農業従事者になるには?向いてる人や必要な資格を徹底解説!

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農業従事者ってどんな仕事?

農業従事者とは、その名の通り農業に従事して働く人を指します。
仕事内容としては、作物の栽培から出荷を行い、場合によっては自分自身で販売をしたり、販売先を開拓営業することもあります。

農業従事者には主に「個人事業主として開業する」「農業法人に就職する」という2つのキャリアに分類されます。

日本の農業従事者は1970年には約1000万人いましたが、2016年には200万人を割るまで減少しており、高齢化後継者不足が問題となっています。
しかし、その一方で農業法人による大規模農業化や、定年帰農など、新しい動きも出始めています。
その影響もあり、若者向けの新たな農業ビジネスによる人材募集や、副業として農業を営む人も出てきており、キャリアに今までにない形で農業を組み込む選択肢も年々受け入れていると言えるでしょう。

また近年では、食の安全意識が高まっており、国産食材を求める国民の声はこれからも大きくなることが予想されており、今後さらなる成長が期待される分野が農業だと言えます。
ただし、自然を相手にするため、不作や農作物の市場相場によっては収入が思うように得られないリスクもある点には注意です。

農業従事者になるには?

農業従事者になるには、大きく分けて2つの道に別れます。
それは、個人事業主として開業しながら働く道と、農業法人に就職して働く道の二つです。
現在、日本の農業従事者の大半は、親から農業を受け継いだものです。
個人事業主の場合、栽培計画から販売手法まで全てを自分の裁量で決められるメリットもありますが、後の管理や資金繰りなどの様々なリスクも伴います。
また、新規で始める場合は生計が立てられるようになるまで数年間要する場合もあります。
これは、起業するのと何ら変わりがないことからして、非常にハードルが高いと言えるでしょう。
そのため、自治体によっては最初の数年は所得を保障してくれる制度などがあります。
逆に言えば、各種助成金や支援制度を上手く活用しなければ資金繰りもできない可能性があるという意味で、農業従事者として個人事業を立ち上げる難しさがわかってくるかと思います。

このような農業従事者として開業する難しさから、まずは農業法人に就職して数年間働きノウハウを学んだ後、個人事業主として独立するという選択肢が現実的と言えるでしょう。
農業法人とは株式会社や農事組合法人などの法人格を持った事業体のことで、そこに就職して給料をもらいながら農業に従事することになります。
そうした組織への就職を目指すなら、高校農業科大学の農学科で学んでいると有利ですが、就労しながら学べるため、最初に必要な知識はとくになく、なにより意欲が大事になります。
新規就農については、地方自治体が主催する体験研修などが開かれているので、チェックしてみるといいでしょう。
ま、た全国農業会議所の全国新規就農相談センターでは、農業法人などへのインターンシップを実施しています。
未経験から農業従事者になりたい人は、こうしたものでまずは体験してみて、自分が向いているかどうか判断してみるといいでしょう。

農業従事者に必要な資格やスキル

農業従事者になるために必須な資格はありませんが、学生時代に農業に関する専門科目を学んでいると多少は有利になります。
また、個人として農業を開業するのであれば、以下のようなスキルがあった方が事業として成功する可能性は高くなるでしょう。

  • 組合や取引先などと関係構築できる程度の営業スキル
  • 収入の流れを管理する経理スキル
  • 事業を継続させるための経営に関する知識

これらのスキルや経験がない場合、農協や外部コンサルタントに仕事を委託することになりますが、安定した収入を確保する意味でも自ら修得しておく価値は高いスキルばかりです。
また、農家でなく農業関連の技術士として働きたい場合は、様々な資格を取得してキャリアアップする必要も出てきます。

未経験から農業に従事するのは間口が広く誰にでもチャンスがあると言える一方で、個人として生計を立てるまでの道のりは長いのが、現在の農業従事者の特徴だと言えます。

農業従事者に向いてる人は?

  • 体力があり肉体労働が苦にならない
  • 計画性がある
  • コツコツとした努力を重ねるのが好き

農業従事者になるにあたって、最重要となる適性が「体力があるか?」という要素です。
極論を言えば、学歴やスキルが一切なくても健康な体があれば、農業の仕事自体は誰でも行えると言えます。
不健康な生活を送っていては安定して農作物を育てることができなくなるという意味でも、健康的な生活を送っていることは重要な適性だと言えるでしょう。

また、農業従事者としてのキャリアを歩む場合、将来的には自営業となる可能性が高いため、計画性も重要です。
作物を育てることの計画性はもちろん、安定して収入を得るための営業努力、不作時の資金繰り方法をあらかじめ知っておくなど、実際の農業の仕事以外にもしなければならないことも少なくはありません。

農業はその性質上、すぐに成果が出るような仕事ではないため、コツコツと努力を重ねる根気強さも必要です。
前述の通り、個人として農家を開業するためには地道な下積みや経営知識も必要とされるため、安定するまでに時間がかかる点でも、根気強さは必要不可欠でしょう。

ただし、これらはあくまで農業従事者として将来的に個人で開業する場合の話であり、現場で働くだけなら未経験者から高齢者までインターン制度を実施している業者も少なくはないため、まずは実際に農業を体験してみて向いているかどうかを判断してみるといいでしょう。
また、農業人口が減った昨今でも現役で農業を営んでいる人から生の声を聞くことによって、意外な農業のやりがいや魅力に気づけるかもしれません。

農業には明確に必要なスキルや知識がない分、適性も性格や能力以上に実際に働いてみて長く続けられそうかどうかという、感覚的な判断になることでしょう。

農業従事者と関連性の高い仕事は?

農業従事者と一言で言っても、実際に作物を育てる人から販売を担う人、あるいは品種改良や技術開発に取り組む人と様々です。
とくに農業大学に通って研究機関などで働く場合は「農業技術士」と呼ばれる頭脳労働を行うこととなる点で、一般農家とはまったく別の働き方になるため、農業系の経歴があるならこちらの適性も確認しておくといいでしょう。

また、農業従事者の中でも畜産農家の場合は動物を相手にするため、一般農家と共通する部分とそうでない部分が出てきます。
同様に、海産物の生産にあたる漁業も農業と共通点は多いものの、所属する団体や業界が異なります。

農業従事者の肉体労働的な側面に注目するなら、建設・土木業などの仕事も知っておくといいでしょう。
農業製品の出荷先や取引先になるという意味でなら、食品業界や食品加工業界なども関連性が高いと言えます。
この場合は、民間企業が大半となり、一般職の経歴があれば転職もしやすいため、食品業界について知っておくのもいいかもしれません。

いずれにしても、第一次産業として食の基本となる農業と関連する仕事は少なくはないため、様々な業界に興味関心を持つことで、直接的にも間接的にも仕事で農業と関わるれる機会は増えやすいと言えるでしょう。

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