「この仕事、向いてないよ?」と言われたことはありませんか?
もしそうなら、それはあなたがパワハラを受けている可能性がある証拠です。
なぜそう言えるのか?
「仕事向いてない」という言葉は、あなたの自信や意欲を傷つけ、職場での居心地を悪くするために使われることが多いからです。
「一生懸命やっているのに、そんなことを言われるなんて…」
こういった状況に不満や悲しみを感じるのは、当たり前のことです。
いえ、むしろ不満や疑問を抱かなければ、パワハラの影響で自分の精神的健康が悪化するだけです。
その結果、仕事のパフォーマンスも生活の質も低下する状況が続くのは、なんとしてでも避けたいですよね?
でも、この記事を最後まで読めば大丈夫。
読み終わる頃には、「仕事向いてない」と言われたときの適切な対処法や、パワハラを防ぐための戦略が身につくことでしょう。
「この仕事向いていない」はパワハラか?
この記事に訪れる方の検索ワードを見てみると「この仕事向いていない パワハラ」と入力して訪れている方もいらっしゃるみたいです。
上司や先輩に「この仕事向いていないよ」と言われたら、多くの人が傷ついたり、ムカつくことでしょうし、パワハラ認定したくなる気持ちもわかります。
ですが、たった一言だけでパワハラ認定していては、仕事はスムーズに進みません。
ですので、一旦冷静になって、以下の点を考えてみてください。
- 言われた状況や相手の意図は何なのか?
- 言った相手の決定権・裁量権はどれぐらいあるか?→上司や先輩も大した権限を持ってないことが多い
- 相手をパワハラ認定して訴えたみたところで、何か得るものはあるのか?
前述の通り、上司や先輩が何も考えずに感情的に「この仕事向いていない」と言っているだけのことの方が多いと思うので、冷静に受け流して考えてみることも大事です。
あまり些細なことで「パワハラだ!」と騒ぎ立てても、今度は自分が「ハラハラ(ハラスメント・ハラスメント)」扱いされるだけです。
なので、やはり「仕事の結果で見返す」という強い心を持った方がスマートだと言えるでしょう。
【新人の場合】就業後3年以内だと向き・不向きは判断しにくい
就業後3年以内の場合、向き・不向きを判断するのはまだ早いかもしれないです。
それには、以下のような理由があります。
- 向き・不向きがわかるほど、難しい仕事がこなせる段階ではない
- 人によって吸収スピードが異なるため、長くやってみないと判断できない
- 上記の事情もあり、転職市場でも「勤務歴3年以上」が目安となる
とくに、キャリアアップを目指す場合は、3年間耐えて働いた方が転職市場でも有利になりやすいです。
ただし、以下のようなケースの場合は、3年未満でも辞めてもいいかもしれません。
- ブラックな労働環境(サービス残業が多い、給料が安すぎるなど)
- 上司や先輩がハラスメント気質
- 仕事に行くのが辛い・苦しい感じるレベル
新卒3年以内に辞める場合、転職市場では「第二新卒」という扱いになります。
第二新卒となると、紹介される求人範囲が就活生と被る分、採用ハードルは低くなる傾向があります。
その一方で、就職活動の反省や現職の適性相談を兼ねて、より自分に合った転職先を見つけ出せるチャンスが生まれやすいので、既卒・第二新卒向けの転職支援サービスを使っておくといいかもしれません。
上司や先輩の「仕事向いていない」という発言は気にしなくていい
上司や先輩に「この仕事向いていない」と言われた場合は、とくに気にする必要はないでしょう。
なぜなら、上司や先輩だからと言って、必ずしも部下や後輩の適性を見抜けるわけではないからです。
また、それ以前の問題で、多くの上司や先輩はとくに考えることなくイラっとしてて「この仕事向いていない」と心ない一言を放ってるだけの可能性もあります。
ですので、上司や先輩の一言ですべてを判断する必要はありません。
むしろ「いつかあの上司(先輩)を見返してやる!」ぐらいの強い気持ちを持って、仕事のモチベーションにつなげるぐらいがいいかもしれません。
しっかりやるべきことやって成果を出しておけば、いつか上司や先輩も認めてくれるようになることでしょう。
自分自身の「向いている」「向いていない」の判断もアテにならない
仕事経験が少ないうちに、自分だけで「向いている・向いていない」の判断をするのも、判断を誤る可能性があります。
そもそも、人の適性や仕事の向き・不向きを判断するのは、人材会社のプロでも非常に難しいもので、多くの人の意見やアドバイス、本人自身の経験や分析力も必要とされます。
たとえば、人材会社の運営する転職エージェントでは「カウンセリング→面接応募→情報のフィードバック→応募先を調整していく」という形の繰り返しでサポートしてくれますが、それでも必ずしも自分に100%向いている仕事が見つかる保証はありません。
また、就職・転職サイトでは「適性診断」などもありますが、あれもあくまで参考程度に留めておく必要があります。
これも「正しい使い方」がわからなければ、使いこなせずに終わってしまう可能性もあるので、上記の関連記事を確かめた上で、利用してみるといいでしょう。
「仕事向いていない」と言われた場合の対策は?
以上のように、上司や先輩の言うことは絶対ではありませんし、向き・不向きは誰かのひとことで決まるものでもありません。
ですので、向いていないと言われても仕事は続けた方がいいと言えるでしょう。
もちろん、向いていないと言われたことが原因でモチベーションが低下したり、心身壊すレベルであれば、誰かに相談してみたり、休職や転職を考えるのも手です。
この記事で紹介した内容を参考に、自分の今後の仕事との向き合い方を考えなおすきっかけにしてみてください。
向いてないと言われて立ち直れないなら転職を検討しておく
上司や先輩などに「この仕事向いてないよ」と言われて自信を失くしてしまったのなら、いっそ思い切って転職してしまうのも1つの選択肢でしょう。
幸い、今はどの業界や職種も人手不足で若いうちは仕事には困らないですし、ハラスメントに対する世間の厳しい風当たりから「向いてないよ」と心ない言葉を平気で言うような上司のいる職場に無理して留まる必要も薄い時代となっています。
また、良い会社や職場、人材を上手く活用できる上司ほど、そういった心ない言葉を口にすることは少ないため、より良い職場環境で働きたいのであれば、転職するのが一番の選択肢である可能性もあります。
もし転職活動を始めたいと思ったのであれば、転職エージェントなどの転職支援サービスの活用をオススメします。
転職エージェントは、プロのキャリアアドバイザーに相談することができ、オススメの求人を紹介してくれたり、転職活動の日程調整から職務経歴書作成の協力など様々なサポートを行ってくれます。
また、昨今の人材サービスの多くは「転職エージェント」「エージェント」と名称が使われてなくても、登録後に担当者との面談を経由してから求人紹介やサポートが行われる形式が主流なため、実質的にはどのサービスもエージェント制だと言えます。
エージェント制では、プロの担当者の面談を経由することで、
- 今の自分の経歴やスキルでは採用見込みの低い求人へ応募する手間を減らすことができる
- 自分の所属する業種・職種に詳しい専門知識豊富な担当者からのサポートが受けられる
- 転職サイトや求人サイトでは閲覧できない非公開求人を優先的に紹介してもらえる
といったメリットを得ることができます。