このページでは、転職エージェント「識学キャリア」について、
- 使うべき人の特徴
- 運営会社の信憑性や方針
- 紹介先企業の傾向
など、読者が気になるであろうポイントを解説していきます。
先に結論から申し上げますと、識学キャリアがとくに合うかもしれない利用者は、以下のような特徴が当てはまる人です。
▼識学キャリアを使うべき人の特徴
- 今の会社に強い不満を持っている
- 実力主義で正当評価される会社に転職したい
- 仕事で挑戦や昇進の機会が得られていない
- 無駄な仕事ばかりでフラストレーションを抱えている
- マネージャーとして部下の教育に苦労している
- 年齢層20代~30代、経歴よりも実務能力重視
上記の根拠や理由については、人材業界全体の事情の解説、他転職エージェントとの比較も合わせて、本ページにてご紹介していきます。
なお、識学キャリアは登録から相談、転職サポートまですべて無料で行っているため、気になる方はぜひ一度ご相談してみてください。
「識学キャリア」を運営する「株式会社識学」はどんな会社?
まずは、識学キャリアを運営する「株式会社識学」の企業実態から解説していきます。
株式会社識学は、一言で説明するならマネジメントコンサルティングを手がける会社です。マネジメントとは、経営や組織運営に関することを指します。
つまり株式会社識学は、経営や組織運営を変えるためのコンサルティングを行っている会社となります。
具体的な事業内容は、
- 経営、組織コンサルティング
- 従業員向け研修
- webサービスの開発、提供
などとなることから、コンサルティング先の企業の組織改革から従業員研修まで行うことで、会社全体で日本の働き方や従業員の在り方を変えるための取り組みを行っていることが見えてきます。
また、従業員人数230名(※役員・パートアルバイト除く、2023/2/28 時点)、設立は2015年3月でありながら、マザーズに上場していることからしても、勢いや実績のある企業だと言えるでしょう。
株式会社識学の信頼性を客観的に調査
次に株式会社識学が会社として信頼できるかどうか、第三者機関の客観情報を参考にしていきます。
まずは、国税庁の運営する「法人番号公表サイト」にて、株式会社識学が会社として法人登録されているか確認しました。
次に、転職エージェントのような人材紹介業を営むには、国の許認可が必要ですので厚生労働省・人材サービス総合サイトの「職業紹介事業 – 許可・届出事業所の検索」にて、許可・届出の申請が為されているかの確認も行いました。
こちらも問題なく登録されており、職業紹介時の手数料や早期退職時の違約金についても明確な記載があるため、信頼できる運営体制であると言えるでしょう。
最後に、金融商品取引法第24条により上場企業に提出が義務付けられている「有価証券報告書」について「EDINET」にて検索してみました。
こちらも問題なく各期ごとに提出されていますため、上場企業として基本的な法務や手続きはしっかり行われている会社であると見えてきます。
なお、株式会社識学について検索してみると「識学 怪しい」「識学 宗教」などとサジェスト表示されることがありますが、これは株式会社識学が導入している独自の研修メソッド「識学」が、通常の事務的人材採用や転職手順と違うからであることが怪しまれる原因であると考えられます。
似たような前例として、社員研修から就職サポートを行っている「JAIC」も、過去の似たような事例があることからして、組織改革や研修を行っている会社の人材サービスは色が強いことからも不信感を抱かれやすいのだと思います。
逆に、広告費を大量にかけてマスメディア露出も多い「リクルート」「マイナビ」などは知名度が高いため怪しまれないかと思いますが、サービス内容が事務的でさほど本質的な転職サポートしてくれない…といった問題もあります。
「広告費を大量にかけており知名度が高く安心できるサービスか?」
「無駄な広告費をかけておらず知名度は低いが本質的な価値を提供しているサービスか?」
この2点で分けて考えた場合、とくに後者に惹かれるのであれば、識学キャリアを利用してみる価値は大いにあると思います。
識学キャリアに期待できる転職サポートや求人傾向
この項目では、識学キャリアが転職エージェントとして提供できる価値やメリットについて紹介していきます。
コンサルティング先企業への紹介が主なので強いコネや内情に関する情報提供に期待できる
先述の通り、識学キャリアを運営する株式会社識学はマネジメント・コンサルティングを提供する会社となるため、転職希望者の紹介先もコンサルティング先企業となる強みがあります。
そのため、以下のようなメリットに期待できます。
- 株式会社識学に対して信頼のある企業への紹介に期待できる
- 企業内部の事情について詳しい情報を転職前に聞き出せる
- 識学キャリアと紹介先企業間での細かな調整や交渉に期待できる
一つ一つ詳しく紹介していきます。
まず第一に、転職エージェントを経由する場合、転職エージェントを手がける会社が求人を出している会社から信頼されているかどうかが、転職を成功させる上で重要なポイントとなります。
というのも、求人を出している人材会社から紹介される人材が求める人物像と違いすぎるなどのトラブルがあった場合、求人を出している会社側も転職エージェントを信頼しないため、その会社からの紹介者はどれだけ資質があっても良い顔をされない…という事態は仲介業によくあることだからです。
その点、経営・組織コンサルティング段階から紹介先企業と取引関係にある識学キャリアは、紹介先企業との関係も良好なことが多いことが期待できるでしょう。
次に、求職者にとって不安な「転職前にどれだけ紹介先企業の情報を聞き出せるか?」という点でも、識学キャリアには期待できます。
大手転職エージェントは、効率化のために紹介先となる企業の求人作成をしている営業部門と、求職者の面談対応をしているキャリアアドバイザー部門が別々となっており、企業の詳しい内情まで聞き出せないことが多いという欠点があります。
一方で、識学キャリアは運営会社との取引実績のある会社であること、またマネジメント・コンサルティングを行うにあたり紹介先の組織風土や実態について把握しないといけないことから、よりリアルで実態に近しい企業情報を聞き出せることに期待できます。
このあたりは、登録後に付く担当者の力量や求職者側の質問力にもよりますが、少なからず、事務的な対応になりやすい大手転職エージェントよりは、情報量や質、転職前の交渉や調整にも期待できることでしょう。
先端の組織運営やマネジメントを実践している実力主義の会社への転職に期待できる
識学キャリアの紹介先企業は「結果を評価する=成果・実力主義」という大きな特徴があります。
端的に言ってしまえば、モチベーションが低くても経歴がなくても結果さえ出せる人材であれば評価するのが識学的企業であるということになります。
一方で、従来的な日本の企業におけるマネジメントは、依然として、
- 結果は出さなくても頑張ってる人が評価される
- 上司のご機嫌取りが上手い人が過大評価されそうでない人が過小評価される
- 効率よく仕事をこなすより残業をした方が評価される
- モチベーションの低い部下は不信感を持たれ過小評価される
といった理不尽な社内評価や人事制度が色濃く残っています。
株式会社識学では、このような評価制度に疑問を抱いている企業に対しマネジメントコンサルティングを行っているため、評価制度が正当な企業に転職し思う存分実力を発揮できることでしょう。
自己分析のサポートを提供している
識学キャリアでは、他の人材サービスではさほど力を入れてない「自己分析」についても、独自の分析手法を持っている点で強みです。
弊サイトでも人気のある「ミイダス」などでも自己分析ツールが用意されていますが、いずれも自己診断式となる点で、自分で見落としがちな強みや成長性は見つけにくい点がデメリットとなります。また、大手転職エージェントに至っては事務的な質問のみでサポートが終わることがある点で、求職者側で自己分析しなければならないのが実情です。
その点、識学キャリアでは自己分析に力を入れている点が、非常に頼もしいと言えるでしょう。
大手企業からベンチャー企業まで求人範囲は幅広い
識学キャリアでは、同運営企業の提供する「識学」に関して2000社以上の導入実績があります。
その範囲は、大手企業からベンチャー企業まで幅広く、主に以下のような企業がその例です。
- 日清食品株式会社:大手食品メーカー
- SMBC日興証券:大手証券会社、金融業界
- ワークスアプリケーションズ:業務用ソフトウェア開発会社(ベンダー)
- VANDDD株式会社:DX、M&A支援事業
- UUUM(ウーム):YouTuber事務所
傾向としては、IT/DX関連のベンチャー~中小企業が多めに見えますが、老舗大手企業への実績も着々と築いていることから、その範囲は広いと言えるでしょう。
前述の自己分析と合わせて、大手企業とベンチャー企業どちらが自分に向いているかわからない場合でも、両方の選択肢から自分に合ったものを見極められるという点でも、識学キャリアの求人範囲の広さは一つの魅力と言えるでしょう。
転職後の年収アップやキャリアアップにも期待できる
識学キャリアは運営方針からか年収に関する情報は公開されていないのですが、成果主義・実力主義を全面に打ち出していることから、高年収求人も多数あることが予想されます。
ここで一つ考えておきたいのが、経歴が不十分でも実力やポテンシャルさえあれば大幅な年収アップに期待できるということです。
利用者の経歴や年齢、希望業種や職種にもよるので一概には言えませんが、平均年収300万~400万の範囲にいる人は転職するだけで年収アップが見込める傾向が強く、コンサルティング的な役割のポジション(営業、インサイドセールス、カスタマーサクセスなど)に就けば、売上に直結する業務を担当できるので、早い速度で高年収が実現できるかもしれないでしょう。
また、マネージャークラスとなれば年収1000万クラスも見込めるため、識学キャリアを利用して管理職候補も視野にいれる選択肢も出てくるかもしれないでしょう。
年収や待遇に関して言えば、本来、正当評価されるべき人が然るべき職務や役職に就けば、驚くほどあっさり上がり、仕事内容も楽に感じることが多いため、識学キャリアを利用してみて現実を確かめてみるといいでしょう。
識学キャリアを利用するべき人の特徴とは?
次に、識学キャリアを使うべき人の特徴についてご紹介していきます。
識学キャリアは他の転職エージェントと比べても、会社全体の運営方針が色濃く出ている分、人を選ぶかもしませんが、ここで紹介するような特徴に当てはまる人は実現したいキャリアや就きたい職場環境を見つけやすいかと思いますため、ぜひともご参考にしていただきたく思います。
会社の体制に不満を持っている
まず第一に、識学キャリアを利用するべき人は今の会社に不満を持っている人です。
以下に、代表的な会社への不満を記します。
- 給料が低い:仕事量や求められるスキルに見合ってないと感じる
- 年功序列:勤務年数や学歴などが評価基準で実力主義ではない
- 理不尽な上司:責任を取りたがらない、部下の手柄を横取りするなど
- 保守的な社内風土:新しい仕事に挑戦したり昇進の機会が与えられない
- 不公平な人事評価や査定:仕事での結果の基準が不明瞭、上司の気分で過小評価される
これらの不満の根本原因として考えられるのが「会社の組織体制と自分の求める働き方とのギャップ」「上司や経営層のマネジメント不足」となるのですが、識学キャリアは運営会社のコンサルティングにより、上記のような経営上の課題に取り組んでいる紹介企業が多いため、納得度の高い転職を実現しやすいと言えるでしょう。
仕事で裁量権を与えられずに挑戦や昇進の機会が得られない人
会社の環境によっては、どれだけポテンシャルのある人材でも裁量権が与えられず、挑戦や昇進の機会が得られず、結果として成長できない・スキルが身につかないまま何年も無駄な時間を過ごすという事態も発生します。
ここで言う「裁量権」とは、上層部や上司が部下に対して自由に仕事させたり柔軟な判断を求めることを良しとしていることです。逆に裁量権を与えない会社は、部下に過剰にルールを守らせることや業務内容を監視・干渉するなど、部下の自発性やモチベーションを低下させるような社風です。
裁量権を与えない会社は、裁量権を与えているように見せかけて、実際には下記のような事態が業務上で頻出する傾向にあります。
- 保守的な社風で、新たな提案や挑戦を促す人材が嫌われるような社風
- 新たな提案や挑戦に関して、何かと言い訳ばかりで実行しようとしない上層部ばかり
- 上層部の承認待ちばかりで決めきれない、大半の提案は覆される
- 社内調整などの本質的でない仕事ばかりに時間を割いている
- 昇進がエスカレーター式、上のポストが空くまで待機状態
- 昇進基準が勤務年数や学歴で決まっており、実力主義でない
お役所体質になりやすい大手企業や公共事業関連職、良くも悪くも社内での業務内容が安定していて事務的な会社ほど、上記のような社内風土になりやすいです。
実力主義の会社に転職したい人
「実力主義」と言ってもその定義は非常に不明瞭ですが、代表的な例としては以下のような社内環境が整っている会社は実力主義となりやすいです。
- 社内評価基準が明確:仕事の結果が反映されやすい
- 年功序列でない:勤務年数が長いだけの名ばかり管理職は評価されない
- ジョブ型雇用:職務内容が明確な採用、本質的でない仕事は振られない
「実力主義」というと厳しい会社のイメージがあるかもしれませんが、これは裏を返せば「責任を取りたがらない、高給取りの名ばかり管理職の評価を下げられる」「自発性やポテンシャルの高い優秀な若手人材に予算を回せるようにする」ためのマネジメントだとお考えいただければ、いかに本来あるべき正当な評価基準であるかが見えてくるかと思います。
また、実力主義と言っても、成果を出さなければ一切給料の出ない「フルコミッション(完全歩合制)」とは異なり、最低限の基本給が保証された上で、仕事での活躍や結果が正当に評価されて昇進や昇給が期待できるという意味での「実力主義」という意味合いになります。
ですので、現段階で自分のスキルや実力に不安がある人でも「実力主義」のイメージに怯えることなく、自分が正当評価された場合の転職市場での価値やキャリアの選択肢に広さを知るためにも、識学キャリアを通して転職活動を行う意義はあると言えるでしょう。
部下の教育に苦心しているマネージャー層
最後に、部下の教育に苦心しているマネージャー層(管理職)に対しても、識学キャリアをオススメできる理由を解説します。
自分の仕事だけしておけば良かった「プレイヤー」から、会社の経営方針を読み取って現場の仕事や部下の指導に落とし込む必要のある「マネージャー」となると、今までと仕事で求められる役割や考え方が180度変わってきます。
ですので、マネージャー階級となってから伸び悩んでいる方は非常に多いです。
この際、そもそもの原因として、本人の能力不足以前に、
- 会社全体に正しいマネジメントの考え方が浸透していない→その場しのぎ・現場判断任せの業務実態が慢性的に続くことになる
- マネージャー層の教育ノウハウが存在しない→上の役職のマネージャークラスが模倣相手として不適切で間違ったマネジメントが身についてしまう
- 企業の採用ノウハウが不適切→優秀な人材が来るのを待つだけの姿勢になり、ミスマッチな部下が配属されたり、教育や研修が適切に為されないことが当たり前となる
といった、組織全体での問題が潜みます。
ですので、仮にマネージャーとして伸び悩んでいる方は、そもそも組織自体がマネジメントができてないと、必然的に自身のマネージャーとしての仕事も適切にこなせないため、結果として部下の教育に苦労してしまうことになるわけです。
幸い、昨今では管理職になりたがらない若手人材が多いことや、マネージャークラスの転職は高年収になりやすいことから、識学キャリアでもマネージャー層の需要は非常に高いことが予想されます。
その証拠として、識学キャリアでは転職決定の際に「正しいマネジメント」についての研修もあるため、転職を機に、マネージャーとして再挑戦しやすいと言えるでしょう。
ですので、ぜひ、マネージャーとして役職がついてから伸び悩んでいると感じている方や、キャリアを見直したいと考えるようになった方も、識学キャリアを通して転職の可能性について向き合う機会にしてみると、人生のプラスになるかと思います。
識学代表者の著書「リーダーの仮面」の組織論に共感できる人
識学キャリアを運営する株式会社識学の経営者の著者「リーダーの仮面」には、実践的なマネジメント論やリーダー論が書かれており、識学や紹介先企業(コンサルティング先)もこの考え方を元に組織運営されています。
筆者(弊サイト運営責任者)自身、経営者との繋がりから本書籍を紹介していただき、マネジメント実務を行うに当たり参考にしておりますし、本著書に影響を受けた会社との仕事も経験しておりますが、いかに既存の企業のマネジメントが間違っているのかが実感できる機会が増えました。
本著書では、前述の「優秀な人ほどリーダーになると失敗しやすい」という話に加え、マネジメントにおいて重要なポイントは以下の5つであると強調して説かれています。
- ルール:場の空気ではなく、言語化されたルールを作る
- 位置:対等ではなく、上下の立場からコミュニケーションをする
- 利益:人間的な魅力ではなく、利益の有無で人を動かす
- 結果:プロセスを評価するのではなく、結果だけを見る
- 成長:目の前の成果ではなく、未来の成長を選ぶ
この5つのポイントの中でも、気になるポイントや実感している事柄があるなら、本著書を読んだり、識学キャリアを通しての転職活動で、マネジメントを実践していくキャリアを考えてみるのもいいかもしれません。
たとえば「ルールを明文化せずに空気や感情だけ仕事しているような職場」や「お友達感覚で接してきて公私混同し、責任感や決断力に欠ける上司や経営層」なども、識学においては間違ったマネジメントであるとされるため、社内のそういった人物に頭を抱えているのであれば、識学キャリアを通しての転職によって理想の職場環境にたどり着ける可能性が高くなることでしょう。
識学キャリアの登録方法~登録後の流れ
最後に、識学キャリアの登録方法から登録後の流れまでご紹介していきます。
「識学キャリア」からアクセスして、必要な個人情報を入力すればOKです。登録自体は60秒程度で終わります。
登録段階では職務経歴書の提出や記入も必要なく、また必要な経歴も問われないため、気になった方はとりあえず登録だけでも済ませておくことを推奨します。
その後は他の転職サービス同様、メールでの面談案内が来るはずですのでそれに従ってスケジュール調整を行ったり、相談していく流れとなります。
また、初回面談後はLINEでの相談も可能なので、比較的早いレスポンスにも期待できるかと思います。
登録にあたって、面談などの有人対応にご不安な方もいらっしゃるかもしれませんが、職務経歴書の提出が必須でなく登録が楽な分、登録後の有人対応をしっかり行うことで担当者からの良い求人提案や積極的な情報提供、転職成功のためのサポートを広く受けられるきっかけにしやすくなります。
もちろん、登録後に「なんか違う…」と感じたら放置しても何も問題はありませんし、その後、また転職したくなったり識学キャリアからのサポートを受けたくなったら、再度担当者に連絡して転職活動を再スタートとしても問題ありません。
理想の転職を成功させるためには、このように日々の細かな情報収集や、サポートしてくれる企業や担当者と接点を持つことが非常に重要です。ぜひ、この機会に識学キャリアに登録してみて、心強い転職パートナーにしてみてください。