突然ですが、こだわりが強い人って仕事で評価されないこと多いって思いませんか?
こだわった仕事が全然理解してもらえずに「こいつは無駄なことに時間をかける仕事ができないヤツ」扱いされちゃう…みたいな。
で、口が上手いヤツがつくった「薄っぺらいモノ」がなぜか評価されちゃうわけね。
なので「職人気質の人は仕事ができない」「完璧主義すぎる」とか言われちゃう。
…これ全部、私が過去に経験したことです。
そんな私の信条は「口で語るよりは行動や実力で示す」です。
だってそうでしょ?
どれだけ口が上手くても、作るものがゴミなヤツが評価されちゃうのって、おかしいじゃないですか?
良いものを作って、結果で語ることこそが正義。
それができないザコほど、口で説明して誤魔化す。
その証拠に、世間はクオリティの低いものや、二番煎じ以下の他社の猿真似製品であふれてます。
で、価値もわからん愚民どもがありがたがって「これは良いものだ!」とかほざきだすわけね。
そのせいで、日本の技術力はドンドン衰退し、質の悪いものばっかりになってます。
私からすれば「どうでもいいことにこだわってるのはお前らの方だ!」って感じ…。
だってそうでしょ?
自分たちの面子や体裁を守るために、愚かな経営判断してる企業って「どっちが無駄なことにこだわってんだ?」と言いたくなりませんか?
そういう、品質を求めないで自己保身しか考えなくなった企業で働くのは、職人気質の人にはあんまり向いてないっすね(笑)
「じゃあ、何が向いてんだよ!!!」
そうツッコみたい、あなた。落ち着いてください。
過去、職人気質で不当に評価されて悔しい思いをして転職を決断した私が調べ尽くして厳選した「職人気質を追求できる至高の職業」をこれから紹介していくので、最後まで読んでください。
こだわりが強い人の特徴 ~欠点と強み~
向いてる仕事の紹介の前に、まずはこだわりが強い人の特徴について紹介していきます。
こだわりが強い人の欠点
- 過度な完璧主義で現実的なリソースを考慮しない計画が目立つ
- こだわりの強さから他者のやり方や意見、時代の変化を取り入れられないことがある
- コミュニケーション面で他人との衝突を招くことがある
- 経験主義的な暗黙知を好み、教育やマネジメント面で伸び悩む
ついつい他人と比べてしまったり、合わない仕事を無理に続けていると、こうした欠点が気になってしまうもの。

この仕事向いてないのかなぁ…
仕事が上手くいってないとネガティブな考えになり、こんな風に悩みがち。
しかし、自分の欠点に気づけるというのは実は優秀な証拠。
なぜなら、欠点を克服することで人は成長できるものだからです。
世の中には、自分の欠点にすら気づけず、他人の文句ばかりの人が圧倒的多数。
そういう人は、流されるままに与えられた仕事をこなすだけで、不満たらたらで人生を終えるだけ。
しかし「今の仕事、本当に向いてるのかな?」「もっと合った天職があるのでは?」と考えられる人は違う。
より良い働き方を見つけ出し、自分だけの人生を創り上げることができます。
そのためには欠点ではなく「自分の中の隠れた強み」を自覚する必要があります。
こだわりが強い人の強み
▼こだわりが強い人が持つ意外な適性
- 職人気質
作業に集中する、細かい作業をする、細部を追求する、クオリティを追求する、専門性を極める、技術を磨き上げる、独自の価値観を持つ、信念を貫く、創造性あふれる
こうした強みを活かすことができれば、
- 仕事が苦でなくなり楽しく感じる
- 活躍でき一目置かれ評価も上がる
- 収入が増えて余裕もできる
- 気の合う仕事仲間が増え人間関係も良好に
など「幸福のスパイラル」とでも言うべき状態になります。

なんかうさんくさいかも…
「そんなの信じられない!」と疑う人もいるでしょうが、仕事も人生もがうまくいってる人ほど、こうした”キャリアの真理”にたどり着いています。
そのためには「自分の強み」…つまり「適性」「才能」「可能性」と呼ばれるチカラを発揮できる仕事に就くのが最善の道です。
職人気質に向いてる仕事
この記事にたどり着いたのも、何かの運命。
あなたがまだ気づいてない「自分だけの強み」を引き出せる職業を紹介していきます。
ノーコードエンジニア
項目 | 評価 | 一言コメント |
---|---|---|
オススメ度 | ★★★★★ | 未経験から始めやすくIT業界に興味があるならオススメ |
難易度 | ★☆☆☆☆ | 専門知識が不要で自宅でも気軽にスタートできる |
収入目安 | 月60万~80万円 | フリーランスなら月60万以上と高単価 ※Midworks参考 |
働きやすさ | ★★★★★ | 完全リモートワークのIT会社が多くフリーランスも可 |
将来性 | ★★★★★ | 2025年には市場規模1,000億円の予測と需要増加 ※ITR株式会社参考 |
ノーコードエンジニアとは、プログラミング言語を使わずにノーコードツールでWeb制作やアプリ開発を行う職業を指します。
ノーコードツールとは、プログラミング不要で直感的に操作できるツールのことです。
あらかじめ用意された部品(ブロック)を組み合わせながら、Webシステムやアプリを作成していくイメージです。

Minecraftみたいにゲームの中で何かを作っていく作業に近いです
ノーコードエンジニアの仕事内容

ノーコードエンジニアって難しくない?
そう思われる方に実際にノーコードエンジニアがやっている仕事の一例を紹介します。
1.クライアントからのヒアリング
クライアントとは「相談してくる顧客」のことで、ヒアリングとは「聞き取り」のこと。
「どんなWebサイトやアプリが欲しいですか?」とお客さんに聞いて、やりたいことや困っていることを教えてもらいます。
その上で「こういったことができますよ」と提案しながら、ノーコードで作るもののイメージを固めていきます。

会社によっては営業チームが担当することもあります
2.Webサイトやアプリの設計~制作
どんなデザインにするか、どんな機能をつけるかを考えて設計図を作ったり、スケジュールを立てます。
その後、ノーコードツールを使って実際に制作作業開始です。
経験が浅いうちは、ディレクターやマネージャーの人が作った設計図やスケジュールに沿って、部分的に制作を行うことが多めです。
3.ノーコードツールの運用~管理
サイトやアプリは作って終わりではありません。ちゃんと動くようにチェックしたり、その後、運用しながら問題がある度に改修の依頼を受け付けるなど管理も行います。
また、ノーコードツール自体がバージョンアップすることも多いので、大きな変更がないか確認したり、影響範囲を調べて報告することもあります。

作った後の手入れや管理も行うことで
クライアントからの信頼を上げていくのも仕事だぞ
4.Webサイトやアプリのカスタマイズや調整
クライアントから「ここをもっとこうしてほしい」とオーダーが来たら、デザインや機能を修正してさらに使いやすくしたりします。
ノーコードツールの代表例

ノーコードツールと言われてもイメージできない…
そう思われる方に向けて代表的なノーコードツールについて紹介します。
kintone
kintoneは業務データの管理や共有を簡単に行えるプラットフォームです。カスタマイズ性が高く企業の業務改善に役立つツールとして多くの企業に導入されています。
Shopify
Shopifyは誰でも簡単にオンラインストアを構築できるEC(通販サイト)プラットフォームです。テンプレートやプラグインを活用して短期間での制作が可能で、世界中で人気を集めています。
Adalo
Adaloはノーコードでアプリを開発できるプラットフォームです。ドラッグ&ドロップ操作で直感的にアプリを作成できるため、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
4.Wix
Wixは簡単にWebサイトを作成できるノーコードツールです。豊富なデザインテンプレートやカスタマイズオプションを提供し、ブログやビジネスサイト、ポートフォリオまで幅広い用途に対応しています。
ノーコードエンジニアに向いてる人の特徴

自分でもノーコードエンジニアになれるかな?
未知の職業に挑むときは誰でも不安なもの。あなたが長く続くかどうか、いくつかの判断項目を用意しました。

一つでも当てはまるなら適性あり!
1.PCやスマホで何かを制作した経験がある
スマホアプリでオリジナルの動画を編集したり、簡単なWebページを作ったことがある人は、ノーコードツールの操作を覚えるのも早いです。
また、ノーコードツールはリアルタイムで制作していくので、デザインやイラストなどの「アイデアを形にする」ことが楽しいと思えるような人も向いてます。
2.Webサイトやアプリを見ていると「こうしたらいいのに」と感じることがある
既存のサービスに対して「もっとこうすれば使いやすいのに」と改善点を自然に考えられる人は、ノーコードエンジニアとして発想力が活かせることが多いです。
3.勉強するより実践してから理解する派
プログラミング言語などの勉強の必要がないので「まず勉強したり知識を身につけてから〜」というよりは「とりあえず試してみてから覚える」という実践派向きです。
ノーコードエンジニアになるメリット

ノーコードエンジニアになっていいことあるの?
仕事では給料以外のやりがいやモチベーションを見つけ出すことも長く続くコツ。事前にメリットを知って、自分だけのやりがいを見つけてみましょう。

やりがいは与えられるものでなく見つけ出すもの!
1.スキル・経歴なしでIT/Web制作に関われる
プログラミングスキルが不要なため、未経験でもIT業界に参入しやすく、専門知識がなくても挑戦できる職種です。
逆に言えば、プログラミングスキルが求められる「プログラマー」「ITエンジニア」は難易度が高いため、未経験から就くのが難しいとも言えます。
2.制作に関わるうちにIT/Webに詳しくなれる
実際にWebサイトやアプリを制作する過程で、IT業界の知識や技術を自然と身につけられるため、働きながらスキルアップが可能です。
3.ノーコードツールを通してキャリアアップできる
ノーコードエンジニアとしての経験を活かし、WebデザイナーやUXデザイナー、ITコンサルタントなど、キャリアの選択肢を広げることができます。
なので「向いてる仕事がわからない…」という人でも、ノーコードエンジニアとして働くうちに自分の適性や進むべき道が発見しやすいです。
ノーコードエンジニアからのキャリアパス

ノーコードエンジニアになった後のキャリアは安泰なの?
収入を上げたり活躍の幅を増やすには「就いた後にどういうキャリアを歩みたいか?」というキャリアパスが重要。
キャリアパスとは、仕事を通して成長していく道筋のこと。あらかじめ「将来、こういう風になりたい」と考えておくだけでも就職や転職が有利に。

一歩先の将来を考えておくことで
転職活動時にも「この人は先を考えている!」と思われて
一目置かれる存在になれますよ
1.フロントエンドエンジニア
ノーコードエンジニアはツール頼みなので、細かいカスタマイズができません。
実際に仕事を行う中で「もっとこうしたい」と考えるうちに自然に「HTML」「CSS」「JavaScript」といったプログラミング言語を触るようになれば、フロントエンドエンジニア相当のスキルが身につきます。
フロントエンドエンジニアとは、WebサイトやWebアプリケーションのユーザーインターフェース(UI)部分を開発するエンジニアのことです。
つまり、私たちが普段Webサイトやアプリを利用する際に、目に触れる部分、操作する部分、つまり「表側」にあたる部分を設計・構築するのがフロントエンドエンジニアの仕事です。 AI Geminiより解説
つまり「最初は簡単なノーコードツールから入って、使っていくうちにプログラミング言語を覚えていく」という進め方ができるわけです。

一からプログラミングを学ぼうとしても
難しすぎて挫折する人も多いです…
2.UXデザイナー
「このWebサービス使いにくい…」
こういった不快なユーザー体験を取り除き、使いやすさや直感的な操作ができる設計を目指すのがUXデザイナーの仕事です。
ノーコードツールはデザイン面での制約も多いため、実務で使っているうちに「もっとこうしたい」と思うことが増えてきます。
そうした際に「どうすればもっと使いやすくなるか?」を考えて試すことができる人は、ノーコードエンジニアからUXデザイナーへの道も開けます。
3.ITコンサルタント
仕事を依頼してくるクライアントの対応をするうちに「こういう依頼が多い」「こういう悩みにはこう対処すればいい」と見えてくることがあります。
そうした際には「ITコンサルタント」の適性が開けます。
ITコンサルタントとはざっくり言うと「企業のITの問題を解決したり、ITツールの導入を支援する人」です。
このクラスになると、年収1000万以上稼ぐ人材もかなり多く、引く手あまたとなります。

事前に将来なれる可能性のある職業を知っておくだけでも
就いた後の意識が変わるので頭の片隅に入れておこう!
ノーコードエンジニアになる際の注意点

事前に悪い面も知って心の準備をしておきたい
どんな仕事にも良い面と悪い面があるもの。大事なのは「悪い部分も受け入れられるか?」「自分がストレスと感じないか?」を見極めること。
以下に紹介することが耐えられそうなら、ノーコードエンジニアは天職になりえるでしょう。
1.就いた後も勉強する必要がある
ノーコードツールは初心者でも扱いやすい分、就いた後も勉強する必要があります。
ただ、何も「プライベートの時間を犠牲にしてまで勉強しろ」と言いたいわけではありません。
ただし勉強が必要だからといって恐れる必要はない
そもそも、IT/WEB業界は変化が早いので「わからないことを調べたり勉強する時間も仕事のうち」という価値観があります。
しっかり自分自身でわからないことを調べたり、先輩や上司に聞くなどの基本ができてれば、身構える必要もないでしょう。
自分が興味関心を持てる分野の仕事を選べば、勉強することもさほど苦ではありませんし「勉強しながら働ける」と考えれば、モチベーションも維持しやすいでしょう。
ノーコードツールは「誰でも簡単に操作できる」分、スキルとしての専門性が高いとは言いにくいため、長い目で見ると技術的価値が上がりにくいというリスクがあります。
2.将来的にスキルの価値が落ちるリスクがある
ノーコードツールは「どこかの会社が作ったツール」であるため、その会社の方針変更に振り回されるリスクが常につきまといます。
たとえば、スマホメーカーが「明日からスマホの操作方法を全部変える!」と言い出したら、それだけで今まで慣れた操作方法が通用しなくなり、生活に困る人が続出するでしょう。
IT業界では、こうしたことが起こります。
心配せずとも働くうちに他のスキルも身につく
なので「特定のノーコードを上手く使える」というスキルや経歴だけでは、将来的な不安が残り続けるのがリスクです。
ただ、上述のようにノーコードではできないことをやろうとするうちに他のスキルが身につくことも多いため、将来のキャリアパスを考えて仕事選びすれば、さほど心配はいらないでしょう。
ノーコードエンジニアになる方法

で、ノーコードエンジニアになるのはどうすればいいの?
もしノーコードエンジニアになりたいと思ったなら、以下の方法を試しましょう。
1.求人検索だと見つからないこと多め
「ノーコードエンジニア」は正式な職種名ではないため、求人検索してもほぼ出てくることはありません。
求人検索時にノーコードツール名を指定しよう
求人で探すとしたら「kintone」「Shopify」などノーコードツールの具体的な名称を指定しましょう。
「具体的なツール名を知っている=そのツールを使ったことがある」ということになります。
なので企業側も経験者だけの募集に絞るために「ノーコード」という文言を使わず、具体的なツール名をしているという背景になります。
2.求人票から会社情報を詳しく見ておく
会社の事業領域にも注目しておきましょう。
「Web制作」「ITコンサルティング」「SaaS導入支援」「ITサービス販売代理店」といった性質の会社なら、ノーコードエンジニアの募集を行っている可能性があります。
会社情報からノーコードエンジニアの採用を行ってるか見極めは困難
ただし、企業分析のスキルがなければ会社情報からノーコードエンジニアの採用があるかどうか見極めるのは難しいため、わからないなら素直に下記の方法を試すのが近道です。
3.リスキリング支援を活用して転職するのが確実
リスキリングとは「学び直し」のことです。
国がWebマーケターのようなIT人材の不足をどうにかするため、企業に助成金を出すなどの取り組みが行われています。
国が助成金出すことで、企業も未経験者向けにサービス提供したり、採用にも積極的になります。

リスキリング支援が国全体で行われてる今なら
未経験者でもノーコードエンジニアになれるチャンス!
WorXを使えばスキル習得から転職まで一直線
オススメしたいのが「WorX(ワークス)」というリスキリング支援業者を利用してスキル習得と転職支援を同時に受けるという方法です。
WorXでは、無料でスキルが習得できたり、就職/転職支援まで行っているので、未経験者でも安心して確実にノーコードエンジニアに転職することができます。

スコシテン独自の情報満載の
WorX解説記事も参考にしてみてください
クリエイティブ系
職人気質に向いている仕事としては、クリエイター関連も外せないでしょう。
ただ、流石にクリエイター専門で行くには、専門学校経歴や作品実績が必要になるので、すぐには無理です。
ですので考え方としては、直接クリエイターになるのではなく、間接的にクリエイティブ職に関わる仕事が現実的になってきます。
別にクリエイターに向いているからと言って、実制作や作業の方に関わる必要はないので、柔軟に考えてみると意外な天職に出会えるかもしれません。
未経験からクリエイティブ系を目指す人にオススメのサービス
マイナビクリエイター→マイナビの手がけるWEB・IT・ゲーム業界特化のエージェント。学生から対応しており、未経験からの受け入れ口も広め。ポートフォリオサイト連動など、クリエイター向けに特化。ただし職種自体は営業などもあるのでクリエイティブ経験必須というわけでもない。→マイナビクリエイターの解説記事
シリコンスタジオエージェント→ゲーム制作会社シリコンスタジオの手がけるエージェント。派遣・契約形態の求人も取り扱っている分、こちらも利用ハードルは低め。目安はアルバイト経験あり、学生は未対応。→シリコンスタジオエージェントの解説記事
企画・販売職
職人気質で、とくにこだわりが強い方なら「企画・販売職(マーケティング)」もオススメです。
これは私自身が適職として診断されているから…という理由もあります。
「こだわりが強い=ここぞという時にプレゼンを通せる意志の強さ」とも言い換えられるので、職場環境さえ合えば、能力を発揮できるかもしれません。
私もクライアントの要望も読者の声もガン無視して、自分の信念を優先させるタイプではあるので(自分の判断の方が間違いないから)、向いている人にはとことん向いている仕事です。
ちなみにマーケティング職に関しては、大手転職エージェントを使って希望をしっかり伝えておけば、まず未経験からでも可能な求人を紹介してもらえます。
研究・開発職
職人気質で理系卒の方なら「研究・開発職」も検討した方がいいでしょう。
とくに20代前半の既卒・第二新卒層なら、しっかりと転職エージェントを活用すれば全然チャンスはあるので、早めに行動しておいて損はないはずです。
最近はちょくちょく、メーカーの研究・開発職の方とも話す機会もあるのですが、一方的に知識語り=こだわりについて語ってくる人多くて、話を聞く分には超楽です。
よく「一方的に知識語りする奴うざい」みたいに言われますが、相手が自分の価値をわかってくれる人間であれば、ありがたられる存在です。
ですので、職人気質・こだわりの強さをしっかり活かし、自分の知識と技術がフルに活かせる職場を探し出してみるといいでしょう。
職人気質な人が自分に合った仕事を見つけ出すコツ~就くまでの方法
ここからは自分に合った仕事を見つけるために意識しておくことをご紹介していきます。面接時のアピールや求人選びの際に参考になる情報も交えているので参考にしてみてください。
「向いてる仕事がわかっても求人が見つからない…」
「適性があっても経歴やスキルが足りない…」
「惹かれる求人がを見つかっても受からない…」
向いてる仕事を見つけたとしても、直面するのがこのような問題です。
そこで最後に、本当に自分に合った仕事を見つけ出すコツから実際に就くための方法まで、すぐに行動に移せる実践的なノウハウを紹介していきます。
向いてない仕事を見極める
世の中には数多くの転職サイトや求人があり、選択肢に迷うものです。
その中で、効率良く理想の仕事にたどり着くためには「自分はどの職業に惹かれないか?」「どんな仕事が続かなそうか?」を見極めましょう。
▼職人気質な人に向いてない仕事の例
- 広く浅くのスキルが必要で、特定の技術の追求が難しい職種
例:総合職・総務、古めの企業の一般社員(ジェネラリスト)、マーケティング・企画職、営業職、管理職(プロジェクトマネージャーなど)
向かない理由:社内の様々な仕事を振られるため、特定の技術や専門性を極めるのが難しい - 頻繁に方針や業務内容が変わる職種
例:スタートアップ・ベンチャー企業、コンサルタント、マーケティングリサーチャー、新規事業に関する部門
向かない理由:柔軟性と速やかな適応が求められるため、特定の技能に専念することが難しい
こういった「向いてない可能性の高い業界や職業」と「向いてないと言える理由や根拠」を知っておくだけでも、迷いが少なくなります。
また、職業そのものだけでなく、
- 一緒に働く人との相性(社員の価値観や性格傾向、上司の仕事観や方針)
- 社風(会社の組織風土や企業理念、経営者の考え方)
- 会社の扱っている商品(サービス内容や製品)
といった要素でも、向き・不向きが変わってくる点に注意です。
そのためには、仕事内容や採用条件以上に、
- 面接時に、多くの社員とフィーリングが合ったか?
- 会社の理念やビジョン、経営層の考えに惹かれるか?
- その会社が扱っている商品に惹かれるか?
といった点も重視して判断するといいでしょう。

「この職業=向いてる」ではなく
会社/人/扱ってる商品やサービスなど
様々な情報から判断しましょう
「何時間集中しても苦にならない事」に焦点を当てて適性を見つけ出す
「向いてる仕事や適性のある仕事の定義は?」という問いには人それぞれ答えがあると思いますが、職人気質の人にとっては「何時間集中しても苦にならない作業や仕事」が適性が高いと言えるはずです。
ものづくりや精密作業は苦手な人にとっては苦痛でしかありませんが、熱中できる人には間違いなく天職になり得る可能性があります。
ですので、過去に趣味・勉強・仕事問わずに何時間・何百日も集中して行えたことに焦点を当てて、自分の適性を探し出してみるといいでしょう。
こだわりの強さが成果や評価に結びつきやすい仕事を選ぶ
職人気質のこだわりの強さは、仕事において有利になることもあれば不利になる場面もあります。
たとえば、仕事の早さが求められる職場ではこだわりの品質よりも、適度な品質で早めに出すことが求められます。
とくに営業・マーケティング系の仕事で新規サービスをリリースする場合やベンチャー企業では「質より量」が重視されがちです。逆に既にブランドが確立された大手企業や老舗企業であれば細かい品質改善を追求することが多くなるため、こだわりの強さを求められることになります。
また、企業の製品が命の危険や健康問題に関わりかねない業種(医療・医薬品・交通など)は、品質管理に莫大なコストをかけなければならないため、職人気質に向いてる可能性は高いです。
「0から1を生み出す仕事」と「すでにある物をより良くする仕事」を分けて考える
世の中には「0から1を生み出す仕事」と「すでにある物をより良くする仕事」の2つがあり、またいずれかが得意な人間に別れます。
職人気質な人は、どちらかというと「すでにある物をより良くする仕事」の方が経験の浅いうちは向いてる可能性が高いはずでしょう。というのも、0から新しい物を生み出すには膨大な試行錯誤と経験が必要になりますが、すでにある物の品質を向上させていくのは未経験者からでもできるからです。
まったくのゼロから会社を立ち上げて自分の理想の製品を作るのはハードルが高いですが、自分の理想に近しい製品を既に作っている会社で改良に加わる方がハードルが低いのは明らかですよね。
職人気質の人が陥りやすい罠に「ゼロからすべて自分でやらなければならない」という思い込みがありますが、まずは既にある物に目を向けて現実的な視野で考えて見るところから始めてみるといいでしょう。
スキルがないうちは資格取得や職業訓練の利用も視野に入れる
「手に職を」という言葉があり、日本人は「スキルさえあれば仕事に困らない」という認識がまだまだ強めです。逆に言えば、スキルがないうちは不安定で仕事選びに困るとも言えます。
職人気質が強い人の場合、何かしら仕事で役に立つスキルを身につけて実務経験を積まなければ、現実的には就職先に困ってしまいます。ですので、安定して仕事につなげられるスキルがないのであれば、資格を取得したりオンラインスクールや職業訓練校で実習を受けるのも手でしょう。
オンラインスクールや職業訓練校は学習後の就職支援も同時に行ってくれることが大半なので、職人気質の人が自分に向いてるスキルを探す上では利用しておく価値は高いです。
とくに、実習に高価な機材を使ったり現場での実践が必要なスキルは勉強するだけでは実用的なスキルが身につきにくいため、しっかりと職業訓練を行ってくれる業者を活用するのが一番の近道です。
妥協するべきこととそうでないことを取捨選択する
どのような仕事を行うにしても「こだわりを追求することと妥協すべきこと」を取捨選択する判断力は必要です。
たとえばスポーツ選手に適性のある人であっても、年齢制限や経歴によっては不可能なこともよくある話です。
仕事は「本人が持つ才能や適性」以外にも「これまで自分が培ってきたスキルや経験」「市場の需要」が影響するため、100%自分の適性を活かせる仕事に就くことは困難です。
とくに中途採用枠で採用してもらう場合、これまでの学歴・経歴に加え、専門職であれば身につけたスキルは要求されます。
ただし、「業種・職種内での人材不足による未経験者採用の増加」「未経験者向けの教育サポートを行ってくれる業者の増加」など、市場の状況によっては全くの未経験からでも専門職に就けることもあるので、業界動向をよく調べた上で未経験からでも挑戦しやすいかどうか判断しておくといいでしょう。