「飲み屋のグチはおおむね正しい」を読んだ感想。仕事の愚痴の解決方法はだいたい書いてある。

飲み屋でのグチはおおむね正しい」という著書を読んで「仕事の愚痴の要点を上手くまとめあげているな」と感心したので、簡潔に内容と感想をまとめておきました。

頑張っても報われない

「頑張っても報われない」は、もはや当たり前の世の中になりましたね。

若者に漂う閉塞感などを見ても、それはわかることでしょう。

ただし「頑張っても報われない」という事実を知った上で、頑張るのか頑張らないのかは別問題です。

本書では「頑張っても報われないけど、頑張る必要はある」ということを、上手いたとえで表現していますね。

関連:努力しても報われない。努力なんかくだらない。頑張っても救われません。

関連:頑張っても報われない会社に勤めることは虚しいことです。あなたが努力しても報われない理由

ピーターの法則

組織においては、無能になるまで順調に出世していく法則がありますが、これを「ピーターの法則」と言うそうです。

  1. 能力主義の階層社会では、人間は能力の極限まで出世する。したがって、有能な平(ひら)構成員は、無能な中間管理職になる。
  2. 時が経つにつれて、人間はみな出世していく。無能な平構成員は、そのまま平構成員の地位に落ち着く。また、有能な平構成員は無能な中間管理職の地位に落ち着く。その結果、各階層は、無能な人間で埋め尽くされる。
  3. その組織の仕事は、まだ出世の余地のある人間によって遂行される。

出典:ピーターの法則|Wikipedia

この「ピーターの法則」について知っておけば「上司が無能なのは当たり前」と気づけるでしょう。

関連:【ブラック企業】無能な上司がよく言う一言。言われたことがあったら転職を考えよう

ホメオスタシス

ホメオスタシス(恒常性)」という言葉があります。

元は生物学で用いられる用語ですが、組織を生物と見立てて「内部環境を一定以上に保ち続けようとすること」と表現しているわけです。

同調圧力」とでも言い換えられるでしょか。

ことわざで言えば「出る杭は打たれる」ですね。

これについても、本書では簡潔にまとめてありますね。

パーキンソンの法則

「3年間我慢して働け」の通説に対し、著者は「パーキンソンの法則」を用いた見解を示しています。

第1法則

仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する

第2法則

支出の額は、収入の額に達するまで膨張する

関連:パーキンソンの法則|Wikipedia

要は「時間や収入があればあるだけ、逆算して怠けだす」ようになるってことですね。

8時間勤務であれば、8時間で終わるように能率を落とす…というのは社会人であれば、誰もが経験があるのでは?

…という事情もあり「とりあえず3年」を真に受けて、3年間ダラダラ働くことは機会損失との結論に至るわけです。

ピグマリオン効果

現実を変えるための方法論として「ピグマリオン効果」が取り上げられています。

ピグマリオン効果とは、教育心理学における心理的行動の1つで、教師の期待によって学習者の成績が向上することである。

人間は期待された通りに成果を出す傾向があることの現れ。

出典:ピグマリオン効果|Wikipedia

期待されればされるほど、人は成果を出しやすくなる心理を持つそうです。

これは自己啓発書で言えば「引き寄せの法則」にも、似たようなことが書かれていますね。

つまり「ぜひ、根拠のない自信を持とう」ということです。

やっぱり知識は重要

よく、先輩や上司から「経験が大事、知識は要らない」という趣旨の叱責を受けますが、本書では「知識は重要」とも書かれております。

説得力のある根拠としては「会社の業務内容だけで知ることの出来る知識は、非常に限られている」と書かれていますね。

これは、かのドイツの鉄血宰相ビスマルクの名言「愚者は経験から学ぶが、賢者は歴史に学ぶ」にも通ずるところもあります。

飲み屋のグチの解決法はだいたい書かれている

本書は38ページの軽い読み物ですが、筆者に構成力があるため、飲み屋の普遍的な愚痴に対する解決策は、おおむね書かれていると言ってもいいぐらいの、良著に感じました。

※今回紹介した本は「Amazon Kindle Unlimited(読み放題)」で初月無料(翌月から¥980)で読めます。