職歴なしでも転職エージェントは利用できるのか?20代の元フリーター・現役ニートが試して見た結果…

「職歴なしでも転職エージェントを利用できるの?」

職歴なしの方は、そうお悩みではありませんか?

私も過去に「”転職”って言うぐらいだから、経歴がないと利用できないよね…」と思い込んでいました。

やはり、職歴なしですと自信がないので「登録してもいいのかな…?」と不安になるんですよね。

結論から言っておきます。

職歴なしでも転職エージェントは利用可能です。

多くの転職エージェント公式サイト内でも書いてある通り「経歴・年齢問わずに登録可能」です。

私が実際に登録して利用している限りでは、大手の「リクルートエージェント」「doda」「Spring転職エージェント」「マイナビエージェント」あたりは、問題なく求人が届いております。

ですので「職歴なし」という理由だけで転職エージェントの登録をためらっている方は、心配なく登録してみてください。

ただし、ひとつだけ注意点。

転職エージェントは、登録する人の「経歴(アルバイト・短期離職含む)」「年齢」「住んでいる地域」「希望職種・業種」によって、紹介してくれる求人が変わるので、人によっては結果が変わってくるかもしれません。

もしこの条件がよくわかっていないのであれば「自己分析」「業界分析」がちゃんと出来ておらず、自分の人材価値を把握出来ていないのでしょう。

そこでこの記事では、転職エージェントの事情や人材業界の事情を確かめながら「職歴なしでも転職エージェントが利用できる理由」と題して、お送りしていきたいと思います。

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大手転職エージェントの登録基準は意外と”緩い”

冒頭にもお伝えした通り、大手転職エージェントであれば、まず職歴なしでも問題なく登録可能で、求人も多数届きます。

それがなぜかというと、大手転職エージェントは「とりあえず多くの人に登録してもらって、その中で見込みのある人材に求人を紹介する」という方針だからです。

それもそのはずで、大手の転職エージェントは数十万人以上の登録者がいるわけですので、いちいち登録者一人ずつの経歴を手動で確認するなんてことは、物理的に無理です。

ですので、機械的に登録情報から求人が送られてくる仕組みになってます。

その中には「未経験者でも可」「職歴なしでも採用されやすい求人」を担当するエージェントも、もちろんいます。

大手転職エージェントでは求人数も登録者も圧倒的な数を誇るので、経歴毎に求人や担当者を分けることが可能なわけです。

基準としては、卒業後の学生・就活生以外全員対応ぐらいに考えておいてもいいぐらいでしょう。

職歴なしでも求人を紹介してもらえる大手転職エージェント

リクルートエージェント…国内最大手の人材会社で、求人数・情報量・知名度No.1。職歴なしでも利用可能。同じくリクルートの運営する「就職Shop」は20代の経歴に自信のない人向けで、職歴なしの人もより丁寧な対応に期待できる。→リクルートエージェントの解説記事

doda(デューダ)…国内2番手の人材会社パーソル運営。リクルートに次いで求人数・情報量が圧倒的。エージェントだけではなく、転職サイトとしての機能も備えているので、届く求人数は圧倒的な量を誇る。転職初心者向けなので、必ず登録しておきたい。→dodaの解説記事

Spring転職エージェント…世界No.1の外資系人材会社「アデコ」運営。求人は”量より質”という方針。広告色が弱いので、より正確な求人情報を得やすい。登録するだけで自分に合わせたディープな求人が届くので、職歴なしでも利用しておきたい。→Spring転職エージェントの解説記事

マイナビエージェント…人材会社としては中堅どころだが、ネットでの情報発信や就活市場の囲い込みにより、若者からの認知度は非常に高い会社がマイナビの特徴。20代・30代若手向けで、対応の丁寧さの評判も高い。→マイナビエージェントの解説記事

※マイナビは会社規模だけで見れば中堅ですが、ブランド力があるので大手に含めています。

「職歴なし」が利用できない転職エージェントは?

ここで逆に考えてみましょう。

「職歴なし」が利用できない転職エージェントの条件は何か?

答えはカンタン。

明確に経歴のある人材を欲しがっている転職エージェントです。

具体的には「ビズリーチ」「JACリクルートメント」「パソナキャリア」など。

これは各社の「マーケティング方針」「対象利用者層」を分析すれば、自ずとわかります。

経歴のある層を対象としている転職エージェント

ビズリーチ…明確な登録基準はないが「レジュメのアップロードほぼ必須」「高年収求人の取り扱いが中心」など、実質ハイキャリア向け。また、本格的に使うには課金の必要あり。→ビズリーチの解説記事

JACリクルートメント…30代以上のエクゼクティブ・スペシャリスト向け。大手企業・外資系企業などの取り扱いに特化。→JACリクルートメント解説記事

パソナキャリア…25歳以上の「3年以上の経歴のある人」向け。社会事業寄りの古風な社風なせいか、既卒・第二新卒層はサポート対象外としている印象。※ただしパソナは大手なので、学歴や専門技術があれば対応してもらえる可能性あり→パソナキャリア解説記事

また、その他の「業界・職種特化の転職エージェント」の場合は、対応する学歴や経歴がなければ、利用できない可能性もあります。

ただし、それも「未経験者にも紹介できる求人を用意している」ということもあるので、実際のところは「登録してみなければわからない」のが実情です。

早い話が「登録してみて、求人が届くかどうか確認しておく」という使い方をして、自分の目で確かめておくのが確実だということです。

後述しますが、転職エージェントで紹介してもらえる求人情報は「自分の経歴・年齢・居住地」「その時の経済状況」などの要素が大きく左右しますので、登録してみなければわからないことがたくさんあるのです。

既卒・第二新卒・フリーター向けの就職支援サービスは「経歴不問」

「職歴なしでも転職エージェントに登録できるの?」と悩んでこのページにたどり着いた方は、もしかしたら自分の経歴に自信がなく、なかなか登録に踏み切れないのかもしれません。

そういった方であれば「既卒・第二新卒・フリーター向けの就職支援サービス」がオススメです。

既卒・第二新卒・フリーター向けの就職支援サービスがオススメなのは、以下のような理由があるからです。

職歴なしの方に既卒・第二新卒・フリーター向けの就職支援サービスをオススメする理由

  • 履歴書・職務経歴書なしで面接に挑める
  • 20代であれば経歴不問でサポートしてもらえる
  • 未経験職へ挑戦しやすいので、学歴・経歴を問われない
  • 大手転職エージェントでは紹介されない、小さめの優良企業と出会いやすい

既卒・第二新卒・フリーター向けの就職支援サービスは、仕組み自体は転職エージェントと変わらないのですが、小さい会社が多いので対応が丁寧なのと、紹介先企業とのコネが強いのでより正確な情報や対応に期待できる点で、職歴なしの方は利用しておく価値があると言えます。

主な既卒・第二新卒・フリーター向けの就職支援サービスは以下の通り。

主な既卒・第二新卒・フリーター向けの就職支援サービス一覧

就職Shop…リクルートの運営する既卒・第二新卒・フリーター向けの就職支援サービス。求人数最多。リクルート社のサービスでも、小さめの会社への紹介を中心にしており、経歴よりも人柄・人間性重視の採用に力を入れている。→就職Shopの解説記事

DYM就職…就活生向けのサービスを展開するDYMの運営する、既卒・第二新卒・フリーター向けの就職支援サービス。知名度は高くないが、地道な運営で根強い実績を誇る。採用に関してはやや効率重視の傾向。→DYM就職の解説記事

ウズキャリ…IT系ベンチャーの運営する人材サービス。経営者自身が第二新卒経験者で、社員の多くも既卒・第二新卒経験者。面談に20時間以上かける方針で、対応の丁寧さに期待できる。紹介先企業はIT・WEB系の企業が多め。→ウズキャリの解説記事

JAIC(ジェイック)…営業職支援特化、ハードな研修で社会人としての心構えから徹底して教え込む、体育会系の就職サポートサービス。全国で定期的な説明会を行っているので、気になるなら登録して説明会だけでも参加してみよう。→JAICの解説記事

ハタラクティブ…中卒・30歳以上も対象としており、サポート対象はかなり広い。ただし、関東圏の求人限定。また、場合によっては特定派遣社員の紹介などもある点には注意。効率重視なので、早めに内定を決めたい人にはオススメ。→ハタラクティブの解説記事

ただし、どの会社も関東・関西の拠点展開がほとんどな点には注意。

会社によってはSkype面談・電話面談で対応してくれることもあるので、登録して確認しておくといいでしょう。

ただし「紹介できる求人がありません」のリスクはある

以上のサービスは「あくまで登録自体は職歴なしでも利用できる」という意味で、お伝えしてきました。

ですが、人材会社のサービスはその性質上「登録しても面談に呼ばれるとは限らない」「登録しても場合によっては紹介してもらえる求人がない」というリスクもあります。

(リスクと言っても、無料で登録できるサービスに登録して、失うものなど何もないのですが…)

これは人材会社側目線で考えると、以下のような理由や事情があるからです。

人材会社のサービスに登録しても十分にサポートしてもらえない原因

  • 人材会社側の担当者は複数の利用者を抱えており、意欲の高い利用者を優先しがち
  • 人材会社は内定を成功させると仲介手数料を報酬として受け取るビジネスモデルなので、意欲の低い人材の対応は後回しになりがち
  • 企業側から内定をもらいにくい人材は、どれだけ丁寧に対応しても採用確率が低いので、サポート対象外になりやすい(30歳以上の職歴なしの方など)

人材会社のサービスは無料で使えるため勘違いしやすいのですが、決して「利用者はお客様でも神様でもない」という点は覚えておきたいです。

そこを見誤ると、どんなに見込みのある人材でもチャンスを逃すことになりやすいので、最低限の礼儀や心構えは持った上で、人材会社のサービスを使いたいものです。

以下の記事では、職歴なしの方が就職・転職を有利に進めていく方法を紹介しています。

「職歴なし」の人が就職・転職で逆転するために必要な要素。履歴書作成に時間をかけるのはやめておこう。

エージェント側にサポートしてもらえない条件とは?

年齢制限のため

職歴なしの方がエージェント側からしっかりサポートしてもらえない主な原因は「年齢」でしょう。

このあたり非常にめんどくさい事情があって、法規制のせいで「求人応募は年齢制限してはいけない」という制約があるのですが、実情は「企業側は若い人材しか正社員として採用したがらない」というのが本音です。

よって「建前としては年齢制限なし、本音としては若手優遇」という構造が生まれてしまうのです。

参考リンク:募集・採用における年齢制限禁止について |厚生労働省

未経験職への転職の場合、目安として「25歳・27歳・30歳の壁」が存在します

この年齢になると、明確に書類選考で弾く企業が増えてきだすので、職歴なしからの転職が歳を追う毎に不利になります。

よって、職歴なしの方が未経験職へ転職(就職)する場合は、20代のうちが圧倒的に有利です。

事実、若手向けの既卒・第二新卒・フリーター向けの就職支援サービスは、30歳以降はサポート対象外としている業者がほとんどです。

また「35歳の壁」も存在しており、一昔前までは「35歳以降は転職は無理…」という説もありました。…が、最近ではそうでもなくなってきております。

このあたりの通説も、社会状況、正規・非正規の格差、国内の慢性的な若手不足により変わりつつありますが、まだまだ人材会社や企業側も実態に追いついていないのが実情です。

少なからず、年齢に対して偏見を持っている企業が多い事実は、知っておきたいものです。

学歴・経歴・スキルが特殊すぎるため

転職エージェントで十分なサポートが受けられない方は、学歴・経歴・スキルが特殊すぎるのかもしれません。

考えられるのは、以下のような要素。

  • 高校卒(技術系の高校の場合)
  • 専門学校卒(習得したスキルが一般職で通用しない)
  • アルバイト・非正規の職歴しかない

大手の転職エージェントの場合「一般的な、大学卒業後に新卒採用して順調にキャリアコースを歩んでいる人向け」に情報を書いております。

また、転職エージェント側も登録者の情報を処理・検索する際、登録された経歴や職務経歴書を参考にするため、人材会社の担当者側の目につく情報を記入しておかなければ、適性のある求人が届かない可能性もあります。

ですので、職歴なしの方であっても、アルバイト経験や専門学校での習得スキルがあれば、書いておくだけ損はありません。

余談ですが、筆者は小売業のアルバイト経験があるためか、そこから逆算していると思われる求人がよく届く傾向にあります。

※画像は大手転職エージェント「doda」からの求人紹介です。

経済状況・社会状況の影響

就職・転職・採用は、多くの場合「その時の経済状況や社会状況」が大きく左右してきます。

たとえば、景気が悪くなると先行きが不安になるため、企業は無駄な経費を使いたくなるため、人材採用に関する広告費・採用費を出し渋る傾向にあります。

そのため、景気が悪いと求職者側に不利な「買い手市場」になってしまうのです。

ちなみに2019年現在では景気は上向き傾向にあるため、人材市場は求職者に有利な「売り手市場」となっております。

また、売り手市場の状態ですと「未経験者でも将来性を買って採用する」という企業が増えるので、職歴なしの方でも有利に働きやすいです。

逆に買い手市場になれば、就活生ですら採用されない厳しい状態になるので、景気が上向きのうちに採用を決めておきたいものです。

登録後の対応をしっかりしていないため

転職エージェントを利用しても十分な対応が受けられない方は、登録後の対応をしっかりしていない可能性もあります。

ネットで悪評や転職エージェントの愚痴を書いている人も、多くの場合はこのパターンだと思われます。

職歴なし・あり関わらず、社会人として基本的なことが出来ていないのであれば、しっかり対応してもらえなくて当然です。

具体的に、エージェント登録後にしておくべき対応は、以下の通り。

  • 連絡があったら早めに対応
  • 連絡に遅れた場合も、アフターフォローしておく
  • 興味のある求人に応募だけでもしてみる
  • 面談に呼ばれたら必ず参加しておく
  • 登録情報・職務経歴書を定期的に更新し、エージェント側の担当者の目に止まりやすいようにする

転職エージェントも仕事でやっている以上は「内定をもらいやすい人=利益につながりやすい人」を優先してきます。

決して「登録して相談しておけば、転職に関するすべてを代行してくれるわけではない」ことは、知っておきましょう。

意識としては「エージェントの担当者に”転職活動を手伝ってもらう”」と思っておかなければ、十分なサポートは受けにくいです。

十分なサポートを受けられるかどうかは利用者次第

以上のように「転職エージェントは職歴なしでも登録できる」というのは事実ですが、それとは別軸に「しっかりとしたサポートが受けられるかどうか」は知っておきたいものです。

以下、今回の要点をまとめてみましょう。

今回のまとめ

  • 大手転職エージェントは「とりあえず登録者を多く集めたい」という方針なので、登録基準自体は非常に緩い
  • ただし、登録してもサポートをしっかり受けられるかどうかは、利用者のポテンシャルやその時々の運にも寄る
  • 職歴なしの20代の場合は「既卒・第二新卒・フリーター向けの就職支援サービス」も使っておくとベター

転職エージェントにしても、求人応募にしても「ダメで元々」ですので、とにかく登録して行動してみなければ、何も始まらないし、何もわからないということです。

大手転職エージェントで十分なサポートが受けられないのであれば、既卒・第二新卒・フリーター向けサービスを使えばいいですし、それも期待できないのであれば妥協してハローワーク・派遣会社を使わざるを得ません。

転職エージェントの登録も求人応募も、すべて無料で出来ますので、職歴なしの方は早めに行動することが大事です。

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