ネガティブな退職理由はあり?なし?ポジティブな転職理由を考えだすために今の仕事不満を見つめ直そう

退職や転職を考える際、多くの方がネガティブな理由から行動しようと考えるはずです。

ですが、一般的に「退職理由や転職の志望動機ではネガティブなことは言わない方がいい」と言われております。

当然のことながら、転職活動時に面接で前の会社の愚痴や不満をぶつけられたところで、面接官は「この人は大丈夫なのか?」と不安に思い、採用を控える未来が見えています。

ただ、それは決してネガティブな理由で退職したり転職を考えることがダメと言っているわけではないことは、読者に知っておいていただきたいです。

筆者自身、過去に仕事を辞めた際には、以下のようなネガティブな理由が強い動機となりました。

  • 上司・先輩が自分よりも無能だから
  • 会社に将来性や先を感じなかったから
  • 給料が低い、割に合わないと思ったから
  • スキルや経験が身につかないと思ったから
  • 職場の人間関係が悪いから

上記のようなネガティブな退職理由は、当然のことながら転職活動時の面接でそのまま言ってしまうのは、マイナス印象になるので控えた方がいいです。

ただし、不満をしっかり掘り下げて次の会社につなげられるアピールに変えることが出来れば、非常にポジティブで強い志望動機にもなります。

そのためには、今の自分の感情や置かれた状況としっかり向き合い、自分自身を知ることが大事です。

当記事では、ネガティブな退職理由と向き合った上で、具体的にどのようにポジティブな転職理由に変えていくか、ご紹介して参ります。

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今の職場にネガティブな退職理由はわざわざ伝える必要はない

読者が在職中で、今の職場を辞める理由をどう伝えるか悩んでいるのであれば、わざわざネガティブな理由を伝える必要はないでしょう。

それには、以下のような理由があるからです。

  • わざわざ辞める職場に不満を伝える必要性を感じない
  • 引き留めに合う可能性を考えると、余計な情報は与えないほうがいい
  • 「退職する」と意志だけ伝えて、淡々と処理を進めた方がお互い禍根を残さず済む
  • 引継ぎの必要や在職期間に余計な心労を負いたくないので、社内の人間を敵に回すような言動をする必要がない

いずれにせよ、なるべく円滑に今の職場を辞めるためには、必要以上にネガティブな退職理由を伝えるのはデメリットの方が大きいでしょう。

仮に今の職場が大嫌いで、捨て台詞を吐いてケンカ別れしたいのであれば、ネガティブな退職理由をそのままぶつけても構わないかもしれません。

ただ、そのような方法での退職を試みた場合、

「上司が辞めさせてくれない」
「残りの期間に嫌がらせにあう」
「引き留め工作で卑怯な手を使ってくる」
「転職活動の妨害をしてくる」

…など、今の職場の人間と敵対することで今後の退職・転職活動に悪影響が出ること可能性もあります。

ですので、出来る限りスマートに退職することを意識しておく方が、今後の自分のためになるはずです。

退職や転職の際に、どこまでネガティブな本音を言うべきか悩んでいる方は、以下の記事も参考にしてみてください。

今の職場の愚痴や不満を言うなら、仕事で関わりない他人にしておく

どうしても、今の職場を辞めたいネガティブな理由を話をしたいのであれば、仕事で直接関わりのない第三者に相談しておくのが、余計な心配や不安を抱かせずに済むはずです。

筆者も、仕事の愚痴や不満を他人に話すことはありますが、その多くは「その不満や愚痴を当てる矛先がないから(=本人たちに言うと仕事に悪影響が出るから)」「不満や愚痴を言ってもどうしようもないことはわかってるけど、言わないと気が済まないから」という感じです。

いずれにせよ、愚痴や不満を他人に話す場合は「具体的な解決策」は望んでいません。

仮に解決策を望むのであれば、転職エージェントなどで専門家に相談し、具体的な転職先や活動方法を教えてもらえばいいだけです。

逆に友人や仕事で関わりのない知り合いに関しては、気兼ねなく今の仕事の愚痴や不満を相談がてら話すこともあります。

「ネガティブな退職理由や今の仕事の愚痴や不満を言うな!」とは言いませんが、聞かせる相手は選んでおく必要があります。

以下の記事では、仕事を辞める相談するべき相手や求める意見や感想について紹介していますので、ぜひご参考ください。

自分の責任と会社の責任を見極めておこう

ネガティブな退職理由は、大きく二つに分かれます。

  • 過度に自分の責任だと感じてしまい、自信を失くしてしまうタイプ
  • 他人の責任にし過ぎて、自分を顧みないタイプ

前者の「過度に自分の責任だと感じてしまい、自信を失くしてしまうタイプ」は真面目過ぎたり、自己評価が低すぎて、鬱になりやすい傾向があります。

逆に後者の「他人の責任にし過ぎて、自分を顧みないタイプ」の場合は、自己評価が高すぎて、自分の経歴やスキルを過大評価し過ぎるあまり、転職活動が上手く行かないケースが目立ちます。

何より、転職活動にて「前の会社が悪い!」という責任転嫁して来る人を、わざわざ採用したいかどうかで考えれば、多くの会社はしたくないはず。

仮に「誰かのせいにして仕事を辞めたい」と考えているのであれば、以下の記事を読んでみて、一度考え直してみてください。

どちらも人間である以上、その時の状況や精神状態によって、陥りがちな心理です。

どちらが良いか悪いかではなく、人間にはそういう精神状態になることがあると受け入れて「どうするか?」を前向きに考えることが、ポジティブな転職理由につながるのです。

とくに転職活動で大事なのは、自分に責任がある部分と会社の責任だと感じる部分を自分の中で明確にしておくことで、しっかりとしたバランス感覚を持つことと言えます。

自分に責任がある部分は反省・改善ポイントとして把握しておく

「自分の責任か?会社の責任か?」を見極めるのは、客観的な意見も必要になってきます。

ですが、今の時点で「自分に責任や非がある」と思う部分は、しっかりと把握しておき、反省点として改善につなげるべきです。

仮に、会社に99%悪いところがあるとしても、残りの1%は自分の努力で改善できるので、転職の志望動機にするために把握しておきたいポイントです。

たとえば、以下のようなネガティブな退職理由は、自分に非があるとしても、改善余地のある反省点が浮き上がってくるはずです。

  • 上司がハラスメント行為を行ってくる職場→上手いことコミュニケーションは取れていたか?
  • ブラックな会社に入ってしまった→就職時の会社の選び方は適切だったか?
  • 給料が低い・待遇が悪い→給料を上げるために交渉はしたか?賃金の高い業種・職種は選んだか?そのために必要なスキルや経歴は把握しているか?

以上のように、自分の非や責任を顧みると、意外なほどに反省点や今後改善出来そうなことが見つかるのです。

転職活動においても、これまでの自分の経歴を踏まえた上で、ネガティブな理由をポジティブな転職理由に換えることが、成功に結び付きます。

ネガティブな動機は強い転職のエネルギーとなる

ネガティブな退職理由を表立って口にすることにあまりメリットはありませんが、ネガティブな動機を胸に転職活動に望むことは、むしろ強いエネルギーを生みます。

実際、筆者も仕事を辞めた際や、あるいは今の仕事で不満を抱えた際も、ネガティブな感情の方が強いモチベーションにつながることの多い性格ですので、前向きにネガティブな感情や動機を受け入れています。

今の職場、あるいは自分自身に強い不満があるということは、すなわち「もっと良くなる可能性がある」ということです。

大手転職サイト「doda」内の記事では、以下のように書かれております。

ネガティブな退職理由を”前向き”に言い換える方法(dodaより抜粋)

STEP 1では「現状の不満」をリストアップし、STEP 2で「それらの不満が解消されたらどうなるか」を描いてみます。そしてSTEP 3では、「不満が解消されたとしたら、どんな働き方をしたいか」を考えます。そんな理想的な会社や職場は存在しないかもしれません。けれどもそれが、あなたが転職してまで手に入れたい姿であり、転職理由なのです。

出典:<面接>ネガティブな退職理由を“前向き”に言い換える方法 |転職ならdoda(デューダ)

これを筆者流に言い換えるのであれば「今の職場や自分に不満があるからこそ、転職して理想や変化を求める」のだと思っております。

ネガティブな退職理由そのものが悪いのではなく、ネガティブな感情ともしっかり向き合って、それを胸のうちに秘めて前進することこそ、転職活動に必要なことなのです。

仕事や人生における「不満の使い方」に関しては、以下の記事もご参考ください。

まとめ:転職活動でネガティブな本音は言う必要はないが、向き合うことは大切

以上のように、転職活動ではネガティブな本音を表立って言ってしまうメリットはほとんどないと考えておいた方が、無難でしょう。

「前の職場の不満や愚痴」
「前の会社の上司や経営者の批判」
「自分が抱えている不安や悩み」

こういった話を面接で聞かされても、多くの場合は「この人、一緒に仕事して大丈夫か…?」と不安を与えてしまうだけで、マイナス評価にしかなりません。

ただ、リクルートの手がける「リクナビNEXT」内の記事でも、以下のように書かれていますが、外と正直に前職の不満を言ってしまう方は多いみたいです。

「ネガティブな退職理由」を「ポジティブな転職理由」に変換するには?(リクナビNEXTより抜粋)

「前職の退職理由を教えてください」──大半の面接で聞かれる定番質問だ。その際に、会社への不満を正直に話してしまう人が多いのが現状。いくら前職に不満があっても、それをそのまま伝えてしまっては、印象を悪くする恐れがある。企業は、仕事に対する前向きな気持ちを高く評価するからだ。

出典:「ネガティブな退職理由」を「ポジティブな転職理由」に変換するには?|転職ならリクナビNEXT

これは逆に言えば「ネガティブな退職理由をポジティブな転職理由に換えられる」だけで、他の転職希望者よりも有利になりやすいとも言えます。

もし、読者の方がネガティブな退職理由を抱えたまま、どうするべきかわからないで悩んでいたのであれば、この機会にネガティブな感情と向き合い、今後のキャリアに活かしていただけると幸いです。

ネガティブな退職理由を転職活動に活かしたいなら転職エージェントに相談しておこう

もしこの記事を読んでみて、それでもネガティブな退職理由をどうするべきかがわからないで悩んでいるなら、まずは「転職エージェント」でプロのキャリアアドバイザーに相談してみることをオススメします。

面接時にネガティブな退職理由や今の職場の不満や愚痴を話すのはNGかもしれませんが、転職エージェントは仲介役となるので、ある程度の本音は話してしまってもOKです。

事実、転職エージェントでは「キャリアカウンセリング」と呼ばれる相談も無料で受けられるので、今の職場の不満やネガティブな退職理由について話してみるだけでも、心が楽になったり、転職活動に前向きになるきっかけになるはずです。

ネガティブな退職理由をどこまで言うべきか悩んでいて、中々退職も転職も進まないでいる方は、ぜひとも一度転職エージェントに相談してみてください。

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