「理系にオススメの転職エージェントってどこ?」
そう悩んでいる理系卒の方も多いのではないでしょうか。
理系オタク特有の一方的知識語りをするも、エージェントの担当者に聞いてもらえない・わかってもらえないで、他エージェントを探している読者の姿が手に取るようにわかりますよ。
人材ビジネスって、文系クズ野郎が主体となって広告情報が発信されているせいか、理系寄りの情報って少ないんですよね。
結論から言っておきますと「メイテックネクスト」「パソナキャリア」の2社がかなり理系向け寄りです。
※ただし、ITエンジニアに関しては需要が高すぎて、どこもかしこも欲しがっている状態。
理系職の方は専門性が要される分、エージェント選びもかなり慎重にならないといけない部分もあると思うので、当記事では転職エージェントの内情や業界動向も踏まえた上で、理系卒者に自信を持ってオススメできるエージェントをご紹介していきます。
パソナキャリア
理系の方に自信を持ってオススメしたいのが国内第3位の人材会社パソナが運営する「パソナキャリア」です。
理系にオススメというよりは、運営会社であるパソナ自体が社会事業寄りなので、国家事業などに関わる案件が多く集まる都合上、理系職向けになっている側面があるのだと思われます。
公表されている取扱求人の比率も理系が高め。
求人内容やサイト内情報も、ビジネス・広告色は弱めで、専門性が高い印象です。
ちなみにパソナキャリアの対象者層は20代中盤以降とされているのですが、理系卒の既卒・フリーター層あたりは対応してもらえる可能性があるかもしれません。
※エージェントの対象年齢についてですが、厳密には経歴・年齢制限されているのではなく「紹介できる求人があるかどうか」で判断しているので、登録してみなければわかりません。
ビジネスライクなリクルート・パーソルとは色合いが異なるエージェントですので、専門性のある担当者に出会いたい理系の方はぜひとも使っておいてください。
メイテックネクスト
理系に自信を持ってオススメ出来るエージェントと言えば「メイテックネクスト」も外せないでしょう。
メイテックネクストの親会社であるメイテックは、製造業専門の人材派遣会社として40年以上の実績があるので、情報主体の人材ビジネス会社とは比べ物にならないほどの専門家が在籍していたり、最新の業界動向の情報が集まっております。
職種区分も非常に細かく分けられており、理系が関わる職種・業種はほぼすべて対応しているレベルです。
担当コンサルタントのプロフィールや専門領域も、公式サイト内で公開されているので、気になる方はチェックしてみてください。
ハイキャリア層向けエージェント(スペシャリスト)
理系職で高年収を目指すのであれば、ハイキャリア層向けの転職エージェントを使うのもありです。
ハイキャリア層向けのエージェントの場合、理系職は「スペシャリスト」と呼ばれることが多いみたいです。(わかりにくいから意識高い系横文字ばかり使うなよ!)
ハイキャリア層向けで、専門性の高い担当者に期待できそうなエージェントは以下の通り。
ビズリーチ…国内最高峰クラスの求人が集う、選ばれし者のための転職サイト。仕組みとしては、ヘッドハンター・企業とのマッチングサイト・プラットフォーム形式なので、直接交渉できる点が強み。こちらも年収500万~600万が目安。なお一部課金あり。→ビズリーチの解説記事
ハイキャリア層向けとなると、少数精鋭ベンチャー系のエージェントから、フリーランスのヘッドハンターなどかなりニーズが細分化するので、こだわりがあるなら地道に探す他ないでしょう。
既卒・フリーター・ニート向けの就職支援
理系卒の方で、既卒・フリーター・ニートなどの経歴にネックがある方に関しては、以下のサービスが候補になってきます。
就職Shop…求人数最多、リクルート運営。人柄・人間性重視で小さめの企業への紹介が多め。担当者の専門性というよりも、紹介先企業の経営者と直接面談できる機会が多いという意味で、理系でも使ってみる価値あり。→就職Shop解説記事
いい就職ドットコム…堅実で中堅企業への紹介が多め。求人が公開されているため、理系の学歴があれば年収高めの専門職への就職サポートが期待できる。→いい就職ドットコムの解説記事
ただ、既卒・フリーター層向けは専門性よりもカウンセリング力重視の業者が多数なので、冒頭にも挙げた「メイテックネクスト」「パソナキャリア」の2社を使っておくほうが間違いないはずです。
なお、既卒層向けの就職支援に関しては、以下の記事にまとめてあります。
総合転職エージェント
最後に、理系が総合転職エージェントを使う場合について、書いておきます。
総合転職エージェントの場合、内部のチームや担当者について公開していないことが多いので、専門性が高いかどうかは使ってみるまでわからないというのが実情です。
とくに大きい会社ほど、分業制で求人情報の精度が低くなりがちなので、あまり期待しないで方がいいでしょう。
※ただし、外資系運営の場合は運営体制が異なるので、担当アドバイザー次第。
以下、国内の主要な総合転職エージェント。
リクルートエージェント→最大手で人員数・求人数は多いので、専門性の高いアドバイザーと当たる可能性は大きい。ただし、求人情報に具体性がなかったり、サポートが効率重視でアバウトな傾向があるので、期待しないほうがいいかも。→リクルートエージェントの解説記事
doda→リクルートエージェントと似たような感じ。パーソルグループ内の会社は元はベンチャー気質が強いので、専門知識の取得に意欲的な担当者はリクルートエージェントよりかは多いかも…程度の違い。→dodaの解説記事
LHH転職エージェント→世界No.1のアデコが運営。上記2社と違って、求人情報に広告色がなく、情報密度や精度は高い。また、担当者が紹介先企業に直接営業しているので、融通が利きやすい。サイト内の専門情報も非常に充実している。→LHH転職エージェントの解説記事
マイナビエージェント→リクルートエージェント、dodaと似たような感じだが、ベンチャー気質があり、最近の業界経験ありの担当者をヘッドハンティングして集めているため、専門性の高い担当者とマッチングできる可能性自体はある。→マイナビエージェントの解説記事
総合転職エージェントに関しては、担当者次第な面もあり、国内の人材ビジネス会社であれば、上っ面な対応や具体性のない求人情報が送られてくる自体もあるので、期待しすぎは禁物です。
以下の記事では、合わないエージェントの対処方も紹介していますので、事前に読んでおけば雑なエージェントに流されずに済むはずです。
理系の転職エージェントの利用は慎重に
以上、理系にオススメの転職エージェントと、その理由についての解説記事でした。
人材ビジネス会社は文系卒主体なこともあって、割と適当な部分もあります。
ただ、場合によっては理系卒・業界出身者の担当とも出会えることがあるので、あとは運と相性次第です。
また、転職エージェント運営会社の社風や歴史、運営方針や実績などからも、理系寄りかどうかは判断できますので、広告文に惑わされずに自分に合ったエージェントや転職先を見つけ出してみてください。