「ニートにオススメの就職先ってある?」
「ニートはどの就職サイトを使うべき?」
「ニートが就職するには何が必要?」
このようにお悩みのニートの方は、かなり多いと思います。
私自身もそうでした。
結論から言うと「人によりけり」なので、正解はありません。
…が「正解らしきもの」みたいなものは、あります。
というわけで、私自身の経験や、人材業界の事情もふまえた上で、本当にニートにオススメできる就職・転職の方法をご紹介していきます。
20代のニート向け→20代ニートのための就職情報まとめ。仕事が決まらない人は読んでおこう
30代以上の高齢ニート向け→30歳以上のニートが就職支援を受ける時のポイント。就職サポートを使えば正社員になれるのか?
まずは「就職・転職」の方向性を決めておこう
まずはしっかりと就職・転職の方向性を決めておきましょう。
たとえば、ニートの就職・転職であっても、実は以下のように色んな悩みがあります。
ニートが就職・転職できない主な原因
- お金がないので、今すぐに就職先を見つけたい!
- 実家住まいで生活には困ってないけど、そろそろちゃんとした仕事探さなきゃ…
- 一人暮らしして働きたいけど、家賃を払うほどの貯金がない…
- うつ病や引きこもりで、社会復帰に不安がある…
- 地方住まいでいい仕事がない…→地方住まいのニート向けの記事
- 学歴を無駄にしたくない…もっと自分に合った仕事があるはずだ
- 夢を追うか、諦めるか迷っている…→夢に破れたニート向けの記事
こうして見てみると、新卒採用を逃したり、一度会社を辞めてしまうと、なかなか立ち直れなくなるような”障害”が、かなりの数あると言えますよね。
なので、まずは「なぜ、自分は就職・転職に踏み切れないのか?」を冷静に考えてみてください。
そうすれば、自然と自分のすべきことが見えてきますから。
公共機関
ハローワーク(公共職業安定所)
少しでも働く意欲があるニートの方は、まずは「ハローワーク(公共職業安定所)」を使うのが定番でしょう。
ハローワーク(公共職業安定所)とは国が運営する施設のことで、職の紹介から失業時のサポートまで、雇用に関する色々な手続きを行ってくれます。
ハローワークは公式ホームページが使いにくいため、公共職業安定所まで足を運ぶことを強くオススメします。
求人検索だけでなく、職業訓練や講座などの案内もしてもらえるので、使えるものはなんでも利用しておくといいでしょう。
ハローワークの欠点は誰でも使える分、若い人に向けての対応が事務的であまり頼りにならないという評判が多いことや、求人情報が企業側の自己申告なので正確さに欠けるところです。
お役所体質が強いので、過度な期待はしないようにしましょう。
関連:ハローワークが使えない理由。仕事探しにオススメしない理由とは?
また学歴や経歴に自信のない方は、職業能力開発校や就職支援講座などを効果的に活用し、段階的に働くための能力を身につける選択肢も考えてみるといいかもしれません。
ジョブカフェ
国の厚生労働省が運営する「ジョブカフェ」では、若いニート向けの就職支援サービスとして、様々なサポートが期待できます。
ジョブカフェは通称で、本当の名前は「若年者のためのワンストップサービスセンター」といいます。その名のとおり、若者が自分に合った仕事を見つけるためのいろいろなサービスを1か所で、もちろんすべて無料で受けられる場所です。
カウンセリングから職場体験など、いきなり就職を迫られることはないので、働くことに不安がある方は使っておくといいでしょう。
アルバイトから始めてみる
正社員として働くことに抵抗があるニートの方は、まずアルバイトとしてフリーターとして働くといいでしょう。
ただし、アルバイトとしてダラダラ働いてフリーター期間が増えるとキャリア的には良くないので、あくまで繋ぎの仕事と割り切って働くべき意識しておくべきです。
タウンワーク
アルバイト求人を探す際の定番と言えば、リクルート運営の「タウンワーク」でしょう。
コンビニなどに無料情報誌が置いてありますが、スマホ・PCでも利用できます。
求人量は約100万件、しかも無料で使えるので、登録しておくだけ損はないでしょう。
ただし、有名すぎるせいで優良求人の応募数が増えて倍率が高くなるところが欠点です。
LINEバイト
あのLINE株式会社が運営している「LINEバイト」では、LINEを通じて求人先に連絡できるので、気軽に応募や質問が出来るので、とくに若者には人気です。
求人数も25万件と多く、他の有名アルバイト求人サイトにも負けていません。
こちらも登録無料なので、使っておくといいでしょう。
Indeed
検索エンジン型の求人検索サイト「Indeed」も使っておくといいかもしれません。
他のアルバイト求人検索サービスと違って、色んなサイトや運営会社の求人情報を一括検索できるので、何かと便利です。
正社員・契約社員を目指す
就業意欲のあるニートの方であれば、正社員・契約社員を目指すのもありです。
最近では中途採用枠は「契約社員」からの採用も多いですが、これは企業側にとって試用期間として採用しやすいからで、正社員候補と考えておけば、選択肢が広がります。
関連:契約社員だと採用されやすい?中途採用で契約社員から働くメリットとは?
とくに20代の「既卒・第二新卒層」であれば、未経験からのチャンスもかなり多いので、しっかりと就職・転職活動してみる価値はありますよ。
関連:既卒・第二新卒が企業に歓迎される理由「若ければチャンスはある」は本当なのか?その真相に迫る!
逆に30代以降のいわゆる「高齢ニート」となると、年齢だけで弾かれるサービスも多くなるので注意が必要です。
営利企業の場合、効率の観点から29歳までがサポート対象となっていることが多いからです。
ただし、場合によっては30代でも対応してもらえることもあるので、まずは登録して確かめてみるといいでしょう。
ニート対象の就職支援サービスを使っておく
ニートが正社員・契約社員を目指すのであれば、ニート層でも利用OKな就職支援サービスを使うといいでしょう。
厳密には就職支援サービスを利用している時点で「ニートではない」ので、正確に言えば「既卒・第二新卒・フリーター向け」のサービスを指します。
既卒・第二新卒・フリーター向けの就職支援サービスでは、20代の未経験者や就活で挫折してしまったような層を「あえて採用したい」と考えている会社を中心に紹介してもらえるので、内定率もかなり高いところが魅力です。
また、事前にカウンセリングで就職に関する不安の解消をしたり、研修や講座なども行っている業者もあり、就職した企業での定着率(辞めないで長く続けられる割合)が高めなのもポイントです。
就職Shop
既卒・第二新卒・フリーター層に一番オススメなのがリクルートグループ運営の「就職Shop」。
関連:就職Shopの特徴と強みを徹底解説!リクルートグループ運営なのに結構ゆるめでビックリ!?
就職Shopは小さめの企業の取り扱いが多く、人柄・人間性重視で人材採用したい企業を中心に紹介してくれます。
面談拠点も関東・関西と広くに渡って展開中で、立地も駅近くばかりでアクセスがいいところがポイントです。
年齢制限は原則なしのため、30代でもサポートしてもらえる可能性あり。
DYM就職
二番目にオススメなのが「DYM就職」。
関連:DYM就職の特徴と強みを徹底解説!第二新卒・既卒・フリーター層ならかなりオススメ!
DYMは就職生向けのサービスで急成長中のベンチャー企業で、勢いのあるサービスです。
最短一週間での内定実績もあり、効率も良さげ。
ウズキャリ
相談対応に時間をかけてくれるのが「ウズキャリ」
2012年設立の株式会社UZUZ運営なので、ベンチャー気質が強いです。
その分、対応が早く融通もききやすいので、大手にはない対応力に期待できます。
じっくり時間をかけて就職先を選びたい方は、ぜひ利用しておきましょう。
拠点は東京と大阪の二箇所です。
JAIC
ガチ営業就職支援特化で、厳しい研修やビジネスマナー講座で好評なのが「JAIC」
関連:JAICは就職・転職に利用するべき?評価や評判、費用や紹介先求人はどうなっている?
「全国の定期説明会→都内の研修合宿後、就職活動」という、まるで部活のような流れ。
思い切って自分の甘えた根性を叩き直したいニートの方には、一番オススメ。
ハタラクティブ
第二新卒から中卒まで、学歴・経歴にネックがある方でも利用できるのが「ハタラクティブ」
関連:ハタラクティブの特徴・メリット・デメリットまとめ。登録方法から実際の流れまで徹底解説!
東京・神奈川・埼玉・千葉の関東圏の求人取り扱いのみ。
ただし、電話面談も受け付けているので、地方から関東圏で働きたい人の対応もしているようです。
ニート対象の転職サイトを活用しておく
面談に行くのがめんどくさいと感じるニートの方であれば、転職サイトで情報収集しておくのもありです。
就職支援サポートと違って、求人情報検索や経歴にあった求人が自動で届く形式なので、待ちの姿勢でも使えますよ。
ただし、登録しただけで終わってしまうリスクもある点には注意です。
リクナビNEXT
リクルート運営の「リクナビNEXT」では、経歴問わずに登録できます。
関連:リクナビNEXTのメリット・デメリットを徹底解説!登録方法やかしこい使い方もご紹介!
企業からの「面接オファー」や、提携エージェントからの「スカウト」も届くので、職歴があれば有利になりやすいのが魅力。
その他「グッドポイント診断」で、自分の強みを知って自己アピールに活かすことも出来るので、登録しておくに越したことはないでしょう。
関連:グッドポイント診断の自己分析・自己アピール方法。リクナビNEXTの性格診断はどこまで当たっているのか?
登録から利用まで、完全無料です。
doda
パーソル運営の「doda」も、ニートの方でも登録できますよ。
関連:doda(デューダ)の特徴と強みを徹底解説!転職エージェント入門ならバランス重視のdodaが一番!
dodaは「転職サイト+転職エージェント」併合型で、様々な機能が搭載されているところが、dodaの魅力。
Re就活
20代のニート(既卒・第二新卒)特化の転職サイトが「Re就活」
未経験者歓迎の企業が多く、ベンチャー気質が強い企業が多め。
運営会社である「株式会社学情」は地味に1977年から続く老舗企業で、今は東証一部上場クラスなので、信頼性も十分。
ニートでも使える転職エージェントを活用しておく
一般的なキャリア層を対象としている「転職エージェント」ですが、場合によってはニートでもサポートしてもらえます。
転職エージェントとはプロのキャリアアドバイザーが相談に乗ってくれ、自分に合った求人を紹介してくれます。
関連:転職エージェントの仕組み・特徴・メリット・デメリットを徹底解説!転職サイトとの違いは?
関連:転職エージェント初心者向けのよくある質問!読んで登録前の心配を解消しておこう!
一般キャリア層を対象としているため、経歴に自信がない方は登録に不安が残るでしょうが、場合によっては面談サポートを受けられますし、求人情報もしっかり届きます。
とくに大手の「リクルートエージェント」「doda」や、若者向けの「マイナビエージェント」あたりは登録条件が緩めですので、気になるなら使っておくといいでしょう。
また、理系卒・ものづくりエンジニアの技術・教育の経歴があれば、製造系特化の「メイテックネクスト」もオススメです。
派遣社員として働く
正社員としてガッツリ週5日8時間勤務働くのがキツイと感じていたり、会社の都合で出張ややりたくもない仕事を振られるのが嫌なら、派遣社員もオススメですよ。
派遣社員は正社員と違って「会社の中の一部の業務だけ」を行えばいいので、正社員と比べて負担も少ないところがメリットです。
逆に言えば、求人内容と違う仕事を振られることがないので、理不尽な目に遭いにくいとも言えます。
関連:あえて派遣社員を選ぶメリット!正社員が嫌なら派遣という働き方もありという事実
派遣社員は、雇用主が「派遣会社」となるので契約内容が複雑となりますが、派遣会社から給料が出たり福利厚生も受けられるので、しっかりとした派遣会社を選んでおくといいでしょう。
関連:派遣会社の選び方のポイント!評判の悪い派遣会社の避け方・登録方法までまとめてご紹介!
JOBNET(マンパワーグループ)
派遣会社で日本で最も古い歴史を持つのが世界No.3アメリカ発の企業マンパワーグループが手がける「JOBNET」です。
関連:マンパワーグループ運営JOBNETの特徴と評価は?口コミ・評判から徹底検証!
福利厚生の充実はもちろん、キャリア支援もしっかりしており、全国47都道府県に拠点があるので、地方の人でも利用できるのが強みです。
テンプスタッフ
国内企業の派遣会社で最大手なのが「テンプスタッフ」でしょう。
関連:テンプスタッフの特徴・強み・メリット・デメリットを徹底評価!面談から来社予約までの流れもご紹介!
テンプスタッフも歴史が古く、女性社長によって創業された経緯もあり、とくに女性の働き方に強い理解があるのが特徴です。
面談拠点は全国対応、登録さえ済ませればスマホで求人応募も出来ます。