「上司が謝っても許してくれずにネチネチ攻撃してくる…」
「終わった話を蒸し返す人のせいで職場の人間関係が気まずい…」
「ミスを許さない上司が細かな失敗で毎回怒って面倒…」
このようにお悩みではありませんか?
人間、どれだけ他人を許すか…つまり「どれだけ寛容か?」は人それぞれです。
細かな失敗を許さないでネチネチ何度も蒸し返すような器量の狭い上司もいますし、本人にも非があることを棚上げして一方的に相手を責めて八つ当たりする人もいます。
一方で、どれだけ真摯に謝っても相手の態度が変わらない場合、それは知らず知らずのうちに「相手の中の特大な地雷」を踏んでしまっている可能性も考えられます。
当記事では、そんな「謝っても許してくれない人」をテーマに、その心理や対処法まで、どう向き合うべきかのヒントをお伝えしていきます。
ミスをしても許してくれない上司の話
私自身の経験談をします。
私はかつての上司がミスした仕事をフォローしたんですが、納期に間に合いませんでした。
すると、信じられないことに、上司は自分のミスを私のせいにしだしたんです。
「お前が勝手なことをするから」
「お前がいなければ間に合った」
「お前が要領悪いから」
などと、恩を仇で返すような仕打ちでした。
私はたまりかねて、口答えしました。
「お言葉ですが、ミスは〇〇部長の責任ですし、私は残業してまでミスをフォローしました。なぜそれが私のミスになるのでしょうか?」
すると、上司は無言になりました。
後日、課長に私が口答えした件を部長が報告したらしく、私にわざとらしく「課長からもお叱りの言葉が届いているぞ」と言ってきました。
私は怒りを抑えて「先日は、申し訳ありませんでした。今後は二度とあのようなことが起きないように努めさせていただきます」と冷静に返しましたが、それも気に入らなかったらしく「口だけならなんとも言える。お前の信用はもうゼロだからな」と言われました。
何度謝っても許さない上司
その後も、上司とは冷戦状態が続いたまま、仕事が続きました。
私は毎日、上司に「あの件を本当に申し訳ありませんでした」と頭を下げていたんですが、一向に許してくれる気配もなく、時には「しつこいぞ」などと聞く耳を持ちませんでした。そのうち無視しだしたので、私も謝ることはなくなりました。
こちらが「折れて謝ってあげている」ことにすら気づかず、上司はまるで反抗期の子供のように口を利いてくれません。
せめて仕事で成果を出して汚名返上をしたいと思うものの、上司はまるで私をいないかのように扱い、同僚づてに仕事を回されます。
いい大人が仕事に私情を持ち込むなんて、子供レベルです。
そして、上司は仕事が忙しくなってストレスが貯まると、私を呼び出して「あの件で反省しているんだよね?じゃあ、この仕事やってくれない?」などと嫌味に言い放ち、信じられないほどの仕事を私に振ってくるようになりました。
上層部に根回しし、私をいじめる陰湿さ
そして、さらに信じられないことが起きました。
上司の上司、つまり課長らから呼び出しをくらい「君が職場の風紀を乱していると聞いて、厳重注意したい」という旨の話を聞かされました。
私は「いえ、その件に関しては~」と弁解しましたが「そんな勝手な言い訳をするとどうなるかわかるよね?」と、話を聞いてもらえませんでした。
おそらく、上司が私を悪者扱いし、スケープゴートとして自分のミスを押しつけたのだと思います。
そして年度末、私は閑職への左遷が言い渡されました。
8年間会社のために勤めてきた私の努力が、クソ上司の責任転嫁のせいで水の泡になった瞬間でした。
私は「あの失態はなんとか仕事で取り返そう」というプライドがあったんですが、部署替えが決まると同時に、全身から力が抜けました。
上司の機嫌ひとつで、どんな努力も水の泡になるんです。
こんなにくだらない仕事なんて、ないと思います。
転職活動して、くだらない会社を辞める決意
部署替えが決まると、私はすぐさま転職活動を始めました。
頭のおかしい上司のいる会社なんて、働くだけ無駄です。
自分のミスを認めない、器量の小さい上司や、ウソをウソと見抜けないバカな課長が残り続けるだけです。
そんな会社なんて頑張るだけ無駄ですからね。
私は転職エージェントというサービスで、自分に合った職場を紹介してもらいました。
最初は初めての転職活動で、30代ということもあり、見つかるか不安でしたが、意外なほどに転職先候補があることがわかりました。
年収や待遇もよく、あんなクソ上司の責任転嫁で自分の評価が地に落ちるぐらいなら、さっさと転職しておけば良かったと後悔しました。
その後、転職エージェントのサポートもあり、スムーズに転職先が決まりました。
年度末と同時に退職したんですが、上司に恨み辛みを込めて黙って辞表を提出しました。
上司は無言でそれを受け取りました。
そのクソ上司は、今でも不幸になって死んでほしいと思っています。
謝っても許さない上司は陰湿な性格なので、すぐ離れよう
転職先では年収も上がり、社内の人間関係も良好です。
転職活動した今だからこそわかるんですが、私の勤めていた会社は、異常でした。
人間関係もコネによる影響が強く、それで部下にミスを押しつけても平然としていられる土壌が出来上がっていたそうなんです。これは、私の退職後に後を追うように辞めた後輩から聞いた話です。
まともな上司なら、謝れば、まず対話の姿勢を見せてくれるはずですからね。仕事に支障が出ますから。
不当な謝罪を鼻で笑って責任転嫁するような、異常な上司がいる会社は辞めてしまったほうが身のためです。極端な話、自分が一切関わっていないことについても、責任を押しつけられる可能性すらありますからね。課長が私の言い分をまるで聞かずに、事実関係を追求しなかったことからも、社内の上層部で陰湿なつながりがあったんだと想像できます。
上司に人生台無しにされないためにも転職を考えておこう
今回の私の体験談に見覚えのある方は、上司の理不尽な責任の押し付けや、謝罪しても許してくれない場合に備えて、転職を視野に入れておいておくべきです。
堅苦しい職場ほど、実は上司は裏では汚いことを考えていて、ミスも許せないような人間ですからね。今の職場に勤めてわかりましたが、部下のミスをフォローできなかったり、過ちを許せない人間は、自分の過ちもミスも認められませんからね。
上司の身勝手で努力が水の泡になるような仕事なんて、頑張るだけ無駄です。
いざという事態に備えて、転職という選択肢を考えておきましょう。
転職エージェントに登録しておこう
私が転職の際にお世話になったサービスは、転職エージェントという担当コンサルタントが自分に合った仕事を紹介してくれる転職サービスです。
この転職エージェントを利用してわかりましたが、自分の今の仕事では考えられないぐらい、高年収・厚待遇の転職先がたくさんあるんです。
また、若い頃からキャリアアップを意識していれば、さらに年収の上がる仕事も選びやすくなります。もっと早く利用しておくべきでした。
その上で、転職エージェントは登録・利用は完全無料ですので、利用しない手はありません。
上司の気分一つで今までの努力が無駄になるリスクを考えると、転職エージェントに早めに登録して、転職活動に興味を持っていたほうがいいでしょう。長年かけて築き上げた信用なんて、ちょっとしたすれ違いやミスですぐに吹っ飛んでしまいますからね。