「高年収(年収500万以上)」に分類される年収ゾーンも見込めるので、経歴や経験があるなら自分の適正年収を把握する意味でもメイテックネクストに登録しておく価値は十分あると言えるでしょう。
理系/技術職の職種区分が細分化されているので安心
当記事ででは「ものづくりエンジニア」「製造メーカー」「理系/技術職」と、やや定義の広い職種を指す言葉でお伝えしていますが、メイテックネクスト内ではより細分化された職業分類で求人情報が管理されており、自分が希望する求人情報にアクセスしやすくなっています。
大まかな分類では「電気・電子・半導体」「機械・メカトロニクス」「科学・素材・バイオ」「組み込みソフト」「IT」「プラント・エネルギー・インフラ」「自動車」「医療機器」「エグゼクティブ(上位管理職)」などで分かれており、担当者となる専門コンサルタントも上記の分類で配置されています。
さらに職種分類を細分化すると、以下のようなカテゴリーで求人情報が管理されています。
電気・電子・半導体分野
製品開発/研究開発(電気・電子)回路設計制御設計実験/評価/解析(電気・電子)生産管理(電気・電子)生産技術(電気・電子)品質管理/品質保証(電気・電子)セールスエンジニア(電気・電子)FAE/サービスエンジニア(電気・電子)営業/海外営業(電気・電子)購買/マーケティング機械メカトロ分野
製品開発/研究開発(機械)機械設計実験/評価/解析(機械)生産管理(機械)生産技術(機械)品質管理/品質保証(機械)セールスエンジニア(機械)FAE/サービスエンジニア(機械)営業/海外営業(機械)購買/マーケティング化学・素材分野
製品開発/研究開発(化学)光学設計実験/評価/解析(化学)生産管理(化学)生産技術(化学)品質管理/品質保証(化学)セールスエンジニア(化学)営業/海外営業(化学)購買/マーケティング組み込みソフト分野
組み込み画像/通信CAD/CAM/CAE/CIMIT
社内SEシステムエンジニアAI・データマイニングIoTネットワーク/データベース/サーバーFAE/サービスエンジニア(IT)営業/海外営業(IT)プラント・エネルギー・インフラ業界
電気/計装プロセス設計プラント設計施工管理自動車業界
製品開発/研究開発(自動車)機械設計(自動車)回路設計(自動車)制御設計(自動車)実験/評価/解析(自動車)生産管理(自動車)生産技術(自動車)品質管理/品質保証(自動車)セールスエンジニア(自動車)FAE/サービスエンジニア(自動車)営業/海外営業(自動車)購買/マーケティング医療機器業界
製品開発/研究開発(医療機器)実験/評価/解析(医療機器)生産管理(医療機器)生産技術(医療機器)品質管理/品質保証(医療機器)サービスエンジニア(医療機器)営業/海外営業(医療機器)購買/マーケティング
もし、これらの職業分類に今までの経歴が該当していたり、あるいは転職したい職種に合致しているのであれば、自分が希望している求人が見つかる可能性大なので、登録して非公開求人を紹介してもらうだけでも良い求人情報と出会えるチャンスかもしれません。
これが大手転職エージェントですと、職業分類区分が広すぎて自分が希望しない求人まで送られてくることが増えて情報過多となり、かえって迷ってしまうことにもなりがちです。また、職業分類がほとんどされていない規模の小規模の人材会社もあります。
そういう意味でも、メイテックネクストは製造業・エンジニア特化の転職エージェントとして、自社内で求人情報の整理がしっかり行われていることも見えてくるはずです。
取り扱い求人地域は全国区!
メイテックネクストは、全国区での求人紹介も行われています。
メイテックネクストの事業所は「東京(本社)」「名古屋」「関西(大阪)」「福岡」の4箇所ですが、取り扱い求人は全国単位となっております。
転職実績を見てみても「地方から都市部への転職(Jターン)」「都市部から地方への転職(UIターン)」「地元での転職」などもあり、全国区求人取り扱いならではの自分の希望に合った勤務地を選びやすくなります。
様々な年収帯でのサポート実績あり
転職するにあたって気になるのが「今の年収と転職後の年収」だと思いますが、メイテックネクストでは様々な年収帯の人材のサポートを行っています。
紹介されている転職実績だけで見ても、年収300万円台の派遣社員から年収600万以上のハイキャリア層まで幅広くサポートしており、層は集めだと言えます。ただ、年収600万円以上の人材は引く手数多で選択肢も広いので「ビズリーチ」などのハイキャリア層向けの転職サービスも併用しておくに越したことはないでしょう。
逆に年収300万円以下の完全な未経験からの転職実績の紹介はあまり多くはないようなので、最低でも理系大学卒・技術系専門学校卒・高専卒の学歴や製造業勤務の経験がある方が好ましいでしょう。
メイテックネクストだけの「独占求人」あり!
多くの転職エージェントでは8割ほどが非公開求人として扱われており、登録しなければ紹介してもらえないことが大半ですが、メイテックネクストではそれに加えて「独占求人」という枠も存在します。この独占求人はメイテックネクスト経由でしか応募ができないため、極めてレアな求人枠だと言えるでしょう。
大手転職エージェントの非公開求人では、実際は競合の人材会社でも同様の求人情報が公開されており、そこまで希少性がないことも少なくはないのですが、メイテックネクストは製造メーカーとのコネが強いこともあり、自社のみの独自求人を多数保有していても不思議ではありません。
非公開求人・独自求人は、求人票を作って公開する手間を考えると、サービス登録者の中から適性の高い人にオファーとして届いたり、あるいは担当者から個別に紹介されることも多いので、チャンスを逃したくないのであれば担当者個人とやりとりしておくだけでも損はないはずです。
メイテックネクストの登録方法と利用後の流れは?
読者の中には「登録後はどのように進めればいいの?」と不安な方もいらっしゃるかと思います。
最後にメイテックネクストの登録方法から、利用後の大まかな流れまでご紹介していきますの。
登録後の流れをイメージし、心の準備をした上で、ぜひメイテックネクストをご活用してみてください。
1.登録~初回登録確認
まずは「メイテックネクスト」の公式サイトにアクセスして、登録を済ませていきましょう。
所定のフォーマットに沿って必要な情報を記入していくだけなので、登録自体は3分~5分ほどで終わります。
職務経歴書の提出は登録段階では必須とありますが、仮に職務経歴書を作成してない場合は「持ってない」を選択して、必要な個人情報を入力していけばOKです。
もし、「お勤め先会社」「職務内容」「昨年度年収」などの正確な情報や書き方がわからない場合は、後ほど担当者との面談で修正していけばOKなので、おおよその情報でも問題ありません。
すべての情報の入力が終わったら「利用規約に同意して確認画面に進む」を押して、次の画面に進みましょう。
2-1.メール・電話でのキャリア相談や希望条件確認
上記の入力フォーマットを記入後、次の画面に進んで入力漏れがなければ、確認メールが届くはずです。
確認メールが届き次第、指定された通りに返信しましょう。
その後、担当者個人から連絡が届き次第、キャリア相談から希望条件の確認など個別に進められていくことになります。担当者としっかり意思疎通を取って、より良い求人提案を受けられるようにこちら側からも協力していくといいでしょう。
2-2.必要に応じてリアル面談(面接対策などを行いたい場合)
メイテックネクストではメールや電話でのサポートも行っておりますが、何かしら理由があって担当者と直接面談したい場合も対応可能です。
リアル面談が行える事業所は「東京」「名古屋」「大阪」「福岡」の4箇所です。
▼東京本社
▼名古屋支社
▼関西支社
▼福岡支社
リアル面談をせずとも転職活動自体は進められますが、担当者個人と親交を深めてより良い求人情報を得たい場合や、転職活動のパートナーとしての信頼関係を築きたい場合は、リアル面談を行って自分の本気度を示しておくのもいいでしょう。
3.担当者からの求人紹介および日程調整で転職活動を進めていく
担当者にキャリア相談を行い希望条件を伝えた後、求人情報を提案してもらえます。
提案された求人は必ずしも応募する義務はなく、また何度でも求人情報を提供してもらうことが可能です。
また、気になった求人がある場合は応募手続きから面接のスケジュール調整までサポートしてもらえるので、遠慮することなく担当者に伝えておきましょう。
仮に面接に落ちた後も、そこから更に自分に合った求人の紹介から、職務経歴書の添削など、より転職活動の質が上がるアドバイスを受けられるきっかけにもなるかもしれないので、気になる求人があったら様々な質問をしたり、実際に応募してみる積極性も忘れずにいると、より良い転職を実現できるはずです。
まとめ:製造関係での転職を目指すならメイテックネクストは必ず使っておきたい
以上のように、メイテックネクストは製造業界でも長い実績を持ち、関連する技術職・開発/研究職の転職サポートに特化しており、利用者の満足度も非常に高い優良エージェントだと言えます。
転職活動を成功させるための秘訣は、自分の希望を満たしてくれるエージェントや担当者を見つけ出し、お互いに協力し合って転職活動を進めていくことです。
メイテックネクスト以外にも転職エージェントは多数存在し、それぞれ良いところも悪いところもありますが、少なからず、今回の記事を最後までお読みいただいて「もしかしたら自分向きかも…?」と思っていただけた方は、間違いなくメイテックネクストに登録すればチャンスを掴める可能性は上がるはずです。
自分が満足行く転職を成功させるには、常日頃から「人と人との出会いを作り出し、より良い情報を掴む」ことを意識しておく必要があります。日々の仕事に追われていると余裕がなくなりがちですが、転職エージェントを上手く活用し常に優良求人情報が手に入る体制を整えておくと、いざ自分が理想とする求人が届いた時にスムーズに動くこともできます。
慣れない転職活動に挑戦したり、エージェントとビジネス的な付き合いを保つのが億劫に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、それを乗り越えることで新たな転職の可能性が開けることは言うまでもありません。
ぜひ、最後までお読み頂いた方の中でまだ登録するべきか迷っている方がいましたら、勇気を持って理想の転職を実現への一歩を踏み出してみてください。