志望動機を難しく考えすぎだと感じたら?思いつかない時に試しておきたいこととは?

「転職したいけど志望動機が思いつかない…」
「転職理由が思いつかない…」

このようにお悩みではありませんか?

新しい仕事に転職する際、志望動機を考えることは重要ですが、時には過度に考えすぎてしまうこともあるかもしれません。志望動機は、なぜその職に興味を持ち、なぜそこで活躍したいのかを伝える重要な要素です。

具体的には、「自己分析」「目標の明確化」「自己成長の意欲」「適切なアピール」「独自性の見出し方」「自己ブランディング」「適切な伝え方」「企業理解の重要性」「ポジティブなアプローチ」「キャリアチェンジの可能性」などが有効な方法です。

志望動機を考える際には、難しさを感じることもあるかもしれませんが、過度に考え込むよりもポジティブなアプローチで取り組むことが大切です。

この記事では、志望動機を難しく考えすぎてしまう方々に向けて、自己分析や目標の明確化の重要性、適切なアピールの方法、独自性を見出すアプローチなどについて紹介していきます。また、自己ブランディングや企業理解の重要性についても触れます。

志望動機を明確にするためのヒントやキャリアチェンジの可能性についても探っていきます。志望動機について難しさを感じている方々が、適切なアプローチを見つけ、自信を持って転職活動に取り組めるようにお手伝いします。ぜひ、参考にしてみてください。

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志望動機が思いつかないのは情報不足が原因?

就職活動・転職活動中の方がつまづくポイントとしては「志望動機がとくにない=やりたいことがない」という悩み。

あらかじめ言っておきますが、仕事に「やりたいこと」「夢や目標」「強い動機」なんて、普通の人にはなくて当然です。

企業側からすれば「強い動機や使命感を持って自社に入社してくる人」が来て欲しいのでしょうが、現実問題、そこまで仕事に強い動機を持って転職してくる人なんて少数派です。

多くの人は「他の会社よりも条件がいいから」「有名な企業だから」「将来性が安定してそうだから」など、その程度の動機しかなくて当たり前です。

何が言いたいのかと言うと、自分の中にどれだけ熱意や夢がないかを把握しておけ…ということが言っておきたいのです。

転職の志望動機は嘘つき大会?

よく「面接は嘘つき大会だ」「志望動機は建前並べておけばOK」みたいに言われますが、それは単に勘違いです。

「絶対に受かるための人事受けのいい志望動機」という発想で志望動機を捏造すれば、確かに「面接は嘘つき大会」だという発想に行き着くかもしれません。

ですが、ないものを無理やりひねり出したところで、出てくるわけもないのです。

むしろ、自分の心の中にない志望動機をアピールして、それで採用されてしまった場合、実際に働いてみて温度差を感じ、早期退職につながる可能性だってあります。

企業人事も採用経験があってバカではないので、そういう「どこかで聞いたことのある薄っぺらい志望動機」なんて、すぐに見抜きます。

社会人として本音と建前を使い分ける能力は大事ですが、そもそも志望動機ですら建前ばかり並べないといけないような会社、実際は「大して就きたいと思っている会社ではない」わけですので、応募する必要はないでしょう。

以下の記事などにも書いていますが「面接官受けを狙う」「絶対に受かるための心にもない志望動機を考える」「例文に習ってマニュアル的な志望動機を書く」という方法は、かえって逆効果になりやすいので、考えを改めておくといいでしょう。

転職の志望動機の具体的な作り方は?

以上の説明をまとめて、まずは、

  • 最初の段階で志望動機はなくて当たり前(多くの人に仕事に強い熱意や思いがなくて当然)
  • 志望動機が「ウソ」であってはいけない(それで受かる会社は思い違いが多くなる)

…という前提を意識しておいてください。

熱意や強い動機など、心の中になければどうあがいても生み出せないのですから、無理にこじつけて志望動機を作る必要はありません。

ここから紹介するのは、あくまでそういった「仕事に強い熱意や動機がない人でも出来る、実用的な志望動機の作り方」です。

あらかじめ言っておきますが、志望動機にはこれと言った正解はありませんし、見つけ出すためには色んな情報や考えを参考にする必要があることは知っておいてください。

逆に言えば、志望動機が浮かばない人は事前の情報収集が全く出てきていない証拠だとも言えます。

…とは言っても、志望動機などすぐに思いつくものでもないので、難しく考え過ぎず、以下のような考え方を試してみてください。

自己分析をしっかりしておこう

志望動機を探し出すためには、まずは「自己分析」をしておきましょう。

「自己分析」と聞くと難しく考えがちですが、以下の要素を自分の経験から考えてみると、わかりやすいです。

自己分析のために考えておくこと

  • 自分に何が出来て、何が出来ないか?
  • 自分の性格上、どういう人と仕事したいか?
  • 将来、自分はどのような人材に成長したいか?

これがしっかりと答えられるのであれば自己分析が出来ていると言えますが、逆にしっかりと答えられないのであれば自己分析不十分です。

自己分析の注意点ですが、社会人としてある程度の失敗経験がないとしっかり出来ないものなので、20代の未経験職に就きたい方(新卒・既卒・第二新卒)は、そこまで出来てなくても採用してもらえます。

あくまで「自己分析出来たほうが、人事に自分のことをわかってもらいやすい」という認識でいると、判断を誤らずに済むはずでしょう。

自分の強みがわかる「グッドポイント診断」を使っておこう

自己分析のやり方がわからなかったり、自分の性格的な強みが実感できていない方は、リクナビNEXTが提供している「グッドポイント診断」の利用をオススメします。

リクナビNEXTは転職ツールでもあるので、診断結果を基に求人が届くこともあり、自分の隠れた強みを引き出してくてる会社から面接のオファーが届くチャンスです。

ただ、あくまで診断ツール(アセスメントツール)ですので、志望動機や自己アピールに活かすためには工夫が必要になってくる点には注意。

グッドポイント診断の診断結果だけに頼りすぎないことも大事だと知った上で、参考程度に使っておくといいでしょう。

企業研究・業界分析もしっかりしておこう

志望動機を考える場合「企業研究・業界分析」もしっかりしておくと、志望動機が浮かびやすくなります。

企業研究・業界分析のやり方

  • 企業の関連本などを読み、その会社の社風や考え方を知っておく
  • SNSで情報発信している人がいれば、フォローしておく
  • 取引先との関係や事業内容、その会社の歴史などを知っておく

早い話、その会社ですでに働いている先輩・上司で考え方に共感できる人がいれば、その人と同じ志望動機を使うことも出来るので、

逆にあまりオススメできないのが、

「会社の口コミ・評判を参考にし過ぎる」
「企業ホームページを参考にし過ぎる」
「会社の製品・サービス内容ばかりを調べる」

…などの方法です。

なぜかと言うと、どれも「消費者向け」「取引先となる法人向け」であり、これから入社して働く社員に向けて書かれていないので、情報そのままの意味で受け取ると、判断を誤りやすいからです。

また、求人票に関しては、大して詳しい内容を書いていない企業も多い点にも注意。

いずれにせよ、企業研究や業界分析をしっかりするためには、情報をうのみにせず、

  • 自分に合った情報を精査する
  • 企業側の”意図”を見抜く
  • 限られた情報から想像できる社内状況まで”読む”

…など、受け取り手の判断力や機転が試されるものです。

熱意や思いの強さも大事

 

冒頭では、志望動機について「熱意や思い入れなんてなくてもいい」とは書いていますが、あるならもちろん志望動機にした方がいいです。

以下のように「なぜ?」と突き詰めて考えてみましょう。

志望動機にしたい熱意や思い

  • なぜ、その会社で働きたいと思ったのか?(他の会社じゃダメな理由は?)
  • その会社が好きな理由は?(逆にその会社の嫌いな部分は?)
  • その会社を知った経緯は?(なぜその会社を以前は知らなかったのか?)

このように「その会社じゃないとダメな理由」と同時に「その会社じゃなくてもOKな理由」も一緒に考えてみると、自分が本当に志望している企業・業界も見えてきて、志望動機も自然と浮かんできます。

現実的な理由も用意しておこう

志望動機と言うと「何か大きなことを言ったほうがいい」「熱意や夢があった方がいい」とも思われがちですが、そうとも限りません。

むしろ、採用の決め手になるための超現実的かる切実な志望動機の方が、多くの企業では採用の決め手になることも十分ありえます。

たとえば、一般的に「NG」と言われているような、

  • 家から近いため
  • 他より給料がいいため
  • 福利厚生が他の会社よりしっかりしているため
  • 出張がないため
  • ワークライフバランスの実現が出来そうなため(育休制度が充実しているなど)

…などの理由も、他の志望動機と合わせると、人事側の判断材料となります。

なぜなら、他の志望動機は口ではなんとでも言えますが、現実的な理由はどうあがいても取り繕えません。

これは、企業・人事側も「現実的な待遇条件の思い違いから早期退職されるのが一番困る」という理由で、もっとも重視している要素でもあります。

逆に言うと、現実的な志望動機を一切口にしないで、安請け合いするように採用されてしまって早期退職してしまうぐらいなら、不採用覚悟で企業側のウケが悪くなりそうな志望動機もハッキリと意思表示しておいた方が、ミスマッチ採用を未然に防げるということです。

とくにそこまでスペシャルな人材を求めていない中小企業クラスであれば、現実的な理由のほうが重視される傾向にあるので、これは必ず志望動機に加えておきたい項目です。

志望動機は複数用意しておこう

志望動機が浮かばない人は、志望動機を1つに絞らずに複数用意しておくのも手でしょう。

企業・人事側が一つの志望動機だけで採用の是非を判断することは、まずありません。

企業側の採用意図や、人材の年齢層やポジションによって、

  • 熱意や人柄などのポテンシャルを見ているのか?
  • 今までの経歴やスキルから、実務能力を見ているのか?
  • 管理職候補として、人間性やコミュニケーション能力を見ているのか?
  • 人手不足のため、即採用するための軽い審査なのか?

…など、企業側がどのような志望動機を求めているかはわからない以上、あらゆる志望動機を用意しておき、人事側の要求に合わせて使わけておく必要があります。

転職の志望動機は難しく考えすぎないことが大事

以上のように、志望動機を考え出すためのコツやアイデアは、色々あります。

どれが正解かは人事が決めるわけですし、人事としても「なんとなく採用」ということも珍しくはないので、あまり難しく考えすぎないことも大切です。

また、考えてもすぐに志望動機が浮かぶものでもないので、行動しながら考えてみることも大事です。

転職エージェントに相談して志望動機を考えておこう

志望動機がどうしても思いつかない方は、転職エージェントに相談して、一緒に志望動機を考えてもらうのもありでしょう。

転職エージェントとはプロのアドバイザーが転職に関する総合的なサポートを行ってくれるサービスのことで、経歴・年齢問わず、誰でも無料で利用できます。

今回ご紹介したような志望動機を考えるためのテクニックや考え方を、より自分に合った形で教えてもらえますので、志望動機が浮かばないで転職活動で難航している方は、この機会に転職エージェントを活用してみてください。

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転職コラム
著者・監修
スコシテン編集長

信念は「日本の生産性低い企業をなくす」「優秀なヤツはダメな企業で働いて自分を殺すな」 仕事について調べてたら謎に詳しくなったので「仕事が仕事」に。最近はDXコンサルティングや人材開発プロダクトのマーケティングに関わってます。

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