転職活動の前に知っておくべきことまとめ。市場・トレンド・メンタルを意識しておこう

編集長
ただの転職マニアと化した
スコシテン編集長です

「転職情報が錯綜しすぎて、ワケがわからん!!!!!!」

正直、人材会社の情報ですら「お前ら、本当に人材市場や転職者の悩み把握してんの?」と疑いたくなるレベルで、情報が錯綜しすぎているのです(しょせん、奴らも取引先企業の犬なので、企業ファーストな情報しか書けないのだ)。

…が、一年間転職情報とにらめっこしているうちに、大枠が見えてきたので、大筋を編集してまとめていきたいと思います。

※当記事では「転職者側の心理状態=仕事に関する悩み」については差し引いて考えているので、仕事の悩みについては以下の記事をどうぞ。

関連:仕事の悩み一覧とその解決法まとめ。現代人の苦悩の果てに、行き着く先は―――

※管理人の覚え書き、記事まとめ用なので、随時加筆予定です。

転職活動前に抑えておくこと

仮に読者の方がこれから転職活動を始めようと思っていたり、あるいはすでに転職活動中なのであれば、以下の3点は絶対に抑えておきたいです。

転職活動で絶対に知っておくべき3要素

  • 転職は「市場」だと意識しておく
  • 人材サービス・転職情報のトレンドを知っておく
  • 転職活動ではメンタルの管理も大事

上記の要素を抑えておけば「客観的に自分の人材価値を判断可能」になります。

ネットの口コミを見ているとわかりますが「自分は不採用にした会社はクソ」とか「若者を大事にしない社会が悪い!」など、自分勝手な愚痴が至るところで目につきます。

気持ちはわかりますが、そんなことを言ってみても何一つ建設的な意見は得られません。

私も過去に、転職や仕事に対してそのようなネガティブな感情を持っていましたが、今は違います。

上記のような「転職業界の事情」「企業側の事情」を知るにつれ、より俯瞰した視点で転職活動やキャリア、そして仕事を見つめることが出来るようになったのです。

ですので、多くの転職活動に興味のある方に対して、一時の感情や自分勝手な判断則で挫折や妥協をしてもらわないためにも、まずは上記の3要素をしっかりと知っていただければと思います。

転職の大前提「市場を意識する」

転職活動にかかる手間をショートカットしたいなら、まずは「転職は市場である」ということを知っておくのが一番です。

転職は「買う企業、売る人材=需要と供給」で成り立つわけですので、企業側のニーズを知っておけば、必然的に自分の人材価値もわかるのです。

極論、自分のキャリアやスキルを必要としている企業があれば、そこに直接「雇ってください!」と直接頼み込みに行けば、その場で採用が決まるのです(…が、現実は事務手続きや信用問題の関係で、そんなに融通の利く会社はない)。

ただし、転職活動を成功させるためにも「自分のキャリアやスキルを必要としている会社=自分を採用してくれそうな会社」を見極める能力は、育んだ方がいいのは確かです。

転職市場から逆算して、冷静に自分の人材価値を把握しておくためにも、以下のような要素はあらかじめ把握しておいた方がいいです(自分を過大評価・過小評価しないために)。

転職市場を左右する要素

  • 転職は景気や雇用状況による影響を受けやすい
  • 職種・業種ごとに人手不足・人余りの落差が激しい
  • 年齢・年代ごとに企業側のニーズが微妙に変わってくる
  • 経歴・職務経験によって、選べる転職先に格差が生じる(当たり前だが…)
  • ただし、職歴がしょぼくても選べる仕事自体はたくさんある(ビジネス的においしくない層なので、軽視されがち)

以上のような転職市場のニーズを抑えておけば、逆算して「キャリアパス=自分のキャリアの位置」がおおよそ特定できるので、転職情報の取捨選択も間違えずに済みます。

転職市場は景気や雇用状況による影響を受けやすい

転職市場は景気や雇用状況による影響を受けやすいという性質を持ちます。

景気がよければ採用に積極的な企業が増える一方で、景気が悪いと採用を控える企業が増えます。

業界・職種ごとに人手不足・人余りの落差が生じる

また、業界ごとの「人手不足・人余り」に関しても、採用に大きな影響を及ぼすことは抑えておきたいです。

たとえば、未経験職に応募する場合、人手不足が深刻な建設業であれば採用される可能性が上がりますし、事務職であれば倍率が何倍にも膨れ上がります。

その場合、適性とかスキルとか関係なく「人手不足だから人材を選んでいられない」「人余りなのでより優秀な人材を選べる」という、企業側に選択の余地があるかないで採用ハードルが違ってくるのです。

こうして考えてみると「人材の能力自体は、採用の是非に大きな影響を与えない」ということが見えてくるので、仮に転職活動で上手く行かずとも「運が悪かった」「時期が悪い」と割り切りやすくなります。

年齢・年代別の転職市場ニーズ

  • 20代:未経験職への転職が比較的容易、ポテンシャル・将来性重視
  • 30代:管理職候補・管理職としての転職が盛んになる時期
  • 40代以降:同ポジションとしての横滑り転職か、エグゼクティブクラス(上級管理職)としての転職が主になってくる

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経歴・職務経歴によって、選べる転職先に格差が生じる

リクルートエージェント・dodaなどの大手に関しては「幅広い経歴層に”広く・浅く”」と言った感じです。

国内最高峰クラスの求人が集まる「ビズリーチ」は、経歴に自信がある人なら使っておきたいサービスです。

逆に経歴が足りていない「既卒・第二新卒・フリーター」に関しては、専門の人材サービスで丁寧なサポートをしている業者も増えてきています。

経歴がしょぼくても選べる仕事自体はたくさんある

人材会社の研究やサービス内容を俯瞰して見るとわかりますが、原則的に市場ニーズの高い人材向けの情報やサービスが主流となっています。

人材会社の事業所が都市部に集中しているのも、その証拠だと言えます。

ですので、人材サービスの発信する転職情報だけを参考にすると「30歳以降の経歴不足」「今までキャリアを意識していなかった中高年層」「地方民」などは、かなり不遇に扱われているように感じます。

…が、単にそれは情報が充実していないだけで、以下のような方法や選択肢も残されております。

  • 根気強く求人サイトで未経験職に応募し続ける
  • ハローワークなど国の職業斡旋機関を活用する
  • 工場勤務など、未経験・年齢不問の求人サービスを活用する
  • 「地方→都市部」の支援を行っている転職サービスを利用する(TokyoDive東京みらいクルーなど)

とくに「職歴なしの30代以降」は人材サービス会社の情報だけを参考にしていると割を食いやすいので、良くも悪くも「人材サービスには期待できない」と割り切ることも大事です。

関連:30歳以上の高齢ニートが今すぐすべきこと。正攻法だけでは厳しいことを知っておこう

転職活動方法のトレンドを抑えておく

転職をするのであれば、転職活動のトレンドを知っておくことも重要です。

頭化石な経団連が絡む就活と違って、転職活動に関しては人材会社で色々な取り組みやビジネスモデルが確立されているので、各サービスの傾向や性質を理解しておくことが重要です。

  • 求人検索サイト
  • 転職サイト(様々な機能あり)
  • 転職エージェント(プロの相談・仲介を経て転職)
  • ビジネス用SNS型転職ツール
  • 派遣会社
  • 公共の職業斡旋・職業訓練機関(ハローワークなど)

求人検索サイト

  • 転職エージェントの紹介してくれる求人では納得行かない人
  • 経歴・職務経歴が足りず、エージェントのサポートが受けられない人

転職サイト

転職エージェント

現在、人材業界の主流のモデルとなっているのが「転職エージェント」です。

転職エージェントはプロのアドバイザーを仲介して、紹介先企業に応募するサービスの総称で、エージェント側が転職者の負担を軽減してくれます。

また、エージェント側は企業側の書類選考・面談の負担を軽減する役割も兼ねています。

なお、キャリアコンサルタントの国家資格などの背景もあり、今後も「転職に仲介者をはさむ」というビジネスモデルが主流になっていくかと思われます。

ビジネス用SNS型転職ツール

ビジネス用SNSとして転職ツールとして機能しているサービスも、存在します。

LinkedIN(リンクトイン)…世界最大級のビジネス専用SNS。「ビジネス版Facebook」と考えてもらえばOK。日本国内では流行ってない模様(自分で営業・直交渉しないといけないせいか?)。

ビズリーチ…日本国内の最高峰レベルの求人の集う転職サイト。企業・ヘッドハンター・求職者のマッチングサイトという形式で、ビズリーチ自体はただのプラットフォーム。→ビズリーチ解説記事

個人的見解で言うと、日本人は匿名SNSの方が向いているので、ビズリーチ以外に伸び代はあまりないのでは…とも思います。そのビズリーチも半匿名性です。

ちなみに、このSNS型の弱点ですが「利用者が離れてしまえば、一切機能しなくなる」というものがあります。

今のところ、国内ではビズリーチの有力な対抗馬は存在しませんが、今後はどうなるかは注目しておきたいポイントです。

派遣会社

転職するなら、抑えておきたいのが「派遣社員」について。

業界・職種によっては、派遣社員の方がメリットが大きいこともあるので、何も正社員だけに絞る必要性はないでしょう。

転職活動ではメンタルの管理も大事

あんまり大手の転職サイトでは重要視されていませんが、転職活動では「メンタルの管理」も超重要です。

転職活動は個人で行うものですので、なかなか悩みや不安を相談しにくいものですし、なにより何度も何度も不採用が続く手前、心も折れそうになるものです。

また、何より今日日ブラック企業でうつ寸前まで追い込まれる人が後が絶たないため、精神的に落ち込んだ状態から転職活動を始めざるを得ない人もいます。

キャリアコンサルタントの役割には「カウンセリング」「自己啓発」「求職者のモチベーション維持」などの業務も含まれます。

…が、日本ではまだまだ根性論が根強く残っており「辞める奴は甘え」だの「自己責任」だの、メンタルヘルスやカウンセリングについての重要性が浸透していないのも事実です。

これに関しての管理人の見解は、日本では宗教文化が「いいとこ取り=マーケティング・ビジネスの都合のいいように使われている」せいで(元々、宗教自体が民衆統治のためのツール)、懺悔・祈りの慣習がないせいだと分析しております。

自己啓発

転職活動関わらず、物質的に豊かな現代人にとって重要になるのが「自己啓発」です。

関連:仕事・ビジネスで役に立つ「自己啓発」についての必要性を解説!オススメの自己啓発本とその読み方とは?

自己啓発とは、広義では「人間の成長を促すための行為」であり、今あなたがこの文章を読んで、より良い仕事環境や人生を模索しているのも自己啓発です。

もっと狭義の意味合いで言えば、自己啓発とはネガティブな考え方をポジティブに転換する方法のことです。

とくに転職活動では、ほとんどが「今の職場に不満や不安があって転職を考えている」「会社からリストラされた」など、ネガティブな理由から始まるものです。

ですが、ネガティブな状態で転職活動しても、上手く行くはずもありません。前の職場を愚痴愚痴言う人材や、自信のない人材は採用されにくくなりますから。

ですので、自己啓発を経て、前向きな気持ちを持って、転職活動に当たる必要があるのです。

これはとくに特別なことなどせず、本を読んだり、周りの先輩や上手く行っている人の話を聞くだけでもOKです。

私も参考程度に自己啓発本のベストセラー本は読んでいますが「そんな考え方があったのか」「自分の悪い面はここなのか」と気づきになりますので、仕事に対して不安や不満のある方は読んでみるといいでしょう。

キャリアカウンセリングについて

関連:キャリアカウンセリングの必要性について徹底解説!転職で第三者に力を借りる意外なメリットとは?

ただし、現実問題として人材会社のキャリアカウンセラーは「利益と顧客満足度」で板挟みになっている立場です。

利益やノルマを重視するカウンセラーもいますし、逆に親身に相談に乗ってくれるカウンセラーもいます。

また、人材会社毎の社風や運営方針も関わってきます。

これは、社会人としてまともな対人経験があれば、自ずと気づくことです。

転職エージェント

オススメの転職エージェント

現在、国内では100以上の転職エージェントが乱立しており「どこのエージェントを使えばいいかわからない!」という状態になりつつあります。

当サイトではあらゆる情報網から独自の方法で調査し、選りすぐりの転職エージェントをそれぞれの需要に合わせてご紹介しています。

関連:国内主要転職エージェント9社を徹底比較!企業規模や運営方針などからエージェント傾向を徹底分析!

転職エージェントは完全無料で利用できるので、少しでも転職に興味のある方はこの機会に登録しておきましょう。

「転職エージェントって何?」と疑問の方は、以下の記事に詳しく紹介しています。

関連:転職エージェントのしくみとメリットを徹底解説!誰でも楽に転職成功できる合理的な理由とは?

転職活動初心者は以下の大手3社を併用しておくのが間違いないです。

  • リクルートエージェント→求人数No.1。大手なので効率よく転職先が決まる
  • Spring転職エージェント→世界No.1の外資系企業。担当エージェントの個人裁量幅が広く、直交渉でき話が通しやすい点が魅力。
  • DODA→総合転職情報サイトとしてエージェント制以外のサービスも豊富

転職エージェントは運営会社によって提案力や紹介先にも特徴があるので、いくつか併用しておくのが鉄則です。

関連:転職エージェントは複数利用が鉄則!その理由と実際の活用の仕方をご紹介!

まずは「広く浅く」の大手エージェントから使っておき、納得の行く転職先が見つからないのであれば他のエージェントを使っていくのがいいでしょう。

リクルートエージェント

初心者であれば、国内人材サービス企業としても最大手の「リクルートエージェント」を使っておくのが定番でしょう。

求人数10万件以上、紹介実績31万人越え、面談場所も全国展開、国内No.1企業として転職ノウハウや紹介先企業とのコネも充実しているので、まず間違いないです。

デメリットを挙げておくと、大企業特有のビジネスライクさ・効率重視の傾向があるので、人によってはサポート不十分に感じる可能性がある点です。

ただし、それを差し引いても国内人材サービス会社No.1の情報力と求人数を得られるメリットが大きすぎるので、まずはリクルートエージェントを使っておくといいでしょう。

Spring転職エージェント(アデコ)

国内では有名ではありませんが、世界No.1の実績を持つ「アデコ」運営の「Spring転職エージェント」もかなりオススメです。

外資系運営と聞くとややハードルが高く感じるかもしれませんが、実際は経歴不問・英語スキルなしでも登録できるぐらい間口が広いです。

管理人もSpring転職エージェントを利用していますが、以下の点がかなりの強みです。

  • 担当者から直接求人案内のメールが届き、そのまま応募・交渉できるので、国内エージェントのように無駄な事務手続きは不要
  • 求人の精度が非常に高く、他の転職エージェントとも提案が被りにくい
  • 自分に合った最新の求人が届くため、レスポンスの早い人ならチャンスも大きい

融通の利かないところのある国内エージェントよりも、かなりチャンスを得やすいエージェントだと感じていますので、登録推奨です。

ただ、デメリットは関東・関西圏の求人が中心で、地方求人の取り扱いには弱いところ。

ビジネスメールでの求人案内もかなり丁寧で精度も高く、個人間でやり取りも出来るので、交渉力があれば自分からアプローチもしやすく、非常に合理的な転職エージェントです。

登録は無料で、求人案内が随時届く形式ですので、興味があればすぐに利用しておきましょう。

DODA(デューダ)

リクルートエージェントと同じぐらいにオススメしたいのが「DODA(デューダ)」という転職エージェントです。関連→DODAがオススメの理由

「リクルート」「マイナビ」に比べてやや知名度は低いですが、実はリクルートに次ぐ国内第2位の業績を誇るパーソルグループの運営する転職エージェントで、長い歴史と実績を持つ転職サービスです。

関連→リクルートとの比較記事
関連→DODAの運営会社に関する記事

DODAの強みは以下の通り。

  • 全国各地に拠点あり
  • どんな学歴や経歴でも登録可能
  • 担当者が2人付くため効率のよい転職活動が実現可能
  • 100社以上のエージェントと提携しているため情報量が圧倒的

転職エージェントとして総合的なバランスが非常に優れているところがDODAをオススメする大きな理由です。

リクルートエージェントと同じく、面談場所も全国展開しているので同時に利用しておき、両者から提案される求人を比較しておくといいでしょう。

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