突然ですが「自分は人の心を読める」と感じることはありませんか?
もしそうなら、あなたは「選ばれた人間」の証です。
なぜなら、世の中には他人の気持ちも考えも読めない人が圧倒的に多いから。
そういう人見てると「あまりに他人は鈍感すぎる…」って感じませんか?
私は、そう感じます。
だってそうでしょ?
他人のことを一切考えず、理不尽な指示ばかり出す上司は嫌われますし、人の心がわからない人はどれだけ優秀でも他人から理解されません。
そんな私が嫌いな人種が「他人のことを一切考えない人」です。
なんて言うんでしょうか?
他人の都合や事情を一切考えず、自分のことばかり話す人って、どこでもいません?
そういう人が「他人の心がまるでわからない人」です。
でも、世の中にはそういう人も多い。
そういう人ばかりの職場で働くと、他人の心が読める人ほど負担が増えます。
それぐらい、多くの人は「他人は都合よく使う道具」ぐらいにしか考えていません。
なので、人の心が読める人ほど、都合よく使い潰されるハメになりやすい。
過去の私がそうでしたから。
その経験から言えることは、人の心が読める人は「他者の気持ちや立場をしっかりと考える必要のある職業」を選ぶべきです。
なぜなら、他人の心がわからない人って、仕事で考えてることなんてせいぜい「上が言った通りにやる」ぐらいなんですよ。
これってどういう意味かわかります?
上が「人を殺せ」「客の車をゴルフボールで壊せ」「他人の迷惑になることをやれ」と言ったら、何も疑わずにやっちゃうわけですよ。
「人の心とかないんか?」って思っちゃいますよね…。
いくらお金のためとは言え、良心とモラルを捨ててまで、そんな人間になりたいと思いますか?
私は「NO」です。
そんな私が悩んだ末に導き出した「人の心が読める人ほど向いてる仕事」を紹介していきます。
人の心を読むのが上手い人の弱みや短所:仕事でデメリットになりやすい性格傾向
向いてる仕事を見極めるためには、自分の欠点を理解しておくことが重要です。
「人の心を読むのが上手い」という特徴は、一見すると良い特徴に思えますが、
- 人の心を読めるばかりに他人の悪意に敏感になる
- 他人の心の奥底や本音を言い当てるので警戒される
- 共感能力が高いばかりに気をつかいすぎる
- 対人関係での心労が人一倍負荷になる
など、実際にはデメリットもあります。
こういった短所がマイナス評価されやすい仕事では、活躍の機会を得られないかもしれません。
もし、自分の欠点がマイナスになりやすい職場で働くことになったら、
- 自分の欠点を上司によく指摘されるのでモチベーションが維持しにくい
- 価値観や性格がマイナス印象となり正当に評価されない
- 欠点が目立つため能力を発揮できずに仕事が長く働き続けられない
など、自分の能力や才能を上手く発揮できずに、思うように評価も得られなくなります。
相性の悪い職場を避ける考え方を
習得しておきましょう
向いてない可能性の高い仕事も
記事後半で紹介していきますよ!
本当に適性のある仕事を
見つけ出すヒントにしてください!
他人の悪意に敏感で疑心暗鬼になりやすい
他人の意図や感情を読み取るのが得意な人は、その反面、他人の悪意や裏の意図にも敏感であることが多いです。
そのため、些細な出来事や言葉に過度に反応してしまい、疑心暗鬼になりやすい性質を持っている。
この短所は、職場での信頼関係の築きにくさや、不必要な対立を生む原因となる可能性があります。
他人と衝突を避けるために過度に防衛的になり信頼されないことがある
感じ取った他人の気持ちや雰囲気から、衝突や対立を避けたいという気持ちが強くなることがあります。
しかし、それが過度になると、自身の意見や感情を押し殺してしまい、信頼関係の構築が難しくなることがあります。
このような状況は、チームでの仕事やプロジェクトにおいて、意思決定の過程での摩擦や混乱を生む可能性があります。
他人の理解や共感が得られず批判的になることがある
「人の心を読む」というのは一種の才能であり、必ずしも誰もが持ち合わせているわけではありません。
そのため、人の心を読むことが得意な人にとって「わかって当たり前」のことが、他人にとっては「まったく理解できない」こともあります。
たとえば「目の前の相手が何を思い何を望んでいるか?」が直感的にわかったとしても、会社の上司や同僚が理解できない場合、「相手はそんなことを言っていない」「それは思い込みだ」と批判され、自分の感性や洞察に理解を得られないことがあります。
このような状況が続くと、自分自身の感受性や洞察を常に批判されているかのような感覚を覚え、人の心を読むのが得意でない鈍感な他者に対し、批判的になってしまうことがあるかもしれません。これにより、仕事において同僚や上司との関係が悪化するリスクがあります。
高い能力があるゆえに
周りから理解を得られないことで
批判的な態度に陥ることがあるかもしれません
人の心を読むのが上手い人に向いている職業【適性や才能を発揮できる仕事】
「向いてる仕事」の定義は様々ですが、
- 適性や才能を発揮できる
- 興味関心が持てる
- 熱中できる
- 今までの経験が活かせる
といった仕事は、長く続いて活躍できる可能性が上がります。
そのためには、まず自分を知っておく必要があります。
周りと比べて自分の欠点を気にすることはありません。
自分の強みや長所を活かせる仕事こそが「本当に向いてる仕事=適職」です。
人の心を読むのが上手い人は、以下の隠れた才能を秘めています。
▼人の心を読むのが上手い人の持つ適性
- 感受性が鋭い
観察力や洞察力がある、表情や態度から読み取る、言葉の矛盾を見抜く、違和感に気づく - 高いコミュニケーションスキル
心理を分析する、本音と建前を見分ける、相手の立場に立つ、共感を示す
こういった適性は、意外と自分でもわかってないことが多いです。
しかし、アピール次第では転職活動を有利に進めることができ、思いもしなかった天職を引き寄せます。
人の心を読むのが得意な人は、仕事においては「細かな言葉遣いや表情から他者の感情や思考を読み取る能力」「他者を観察することで限られた情報から的確に他人の深い部分まで読み取る能力」を発揮し、高い適性を発揮する可能性を秘めています。
このような性質を踏まえ、流されやすい人に向いてる仕事を解説していきます。
心のケアやサポートに関する職業
人の心を理解する才能を持つ人にとって、他者の精神的なケアやサポートを行う職業は非常に向いています。
- カウンセラー:クライアントの悩みや心情を見通し、最適なアドバイスやガイダンスを提供します。
- 心理学者:人の心の動きを研究し、理論や実践そのため。
- ヘルスカウンセラー:生活習慣やストレスを管理するアドバイスを提供します。
- 精神保健福祉士:精神的な障害を持つ人のサポートを行います。
- 心理カウンセラー:クライアントの心の問題を解決する手助けをする。 これらの職業では、相手の心の状態を敏感に捉え、適切なサポートや指導を行うことができます。
社会的なサポートや福祉関連の職業
社会的なサポートを行う職業も、人の心を読む能力が活かされる分野です。
- ソーシャルワーカー:社会的な問題を持つ人々のサポートや指導を行います。
- 福祉相談員:福祉サービスの提供や相談に応じます。
- 養護教師:学校で生徒の心のケアや健康管理を行います。
- 訪問看護師:患者の自宅でのケアやサポートを提供します。
- 保健師:地域住民の健康をサポートする活動を行っています。 これらの仕事に関しては、相手の状況や背景を冷静に、最適なサポートを提供する能力が求められます。
不特定多数とのコミュニケーションが求められる職業
多くの人々とのコミュニケーションを必要とするもので、相手の気持ちやニーズを敏感に認識する能力が重要です。
- 営業職:商品やサービスを顧客に提供する役割職で、顧客のニーズや要望を正確に見極め、適切な提案を行うスキルが求められます。
- カスタマーサポート:顧客のやクレームに対応する役割職で、顧客の不満や要望を迅速に捉え、適切な対応を行うことが重要です。
- PRスペシャリスト:企業や団体の情報を一般に発信する役職で、ターゲットとなる人々の関心やニーズを広く、効果的な情報発信を行うスキルが必要です。
- 接客業:レストランやホテルなどでの接客を担う職で、お客様の担当気持ちや要望を敏感に感じ取り、高品質なサービスを提供することが求められます。
- コールセンター:顧客からの電話に対応する役割職で、問い合わせ内容を迅速に把握し、適切な情報提供や対応を行うことが重要です。
教育や指導に携わる職業
教育や指導の職業に取り組む人は、学生や参加者の心の中にある悩みや質問を感じることが必要です。
- 教育関係職:教育の現場での様々な業務を決断します。生徒や学生の個々のニーズを理解して、最適な教育環境を提供することが求められます。
- 教師: 生徒の理解度や興味を敏感に感じ取り、それに基づいて指導する能力が必要です。
- 企業トレーナー: 社員の研修やトレーニングを行う際、そのニーズやレベルをひたすら把握し、適切な教材や方法で指導することが求められます。
- 語学講師:受講者の言語レベルや興味を感じて、効果的な授業を実施する。
- 教育コンサルタント:学校や教育機関の教育プログラムの効果を最大化するためのアドバイスや提案を行います。
市場調査や消費者理解に関する職業
消費者の心を正確に読むことで、マーケティングや広告戦略を成功に導きます。
- マーケティングリサーチャー: 市場のトレンドや消費者のニーズを調査し、それに基づいて戦略を提案します。
- 市場調査アナリスト: データをベースに消費者の動向や需要を分析し、その情報をベースに商品開発やマーケティング戦略を立てます。
- ブランドマネージャー: ブランドのイメージや認知度を向上させるための戦略を立て、実行します。
- 広告プランナー: 消費者や興味を引くキャンペーンや広告を企画します。
- 消費者行動分析士: 消費者の購買行動や選択を分析し、それを基に商品の企画やマーケティング戦略を立てます。
人事や採用に関連する職業
求職者や従業員の能力や適性を正確に読み取り、最適な人材配置や育成プログラムを策定する必要のある仕事です。
- 人材採用担当者: 求職者のスキルや適性を評価し、会社に適した人材を選抜します。
- 人事コンサルタント: 企業の人事や戦略制度を見直し、より効果的なものを検討していきます。
- キャリアカウンセラー:個人のキャリアの方向性や適性をアドバイスし、職業選択やキャリアデザインをサポートします。
- 人事担当者: 社員の評価や育成、配置等の人事業務を担当します。
- 人材開発担当:社員の研修や教育プログラムを策定・実施します。
リーダーシップを発揮したりチームビルディングを行う必要のある職業
- プロジェクトマネージャー: プロジェクトの進行を監督し、チームメンバーとのコミュニケーションを密に取りながら、目標を達成します。
- チームリーダー: チームの進捗や課題を感じ取り、適切な指導やサポートを行います。
- マネージメントコンサルタント: 企業の経営層やリーダーシップ層に対して、経営戦略やリーダーシップの質を向上させるためのアドバイスを提供します。
- オーガニゼーション開発担当者:組織の効率やチームの協力関係を向上させるための活動を企画・実施します。
- リーダーシップトレーニング担当者: リーダーシップを持つ者やるべき者に対して、リーダーシップの質を向上させるための研修やトレーニングを行います。
ネゴシエーション(交渉)や調停が必要な職業
相手の立場や意思を正確に読み取り、有益な解決点を見つけるスキルが求められます。
- 弁護士: クライアントの利益を最大化するための交渉や調停を行います。
- メディエーター: 紛争当事者間の慎重な立場から、双方が納得する解決策を見つけ出しサポートをします。
- 交渉担当者: 企業や団体の利益を守るための交渉を行います。
- コンフリクトリゾリューションスペシャリスト:紛争解決のための専門的な技術や手法を提供します。
- 契約担当者:企業や団体との契約内容の交渉及び締結を行います。
人の心を読むのが上手い人が自分に合った仕事を見つけ出すコツ~就くまでの方法
「向いてる仕事がわかっても求人が見つからない…」
「適性があっても経歴やスキルが足りない…」
「惹かれる求人がを見つかっても受からない…」
向いてる仕事を見つけたとしても、直面するのがこのような問題です。
そこで最後に、本当に自分に合った仕事を見つけ出すコツから実際に就くための方法まで、すぐに行動に移せる実践的なノウハウを紹介していきます。
向いてない仕事を見極める
世の中には数多くの転職サイトや求人があり、選択肢に迷うものです。
その中で、効率良く理想の仕事にたどり着くためには「自分はどの職業に惹かれないか?」「どんな仕事が続かなそうか?」を見極めましょう。
▼人の心を読むのが上手い人に向いてない仕事の例
- 感情が介入しにくいテクニカルな仕事
例:データアナリスト、システムエンジニア、研究開発スタッフ、実験技術者、数学者
向かない理由:専門知識や技術を駆使するテクニカルな仕事は、感情よりもデータやロジックを中心として取り扱うため、心を読む能力が活かせない可能性があります。 - 不特定多数の面倒を見る必要がある職業
例:介護職、教職員、医師、看護師、人材派遣会社
向かない理由:相手の心を読もうとするあまりに、人間の嫌な部分ばかり目について疲れたり、十分な対応ができないでストレスを抱えるリスクがある
こういった「向いてない可能性の高い業界や職業」と「向いてないと言える理由や根拠」を知っておくだけでも、迷いが少なくなります。
また、職業そのものだけでなく、
- 一緒に働く人との相性(社員の価値観や性格傾向、上司の仕事観や方針)
- 社風(会社の組織風土や企業理念、経営者の考え方)
- 会社の扱っている商品(サービス内容や製品)
といった要素でも、向き・不向きが変わってくる点に注意です。
そのためには、仕事内容や採用条件以上に、
- 面接時に、多くの社員とフィーリングが合ったか?
- 会社の理念やビジョン、経営層の考えに惹かれるか?
- その会社が扱っている商品に惹かれるか?
といった点も重視して判断するといいでしょう。
「この職業=向いてる」ではなく
会社/人/扱ってる商品やサービスなど
様々な情報から判断しましょう
プロに相談して本当に向いてる仕事を見極める
以上のように、向いてる仕事に就くためには考えるべきことが大量にあります。
これを何のキャリア知識も、求人情報を見極める能力もないまま行っても、考えもまとまらずに行動できなくて当たり前です。
なので、向いてる仕事を探しているなら、まずは転職サービスでプロに相談してみることを強くオススメします。