【気をつけろ】会社の人間関係が最悪になる決定的な原因。クソみたいな職場が生まれるメカニズム

「職場の人間関係が最悪！」
「人間関係が悪いので仕事がやりづらい…」
「人間関係が最悪すぎてクソな職場だと感じる…」
「職場の人間関係が険悪でいつもピリピリしていて居づらい…」

このようにお悩みではありませんか？

仕事では大なり小なり対人関係の悩みが生じるものです。

無理に仕事相手全員と仲良くする必要もないですが、悪いよりは良い方が仕事しやすいのは言うまでもありません。にも関わらず、中には個人的なストレスを部下や同僚相手に発散する人もいたり、自身の言動の影響力を考えずに社会人にあるまじき発言で職場の雰囲気を険悪にする人もいます。

単に職場の人間関係が悪いだけで仕事に悪影響が出ていないなら無視できる範囲でしょうが、場合によっては職場の人間関係の悪さは職場だけでなく、組織全体に悪影響をもたらすこともあります。たとえば、幼稚園や保育園などの社会福祉の仕事で、子供や幼児が虐待されるなどのニュースがありますが、これも前後の対応から職場内の人間関係の悪さがあっただろうと伺えるような杜撰な対応が垣間見えてきます。

ただ、残念ながら「職場の人間関係」というのは経営側からは見えにくいものですので、多くの組織では問題として取り上げられることはありません。しかし、仕事のみならず、男女間でのトラブルや家庭トラブルなどの対人トラブルの経緯を見ても「最悪な人間関係に発展した末に問題が生じた」というケースが大半ですから、人間関係が最悪な職場では、いずれ何かしら大きな問題が起こるリスクを抱えているとも考えられます。

そこで当記事では、人間関係が最悪だと感じるような職場の特徴やその原因について紹介しながら、そのような職場ではどのような問題が起こるリスクがあるか、また、どのように対策するべきか、まとめてお伝えしていきたいと思います。

人間関係が最悪な職場の特徴とは？【修復不能】

多くの人が仕事のストレス源として挙げるのが「人間関係」です。

その中には一度破綻すると修復が難しい「最悪」としか形容しようのない、険悪な状態の職場も存在します。そんな最悪の人間関係を持つ職場には、どのような特徴が見られるのでしょうか。

威圧的なクソ上司がいる

職場の人間関係が最悪になる最大の原因は「上司の性格が悪い」ことです。

口だけ上司。
細かいミスでネチネチ言う上司。
完璧主義で融通の利かない上司。
根性論ばっかりのパワハラ上司。

こういう上司が一人いるだけで、職場の雰囲気が最悪になります。

…まあ、こういう職場は、部下が辞めたら上司の責任になるので、さっさと辞めちゃった方がバカ上司のためですよ。

自信を持って辞めましょう。

機嫌の悪いお局様がいる

人間関係が最悪な職場では、いつも機嫌の悪いお局様がいることがあります。

職場の人間関係を最悪にするお局は、周りに与える影響を気にしないで感情的に怒鳴り散らしたり、自分の好き嫌いを仕事に持ち好むので、職場の社員は気をつかい雰囲気が悪くなるのです。

公然とした「職場いじめ」や「ハラスメント行為」が行われている

これまで良好な環境で育った人物は「大人になｒば誰もが協調性を重んじることができるもの」と考えがちですが、残念ながら、大人になってもまるで中学生のようないじめ行為を行う人物もいます。

また、本来、上司として人徳や規律が求められる立場でも関わらず「パワハラ」「セクハラ」「モラハラ」などの問題行動を平然と行う人物もいます。

そして、そういった行為を誰かが指摘されたり注意されることなく見過ごされる、あるいは被害者が相談しているにも関わらず社内で無視されることで、職場環境が悪化することがあります。

余裕のない人が多く常にイライラしている

人間関係が最悪な職場は、とにかく余裕のない人が多いです。

職場環境が悪いと心に余裕がなくなり、細かいことでイライラする人が多くなってきます。

そうなると職場の人間関係が悪くなって、ミスが起こる度に誰かに責任を押し付け合って、最悪の人間関係になってしまいます。

暗い雰囲気の人が多い

人間関係が最悪な職場は、ネガティブな人が多く集まるので暗い雰囲気になります。

暗い雰囲気の職場は、仕事に対してやる気がなかったり、あるいはミスが許さない無言の圧力があるなど、社員としても居心地の悪さを感じやすいものです。

そのような職場は、上司によるモチベーション管理ができておらずに士気が低い職場だと言えるので、注意が必要でしょう。

卑屈で自信のない人が多い

最悪な職場では、卑屈で自信のない人が多い傾向にあります。

このように、自分の仕事に自信がないばかりか、自分たちの仕事や会社に対して否定的な人は、卑屈で他人にも悪影響をもたらす人間となりやすいです。職業全体での仕事に対する向上心や目的意識も欠けるため、全体の方向性が定まらないまま愚痴の言い合いや責任の押しつけ合いになりやすいのも、卑屈な人が多い職場の特徴です。

社内での派閥争いや確執がある

最悪な職場では目に見えないところで、社内政治・派閥争いなどが行われていることがあり、その影響が仕事にまで出てきます。

このようなグループ争いが仕事に影響をもたらす場合、会社自体が社員の出自や所属派閥を重視する傾向が強いため、純粋な仕事の能力や成果では評価されにくいという傾向が強いです。

労働環境が最悪なので人間関係も悪くなりがち

労働環境が最悪なことも多いがゆえに、人間関係も最悪なものとなるとも考えられます。

職場環境が悪いから社員の人間関係も悪くなるのか、人間関係が最悪だから社員の人間関係も悪くなるのかの順序はわかりませんが、職場の環境や待遇も人間関係に影響を及ぼすと考えておくのが筋でしょう。

後述しますが一部の職種/業種では人間関係が理由での退職が異常に多く見られるので、社内環境も人間関係に影響をもたらすと考えておき、転職する際の目安とするといいでしょう。

最悪な職場が多い業界や職業は？

最悪だと思われる職場は、特定の業界や職場に偏っていることも多いです。

とくにネット上の評判や、退職経験のある人の経験談の中でも、職場環境のひどい報告の多かった業種/職種をご紹介していきます。

工場勤務

最悪な職場が多いことで有名なのが工場勤務の仕事です。

工場の仕事は楽との声も多いですが、それはあくまで頭を使わない・難しい仕事をしなくて済むというだけの話。逆に言えば、頭を使わない人が残り続けるとも言えるので、職場環境が最悪なものとなっても改善しようとする気がないままで、まともな人ほど辞めていく構造になるのです。

不動産・金融業界

最悪な職場が多いことで有名なのが、不動産・金融業界です。

ブラック企業の報告が非常に多い不動産・金融業界ですが、その背景には以下のような仕事の性質や組織体質があると考えられます。

また、所属部署や会社の規模によっては閉じこもった職場もあるため、仕事の性質と合わせて社内の人間関係もギスギスしやすいと言えます。

飲食・外食業界

飲食・外食業界も最悪な職場が多めです。

最近では状況が改善されてきていますが、一昔前までは「ワタミ」「ゼンショーグループ(すき屋)」などがブラック企業として有名になるなど、飲食業界全体の待遇の悪さが取り上げられ、今でも一部の人材会社は飲食・外食産業への紹介は禁止しているほどです。

最近では人手不足の対策として、外国人労働者の雇用も増えており、これからの飲食・外食業界では増々社員の負担が増えていくことが予想されます。

公務員(地方公務員、教師、警察官など)

意外かもしれませんが、公務員の職場でも人間関係が悪いとの報告が非常に多いです。

公務員が安定しているというのはあくまで制度面の話であり、職場の人間関係や環境までは保証していません。むしろ、財源の確保しやすい民間企業と比べ、税金頼みの公務員は経費削減の名の下、職場環境も待遇も年々悪くなる一方です。

社会福祉(看護師/保育士/介護士など)

社会福祉関連の仕事(看護師、保育士、介護士など)も職場環境が悪いとの報告が非常に多いです。

「対人の仕事」「閉鎖的な職場」「給料が上がりにくい業界構造」「生活リズムが不安定な仕事」など、ストレスを溜めやすい要素が多い社会福祉関連の仕事は、職場が最悪になりやすいのです。

人間関係が最悪な職場が抱える問題とは？なぜ関係が改善しない？

人間関係のトラブルが絶えず、関係性が最悪の職場。一体、そこにはどのような問題が存在するのでしょうか。また、なぜそのような状態が改善されないのか。この問題を深堀りしていきましょう。

• コミュニケーションの不足：
  関係がこじれる原因として最も多いのがコミュニケーションの不足です。相手の意見や気持ちを理解しようとする機会が減少することで、誤解や争いが生じやすくなる。
• 明確なリーダーシップの不在：
  上司やリーダーが指示やフィードバックを適切に伝えられない場合、混乱や対立が生じる可能性が高まる。
• 職場の評価基準の不透明性：
  成果や評価基準が不明確であると、競争心からくる摩擦や妬みが生まれやすくなる。
• 過度なストレスや過重労働：
  仕事量やプレッシャーが過度になると、それに伴い人間関係も悪化しやすくなる。
• 企業文化や研修の不足：
  新人教育や研修、職場の文化や価値観が不足していると、社員同士の理解や共感が得られにくくなる。

人間関係が改善されない背後には、組織や職場環境の根深い問題があることが多いです。単なる一時的なトラブルではなく、組織全体としての対応や改革が必要とされる場合があります。職場の人間関係を健全に保つためには、組織としての努力や取り組みが不可欠です。

人間関係が最悪な職場で働き続けるとどうなる？我慢して続けるべき？

「仕事は我慢してでも続けるべき！」という声もありますが、すべての人や状況に当てはまるわけではありません。

同棲を始めたものの、お互いの嫌な所が見えてきて、お互いにストレスと不満を抱えて険悪になったカップル同士が別れた方がいいのと同じで、職場の人間関係が合わないと感じるなら、辞めたほうが後の人生の幸福度が高まる場合も数多くあります。

一方で、無計画に辞めても後悔する場合もあるのも事実です。

そこで本項目では、人間関係が最悪な職場を続けるべきか辞めるべきか、判断基準をいくつか示していきます。

「自分のメンタルやプライベートへの悪影響が出ていないか？」で判断する

職場の人間関係が最悪な状況は、多くの人にとって毎日の生活に大きなストレスをもたらします。

たとえば、

「毎朝、仕事に行きたくないという感情が強く身体が重い…」
「職場の嫌な人物から放たれた心ない言動が忘れられない…」
「仕事でのミスや失敗を過剰に責められてやる気が出ない…」

といった状態が慢性的に続いているなら注意が必要でしょう。

人間関係が悪い職場では、仕事終わりや週末でもほとんど気が休まらず、知らぬ間に疲労やストレスが蓄積していきます。また、精神的なストレスは不眠や過食などの不健康な生活習慣にもつながり、プライベートにも悪影響をもたらします。

ここで「まだ頑張れる…」と無理をしてもどうにもならず、うつ病などの精神的なダメージを抱え、後の人生にも深い傷跡を残す人も大勢います。

同じ職場内の問題人物による悪影響は思ってるよりも大きいと知っておく

1人の問題人物がいるだけで、職場全体の雰囲気や業務効率が大きく低下することがよくあります。良好な人間関係の職場では、1人のトラブルメーカーがいてもチーム全体でフォローすることができますが、そうでない職場では一人ひとりがその影響を大きく受けることになります。

「部署替え(配置転換)に期待できるかどうか？」も見極めポイント

大きめの企業であれば、待っていれば部署替えや配置転換により、今の職場の人間関係から開放される可能性はあります。あるいは、上長や人事にかけ合うことで、配属を替えてもらうことも1つの手段です。

人間関係が最悪な職場で上手く立ち回るヒント～辞めたい時のアクション

難しい職場の人間関係を乗り越えるには、戦略的な対応が求められます。ここで挙げるヒントやアクションを参考に、職場の状況や自身の立場に応じて柔軟に取り入れましょう。

適切な距離感の築き方や最適なコミュニケーション方法を模索しておく

常に全員と親しくする必要はありません。適度な距離を保ちながら、尊重し合える関係性を築く努力が大切。職場内のミーティングや飲み会などの場でのコミュニケーションの取り方も意識しましょう。

問題人物に対する各者の心象や評価について探りを入れておく

他のメンバーが問題人物にどのように思っているのかを探ることで、自身の立場や次のアクションを見極める材料とすることができます。

悪者にされて責任を押し付けられないための防衛手段や攻撃材料を確保しておく

実際の業務での成果や結果を明確に記録しておく、また、他のメンバーとのコミュニケーションの履歴も保存しておくことで、不利な状況に立たされたときの備えとなります。

ストレス過多でメンタル的なダメージが有るなら心療内科への通院も検討する

職場のストレスは、メンタルヘルスを大きく害することがあります。継続的なストレスや不安を感じている場合は、専門家の意見やサポートを受けることを考えてみましょう。

退職する時は最大限利益を得られるように計画的に行う

退職する際の手続きや条件、そして後のキャリアのことも考慮して、利益を最大限得られるように行動することが大切です。

客観的に「他所でも通用するスキルや経験が身についているか？」も転職活動や副業を通して確かめておく

現在の職場で得たスキルや経験が、他の場所でも活かせるか確認することで、次のステップをしっかり見据えることができます。

転職活動を行い「いつ辞めても困らない状態」を作っておく

辞めたいと思っている場合、次の職場を見つけるための転職活動を進めることで、より良い環境や条件を求める準備をしておくことが大切です。