仕事を辞める決断を妨げる7つの要因。転職する決意が出来ない時に見直したい自分の心理とは?

「仕事を辞める決断がなかなかできない…」

そう悩んでいませんか?

転職活動は、事前に情報をしっかり集めて、人材会社でプロの意見や提案も聞いておけば、まず失敗することなんてありません。

仮に失敗するのであれば、

  • 事前の情報集めが不足していた
  • 他人の意見をしっかり聞いてなかった(家族、友人、職場の人間の意見しか聞いていない)
  • 無計画・衝動的に辞めてしまった(次を決めてなかった)

…のいずれかが主な敗因です。

ハッキリと言えることは「仕事を辞めるのに”決断”なんていらない」ということです。

よく「リスクを取らなきゃ勝てない」「決断して行動する人はかっこいい」みたいに言われていますが、私からすれば「事前の準備さえしっかりしておけば、時が来たら決断する必要もなく体が勝手に動く」という感じで、イマイチ決断したがる人の気持ちがわかりません。

ですので、もし読者の方が「仕事を辞めるために決断しなければならない!」と思っているのであれば、一度この記事を読んで頭を冷やし、考え方を改めてみてください。

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「仕事を辞めるのに決断する」という考え方は捨てた方がいい

「仕事を辞める決断をしたい!」と思っている方に一度思い直して欲しいのが「決断する自分に酔っていないか?」ということです。

どういうことかと言うと、

「リスクを背負って辞めれば上手く行く」
「決断して行動すれば何かが変わる…」
「仕事を辞めれば何かが変わるかも…」

…という感じで「仕事を辞める決断をすること=かっこいいし何かが変わる」と思っている人があまりに多すぎるのです。

私も傍から見れば「大きな決断している」と思われる行為をすることはありますが、それも実際は「かなり慎重に情報集めをして、他人から意見を聞いた上で判断している」ことがほとんどです。

ですので、実際は「決断しているように見せかけて、慎重に検討し、なるべくして行動している」だけに過ぎません。

そういう意味でも読者には一度「決断すること自体が間違い」だと気づいて頂ければと思います。

「仕事を辞めること」自体が目的化していないか?

仕事を辞める決断をするべきかで迷っている人がしっかり考えてほしいことは「仕事を辞めること自体が目的化していないか?」ということです。

どういうことかと言うと、

「今の会社を辞めると上司が困るので辞めてやりたい」
「仕事の苦しみから逃れるために辞めたい」
「なんとなく転職先には困らなそうだから辞めたい」

…という感じで、動機や目的がふわふわなため「ただ、なんとなく」で行動している人が多いのです。

これは何も「仕事を辞める」だけではなく、他にも「経営者になる」「フリーランスになる」「クリエイターになりたいから専門学校に行く」という例もあります。

このような例を見ると、実は「何かを決断すること自体に満足感を覚えている」状態になっており、その後の「本当に自分は会社を辞めた後も上手くいくだろうか?」という視点がごっそり抜け落ちているのです。

ですので、仕事を辞める決断をしたい方は「辞めた後の具体的な行動指針を考えているか?」を一つの基準にしてください。

仮に「とくに何も考えてない」「辞めてもどうにかなるだろう」程度の考えであれば、決断なんてしない方がマシです。

たとえば、やりたいことがあるのであれば「今の仕事と並行しながら出来ないか?」をまず第一に考えるべきです。

経営者やフリーランスになりたいのであれば、まずは在職中に無料で仕事を始めてみるなり、副業を行うことも可能ですし、クリエイター志望なら同人からネット投稿まで、手段はいくらでもあります。

よく成功者が「覚悟や決意を固めて仕事を辞めた話」が演出がましく紹介されることがありますが、あれはあくまで”演出”であって、仕事を辞める決断をしたことが成功した理由ではありません。

むしろ、衝動的に仕事を辞める決断をしてしまった結果、結局上手く行かずに現実を知って再就職する人間の方が大多数です。

傍から見れば「決断して衝動的に辞めた!」という方ほど、実際はしっかりと事前に情報集めして準備もした上で「辞めた後も上手く行く!」と確信して初めて、辞める決断を下すのです。

仕事を辞める決断が出来ない原因をひとつずつ解消していこう

仕事を辞める決断をしたい人は、おそらく「何か大きなきっかけ」が欲しいだけなのだと思います。

これは恋愛や結婚で言えば「ドラマみたいな運命的な出会いをしたい」ぐらいに、実は現実的な考えではありません。

別に恋愛も結婚も、ただなんとなく「会って話しているうちに惹かれ合った」みたいなケースが大半だと思います。

逆に分かれる場合も「お互いの嫌なところが見え始めて耐えられなくなったので…」ということが多いはずです。

これは仕事も同じことが言えます。

たとえば「上司の一言にブチ切れて退職を決意した」というケースで考えてみてください。

このケースは表面上で言えば「上司の一言にブチ切れて退職した→上司がきっかけ」と思われるかもしれません。

ただ、実際は「今までの上司の対応に不満があった」「会社の待遇や給料に不満があった」など、今までの恨み・辛みが募りに募った上で、最後の最後で「決断するきっかけ」が出来上がるわけです。

爆薬の詰め込まれた爆弾に、たまたま上司の一言で導火線に火がついただけなのです。

…という感じで、自分で「これが仕事を辞める決断をしたきっかけだ!」と思うような出来事があったとしても、思い返してみるとそれはたくさんある原因の中のひとつでしかなかったりします。

早い話が、仮に読者の方が「何かきっかけがあれば仕事を辞める決意をする」と思っている段階であれば、あとは「上司の心ない一言」「友人の転職成功談」「経営状況の悪化」などの大きなきっかけはもとより、それ以外の「たまたま見たドラマで自分と似た境遇の人物がいたから」「求人広告で自分がしたい仕事があったから」という動機だけでも、すんなり辞める決断が出来ちゃうものなのです。

感情的かつ合理的に仕事を辞める決断を下そう

仕事を辞める際に「決断を下す」というのは、かなり感情的な行為です。

失敗する人間の最大の特徴としては「一時の感情に支配される」という共通点があります。

たとえを出すのであれば、

  • TPO弁えず、上司に口答えしてしまって反感を買い、一生不遇な目に遭い続ける部下
  • 衝動的に離婚を口にしてしまい、あっさりと別れて収入的に苦しくなってしまったシングルマザー
  • 一夜の情愛で不倫してしまい、バレてしまって社会的立場を失う

…など、枚挙に暇がありません。

どの例を見てみましても「一時の感情的判断が大きな損失につながっている」ということがわかるはずです。

私の場合は「感情的にクッソムカつくけど、実力は認めているので相手の話は素直に聞く」という判断をすることはあります。

ですが、逆は絶対にありません。

なぜなら、相手の言っていることを素直に聞けないとわかった際に「自分自身の感情が邪魔している」とわかるからです。

その場合に「自分がしようとしている”決断”は、実は”感情”に支配され過ぎていないか?」と一度頭を冷やす必要があります。

これは、転職活動の際の自己分析などでも重要になってくる要素です。

たとえば「上司の心ない一言が決断のきっかけ」であった場合、まず面接のツッコミどころとしては「じゃあ、その上司が謝れば、転職を決断しなかったのですか?」と思われるわけです。

ですが、実際はそういう問題ではなく「今までの上司の態度が鼻についていた」「上司と相性が悪くて仕事にも支障が出ていた」など、今までの蓄積が仕事を辞める動機につながっているはずです。

その場合、本当に転職を決断した原因としては、

  • 上司が正当評価してくれなかったから
  • 上司の嫌味な発言が多くて仕事に集中できなかったから
  • 上司との確執が原因で自分にしっかりと仕事が振られなかったから

…など、上司の様々な態度が原因で実務にも悪影響をきたしていたことがわかってくるはずです。

さらに掘り下げていくと、

  • 明らかに上司に過小評価されていたので、より評価してもらえる職場に転職したい
  • 社内環境が良くなかったので、より仕事に集中できる環境に転職したい
  • 上司の采配により、自分の挑戦したい仕事に取り組めなかったので転職したい

…という感じで、自分の転職先に求める動機が明確になってくるわけです。

ですので、実際のところは仕事を辞める決断をする必要はなく、むしろ「なぜ、自分はこんなにも今の職場を辞めたいと感じているのか?」と掘り下げていき、冷静に辞めるかどうかを判断したほうがいいわけです。

転職活動は事前準備で決まる

仕事を辞める決断をしたい読者にしかと覚えておいて欲しいことは、転職活動は事前の準備で決まると言っても過言ではないということです。

もちろん、無計画に辞めても運良くすぐに採用される人もいますが、自分がそうである保証はありません。

少なからず、よほど自分が運の強い人間である謎の自信があるのでもなければ「辞めた後に決まらなかった場合」も考えておくべきです。

また、転職先を決めることは難しくないとしても、そこに「前の職場と同等以上の年収」「職場の人間関係が良さそうな所」「未経験の職種・業種」という条件を加えると、なかなか上手くいかないケースが増えてきます。

なぜなら、多くの場合は「今の職場環境が意外と恵まれている」というケースも多いからです。

もちろん、客観的に見て「給料も低い・残業も多い・人間関係も悪い」という劣悪な環境の職場であれば話は別ですが、それ以外の「なんとなく辞める決断をしたい…」という感じの職場であれば、そこまで職場環境が悪くない可能性も十分ありえます。

その場合は「辞める決断」ではなく、むしろ「続ける決断」をした方がいい場合もあるのです。

そこを冷静に見極めて頂くためにも、私は読者に「決断を下すべきではない」と言っております。

内定をもらわないうちに仕事を辞める決断するのは悪手でしかない

仕事を辞める決断をしない方がいい理由としましては、内定をもらわないうちに辞めるのは悪手でしかないからです。

転職成功者の事例で言えば「5社から内定をもらった上で、それでも内定を辞退した」というケースも見受けられるほど、慎重に行動している人が多いのです。

それもそのはず。

今の仕事を辞めて長く働けるかどうかを真剣に考えているのであれば、内定をもらっても辞退するぐらいに慎重に転職を検討するのが、当たり前です。

企業側の人事もそこはわかってますので、内定を辞退される程度のことは想定済みです。

逆に無計画に退職してしまった方の多くは、転職活動(再就職)に難航している方が多い印象があります。

たとえば、

  • つなぎにフリーターとして過ごし、経歴上不利になりやすくなる
  • 空白期間が長引き、求人応募するのもめんどくさくなってやる気が低下
  • 仕事上の人脈やコネが薄くなり、リアルな仕事の情報が得られない

…など、社会人としての感覚が鈍り、仕事に対しても後ろ向きになりやすくなるのです。

また、空白期間が長引くとそれだけで転職活動にも不利になりやすく、その上、精神的にも不安が大きくなり、さらにはその不安から妥協して望まぬ転職先で妥協してしまうなど、あまりメリットはありません。

勇気を持って「仕事を辞める決断」をすることはかっこいいことかもしれませんが、その後ただのフリーターやニートして時間を無駄にしては、元も子もありません。

心のうちで決断してフェードアウトするように会社を辞めるのが理想

「仕事を辞める決断」をしない方がいい理由としては、中途半端な決断であれば今の会社から引き留められる可能性があるからです。

それもとくに動機も理由もない退職理由であれば、周りから唐突な印象で見られ、それこそ一時の気の迷いや感情的な判断として受け取られかねません。

その際、

  • 既に転職先から内定をもらっている
  • 前から退職を考えていて引き継ぎに備えての準備はしている
  • 決して今の会社に不満があるわけではなく、前向きな退職である

…という風に、出来る限り「事前から準備をしてよく考えた上での行動である」「自分の退職の意志と覚悟は本気である」と示せる材料や動機があった方が、引き留め工作にあう可能性は下げられます。

また、仮に仕事を辞める決断をして会社に伝えたにも関わらず、後になって「やっぱり辞めるのやめた」と言ったとしても、一度退職を考えた人の社内での信用は落ちますので、中途半端な覚悟や動機で「仕事を辞める決断」をしない方がいいに決まってます。

「立つ鳥跡を濁さず」ということわざもありますが、仕事を辞めるのであれば、決断してドラマチックに辞めるのではなく、むしろフェードアウトして徐々に消えていくように辞めていった方が、遺恨を残さずに済むのです。

※今の会社および、その社員や取引先と関係を悪化させて、今後一切付き合う気がないのであれば、別に根回しも配慮もする必要はないですが…。

決断するために転職エージェントで意見を聞いておくことも大事

以上のように、仕事を辞める”決断”など、退職・転職するのに大して必要ないことがわかってくるかと思います。

計画的に内定先を決めたり、辞めた後の社内での引き継ぎをして辞めることこそ、一社会人としての礼儀だと言えるでしょう。

ですが、退職も転職も経験したことのない方は、様々な不安が残るかと思います。

そこでオススメしたいのが「転職エージェント」と呼ばれる、プロが転職に関する相談やサポートを行ってくれるサービスです。

転職エージェントでは自分に合った求人の紹介から、内定後の引き継ぎに関するサポートまで、総合的な転職のサポートを行ってくれます。

また、プロのアドバイザーから客観的なアドバイスをもらうことで「本当に辞めるべきか?」の判断材料も増えますので、使っておくだけ損はありません。

中途半端なかっこつけで「決断」して後悔しないためにも、まずは転職エージェントで話を聞いておき、慎重に転職活動を進めてみてください。

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