売り手市場はいつまで?コロナ禍で変わった転職市場の変化とは?

2019年現在、転職市場は売り手市場です。

ていうか、単純に人手不足・若手不足の業界が多い+景気が一応上向きなので、売り手市場になるのは当たり前なんですがね…。

ただ、人気業種・職種に関しては「買い手市場」になっているので(事務職など)、市場分析は必須です。

具体的に、売り手市場の影響を受けて採用されやすくなっている職種・業種・年齢層は、

  • 既卒・第二新卒層(卒業後3年以内)や20代全般
  • 教育に需要のあるIT・WEB系業界(ゲーム・クリエイター系も)
  • その他、若手の欲しい中小企業クラス全般

…という感じです。(他にも掘り起こせばたくさんありますが…)

方向性としては「人手不足なわけではないけど、将来に備えて若手が欲しい」「事業拡大に向けて、新規の人材が欲しい」場合、売り手市場での採用が増えるわけです。

これは景気が良くて、人材採用の経費が降りたり、事業拡大に積極的な企業が増えるからですね。

逆に慢性的に人手不足の業種・職種に関しては、売り手市場とか関係なしに採用しているので、注意が必要です。

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2019年の転職市場状況

画像出典およびデータ引用元:一般職業紹介状況(平成30年3月分及び平成29年度分)について |報道発表資料|厚生労働省

2018年3月地点での有効求人倍率は1.5倍に登り、ここ十数年内でも最大の倍率となっています。

正社員有効求人倍率は1.08倍となり、非常に転職者にとっても有利な状況であることがわかります。

とくに、リーマンショックのあった平成21年度前後の有効求人倍率0.5%付近の時期に就職した人は、転職が成功しやすい20代後半~30代前半の年齢層になっているという点に注目です。

新卒採用時に妥協した会社に入社してしまったり、早期離職してしまった場合においても、売り手市場+若手不足の続く今であれば、意外なチャンスと出会う確率が大きいわけです。

転職する・しないにも関わらず、今の自分のキャリアを整理しておく意味でも、転職活動をしておく価値は十分にあるでしょう。

売り手市場はいつまで続く?

「売り手市場はいつまで続くの?」

そう思われている読者もいるのではないでしょうか?

先のことは誰にもわかりませんが、ある程度の予測は可能です。

転職市場は景気とほぼ比例するため、今後の経済状況から予測していきましょう。

今後、経済状況や人材状況が劇的に変わる布石と言えば、今のところは以下のような要素です。

  • 中国の経済成長
  • アメリカの内需強化
  • 法規制関連(TPOなど)
  • 外国人労働者の受け入れ
  • 2020年の東京オリンピック

特に意識しておきたいのは「2020年の東京オリンピック」で、景気・売り手市場のピークは2020年の東京オリンピックで最高潮を迎えるのではないかと思われます。

東京オリンピックに際して、ざっと思いつくだけでも以下のような人材需要が増えます。

  • 東京オリンピックに関して建造など
  • 東京オリンピック効率化のための技術系エンジニア
  • 外国人観光客によるサービス業の人材需要
  • 上記に関する、営業・調整に関する仕事

挙げればキリがないのですが、それだけ東京オリンピックの経済効果は大きいのです。

何にせよ、2020年の東京オリンピック特需で人材の需要が高まっている今のうちに転職活動を始めておいたほうが、後悔せずに済むのは間違いないので、転職に興味があるなら、今すぐ始めておいて損はないでしょう。

以下、当サイトを運営する中で見えてきた、現在の転職業界の事情をお伝えしてまいります。

売り手市場で有利になりやすい人材層とは?

「売り手市場」と言っても、必ずしもどの企業も大盤振る舞いで採用しまくったり、採用ハードルが下がるわけではありません。

単に「景気が良いので、人件費で予算が降りる企業が多くなったり、事業拡大で募集を増やしている企業が多くなる」という意味でしかないので、その辺の見極めは必須です。

では、具体的にはどのような企業が売り手市場で採用されやすくなるのでしょうか?

それは以下のような企業です。

  • 来を見越して、成長性のある若手を採用しておきたい
  • 事業拡大に伴い、人員を増やしておきたい
  • 教育コストをかけてでも、未経験者を採用する余裕がある

どういうことかと言うと、通常「イス取りゲーム」になりやすい新卒採用であったり、あるいは「ポストの空き待ち」になりやすい買い手市場時の中途採用と違って、売り手市場では新しい求人枠が出来るわけですので、その求人を見極めて応募すれば、採用確率が上がるということです。

既卒・第二新卒(20代の若手)

明らかに売り手市場で求人枠が多くなるのは、いわゆる「既卒・第二新卒」の方でしょう。

既卒…就職先が決まらないで、ニート・フリーターになった人。
第二新卒…新卒採用後、早期に辞めてしまった人。あるいは辞めようと思っている人。

一般的には「卒業後3年以内」と区分されていますが、実際には20代であれば未経験職への転職が有利になります。

詳しくは以下の記事にまとめてあります。

若手不足の業界

売り手市場で求人枠が増えるのは、若手不足の業界です。

若手不足の業界の場合、単に採用するだけでなく、人材業者側が職業訓練・研修などの負担もしてくれるので、採用確率がグッと高くなるという特徴があります。

具体的には、以下の通り。

  • IT・WEB業界
  • ゲーム業界(クリエイティブ系)
  • 製造業・ものづくりエンジニア

中でも以下のような人材業者はオススメできますので、それぞれ特徴を踏まえた上で、自分に合ったものをチェックしておくといいでしょう。

IT・WEB系の人材サービス

ウズキャリ…IT・WEB系に強い20代向けの就職支援サービス。ウズカレという職業訓練講座も行っており、経歴のない人でも選べる職種の幅が広くなる。→ウズキャリの解説記事

GEEK JOB…未経験からプログラマーを目指すための、講座を徹底して行ってくれる人材業者。東京都内限定だが、無料でプログラマー研修が受けられる。→GEEK JOBの解説記事

マイナビエージェント…20代・30代向けのマイナビが手がける転職エージェント。全職種・業種対応だが、とくにWEB・IT・営業系に強い。ただし、職業訓練などは行っておらず、あくまで転職サポートの範囲。→マイナビエージェントの解説記事

クリエイティブ系の人材サービス(ゲーム・WEB・マスコミなど)

マイナビクリエイター…マイナビの手がける、クリエイター系の転職サポートサービス。ポートフォリオの作成まで指導してくれるため、転職初心者でも安心。また、クリエイティブ系の在学生や未経験者も利用対象。→マイナビクリエイターの解説記事

シリコンスタジオエージェント…ゲーム制作会社「シリコンスタジオ」が運営する転職サポート。フリーター経験からでも利用できる。強みは「自分が関わりたいゲームタイトル」から仕事を選べるところ。→シリコンスタジオエージェントの解説記事

製造・ものづくりエンジニア系

メイテックネクスト…製造業界で老舗の人材派遣業「メイテック」の手がける、転職支援業者。自社が人材派遣業の長い実績を持つため、専門性はバツグン。理系卒なら既卒・第二新卒からでも利用可能なので使っておきたい。→メイテックネクストの解説記事

その他の若手向け人材サービス

JAIC(ジェイック)…20代未経験から営業職を目指す人向けの、ガチの社会人養成講座。研修が泊まり込みでハードで、独自の運営スタイルを持つ。→JAICの解説記事

パソナキャリア…第二新卒・社会人経験3年以上のある人向け。国内の社会事業と強い結びつきを持ち、大手人材会社とは違った求人傾向にある。アドバイザーの対応が丁寧と評判。→パソナキャリアの解説記事

以上の業者は、売り手市場の追い風を受けて事業拡大して勢いのある業者でもあるので、気になるサービスがあったらチェックしておくといいでしょう。

ちなみにすべて無料で登録・相談可能です。

グローバル人材

転職市場でとくに価値が高いのが、英語が出来るグローバル人材。

売り手市場の場合、

  • 海外への事業拡大する企業
  • 海外への販路拡大を行っている企業
  • 海外から国内に展開してきた外資系企業

…など、求人枠が増えます。

グローバル系人材のサポートに強いのは、主に以下のような人材サービス。

Spring転職エージェント…世界No.1の人材会社「アデコ」の手がける人材サービス。どちらかというと「仕事で英語を使った経験はないけど、TOEICスコアは持っている」というような、実務上での英語未経験者寄り。→Spring転職エージェントの解説記事

JACリクルートメント…日系・外資系問わず、グローバル展開している企業の求人の扱いに特化。20代後半以降のキャリアアップしたい人向け。→JACリクルートメントの解説記事

ビズリーチ…国内最高峰クラスの凄腕ヘッドハンターが多数在籍する転職サイト。ただしレジュメのアップロード必須など、転職活動中級者以降向け。また、プラットフォーム型のサイトなので、本格利用は課金の必要あり。→ビズリーチの解説記事

売り手市場でキャリアアップ転職に挑戦しやすい状況になっているので、経歴に自信がない方でも、スキルがあれば挑戦してみる価値は十分あるでしょう。

2019年の転職業界事情は?

最後に転職サイトとしての顔を持つ当サイトの視点から「人材業界の事情も踏まえた上での転職事情」をお伝えしていきます。

転職エージェント制が人材業界の主流ビジネスモデル

人材業界・転職業界の常識になりつつあるのですが、最近ではほぼすべての人材会社では「転職エージェント」が主流のビジネスモデルになっております。

転職エージェントとはプロのアドバイザーが自分に合った求人を紹介してくれ、転職活動に関するサポートも負担してくれるサービスのことです。

逆に従来型の「求人検索サイト」「転職サイト」は下火傾向で、そのほとんども「スカウト・オファー」という形で、人材会社側の提案する求人を受け取る形式になっております。

どういうことかと言うと「自分で選ぶのではなく、転職サービスに登録して選ばれる必要がある」ということです。※原則的に登録した経歴や職務経歴書によって、自動的に求人が届けられます。

人材業界が「エージェント制=面談・相談必須な転職サービス」を主流にしている以上、求人型の転職サイトには期待できないのが実情です。

ただし、大手の場合は「転職サイト+エージェント」という形で、求人メールを受け取るだけの使い方も可能なので、登録しておくだけ損はないでしょう。

優良求人は非公開求人にあり

転職エージェントのほとんどでは9割以上が「非公開求人」として扱われており、一般の求人サイトには公開しない求人ばかりです。

この非公開求人の中にこそ、優良求人が潜んでおります。

また、転職エージェントによっては、面談参加した人にしか紹介しない最新の求人も保有しているので、非公開求人を受け取るためだけにも、転職エージェントを使っておく価値はあるでしょう。

要は「メールに返信しない人や、面談に参加しない人には優良求人は紹介しないぞ」ということです。

転職初心者なら大手転職エージェントがオススメ

ここまでお読み頂いた方で「具体的に転職は何から始めればいいかわからない…」「どの転職エージェントがいいの?」と思っている方であれば、まずは素直に大手の転職エージェントを使っておくといいでしょう。

国内No.1の「リクルートエージェント」と「doda(デューダ)」は、転職を考えるのであればまずは使っておいて損はないです。

単純に両社とも「知名度バツグン」「国内全国に拠点展開」「求人数最多」「職種・業種・年齢・経歴問わず、登録可能」と、利用ハードルが低いからです。

ただ、大手転職エージェントを使う場合は、以下の点には注意。

  • ビジネスライク・効率重視なので、求人の質や担当者の提案力には期待しすぎない
  • 有名企業・年収の高い求人で客引きをしているが、必ず応募できるわけではないので期待しすぎない
  • 担当者と求人制作部門が別れているため、紹介先の詳しい情報の提供には不安が残る

また、大手転職エージェントは良くも悪くも「経歴・年齢」で評価してくるので、提案求人も無難で平均的なものになりがちです。

とくに「既卒・第二新卒(卒業後3年以内)」の層は、リクルートの中でも既卒・第二新卒特化の「就職Shop」もありますので、それぞれ分けて使っておくのもありかもしれません。

決して「大手=良い求人がある」と言うわけではないのですが、

  • ブランド力・資本力のある大手に求人数が集まる
  • 効率の観点から、大手で自分に合った求人傾向を掴んだ方が人材価値を把握しやすい
  • 大手の人員数なら、面談対応してもらえる可能性が高い
  • 他の小さめの転職エージェント業者は大手と差別化をはかっている

…など、転職活動を始めるのであれば「まずは大手の転職エージェントから」という方針から始めておく方が、全体像をつかみやすいです。

どの道、納得行く提案やサポートが受けられないのであれば、多数のエージェントを使って、自分と相性の合う担当者を見つけ出すことになるので、まずは大手で転職がどのようなものか確認しておくといいでしょう。

まとめ:転職活動を始めるなら売り手市場の今!

以上、売り手市場の現在の転職事情についてまとめてきました。

総じて言えば「売り手市場で求人枠が増えているのは間違いない」ということです。

多くの転職希望者が勘違いされているのですが「転職活動を始める=仕事を辞めるわけではない」ので、エージェントに登録して求人だけでも受け取っておくのも、全然ありです。

また、職務経歴書・レジュメさえ完成させておけば、他の転職エージェントにも登録してすぐにアップロード可能になるので、転職活動を早めに始めておくと得することはあっても、損することはありません。

売り手市場で転職しようかどうか迷っている方は、ぜひ、お早めに転職エージェントの登録を済ませてみてください。

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