「職場で他人を蹴落とす人に悩まされている…」
「他人を蹴落としてまで優位に立とうとする人の本性に疲れた…」
「自分も他人を蹴落としてまで出世を目指すべきなのか?」
このようにお悩みではありませんか?
世の中には、他人を蹴落とすことで他より優位に立とうとする人がいたり、あるいは組織によっては他人を貶めたり蹴落とす方が評価されしまうような構造になってしまうことがあります。たとえば、自分の脅威となる同期の悪い噂話を社内に吹き込み、貶めようとするような輩などが良い例です。
「因果応報」という言葉通り、そういった人の末路が悲惨であって欲しい…という気持ちはわかりますが、なぜかそういう人ほど第一印象は良く浅い関係では好かれたり信用されやすく、巧妙に他者を蹴落とす立ち回りを無意識レベルで身につけているから、困りものです。
もし、そのような人物に見覚えがあったり、現に苦しめられているのであれば、慎重に立ち回る必要があります。なぜなら、他人を蹴落とす人に仕事の成果や人望や求心力で勝てたとしても、その後、すべからく自身の妨害をしてくることが予想されるからです。
そこで本記事では、他人を蹴落とす人の特徴や心理をご紹介した上で、対処法や被害を抑えるための考え方、また上手く付き合う方法まで、まとめご紹介していきます。
社会において「邪魔な人間」はつぶす方が手っ取り早い
手始めにどストレートに言っておくと、組織においては「邪魔な人間は徹底的にぶっ潰しておく」のが最善の立ち回り方です。
「会社の利益のため」などは建前に過ぎず「自分の社内での立場」「自分の威厳」を保つためには、邪魔になりそうな敵は徹底的に排除しておき、若手であれば芽が生えるうちに叩き潰しておくのが常です。
もちろん、会社全体、中長期的視点で見れば「悪手」ではありますが、本人からすれば会社全体の利益よりも己の保身のほうが何倍も大事なのです。
…残念ながら、世の中にはそういった「自分のことだけしか考えていない器量の狭い人」も当たり前に出世できてしまう以上、現実を受け止めましょう。
社内評価さえ得られれば、弱者に恨まれようが関係ない
「上の立場の人間には媚びへつらい、弱者には徹底的に厳しく」こそ、社会人の王道の立ち回り方です。
これを「かっこ悪い」「人間的魅力がない」「信頼を損なう」という気持ちはわかりますが、事実であることも忘れてはいけません。
学校でも「教師に媚びて推薦入試の権利を獲得した方が、勉強できるだけの奴よりも有利になりやすい」ということからしても、明白な事実です。
雑魚に何を言われようが、本人からすれば「痛くも痒くもない」わけですからね。
つまり、下の人間がネットや飲み屋で愚痴っていることこそ、強者からして「自分の立場が脅かされることはない」と喜べる、願ってもない好都合な状況なのです。
優秀な同僚や部下は早めにつぶしておくに限る
出世競争において、優秀な同僚を早めに叩き潰しておいたり、自分の立場を将来脅かしかねない部下や後輩は、早めに叩き潰しておくのも社会人の鉄則。
なぜなら、将来強大な敵になりかねないからです。
自分が成長するきっかけをくれた同僚や上司に、表面上感謝をしてみても、どこで恨まれているかわかったものではありません。
万が一出世して権力を握った際、若い頃の自分の過ちや失態を知っていたり、恩を打ってきて取り入ろうとする人物、脅威以外の何物でもありません。
つまり「出る杭は早めに打っておく」と判断するわけなのです。
ヤンキーが学校で新入生を徹底的にぶちのめして上下関係をわからせるのと同じで、日本のタテ割り社会においては、目下の人間は早期に「お前が下、私が上」とわからせることこそ、最強の人付き合いだと言えるのです。
あとは都合のいいぱしりとして、面倒な仕事を押しつけて「お前の手柄は上司の手柄、上司の失敗は部下の責任」とすればいいだけですからね。
どうせ部下が辞めても、代わりは来年の新卒生で入ってきますし。
無能すぎる人間には「ご退場願う」のが当たり前
組織において、一番厄介なのが「無能な人間」です。
いくら指導しても伸びない、かと言って自分から居場所を作る努力もしない。
そのクセして申し訳なさそうに「がんばります」と口だけで、一向に役に立つ気配はない。
しかも、生意気にも給料だけは受け取ってやがる。
何を勘違いしているのか「真面目に頑張っておけば、いつか救われる」と勘違いしてやがる…。
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そんな無能な人間、腹の黒い人間からすれば「時間をかけるだけ無駄」「給料の無駄」と判断すれば、あとは排除するのみです。
歴史において「差別」「生贄」など、無能な人間が排除されてきた事例は腐るほどあります。優生学的視点で見ても、無能な人間は社会から排除されるのは自然の摂理です。
しかし、日本の法律や社内規則では、原則として「正当な理由なしに社員を解雇してはならない」と規定されており、辞めさせることは極めて難しいのです。
…であれば、話は簡単。
相手に自ら辞めてもらえばいいだけ。
そうとなれば、あとは過剰な仕事を押しつけたり、精神的に追い詰めて、自ら「辞めます」と言わせるように仕向ければいい。
パワハラ、モラハラ、セクハラ、仕事の押しつけ、職場いじめ…。手段は何でもいい。無能なのに辞めない奴が悪い。
精神的な拷問は犯罪にはならない上に、弱者は泣き寝入りするしか手段がない。
…であれば、意図的に「相手の意志で退場してもらうように仕向ける」人が出てくることは、何も不思議なことではありません。
仕事での「評価」に関する誤解
次に仕事における「評価」についての誤解です。
会社は学校と違い、通信簿やテストのように「点数」で評価されることは決してなく、非常に理不尽で得体の知れない方法で「評価」が下されます。
上司に嫌われたら最後、一生不当評価されることも珍しくないですし、逆に能力のない奴でも上司に気に入られれば高く評価してもらえます。
つまり、社風や上司によっては「仕事が出来るかどうか」や「本人の能力」なんか、大して社内評価に影響しないことも大いに有り得るのです。
しかも会社が大きければ大きいほど、社内評価は上司の「報告書」のみに依存するため、そこまで来ればもはや上司のやりたい放題であることは、想像に難くないことでしょう。
多分、あなたも全知全能の神として人間を評価できる立場になれば「あいつは異性として魅力がないから30点」「あいつは同僚時代にムカつくこと言ったので10点」「あいつは困った時に助けてくれたので99点」「自分は120点」と、不公平かつ主観的な評価を下すことでしょう。
…くだらなく思えるかもしれませんが、社内評価とは実に不公平で基準も曖昧、しかもおおいに人間感情の絡むものなのです。
上司や同僚には「手の内」は晒さないのは鉄則
以上のような「社内評価の基準はすべからく適当になりがち」という事情に加え、先ほど紹介した「優秀な人間はつぶされる」という事情も踏まえると、安易に己の有能さをアピールするべきでないことが見えてきますよね。
つまり、どれだけ仕事が出来て能力があっても「自分は無能です」と謙遜して振る舞いつつ、面倒な仕事や上司のヘイトは自分より無能で要領の悪い同僚に押し付けておけばいいのです。
これぞ、大人の処世術。
仕事において”有能であること”は、実は損でしかないのです。
根回しして「出世の席をとる」のは常套手段
仕事において、出世の席をとるには「能力を正当評価してもらう」ことではなく「権力者に小賢しく根回しする」方が何倍も手っ取り早いです。
そして、己の有能さを示すのも、すべては権力や影響力のある人から評価してもらえる場合のみ。
逆に同僚から「すごいですね」と褒められたり、あるいは異性から「かっこいい!」と褒めてもらうために仕事しているのは、得てして上司から認められないどころか、同僚からの嫉妬を買う恐れすらあります。
「手を抜いている」「無能」なのになぜか評価されている人は、実は人の見えないところで根回しと評価につながる仕事をしているものなのです。
とくに日本は官僚の天下りや権力者同士の会合など、見えないところでの根回しと努力が評価されやすいので、バカ正直に目の前の仕事に取り組んでいても「利用されるだけされて、あとはポイ捨てされる」だけなのが、悲しいところ。
成果と給料は比例しないのは当たり前
日本の企業は成果報酬制ではなく、固定テーブル制で決まるため、基本的に成果=仕事の能力と給料は比例しません。
「インセンティブ報酬」で給料追加であっても、難癖つけて「成果出してないよね?」と相手に認めさせ、絶対に給料を増やさないのが常套手段。
派遣社員の仲介手数料中抜き。
社員のボーナスカット。
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一方で、高学歴エリート組で勝ち組街道を歩んでいる人は、雪だるま式に給料が上がっていきます。
しかも大した仕事してなくても、お偉いさんと会って話しておけばいいだけなのですから、こんなに楽な仕事はありません。
「勝てば官軍、負ければ賊軍」
また、仕事の評価は「勝てば官軍、負ければ賊軍」という基準なので、どんな汚い手を使っても社内評価を勝ち取ったものが絶対的に正しいことになります。
そのため、ハラスメントで部下をつぶして、同僚に面倒な仕事を押しつけ、仕事は手を抜いているクセして、なぜか上からは評価されている人ほど、ドンドン出世していくことになるのです。
なぜなら、誰も復讐してこないから。
これが戦国時代であれば、いきなり道端で斬られたり、家臣から闇討ちにあうリスクもあったでしょう。
しかし、今の日本は法律と正義の名の下、汚いモラルのない人間ほど得をするように出来ています。
そして、そういった汚い人間の手口を見抜けない人もかなり多い。
あるいは、気づいていても辞められたら困るので強く言わない。
そう、まるで形だけ「いじめはいけませんよ」と言って、問題解決に乗り出さない頭お花畑の教師のように。
社内の人間関係を居心地良くするための腹黒い心理
次に「社内の人間関係を良くするための腹黒い方法」を紹介していきましょう
これはとくに人間関係を大事にする、女性の多い職場で見られる傾向ですので、女性の方は念入りにチェックしておきましょう。
「スケープゴート=生贄」を用意するのは当たり前
社内の人間関係を上手く取り持つためには、まず「スケープゴート=生贄」を用意することが上手くやっていくコツです。
なぜなら、10人の同僚全員が嫌な思いをするよりかは、1人にだけ嫌な思いをさせて9人が優越感と安心感を感じるほうが、職場の人間関係は良くなるからです。
職場のスケープゴートにしやすい人の特徴
- 仕事が出来ない無能
- 他人の言いなりになってばかりの従順な下僕
- ハッキリと自己主張しない没個性
- 他人の顔色を伺ってばかりで、すぐに謝る罪悪感のカタマリ
こういう人は、性格の悪い人がいると即効で「あ、都合のいいカモ発見!いじめちゃおう!」と嗜虐心をそそるのです。
そして、誰かが先陣を切って「あいつ、使えないよね」と口に出せば、みんな「待ってました!」と言わんばかりに愚痴の応酬。
多分、これはどんなに性格のいい人でも「周りがいじめてるから、私も便乗しておこう」といじめたくなっちゃうはずです。
人間とはどうしようもなく残酷な生き物なんですよ。
誰かが石を投げると、自分も石を投げたくなるもの。
テレビで不正をしている政治家とか、とくに嫌いでなくても「なんか悪者っぽいし、自分も叩いておこう」と思っちゃいますからね。
これはもう善悪の問題でなく、人間の習性としか言えないので、運悪くスケープゴートになったら素直に逃げましょう。
「古来より続く人間の残酷な習性VS個人」とか、絶対に勝てません。
自然摂理にはただ身を任せて流れるのみ。
うわさを流して他社評価を下げるのも当然
女性の得意技は「うわさ話=ゴシップ話」ですが、これは社会人になっても当たり前のように使われる手口です。
小学生でムカつく女子があることないこと教師にちくって、男子に説教させるというやり口を使ってましたが、アレと一緒。
「あの上司、バツイチらしいよ」
「30代にもなって独身らしいよ、性格絶対悪い」
「〇〇さんがやれって言ったから…」
…など、巧妙に責任転嫁の言い分を、うわさ話として流すのが腹黒い女のやり口。
一見信じがたい話であっても、人はうわさ話が大好きですから、一度話が広まると「もしかして、本当にそうなのか?」と疑ってしまうものです。
他人のうわさ話なら笑い話で済みますが、自分の根も葉もないウワサを流されたら、これはたまったものではありません。
しかも、社会人となると割と陰湿にウワサを流す人が多いので、大抵が「ライバルの悪い話を吹き込んで、自分を有利にするため」ですので、もし都合の悪いウワサ話を流されても断固として「そんなことはありませんが?」という強気の態度で乗り切りましょう。
能力のなさは「権力」でねじ伏せる
とくに女性に多いのが「女性だから出世できない」という傷を癒やすため、権力を使って自分の立場と正当性を誇示するやり口。
「お局のご機嫌取り」
「派閥争い」
仕事にまったく関係ないストレスを発生させる、かまってちゃん女の末路が「中途半端な権力で弱者をいたぶる」という、みっともない人付き合いの方法です。
前述の「出世のために腹黒く立ち回る」場合はまだ”仕事のため”なのでわからないことはないですが、無能な上司が権力を使って鬱憤を晴らし、弱者をいじめるのは出世にも会社の利益にもつながらず、もはや「ただ害を巻き散らかしている」だけなので、注意が必要です。
…どっちにしろ、そういう自分勝手な上司がいると正当評価も出世も仕事のパフォーマンス向上にも期待できず「百害あって一利なし」ですので、転職を考えておくほうがいいでしょう。
この場合、腹黒い出世争いと違って、ただ相手がバカでネガティブなだけの可能性が極めて高いので、キャリアの足しにはなりませんからね。
職場の人間関係はキレイゴトだけでは済ませられない
以上、あえて性格の悪い腹の黒い強者視点で、社内での人間関係の考え方をご紹介してきました。
なぜ、あえてこのようなことを書いたかというと「職場いじめはよくない」「権力者はずるい」なんて被害者意識で叫んでみても、何一つ解決策にはつながらないからです。
学校教師が「いじめはよくありません」なんて必死に訴えたところで、見えないところでいじめは起こるし、そういう奴ほど人生も上手くいく。
ネットでは、そういった弱者側・被害者意識のある人たちの意見が人気を得やすいですが、そんなものはただの傷の慰めあいにしかならない。
…であれば、さっさと「性格の良さや悪さなんて仕事の評価にまったく関係ない」「他人をぶっつぶして自分の立場を守る無能な人間はたくさんいる」と現実を受け入れて、自分の生き方を見直したほうが何百倍も堅実。
別に、私は「腹黒くなれ」「他人をつぶしてまで自分の立場を守れ」と言いたいのではありません。
社会で上手く立ち回っていく以上は「敵側の方法・理屈・心理」を知っておかなければ、身を守ることすらできないという、当たり前の話をしているだけなのです。
勝てない”敵”には勝つ必要はない
正直言って、立場が上で平然と部下をつぶしてくる上司、しかも社内での評価も信頼もある上司なんて、一端の部下がどうあがいても勝てるわけがありません。
つまり「従うor徹底的になぶられる」の二択しか選択肢はないのです。
…まぁ、部下が処世術も上手い策士であれば、長年かけて社内評価を築き上げて出世して、ムカつく上司に仕返しすることも可能でしょう。
しかし、そんなくだらないことのために陰湿な人間関係に耐えられるほど、現代人は暇でもバカでもありません。
であれば、転職して人間関係のストレスの少ない職場で、自分の能力を伸ばして行くほうが何倍も効率的だと言えるのです。
他人を蹴落とす人ばかりの会社からは転職した方がスマート
以上のように、他人を蹴落とす人ばかりの職場には「他人を下げた方が有利」「真面目に頑張る人や成果を出す人ほど損をする」といった構造上の問題を抱えていることが多いため、転職してしまった方がいいと言えるでしょう。
そういった職場では、自己保身のために仕事しないことや責任を回避することばかりに労力を費やし、本質的な仕事での経験やスキルが身につかないため、転職が当たり前になりつつある現在のキャリアにおいても、将来的には通用しなくなる可能性が高くなってしまいます。
また、他人を蹴落とすしか能がない人ばかりの職場や上司から過小評価されたり出世を妨害されてしまった際にも、転職という選択肢を確保できているかどうかで、精神的なダメージも変わってきます。
たとえば、「今の職場を辞めても、今の経歴ではこれだけ年収アップが期待できる!」と知っておくだけでも、いざ社内でピンチになった際にすぐに見切りをつけてスムーズに転職先を見つけることが可能となります。
さらに、転職して年収が上がるだけでなく、より挑戦できて成長できる職場であったり、やり甲斐のあって大きなプロジェクトに参加できる機会が得られれば、それだけ無駄なことで足を引っ張る人物と遭遇する確率が下がり、仕事にも集中することができメキメキと働くことができるかもしれません。