突然ですが「あ、こいつ、大したことないな…」と感じたことはありませんか?
もしそうなら、それはあなたが他人の行動や態度に対して敏感に感じ取る能力…いわば「嗅覚」を持っている証拠です。
社会に出ると、そういう「大したことないのに威張り散らかしてる人」が多いので、見抜けると得が多いです。
逆に大したことない人の言う事を鵜呑みにしたり、威圧されて言いなりになってしまうと、損する場面も多くなります。
このように、大したことない人の特徴を理解することで、得られる利益は実に多い。
この記事では、そんな「実は大したことない人」の特徴を丸裸にしていきます。
この記事を読み終わる頃には、大したことない人を的確に見抜けるようになり、誰を本当に信じて参考にするべきか、判断できるようになることでしょう。
薄っぺらいのに自信満々な人の特徴とは?
意識だけは高い
薄っぺらいのに自信満々な人は、とにかく意識だけは高い。
常に精神が肉体を凌駕している状態ですので、意識だけが前のめりです。
正確には「自意識だけが高い」ので周りのことが見えておらず、ともすれば「1人で勝手に盛り上がっている」だけの状態になりがちです。
当サイトの編集長も以下の記事で「自意識を越え、集合無意識をも支配することこそが、本当の意識の高さだ」と語っていますが、まさにその通り。
たとえば、以下のような薄っぺらい人の発言に違和感を覚えませんか?
「これからは、個人の時代。個人の発信力が世界を制する」
私もインターネットを始めた時、まるで自分が世界の中心にいるような感覚を覚え、世界の真相を知った気になりましたよ。
でも、一歩外に出て見ると気づくんですよ。
「自分は世間知らずだし、まったく力なんてない…」ってね。
大いなる自然と組織の力の前に、個人の力などアリンコ以下です。
横文字・MBAなどの意識高い系理論大好き
薄っぺらいのに自信満々な人は、とにかく意識高い系の横文字や、経営階級必須の経典「MBA」が大好きです。
たとえば、以下のような横文字をよく目にしませんか?
- ロジカルシンキング
- フェルミ推定
- PDCAサイクル
- フレームワーク
- インプット・アウトプット
- レバレッジ
- プレイヤー
- ポジション
これらは一見すごそうに思えて、仕事していれば自然と出来たり意識できることばかりなので、わざわざ口にすることでもありません。
ちなみに意識高い系は頭がいいだけのバカですので、現実の会社経営がMBAの理論通りに動いていないことに気づいておりません。
しかし、バカで周りと現実が見えていないので、MBAの理論通りに動いて「思った通りに人が動かない!」と騒ぎ立て、その挙げ句に「思い通りに人を動かす」というビジネス書を読み漁り、思い通りに人を動かそうとするのです。
自分の自慢話ばかりしている
薄っぺらい人は、とにかく自分の自慢話が大好き。
自分の自慢話を他人にしないと、自分の成功体験を実感できないので、口を開けば自慢ばかりなのです。
本当に成功体験で満たされている人は、わざわざ他人に自分の武勇伝を語りません。
薄っぺらい人の中でもちょっとかしこい人が使いがちなのが「論点のすり替え」や「結果論」ですね。
たとえば、自分が成功した理由にまったく関係ないことまで「これをすれば成功する」「成功するための秘訣は〇〇だ」と、さも世の真実のように語る手口です。
そして、マルチ商法よろしく「君もこれをすれば人生が変わる」と決めれば、洗脳完了。
もちろん、相手の薄っぺらさを見抜いている人からすれば「バカじゃねーの」という感じですが「出る杭は打たれる」「敵を作れば味方も増える」「嫌われる勇気を持て」など、本来の意味と微妙にズレた使い方をすることで、信者を調教できます。
中身がなく、経験もないので金の話しか出来ない
薄っぺらい人の多くは、中身がなく大した人生経験もないので、お金の話しか出来ません。
お金の話は経済学などを学べば大枠は理解できるので、勉強すれば誰でも出来る話です。
また、現実でお金の話をすれば、大抵人間関係をぶっ壊すか、利害関係・打算で争いの火種になるので、まともな感覚があればご法度です。
しかし、そういった社会一般常識が欠けているため、口を開けば「金」なのが、薄っぺらい人によく見られる傾向です。
お金がない弱者に対しては、自分の財力をひけらかす手法は有効ですが、現実で億単位の取引を常日頃から行っているようなレベルの高いビジネスパーソンからは見向きもされません。
現実問題、金融機関における信用度・社会的評価は「正社員として長期間勤務している人>自営業で億稼いでいる人」です。
薄っぺらい成功者はそれをよくわかっており、一般的な社会人が仕事で苦労して培った経験や人脈をどうあがいても手に入れられないからこそ、すべてをお金で解決しようとしてしまうのです。
ちなみに、金持ちのおっさんは青春時代のモテなかった経験を援交でどうにかしようとしがちですが、あれをイメージしてもらえればわかりやすいかと思います。
人間的な深みや魅力、あるいはそれを裏付ける経験は、お金では絶対に買えないのです。
ただし、今や大企業も人員不足や社内の問題を「人件費払っておけば解決するでしょw」「政治家に賄賂送って法律改正すればいいでしょw」という感じで、社会全体が薄っぺらくなっているので、これは致し方ない問題なのかもしれません。
「リスクをとる」と言って大してリスクを負っていない
薄っぺらい意識高い系の大好きな言葉が「リスクをとらなきゃいけない」という、リスクを負うことがさもかっこいいように振る舞うケース。
ネットで「リスクをとる」なんて発言しても、大したリスクなしで出来てしまうので、まったく行動が伴っていませんよね。
本当にリスクをとる気があるのであれば、自分の報酬ゼロで赤字経営してガンガン投資すればいいのですが、それが出来ない時点で本当は臆病者なのがバレバレです。
ちなみに「背水の陣」という言葉がありますが、あれは大将が「これでダメなら後がないぞ」と煽って、必死にさせるための方便です。
薄っぺらい人もそれと同じで、他人にリスクをとらせておいて、自分は安全な場所で眺めるために「リスクをとらなきゃ勝てない」と煽るわけです。
本当にリスクを取るほうが成功する秘訣なのであれば、誰もが大企業に入社せずに学生時代からバンバン起業しまくっているはずです。
しかし、現実ではまったくそうではありません。
地道に努力を重ね、リスクを取らずに安定した道を踏みしめるように歩くことこそ、中身のある人間の選ぶ道なのです。
逆に言えば、大した努力もせずにリスクをとらざるを得ない道に逸れてしまう薄っぺらい人間だからこそ、リスクをとって一発逆転を狙う道しか見えなくなるのです。
他人を下げて自分を上げる
自分を上に見せる方法のひとつに、他人をディスって自分をすごく見せるという方法があります。
とくに自分よりちょっと下の人間をディスって勝ち誇ると、いい感じに自分のすごさをアピールできます。
具体的には「年収500万稼ぐのに、10時間も労働して残業しているの?そんなもん寝ているうちに稼げるわww」と煽ると、自分が多くのサラリーマンよりも優れていることをアピールできます。
逆に自分より明らかに上の人間をディスると「負け惜しみ」「負け犬の遠吠え」と思われるので、薄っぺらい人は絶対に上の人間をディスりません。
また、下げた相手に反論されると自分の薄っぺらさが露呈しますので、基本的には無視するか、そもそも反論すら許さないところで他人を下げます。
たとえば、酒場で「うちの上司は無能だ。オレのほうが有能だ!」とディスるのは、相手に怒られるのが怖いからでなく、自分の方が下だと上司に実力差を見せつけられてしまうのが怖いからです。
ですので、薄っぺらい人は一見すれば”強そう”に見えますが、よく観察してみると「ザコ相手にイキっているだけの、お山のガキ大将」である事実が見えてきます。
ちなみに、これは何も成功者だけでなく、一般正社員も行える手法です。
たとえば「非正規社員は負け犬」「フリーターは将来、不安じゃないの?」と煽り、自分の会社の経営状況には無関心で、なぜか自分が安泰だと信じ切っているから、これはもう笑うしかありません。
薄っぺらい人の対策は?
以上のように、身近にいると厄介な薄っぺらいのに自信満々な人ですが、対策はあるのでしょうか?
もちろん、あります。
以下のような考え方を参考に、薄っぺらい人間をダシに使って、自分の人生を中身や深みのあるものに変えてみてください。
ひたすら持ち上げて調子に乗らせて自滅させる
薄っぺらい人で絶望的にバカな人間は、調子に乗らせておけば勝手に自滅します。
たとえば、同じ会社内に薄っぺらいのに自信満々な人がいたら、
「〇〇さんなら、△△上司よりも仕事出来ますって!」
「〇〇さんが独立したら、自分もついていくっす!」
…と、ひたすら持ち上げましょう。
それで調子に乗って上司にケンカ売って左遷されたり、思い上がって起業すれば、社内の目障りな人間が一人減るのでラッキーです。
また、薄っぺらい人間の効果的な使い方としては「空気の読まなさを利用して、自分では踏みたくない地雷を、そいつに踏ませる」という利用法です。
たとえば、会社の重大な情報を探りたい場面や、明らかに社内に敵を作りかねない意見を出す時は、薄っぺらい人間に「こういう噂があるみたいですよ」「こういう意見を言うといいですよ」と吹き込んで、そいつに言わせればいいのです。
もちろん、あんまりやり過ぎると「あいつは裏切り者だ」「あいつは自分を利用している」などと疑われますので、用意周到に根回しして、薄っぺらい人間が自滅する算段をしっかり立てた上で行いましょう。
ちなみに、ネットにはびこる薄っぺらいのに自信満々な人の信者も9割ぐらいは「あいつ自滅しねえかな…」と期待している人ばかりです。
人間、誰しもが性格の悪さを持っています。
成功した人間が落ちぶれる瞬間が一番安心感を覚えるのです。
ちなみに、私も周りに薄っぺらい人がいると「おっ、カモ発見♪」と喜んで近づき、ひたすら相手を持ち上げて子分面するように心がけております。
本当の成功者とは、影で組織を牛耳り、表舞台には姿を表さないものですから。
関わらない・目につかないようにする
薄っぺらい人間は、とにかく関わらない・目につかないようにするのがいいでしょう。
最近では薄っぺらい人間はネット上のいたるところに現れて声高々に叫び散らしているので、まずはネットはやめてしまうのがいいでしょう。
私ほど人徳が高くなれば、薄っぺらいのに自信満々で意識の高い人はエンターテイメントとして楽しめますが、ネタをネタと割り切れない人にとっては、イライラの原因になるかもしれません。
私からすれば、あのドナルド・トランプですらエンターテイメントにしか見えませんが、それと同じことです。
誰が裏で世界を牛耳っていて、誰が本当の影響力を持っているかを知っているからこそ、ネットで「影響力(笑)」を誇示している人間を笑いながら楽しむことが出来るのです。
本当に影響力を持っている人間はそう安々と口を開きませんから。
ちなみに、影響力を持つ人の影響力を奪う方法は簡単で「誰も相手にしない」ようにすればいいのです。
たとえば、SNSでエラソーに薄っぺらい成功哲学を語っている人間も、10万人のフォロワーがすべて非アクティブユーザーであれば、10万人の前で演説している様に見えて、1人でエラソーにしているだけの雑魚に早変わりです。
少なからず、あなたは何も影響を受けなくなるので、最強の防衛策です。
ちなみに周りに薄っぺらい人がいた場合は、とにかく「無視」「聞き流す」ことが大事です。
あるいは、相手の薄っぺらさがあまりに目につくようであれば、ひたすら揚げ足取りまくって、相手の無知さと人間性の浅さを指摘してやるといいでしょう。
とくに上司や同僚、あるいは他の成功者がいるところで「お前は自分で思っているほど大したことはない」と恥をかかせれば、薄っぺらさが露呈してそいつの居場所はなくなります。
ただし、それを行うと足を引っ張るだけの厄介な敵になる可能性もあるので、やるんなら徹底的にブチのめして再起不能になる準備をしてからにしておきましょう。