「こちら、退職代行本舗」すさまじき”執念の退職”のリアルをご紹介!

私の名前は、かめ吉です。

まずは私の来歴を、軽くご紹介しておきましょう。

「法律を仕事にすると金になる」という理由で法学部に通ったものの、今や弁護士も年収100万以下になることもよくあり、なかなか儲からない業界です。

私みたいな不出来な小僧には仕事を選ぶ権利などなく、流しに流され「退職代行」なんていう、怪しいビジネスで下働きをせざるを得なかったのです。

六法全書を頭に詰め込んだだけの丁稚小僧は「退職代行なんて、辞表届けて事務手続きするだけでいいんでしょ?楽勝じゃん…」と、この仕事をナメておりました。

退職なんて法手続上は、辞表をぶっ叩きつけて二週間待てば、辞めることが出来るのです。

関連:会社を今すぐ辞めたい!2週間も待ってられない!円満退職とかありえねェ!会社の迷惑とか知るか!!

そんな考えは今思えば「勉強が出来るだけの学生の甘えた認識」であり、退職代行見習いとして働き出した頃の私も、そのような認識でした。

私を雇ってくれた師匠は、入社したばかりの私に、こう一言だけ告げました。

「やればわかる、退職というの決死の行為だ」

その当時は、その言葉の意味がわかりませんでしたが、私が退職代行見習いとして勤めていくうちに、嫌でもこの仕事が「苛烈なまでの戦い」であることを、身をもって知りました。

この記事では、そんな退職代行見習いの丁稚小僧が体験した「地獄の片鱗」のレポートとまとめて参ります。

製造業で働く、青ざめた顔の26歳男性のケース

私が退職代行見習いとして、最初に担当することになったクライアントA氏は、26歳製造業勤めの男性でした。

Aさんから、メールで事前に以下のような形でご相談を頂きました。

私は「〇〇株式会社」で働く、現場作業員です。先日、辞表届を出したのですが、上司から「今、辞められると困るんだよねえ」「お前、今までオレが面倒見てきた恩を仇で返すの?」「あれ?いいのかな~?親が悲しむぞ?」「現場の同僚が困るんだよねえ。辞表取り下げないと、明日からお前の居場所ねえぞ?」「お前みたいな年齢でどんくさい奴、辞めたら次はないぞ?」など、散々な脅され方をされてしまい、泣く泣く辞表を取り下げました。

しかし、私にも意地と人間の尊厳があります。どうしても辞めたいのです。そこで、ネットで調べたところ、御社様を見つけ出し、今回相談を依頼した次第でございます。

その後、Aさんに電話し、打ち合わせを行いました。

電話先のかぼそい声は、今にも消えそうな弱々しい声で「辞めたい…」「助けてくれ…」「辞められない…」など、電話越しでもわかるほどの精神錯乱状態でした。

(なんだ、こいつは?弱々しいやつだなあ…)

まだ、退職代行として経験の浅かった私は、その程度の甘えた認識でした。

翌日、我が社の事務所に訪れたA氏ですが、その風貌はまさに「半死人」と言うべき、おぞましきものでした。

青ざめた顔に、生気のない眼。痩せ細った体に、細々しい声。

彼は何度も「本当に辞められるんですか?」「辞めさせてくれないんです」「辞められないんです」「助けてください」と、何度も何度も声にならない声で我々に助けを求めてきました。

私は「落ち着いてください、退職なんて辞表叩きつければ余裕ですよ!」「私たち法律のプロに相談したら最後、あなたの会社は飲むしかないですよ!」など、適当な社交辞令でA氏を励ますも、A氏は虚ろな表情で「はい…」とだけ答えるだけだった。

もちろん、私は退職代行の経験などないただの見習い小僧なので、実務を請け負うのは師匠の役目です。

師匠は、A氏と私の会話を黙って聞いているだけでしたが、ようやく重い口を空け、一言こう告げました。

「この世に、辞められない仕事なんて、何一つありません」

おだやかな涼しい顔で、師匠はそう言い放ちました。

鬼の退職代行の本性

よくドラマや小説で「仕事になると人格が変わる」という人物がいますが、私の師匠もその一人でした。

師匠が電話をとると、Aさんの勤め先の上司に向けて、恐るべき早さでまくし立てました。

「あ~、こちら退職代行本舗です。Aさんから『辞めたいのに辞めさせてくれない』とご相談がありまして~」

「はぁ!?あなたたちには、人間の心がないのですか?」

「困りますねぇ、Aさんは訴訟も辞さない覚悟でウチに相談に来られているんですよ?」

「あ!?いいんですか?ウチの親会社に相談すれば、あなたたちの会社の信用は一気地に堕ちますよ?」

「辞表を受け取って、Aさんを退職させるだけで、すべての物事は穏便に済むですよ?意地張ってないで、素直になりましょうよ」

「ちなみにAさんですが、我が社に入社希望しているので、辞めさせてくれないとこっちが困るんですよね~」

…など、口から出まかせもいいところの「威圧」のオンパレードでした。

Aさんは「そんなに言わなくても…」などと不安そうに言ってましたが、師匠は「良かったですね。これで自信を持って辞められますよ」と頼もしい笑顔で言い放ちました。

その後、無事、退職代行の交渉は成立し、Aさんは無事に退職できたそうです。

P.S. 無事退職できたAさんからは「ありがとうございました」とのメッセージが来ましたが、彼の人生がどうなったかまでは、私が知る術はありません。

恋人に振られた28歳女性のケース

VS超絶ブラック企業 ~辞められると思うなよ?~

最後にご紹介したいのは、泣く子も黙る超絶ブラック企業への、退職代行依頼のケースです。

「退職代行使うやつなんて、バカじゃねえの?」と思われる方もいるでしょうが、超絶ブラック企業の退職代行に関わると、そんなことは口が裂けても言えなくなります。

具体的な社名は避けますが、とくに超絶ブラック業として有名な「飲食業」に関しては、想像を絶するほどの退職代行の現場が繰り広げられております。

その飲食業界で、名ばかり店長として月300時間勤務、死の間際まで追い込まれたCさんのケースをご紹介いたしましょう。

「ハ?てめェら何様だ?」 by キ○ガイ上司

Cさんからの依頼は単純明白。

「どんな方法を使っても構わない。辞めさせてくれ」

それだけでした。

師匠は険しい顔をし「ヤだなぁ…この会社の人事、頭のおかしい奴ばかりで割に合わないんだよなあ…」など、らしくもない愚痴をこぼしてました。

しかし、仕事は仕事。

請け負ったからには、退職代行まで利用者を導くのが我々の勤め。

で、私は退職代行手続きのため、その頭のおかしい奴らばかりの会社の電話対応を任されました。

「ハァア?!テメェら、何様だ!!!」
「ふざけてんじゃねェぞ!!ぶっ殺すぞ!!」
「あ!?てめえらの住所教えろ、今すぐカチコミ行くぞ、コラ」
「退職代行?やってみろよ、こっちは天下の〇〇会社やぞ?訴えたらお前ら死ぬぞ?」

それはもう、散々な言われようで、まさに「聞く耳持たず」という感じでしたね。

「ブラック企業で過労死すれば、名誉の殉職で親が喜ぶぞ」

一言で言えば「かつてない強敵」だと感じました。

もはや、奴らには「人間の言葉」が通じないのです。

中学の頃、クラスのヤンキーがまったく日本語が通じないバカばかりでしたが、あれがあのまま大人になったようなのが、うじゃうじゃブラック企業に上司としてはびこっているのです。

それだけならともかく、奴らブラック企業の社風や企業理念が「ブラックそのもの」であり、あのようなネタで朝礼で叫ぶ類のものを、本気で信じ込んでいる恐ろしい連中がいるのです。

「”辞める”って言葉はなぁ…、オレたちの会社にはねえんだ!過労死すればなあ!!会社から名誉の退職金がもらえるんだよ!!!それ親も家族も幸せになるんだよ!!!!!ウチは、そういう人間が集まる会社なんだよ!!!」

つまり、要約すると「仕事のために死ね。死ねばお金がもらえるし本望だ」「過労死したら親も家族も喜ぶぞ」ということらしいです。

「喜ぶワケねェだろうが!!!!!!命あっての家族だろうが!!!」

そう言い返したい気持ちもありましたが、私も大人ですのでグッとこらえて「はぁ…。ですが、Cさんはそうは考えていないようでして…」などと言っておくしかありません。

彼らは戦時中の兵士の洗脳手法を、ネタではなく本気で信じ込んでいるのです。

このように、超絶ブラック企業勤めの連中には、理屈はまったく通じません。

彼らには「交渉」「説得」「話し合う」という概念は存在しません。

師匠も「これだから、あの業界の退職代行は割に合わないんだよ…」と、珍しく弱々しい態度を見せておりました。

事実、師匠が憂いている通り「話し合って解決する」が原則の退職代行は、難航しました。

血で塗られた辞表で得た、退職という名の勝利

退職代行が思わしく進展しなかったことに痺れを切らせたCさんは、いきなりトチ狂ったように叫びだしました。

「何が退職代行だァ!!ちっとも役に立たねえじゃねえか!!!クソがァアアアアアア!!」

その後、Cさんの取った決死の方法は、それはもう筆舌に尽くしがたい手段でした。

なんとその場で自らの指先を噛みちぎり、己の血で辞表を書き記した出したのです。

「絶対に辞めてやる!」という、絶対的なまでの覚悟と執念を見せつける行為でした。

まるで「その名は、進撃の小人」とでも言うのでしょうか。

「人間、追い詰められたら何をしでかすかわからない」とはよく言いますが、私もその片鱗を生で味わったのです。

その血塗れの辞表に、さすがのパワハラキ○ガイ人事部もビビったのか、ついに折れました。

結果として、退職出来たのでよしとしますが、退職代行はこのように難しい仕事でもあるのです。

人は「仕事を辞めるため」になら命をも賭けられる

私が退職代行という仕事を通して知ったことは「人は仕事を辞めるためになら、命をも賭けられる」という事実です。

もちろん、その命を賭けられるほどの行為のお手伝いを、我々は日々行っております。

しかし、どうにも私は時折「こんな仕事、世の中のためになるのか?」と悩んでしまうのです。

「なんだか、生きるために仕事しているのか、仕事するために生きているのか…。どっちだかわからなくなりますよね…」

師匠は顔色ひとつ変えずに、事務的に返して来ました。

「仕事のために命を賭けている人間もいるし、仕事を辞めるために命を賭ける人間もいる。その両者がいがみ合って、たまたま争うことになる。ただ、それだけのことだよ」

まるで「そんなことは、もう考えるのはやめた」とでも言いたげな、心底くだらなそうに吐き捨てました。

「はええ。ボクは恐ろしくて、あんな辞め方は出来ないなあ…」

私はそうして「辞めたくなったら、辞められる自由と、そのありがたさ」を身をもって、知りました。

この世には「辞めたくても辞められない」人が、たくさんいるのです。

私たちの仕事は、そんな人間の退職を手助けするだけなのです。

「退職代行」を利用するには?

上記の体験談のように「辞めたくても、辞められない状況」の方も、当サイトにはいらっしゃるかと思います。

「退職代行にお金を払ってまで辞めるなんて、情けない…」

そう、お悩みの方もいることでしょう。

しかし、恥ずかしがることはありません。

お金を払うだけで、話の通じないクソキ○ガイ上司と無駄な争いをせずに、穏便に退職することが出来るのです。

いつの時代にも「人間の尊厳を得るために、自由を得るために戦った英雄」がいましたが、あなたも退職代行を利用するだけで、人間の尊厳と自由を得ることが出来るのです。

人はそれを「英断」と言います。

もちろん、辞めた後に転職していい会社に就けるかどうかまでは保証できませんが、ブラック企業で搾取され、人間の尊厳を踏みにじられるよりかは、ずっとマシです。

とくに今、もっとも話題で使っておきたい退職代行が「退職代行サービス SARABA」です。

今回の体験談も、このSARABAで繰り広げられた実話を元に、編集されております。

この世に、辞められない仕事は何一つありません。

すべての労働者に、その権利が許されているのです。

ぜひ、勇気を持って退職して、人間の尊厳を取り戻しましょう。

※当記事は、実話を元に編集した体験談です。実際の退職代行の業務内容と事実が大きくかけ離れていることもございますので、ご了承した上でご利用ください。