「社会人として成長している実感がない…」
「成長したいけど今の職場環境だとチャンスが得られない…」
そう悩んでいませんか?
世の中には仕事を通して成長を重ねていく人と、そうでない人が存在します。
その結果、年齢を重ねても人間的にまったく成長しない人もいれば、若くして大きな仕事を任せられる人もいます。
あなたの職場には「年齢や立場の割にまったく尊敬できない上司」がいませんか?
もしいるとしたら、それは成長できないまま年齢だけを重ねた、残念な人かもしれません。
果たして、社会人として成長できる人と成長できない人には、どんな違いがあるのでしょうか?
当記事では筆者の実体験を交えながら、社会人として成長を実感できる瞬間や条件に付いて、ご紹介していきます。
社会人としての成長を実感できる瞬間とは?
社会人としての成長が実感できる瞬間とは、具体的にどのようなものがあるのでしょうか?
筆者自身が感じたことあるものを交え、ご紹介していきます。
出来なかったことが出来るようになった時
社会人としてまず初めに成長を実感するタイミングと言えば、出来なかったことが出来るようになる瞬間でしょう。
とくに入社数年内は、出来ることより出来ないことの方が多いのが当たり前です。
それが一つずつこなせるようになっていくことで、日々社会人として成長を積み重ねていくことができます。
劇的な成長や達成感は得られないでしょうが、思い返してみれば日々少しずつ成長できてることが誰にでもあるはずです。
入社したての頃は人と上手く話せなかったけど
仕事で多くの人と関わることで
コミュニケーションスキルが鍛えられたなぁ…
退職して無職経験があるとわかりますが
毎日出社してる仕事を続けるだけでも
意外とスキルや経験が身についていることも多いんです
ですので、もし読者が日々の成長を実感できていないのであれば、まずは入社したての頃と今の自分を比べて「以前は出来なかったけど出来るようになったこと」を思い返してみるといいでしょう。
難しい仕事を達成した瞬間
社会人として成長を実感できる瞬間と言えば、難しい仕事を達成した瞬間でしょう。
ここで言う「難しい仕事」とは、具体的には以下の通りです。
- 中長期の期間で取り組むプロジェクト
- 結果が出るかどうかわからない仕事
- 高度なスキルや頭脳を求められる仕事
- 関わる人や企業が多く責任を伴う仕事
- 自分の裁量や責任範囲の広い仕事
- 忙しい時期やトラブルの多い時期を乗り越えられる仕事
いずれも、仕事として背負うものが大きい分、達成した時に得られる成長感は何物にも代えがたいものがあります。
逆に「誰でも替えが利く簡単な仕事」「責任の軽い仕事」「結果や成果が保証されている仕事」は、安定している分、イマイチ達成感や成長している実感を感じにくいはずです。
たしかに単純作業であるルーチンワークや
他の人でも替えの利く仕事は達成感がないかも…
筆者もルーチンワークなどの誰でも替えが利く簡単なマニュアル作業は嫌いですが、それは達成した時に何の感慨もないからです。
また、以前は「楽な仕事がいい」「安定した仕事がいい」とも考えていましたが、楽で安定した方に流れると給料以外に何も得るものがないと感じ、仕事を辞めた経緯もあります。
昔は事務職で楽をしようと思ってたけど
自分が挑戦したいと思える難しめの仕事に転職してからは
成長している実感を得やすくなったかも…
人はついつい楽な方向に流れがちですが、あえて困難な道を選ぶことで成長することが出来ることは忘れてはいけません。
仲間と困難を乗り越えた時
社会人として成長を実感できるのは、仲間と困難を乗り越えた時でしょう。
通常、組織での仕事は、多くの場合はチームワークが必要不可欠です。
もちろん、そこには対人関係のトラブルや組織内外での軋轢など、多くの理不尽が付きまといます。
それゆえに、共通の目的や課題を達成した時に得られる達成感や成長感は、大きくなるのです。
筆者の場合フリーランスですので、基本は一人で仕事することが多いですが、それでもクライアントを始め、仕事で関わるすべての人と同じ困難に立ち向かって、何かしらの成果を出している時には深い共感や感動を得られることが多いです。
そのことからわかるのは、共通の課題や目的を共有し、仕事で関わる仲間と共に同じ方向を目指していることは、成長につながるということです。
逆に、共通の課題を共有できないでダラダラ仕事している人間や、与えられるだけの仕事をこなしているだけの人間は、足を引っ張る存在として邪魔な存在に見えることもあるかもしれません。
筆者自身、目的意識や当事者意識のない人間と仕事で関わることには強いストレスを感じる性格ですが、それは同じ課題を抱えて共通の目的に向かってそれぞれが努力しないで、自分だけに仕事を押しつけられる環境が嫌いだからです。
ですので、より社会人として成長を実感したいのであれば、仕事で関わる人間を選び、お互いに良い刺激を与えられる環境を選ぶことも大事だと言えるでしょう。
仕事で関わる他者から思いがけず評価された時
自分自身の成長を実感できるのは、思いがけず仕事で関わる他者から評価された場合でしょう。
基本的に筆者は、他人の評価などどうでもいいと思っているので、他人から褒められることや称賛されることには期待しない性格ではありますが、それでも思いがけない形で他人から評価された時は、それなりに成長した実感を得られるものです。
とくに誰にも見えない・評価されないところでコツコツ重ねた努力や成果が、しっかりと評価された時は「今まで努力してきてよかった…」と思うこともあります。
その結果、今度は他人の見えない努力を見出して褒めたり、同じような苦労を重ねている人間と対等な目線や立場で話し合えるなど、自分自身の成長が他者の成長にもつながっていくこととなります。
逆に言えば、大して苦労や努力せずに得られる評価や、口先だけの社交辞令やお世辞には、大して価値がなく、成長した実感には伴わないということです。
今の仕事でなかなか評価されないと悩んでいる方は「やることやっておけば、いつか他人の評価につながる」と割り切ることも大事かもしれません。
以下の記事では、仕事での「評価」に関する悩みをまとめてますので、ぜひご参照ください。
給料が上がったり出世した時
自分自身の成長を直接的に感じやすいのは、昇給・出世などの目に見えてわかる形で評価された場合でしょう。
とくに昇給や年収に関しては、わかりやすい社会的指標ですので、成長した実感がわかりやすいものです。
また、給料が上がらなかったり年収が低い場合は、それなりに正当な理由があることが多いので、年収以外の要素でも成長している実感が得られないことが多いはずです。
今の会社でどれだけ努力して成果を出しても、昇給や出世につながらない場合、会社や業界自体に問題があるかもしれませんので、転職を検討してより成長に期待できる職場を見つけ出すのも手でしょう。
仕事を通して成長するためにすべきことは?
仕事を通して成長するためには、どうするべきなのでしょうか?
今の職場でも出来る、意識しておくべきややるべきことを紹介しますので、参考にしてみてください。
自分なりの目的意識を持って仕事に取り組む
仕事を通して成長するためには、自分なりの目的意識を持った上で仕事に取り組むことが大事です。
具体的には、以下のような目標設定が効果的です。
- 定期的に「やるべきことリスト」を作ってこなしていく
- 他人がやらない仕事を見つけて取り組んでみる
- 業界や会社で必要とされている知識やスキルを身につける
- 自分の挑戦してみたい仕事に関われるように実績を作っておく
成長している実感を得るためには、とにもかくにも仕事中に「有意義な時間」を過ごすことが大事になってきます。
逆に会社に与えられた仕事や目標だけをこなしているだけでは「やらされている感」が残るので、イマイチ成長している実感にはつながりにくはずです。
また、どこの企業にも「社内ニート」「窓際族」などと呼ばれる、時間を持て余して仕事しない存在もいますが、そういった存在にならないように定期的に自分なりの目的意識を持って仕事に臨みましょう。
難しい仕事や新しい仕事に積極的に挑戦していく
仕事で成長するためには、難しい仕事や新しい仕事に積極的に挑戦していくのが手っ取り早い手段です。
ただ、職場環境によってはなかなか難しい仕事や新しい仕事に挑戦できる機会が得られないかもしれません。
その場合は、以下のようなことを考えてみてください。
- 自発的に動き、新しい仕事を優先的に振ってもらえるように自己アピールしておく
- 常日頃から、上司や先輩に自分の仕事の方針を報告して意思疎通しておく
- 新しい仕事に挑戦させてくれる権限を持っている上司に認めてもらえる実績を作る
難しい仕事や新しい仕事に挑戦できるということは、それすなわち「仕事を任せるに足る信頼を得る」ということを意味します。
逆に言えば、モチベーションや実績がなければ、どれだけ能力があって努力をしても、なかなかチャンスに恵まれないということです。
仕事が楽しくなって成長を実感できるのも、社内で評価や信頼を得て難しい仕事や新しい仕事に挑戦できる立場になってきてからです。
仮に読者が今成長を実感できていないのであれば、今は下積み期間だと思って耐えながらも、新しい仕事に挑戦できる布石は打っておくといいでしょう。
会社・業界・クライアントの抱える課題に一緒に取り組む
より大きな視点で仕事に取り組むのであれば、会社・業界・クライアントが抱える課題を共有して、一緒に取り組むことが大事になってきます。
入社したての頃には中々気づきにくいでしょうが、ほとんどの会社や業界ではそれぞれの課題に常に取り組んでおり、それに基づいて下流の仕事内容も決まるものです。
ですので、より上の仕事に関わりたいと思うのであれば、末端の社員であっても業界・会社単位での目線を持って仕事に取り組むべきなのです。
筆者も転職ブログを運営するにあたって、人材業界・広告業界・IT/WEB業界・経済など様々な視点で課題となる情報を日々チェックしていますが、それは自分には関係ないと思える大きな流れでも自分の仕事に及ぼす影響が必ずあるからです。
そして実際問題、多くの企業のマネージャー・管理職クラスですと、業界動向や経済から見えてくる自社の課題はほとんどの人が認識しています。
より成長して上の仕事に関わりたいと思うのであれば、目線や意識だけでも上を向いておくことが大事なのです。
また、業界動向に詳しくなって来ると、今の会社自体に成長余地があるかどうかの判断もできるようになってきます。
そうなると、仮に今の会社の経営が危なくなって転職する場合も、しっかりとキャリアを考えた上で次も成長につながる仕事に就ける可能性が高められます。
とくに「自分の属する業界・会社が成長業界か?衰退業界か?」を知っておくと、自身の成長と会社の成長を合わせやすいので、より大きな視点を持って仕事に取り組むことを意識しましょう。
今の会社での成長が無理だと感じたら転職するのも手
以上、社会人が成長を実感できる瞬間や、成長るために今の職場ですべきことを紹介してきました。
仮にこの記事を読んでなお、今の職場で成長できるイメージが湧かないのであれば、転職を検討しておくべきかもしれません。
とくに以下のような職場環境であれば注意。
- 上司や経営者の権限でまったく新しい仕事に挑戦できない
- 周りの人材のレベルや意識が低く、足を引っ張られやすい
- 仕事の評価が著しく理不尽で過小評価されている
- 会社の経営が傾いていたり業界が衰退していて昇給に期待できない
- 会社のポストが固定されているため出世のチャンスが見込めない
いずれの状況も、社内環境が異常だと客観的に評価できないため、転職活動を通して今の環境を冷静に見直す意味で、転職活動を早めに始めておく価値は十分にあります。
今の職場で成長できずに伸び悩んでいる方は、ぜひとも転職活動を検討してみてください。
転職エージェントを使ってより成長できる職場を見つけよう
転職活動を検討するなら、まずは「転職エージェント」に登録しておき、キャリアカウンセリングを受けておくといいでしょう。
転職エージェントは無料で使え、転職に関する相談から活動のサポートまで行ってくれます。
自分に合った求人を紹介してもらえるため、今の自分の経歴でどこまで通用して、どのぐらいの年収が見込めるかの指標となるので、今後のキャリアの指針にもなります。
いずれにせよ、今の職場で伸び悩んで成長を実感できていないのであれば、キャリアを整理する意味での転職活動をしておく意義は大きいのは間違いありません。
ぜひ、転職エージェントを活用してみて、ご自身の成長の糧にしてみてください。