空白期間に何もしていないんですか?
ま っ た く 問 題 な い で す よ 。
なぜなら、世の中には毎日忙しいクセして何ひとつ成長していない人間が多いからです。
あなたの周りの人間、あるいはテレビ番組や景色を見てみてくださいよ。
大して変化してないですよね?
それと同じことです。
人間はあくせく仕事をしていても、成長しない人はたくさんいるんですよ。
…いや、むしろ退化していく人の方が多いぐらい。
たとえば、結婚して女としての魅力が下がる主婦や、プライベートがだらしなくなる夫。
この事実からもわかりますが、空白期間があろうがなかろうが、人間の成長には大して関係ありません。
私が読者に聞きたいのは、ただひとつ。
あなたに成長する意志や、変わりたい願望はありますか?
あるのでしたら、続きを読むがよいですぞ。
空白期間など、いとも簡単に取り返せる事実を教えてあげますよ。
空白期間は大したネックではない
みなさんにまず知っておいてほしいことは「空白期間は大したネックではない」ということですね。
空白期間が一切許されないと言うのであれば、毎日帰って寝ている社会人や、休日に遊んでいる社会人は全員NGということになります。
「なんでお前、プライベートのための時間なんてとってるの?」
「なんでお前、休憩してるの?」
「休むと勘が鈍るので24時間ずっと働け」
私からすれば、これと同じ理屈なんですよ。
空白期間なんて、一般の社会人が休憩とったり、休日にリフレッシュするのと同じ。
しかも実家寄生ならともかく、貯金や失業保険で計画的に空白期間を使っているのであれば、もはや有給休暇代わりに長期休暇をとっているようなもの。
つまり逆説的に言えば、時間を有効活用できる優秀なビジネスパーソンである証拠。
この事実を知っておけば、普通に考えれば「空白期間があっても問題ない人材=優秀な人材」であることが簡単におわかりいただけることでしょう。
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空白期間に何もしていないなら正直に答えること
ただし、上記のような理屈は古くさい日本の企業相手にはなかなか通用しません。
毎日ルーチンワークのように同じ生活を送っている変化のない人間には、空白期間って犯罪経歴か何かに見えちゃうみたいなんですよ。
しかも、この記事を読んでいるような「空白期間に何もしていない人」であれば、なおさら不利な立場になりますね。
空白期間=自由な時間があって、何もしないのは個人の自由ってヤツなんですけどね。
なぜか「空いた時間は自己投資=努力して当たり前!」と考えている人は、自由な時間を趣味や娯楽に使うことをよしとしないみたいです。
勘のいい方はお気づきでしょうが、そういう会社って「毎日ずっと会社のために努力しろ!」という感じの会社で、社員のプライベートとか平気で侵害してくる社風なんですよね。
ですので、空白期間に何もしていないような人は、正直に「何もしていない」と言ってしまうのが一番。
仮に面接でそういう会社と出くわしたら「あなたは年金生活になって悠々生活が送れても、わざわざ仕事するんですか?」と聞き返して差し上げましょう。
人間、必要もなければ努力も仕事もしないでだらけるのが当たり前ですから。
あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい
by イエス・キリスト
そして、そういう会社や人事ほど、なぜか「会社に変革をもたらす挑戦心あふれる人材」とやらを求めだすから、タチが悪い。
まさに「自分のことを棚に上げている」という状態。
これは転職活動の常で、自分の会社には存在しない完璧スーパーマン人材や、面接官自身も出来ないことを、中途採用者に求めてくるんですよ。
そういう会社は現実の見えていない会社ですので、無視してOK。
空白期間があるのであれば、多少の空白期間は気にしないで「しっかりと現実を把握しており、将来を見据えている会社」を選びましょう。
逆に「今、この瞬間=即戦力」ばかり求めている会社は、こちらから願い下げですよ。
採用は「今が楽しければそれでいい!」という、女子大生の恋愛じゃないんですから。
関連:中途採用から即戦力になれない不安は持たなくていい。転職後に即戦力を求めすぎの会社に無理に入社するのは禁物
空白期間で他人を評価する会社は無視してOK
空白期間は多くの会社でマイナス評価になりますが、不採用の決め手として「空白期間」で判断する会社は、書類選考の段階で落としてきます。
日本の古風な会社って愚かなので「勤務経歴が長ければ長いほど優秀」「生きた年数が長ければ長いほど経験も豊富」って判断するんですよね。
しかも、書類選考なんて人事がパッと見で書類を眺めたり、ひどい場合は事務職の非正規社員がマニュアル通りに処理してることなんてざら。
そういう会社って、本当に優秀な人材を見抜く能力がないクセして、なぜか中途採用者に高望みするんですよね。
たとえば「35歳以上の人材は覚えも悪い、新しいことを出来ない」など、謎理論で採用を控えたり。
まともに生きていればわかりますが、年の割に大した経験も感じさせない老人や、早熟な若者もいます。
あるいは60歳過ぎても貪欲に新しいことに挑戦する老人もいれば、逆に20代で挑戦をやめて「老後どう過ごそうかな…」なんて考えている人もいますね。
つまり、年齢も空白期間も大して本人の能力や成長性には関係ないということ。
もし、あなたが長い空白期間をお持ちであるのでしたら、むしろ「空白期間で落としてくる地雷会社に引っかからなくて済むぞ!ラッキー!」と考えるべきですよ。
だいたい、女子中学生の「大人の男性って素敵♪」なんてレベルのイメージで経歴・勤務年数で他人を判断してくる会社とか、どう考えても現実見えてない地雷なので、落とされたほうがマシです。
空白期間がマイナス評価になりにくい会社を狙うこと
日本人は偏見の塊みたいな古風な会社が多いので、空白期間が長いと不利なのは確かです。
しかし、採用経験の長い会社や若者の雇用状況をよく理解している会社であれば、空白期間に関わらず採用してくれることも珍しくありません。
つまり、空白期間がある人は初めから空白期間をマイナス評価しない企業を狙って転職活動すればいいのです。
「空白期間があるからダメ」と言っている会社は、恋愛で言えば「付き合ってない期間があるから地雷」みたいなことを言っているレベルですので、気にしなくてOK。
空白期間がなくて30年以上勤めているのに大して成長性のない人材もいれば、空白期間があるのにメキメキ成長する人材もいますからね。
あなたは、もちろん後者じゃないでしょうか?
空白期間なんて過去にとらわれず、未来に生きましょう。
過去の過ちをねちねち叩く会社や人事なんて、過去にしか生きられない人種ですからね。
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転職エージェントを活用して空白期間が障害にならない会社を効率よく見つけ出そう!
空白期間に何もしていないことでお悩みの方は、転職エージェントでプロに相談しておいて、空白期間がネックにならない企業に狙いを絞っておくといいですよ。
転職エージェントに登録すればわかりますが、空白期間があってもまったく問題ないレベルで求人がバンバン届きます。
あとは面接・書類作成で対策しておけばいいのですが、これは転職エージェントにアドバイスしてもらえばどうとでもなりますね。
しかも、転職エージェントは完全無料で利用できます。
紹介される求人も「非公開求人」が8割で優良求人が多く、空白期間を理由に問答無用で落とす企業と出会う可能性はグーンと下げられます。