「なんとなく仕事辞めたい…」
そう考えている社会人の方は、意外と多いです。
しかし、当然ながら「なんとなく」で仕事を辞めることは許されませんよね。
ですが、仕事辞める時の動機というのは、意外と「なんとなく」から生まれることもあるんです。
考えてもみてください。
恋愛感情が上手く言葉に表せないように、仕事を辞めたいという気持ちも、簡単には言葉には表せなくて当たり前のものなのです。
恋愛において「相手の好きなところ」を長々と語る人がいても、ちょっとうさんくさく感じるように、仕事を辞める動機もそう簡単に言葉としてまとめられないものなのです。
ですので「なんとなく仕事辞めたい」と感じるのは、恋愛において「気づいたら好きになっていた」ぐらいの、無意識のうちに湧き上がってくる衝動的な感情だと言えますね。
そこで今回は「なんとなく仕事辞めたい」と感じた時が、絶好の転職タイミングである理由を紹介していきます。
人生において”直感”は死ぬほど大事です
まず、ひとつ言っておくと、人生を充実させるには”直感”というのは死ぬほど大事です。
「この仕事はなんか違う…」
「この会社は居心地が悪い…」
「職場の人間関係・社風が合わない…」
数年間勤めて、こういった直感を感じているのであれば、それはまず間違いのない感覚です。
社会人としての経験に裏打ちされた直感ですので、自信を持ってもいいでしょう。
言葉に出来ない”衝動”ほど、感覚としては正しい
言葉に出来ない衝動ほど、実は感覚としては正しいことは、よくありますよね。
恋愛感情や、好きなものが理屈や言葉で説明できないように、本当に大切な感覚とはそう簡単に言葉に言い表せないものなのです。
そのため、仕事を辞めて転職する最初の動機とは、実はほとんどの人が「なんとなく」から始まるものなんです。
むしろ、簡単に言葉にできてしまう感情ほど、実は対して心では思っていない感情であることも多いですからね。
就活の時にとってつけて志望動機として語っていた「御社の理念に惹かれて~」「グローバルな人材に~」といった薄っぺらい動機ほど、実際の感覚からかけ離れているものです。
本当に大切な感情は「なんとなく」というところから生まれてくるものです。
”なんとなく”を突きつめてみよう!
しかしながら「なんとなく」というふわふわした動機では、転職する際のも志望動機としては曖昧すぎて、まず相手にされません。
大切なのは「なんとなく」という感情を掘り下げて、自分の動機や欲求を、しっかりと掴んで言葉にしていく能力です。
「なんとなく」で仕事を辞めるのは問題ですが、それはあくまで「”なんとなく”という言葉でしか説明できないなら」という意味合いで言われている一般論ですね。
つまり「なんとなく」という動機から転職活動を始めるにしても、最終的にしっかりと言葉で説明できるようになれば、それで問題なくなるわけです。
それでは「なんとなく」という動機の正体を突き止めるべく、具体的な動機を掘り下げていきましょう。
大きな不満はないが小さな不満は溜まっている
「なんとなく仕事辞めたい」という動機は、小さな不満が徐々に溜まってから生まれるものです。
たとえば、
- 出来る仕事が増えたのに給与や評価に反映されない
- 周りと比べて明らかに業務負担が多いのに、同僚の方が評価されている
- スキルが上がっているのに、任される仕事がしょぼいまま
- 営業が仕事を取りすぎて、現場の負担がキツイ
…など、ひとつひとつで見れば、そこまで大きな不満でなくても、いくつも重なれば仕事が割に合わないと感じる要因はたくさんあります。
「仕事を辞める」というと、さも”大きなきっかけ”があって初めて行動するように思いがちですが、実はそうではありません。
実際は、小さな不満が積もりに積もって、徐々に今の職場を辞めることを意識しだす人の方が圧倒的多数です。
恋愛においても「会って話す度に心惹かれていった」「一緒に暮らして徐々に冷めていった」ということが当たり前ですよね。
仕事も同じようなもので、ドラマや成功者のドキュメンタリーのような”大きなきっかけ”なんてものは早々なく、実際は小さな不満が溜まりに溜まって「なんとなく仕事辞めたい」と徐々に感じていくものなのです。
仕事内容にマンネリや限界を感じている
「なんとなく仕事辞めたい」と感じているのは、仕事内容にマンネリや限界を感じているからかもしれませんね。
社会人数年も経ち、一通り仕事をこなせるようになると、必ずマンネリや限界というものは訪れます。
本来なら、この段階でワンランク上の仕事を任されたり、新しい部署やプロジェクトに関われるなどのステップアップの段階になるのですが、上司や人事の方針次第では、そういったチャンスに恵まれないこともよくあります。
もし、今の仕事内容のマンネリや限界が辞めたい動機であるなら、一度転職についてしっかり考え直すべきでしょう。
会社の人事や上司も完璧ではないので、あなたが社会人として成長していても、適切にステップアップできるチャンスをくれるとは限りません。
今の職場でチャンスが与えられないのであれば、転職して他の企業でチャンスがもらえる環境に行くしかないですからね。
内に秘めた挑戦心が荒ぶっている
「なんとなく仕事辞めたい」と思っているのであれば、それはあなたの内に秘めた挑戦心が荒ぶっているのかもしれません。
「もっと自分のスキルを活かしたい!」
「ワンランク上の仕事をしてみたい!」
「まったく別分野の仕事に挑戦してみたい!」
「密かな夢や野望を叶えるためにステップアップしたい!」
こういった向上心や挑戦心は、大なり小なり誰もが秘めているものです。
現状に満足せず、新しい挑戦の場を求めるのは、社会人としてはごく当たり前の欲求ですからね。
「なんとなく仕事辞めたい」という動機が、向上心や挑戦思考から生まれてくるものであったら、それは間違いなく転職する好機だと言えますね。
こういった動機は転職においても「キャリアアップ」として高く評価されやすいため、自信を持って転職にチャレンジするべきです。
転職の動機は”なんとなく”からでもOKです
今回紹介したように、転職を始めるなら「なんとなく仕事辞めたい」という動機からスタートしても、全然OKです。
むしろ、あなた自身の経験から生まれる「なんとなく」という直感ですので、他人の言葉を借りた動機よりも、何倍も間違いのない感覚なので、自信を持つべきですね。
あとは「なんとなく」の正体を突きつめていけば、自分の進むべき道は自ずと見えてくるはずです。
前向きに、今の仕事を辞めてから、新しく挑戦できる職場を探してみましょう。
転職エージェントに相談して”なんとなく”の正体を突き止めてみよう!
「なんとなく仕事辞めたい」と思っているのであれば、転職エージェントでプロのキャリアアドバイザーから具体的なアドバイスをもらうこともオススメですよ。
今回紹介したような「”なんとなく”の原因」というのは、あくまで一例でしかなく、突きつめていけば、もっと強い転職の動機として有利にアピールできる要素に変えていけます。
転職エージェントでは、そういった転職希望者の「なんとなく」という動機をカウンセリングし、強みとして引き出してくれるため、本当に自分に合った転職先も見つかりやすくなりますね。
転職エージェントを利用する大半の人が、最初は「なんとなく仕事辞めたい」「なんとなく転職を考えている」という軽い気持ちで利用しています。
「なんとなく仕事辞めたい」と悩んでいるのであれば、一度転職エージェントにしっかり相談して、自分の今後についてしっかり考え直すタイミングです。
ぜひ、転職エージェントでプロの方に相談してみて、もっと上の職場で働けるチャンスを掴みましょう!