国内の最大手の人材派遣会社としても、圧倒的運営実績と求人数を誇るのが今回紹介する「テンプスタッフ」。
テンプスタッフの特徴とメリットまとめ
- 国内最大規模の人材派遣会社
- 全国47都道府県に拠点展開
- 社長が女性のため、とくに女性の働き方に実績と理解がある
- 国内2位のパーソルグループに統合されているため、企業体力や知名度は疑いようなし
- 求人数・登録者数・取扱い職種など、すべてにおいて圧倒的な量を誇る
- キャリアアップ・スキルアップの支援も充実
ハッキリ言って、派遣社員という働き方を考えるのであれば、テンプスタッフを使わない選択肢は考えられないぐらい、サポート内容が充実しています。
国内の人材派遣会社としては、外資系企業であるマンパワーグループが運営する「JOBNET」と双璧をなすレベルで、選ばない理由がないぐらいです。
この記事ではテンプスタッフの情報を徹底的に集め、その圧倒的な運営実績と事業内容についてご紹介していきます。
目次
テンプスタッフの企業としての歴史と取り組み
テンプスタッフは1973年に創業されて以来、国内の人材派遣会社として生き残ってきた長い運営実績があります。
他の人材派遣会社と比較すると、1966年に日本に進出してきたアメリカ発の「マンパワーグループ(JOBNET)」に次ぐ歴史を持ち、国内発祥の企業としてはNo.1の運営実績を誇ります。
女性社長が創業、女性の働き方に圧倒的理解力がある
テンプスタッフを語る上で欠かせないのは、創業者(現在も社長として現役!)である「篠原欣子(よしこ)」氏が女性であるという点です。
53年に三菱重工業株式会社に入社、57年同社を退社し、58年に東洋電業に再就職し、結婚するが、1年で離婚。家事手伝いを経て66年にスイス・イギリスに4年間留学する。一時帰国後、71年にオーストラリアの市場調査会社ピーエーエスエー社に社長秘書として入社。73年に同社を退社。帰国後、オーストラリア就業時に知った人材派遣業からヒントを得て人材派遣会社のテンプスタッフ株式会社(現・パーソルテンプスタッフ株式会社)を資金100万円で設立し、代表取締役に就任。
社長が女性という経緯もあり、圧倒的に女性の働き方に対する理解度の高い派遣会社だと言えます。
テンプスタッフの取り組みや事業内容などを見てみても「時代に合わせて、常に”女性の働き方”について取り組んできた」ことがわかり、とくに女性の働き方に対して圧倒的理解力のある会社であることが見えてきます。
人材派遣業としての運営実績は国内No.1
テンプスタッフは、他の人材派遣会社と比べると、圧倒的な運営実績と業績を誇り、あらゆる面で見ても「国内No.1」であることは疑いようのない事実です。
・テンプスタッフの主な運営実績
- 業績6年連続No.1(2015年度パーソルホールディングス(株)連結、(株)オピニオン「2016年調査人材ビジネス業績ランキング」)
- 1973年から現在に渡るまでの運営実績
- 700万人以上の求職者の利用実績
- 31万件以上の求人数
- 500種以上の職種取扱い
- 世界に600社以上に拠点あり
- 全国78,000社以上の事業所展開
広告展開やメディア露出はやや弱めですが、その分「実力勝負」で結果を出し続けてきた会社であり、派遣社員に関心のある方であればまず最初に検討するレベルの超有名な会社でもあるんです。
国内の人材サービス会社と言えば、あまり関心のない方であれば「リクルート」、最近のネットに精通した若者なら「マイナビ」などの知名度が高いですが、それはあくまで学生レベルの話。
テンプスタッフは「安定した実績を出している派遣会社」として、社会人なら知っておきたい人材サービス会社だと言えるでしょう。
とくに今後は働き方の多様化に伴い、派遣社員という働き方の需要も増々高くなっていくと予想されます。正社員が必ずしも正解ではなくなった時代、テンプスタッフの社名を覚えておくだけでも選択肢は広まるでしょう。
パーソルグループ統合で組織体力はバツグン!
テンプスタッフは2016年に「パーソルグループ」に統合された点にも注目です。
テンプグループだけでも人材派遣業として圧倒的実績や企業体力があったにも関わらず、2016年には「パーソルグループ」に統合され、国内第2位の人材サービス企業としてリクルートに次ぐ業績を誇ることとなりました。
パーソルグループは大手転職サービス「doda」を運営する「株式会社インテリジェンス」も吸収しており、リクルートに次ぐ国内No.2の人材サービス会社として、独自の事業展開をしている点に注目です。
ただし、テンプスタッフは企業としては独自の運営方針があるため、パーソルに統合されたからと言って、大きく運営方針が変わったわけではない点は知っておくべきです。
逆に言えば、大手資本グループに統合されたからと言って、運営方針を変えることなく事業展開できるほどの抜群の実績があるということですね。
テンプスタッフの特徴と強みとは?
以上はあくまで「テンプスタッフという会社」についての紹介でしたが、次は「サービスとしてのテンプスタッフ(=利用者目線)」についてご紹介していきます。
女性の働き方に圧倒的理解あり!
テンプスタッフは派遣会社として、圧倒的に女性の働き方に理解があるという点が強みです。
前述の通り、テンプスタッフは創業者自身が女性であるため、日本の女性の働き方の対して数々の挑戦を重ねている企業である事実は知っておくべきです。
とくにテンプスタッフの社会事業・社会貢献活動では、創業者自身の経験から女性の立場向上のために精力的な活動をしていることもわかります。
テンプスタッフの社会貢献活動の一例
- ピンクリボン運動(乳がん検診の啓発活動)
- 子育て支援
- スカラシップ制度(社会人奨学金支援)
以上のように、テンプスタッフは女性目線で「本気で女性が活躍できる社会づくりをしていく」という経営方針がハッキリしており、社会事業面に関してもかなり力を入れていることがわかります。
ハッキリ言って、利益重視・広告イメージ重視のリクルートよりも、経営スタンスがブレない点では、信頼できる会社だと言えるでしょう。
主婦層の働き方にも強い!
テンプスタッフは女性の働き方に真摯に取り組んでいるため、主婦層の働き方に対しても充実のサポート内容を提供しています。
テンプスタッフのママ支援の一例
- 主婦層向けの求人提供
- 主婦同士の交流の場の提供
- 関連事業としての保育園の用意
- スキルアップ・キャリアアップ講座
公式サイトを見てみても、かなりの多くの主婦層向けの情報が充実しているので、社内に保有している情報・サービスはさらに充実しているはずです。
気になる方は面談だけでも受けて、今後のキャリアプランについて相談しておくといいでしょう。
テンプスタッフの利用は無料で、必ず仕事に応募する必要もないので、利用しておくだけ便利です。
業種・職種の幅が広い+専門性に期待できる
テンプスタッフの取扱い職種
- 事務職
- 専門事務職
- テレマーケティング
- 研究開発・メディカル
- 販売・接客サービス
- 営業
- IT・エンジニア
- クリエイティブ
- 製造・軽作業
- 保育士・介護職
また、テンプスタッフグループは各業種・職種・キャリア毎に運営会社を分けており、より専門性にも特化している経営方針をとっている点にも注目です。
テンプスタッフグループの運営会社の一例
- 人材紹介(斡旋)・転職支援の「テンプスタッフ・キャリア」
- 営業・販売の「テンプスタッフマーケティング」
- 外資との合弁企業である「テンプスタッフケリー」
- 男性向け技術職の「テンブロス」
- IT系の「テンプスタッフ・テクノロジー」
※その他、全国各地に多くのテンプグループの会社あり
テンプスタッフグループは、派遣会社の大手として他の派遣会社も取り込んできた経緯もあり、かなり細かいニーズまで拾い集めている会社でもあります。
拠点が全国展開なので誰でも利用できる!
テンプスタッフの強みは、なんといっても全国47都道府県に拠点が展開しているところ。
※ただし、徳島、奈良、和歌山、佐賀に関しては近隣の県府に拠点展開。
派遣社員の登録は初回面談必須のことがほとんどなので、全国展開であることはうれしいですね。
ネットで求人検索・応募・給与の確認が出来る!
テンプスタッフは初回登録は面談必須なものの、その後の求人検索から応募、就業後の給与明細の確認や福利厚生の確認、あるいは健康診断の申請まですべてネットで行えます。
また、電話対応も受け付けているので、わからないことがあったらスタッフに問い合わせることも可能です。
大手なので福利厚生・各種保険完備
テンプスタッフは大手派遣会社ということもあって、正社員並の福利厚生や社会保険もついてきます。
テンプスタッフで受けられる福利厚生・社会保険
- 有給休暇
- 社会保険制度
- 産前産後休業・育児休業制度/介護休業制度
- 労働者災害補償保険
- 定期健康診断
福利厚生では「旅行割引」「料理教室」「ショッピング割引」などもあり、情勢向けのサービスが充実しているので、地味にうれしいです。
スキルアップ支援も充実!
派遣会社を選ぶ際に重要なのは「今後のキャリアプラン・スキルアップにどれぐらい充実したサポートがあるか?」ですが、テンプスタッフは高水準の支援内容が用意されています。
テンプスタッフのスキルアップ支援内容
- OAスキルアップ
- 語学スキルアップ
- 専門事務スキルアップ
- ビジネススキルアップ
- 資格取得支援
- 理系・製薬専門職スキルアップ
- ITエンジニア専門職スキルアップ
- CAD・DTPデザイン系専門職スキルアップ
- 就職・転職支援
ハローワーク・職業訓練校並の支援内容が用意されており、場合によってはWEB講座も選べますので、今後のキャリアアップを目指したい方にもオススメです。
大手企業・有名企業勤務も夢ではない!
テンプスタッフはこれまで多くの実績があり、資本系派遣会社を統合してきた経歴もあるため、国内の人材派遣会社としても圧倒的に大手企業求人の取扱いが多いです。
2018年6月現在、テンプスタッフでは26,281件もの大手・有名企業の求人を保有しており、未経験からでも大手・有名企業でも働けるチャンスです。
一方で契約社員・正社員からですと、経歴やスキルがなければ大手企業からなかなか採用してもらえないため、テンプスタッフを利用すればチャンスが広がります。
テンプスタッフのデメリットは?
「派遣社員特化」なので正社員志向はやや弱め
派遣会社全般に言えますが、テンプスタッフは正社員・契約社員への転職サポートはやや弱めです。
ただし、まったく行っていないわけではないことは知っておくべきです。
たとえば、2004年に施行された「紹介予定派遣」を活用すれば、まずは派遣社員として職場で働いてみて、それから正社員になるという選択肢が得られます。
画像出典:紹介予定派遣で働く | 派遣・人材派遣はテンプスタッフ
また、テンプスタッフでは転職支援も行っており、とくに「事務職(人事、経理、秘書)」に関しては強みを持ちます。
派遣社員としてキャリアを積みつつ、正社員・契約社員として派遣先から正式に雇用してもらえる可能性もありますので、覚えておくといいでしょう。
ただし、本格的に転職活動するのであれば、同じパーソルグループの手がける「doda」など、正社員向けのサービスの方が求人数もサポートも上ですので、使いわけも大事でしょう。
女性向けなので男性はやや使いにくい印象
テンプスタッフは女性創業者が1970年台代から「女性の働き方」のために運営してきた実績もあり、女性向けのサービス・社風という印象がかなり強めです。
ですので、やや男性には使いにくい印象があります。
…が、男性が使わないわけでもなく、テンプスタッフほどの規模ですから、男性社員の担当者や男性向けの派遣求人も多数存在します。
最近では男性でも派遣社員を選んでいる人も少なくはないので、サイトイメージや企業イメージだけに流されず、まずは使ってみるといいでしょう。
一部業界・職種の専門性は劣る
大手・総合人材サービスとしての宿命ですが、一部の業界・職種に対する専門性は他の専門職向けの派遣会社には、どうしても劣ります。
…と言っても、テンプスタッフほどの規模になると職種・業種毎の分類やノウハウ、実績もバツグンで、サイトで公開している情報もかなり詳しいものばかりです。
ですので、まずはテンプスタッフで自分の職種・業界での派遣社員の実情を知っておきつつ、他社も使っておくほうが間違いないでしょう。
英語スキルの支援・外資系企業への派遣は弱め
テンプスタッフは日系企業のため、外資系の派遣会社と比べると「外資系企業への派遣」「英語スキル取得のサポート」に関してはやや弱めというデメリットがあります。
英語系のスキル習得や外資系への派遣を希望するのであれば、素直に外資系運営の「JOBNET(マンパワーグループ社運営)」を利用しておくといいでしょう。
ただし、語学力系の支援を行っていないわけではないので、これも覚えておくといいでしょう。
また、派遣会社は複数登録も可能なので、テンプスタッフと外資系企業運営の派遣会社も使っておくのも十分ありだと言えます。
まとめ:派遣社員になるなら絶対に使っておこう!
以上、テンプスタッフを紹介してきましたが、国内最大手で数々の派遣会社を統合してきた経緯もあり、派遣会社として間違いなくサポート面・求人数で期待できる会社だとわかってきたことでしょう。
とくに、女性の働き方に対しての取組みや実績、理解力は国内の人材サービス会社として、もっとも時代の先を行っているとも言えますね。
2016年以降のパーソルグループ統合以降も、テンプスタッフは根強く独自の運営スタンスを貫いており、会社の社風も「女性の働き方に対して取り組む」という方針は変わっていません。
派遣社員はまだまだ課題も多い職業形態ですが、日本国内で派遣社員が前向きに受け入れられたのも、テンプスタッフが1970年代から地道な努力を重ねてきたこともひとつの要因だと言っていいぐらい、社会に対する貢献度も高いと言えるでしょう。
派遣社員としての働き方に関心のある方は、ぜひテンプスタッフを利用してみてください。
テンプスタッフの登録の仕方
テンプスタッフの登録は「テンプスタッフ公式サイト」から行え、登録は1分もあれば終わります。
登録はもちろん無料です。
登録の際、気をつけたいのは「来社予約をする」「クイックWEB登録」の2つから登録が可能という点です。
どちらからでも構わないのですが、一度来社登録しないと派遣会社の社員として正式な登録は完了しないので、時間に余裕がある方は「来社予約をする」から登録しておいたほうがスムーズに仕事が見つかることでしょう。
ただし、時間がない方や、まずは求人情報を見てから来社するかどうか決めたい方であれば「クイックWEB登録」でも構わないでしょう。
どちらにせよ、派遣会社はしっかりと担当者と面談して、今後キャリアの相談や雇用契約を確認しておかないとトラブルになることもあり得ますので、必ず来社登録をしっかり済ませておきましょう。