「もう心の中ではわかってんだろ?
自分は”夢を叶える側”にはなれない存在って…」
夢追い人は、周りの人から「かっこいい」「憧れる」「頑張ってね」と応援されます。
しかし、歳を重ねるにつれ周りから「え、まだ夢追ってんの?」「いい加減、大人になれよ」「現実見ろよ」と、世間体が気になるものです。
中には、
「この年齢になっても夢が叶う気配がない…」
「実家生活で自分がクズ人間みたい…」
「夢を追う過程で身につけたスキルが就職に役に立たない…」
「今まで頑張ってきた分が無駄になるので引くに引けない…」
…と、悩まれている方もいるはず。
現代の「夢追い人」と言えば、主に以下のような人でしょう。
- バンドでメジャーデビューして一発逆転
- お笑い芸人になったるで!
- アイドルになったる
- 声優になって超有名キャラを演じてやる
- 役者・芸能人になって有名になってやる
- ブロガーになって労働に縛られない自由な生き方
- YouTuberになって有名になってやる
幸い、昨今ではネットさえ繋がってれば誰もが有名になれるチャンスがあったり、副業で音楽や創作をしながらヒットを狙うことがしやすくなったため、大人になっても夢を追い続けやすくなった時代だとは言えます。
その反面で、プロのミュージシャンやスポーツ選手などが食えない現実などの情報も流れやすくなっており、その華やかしい現実とは裏腹に夢だけを追い続ける人生がいかに厳しいものかが可視化されやすい時代になったとも言えるでしょう。
本記事では、夢を追い続けるとその末路はどうなるのか、また夢を追い続けるのは何歳まで許されるのか、転職市場の現実についての情報も交え、ご紹介していきます。
「醒めない夢を見ているようだった…」
筆者もかつて、夢追い人だった。
「自分は望めば何にでもなれるし、その才能と無限の可能性を持つ」
そう信じていた。
大人はいつも「夢を追え」と言うし「君たちには無限の可能性がある」と、力強く語る。
自分は「選ばれし子どもたち」だと思ってデジタルワールドに飛び込んでいたし、いつか「僕の考えた最強のモンスター」が採用され、ゲームの世界で動き回ると、信じて止まなかった。
しかし、大人に近づくに連れ、それが「ウソ」だと気づき始めてしまった。
高校生ぐらいになると、誰もがクソつまらない現実を直視して「将来は大企業勤めか公務員だろ」「とりあえず、大学行っておけば問題ない」など、まるで定年退職を視野に入れて働いているクソつまらない感性の人間ばかりが周りにあふれ出すのだ。
「10代のクセして、老後の心配かよ…」
私はただただ、退屈だった。
ウィリアム・スミス・クラークが言ったではないか。
「少年よ大志を抱け」と。
しかし、そんなものは誰の心も動かさない。
昨今の学生の抱く将来設計とは「いい大学に出て、出来るだけ楽に安定的に、稼げる仕事」程度なのだ。
まるで私は、夢遊病患者のように、1人だけ”夢”を追い続けた。
いつか、残酷な夢が夢で夢になると信じて、夢なき夢を追って、ひたすら夢を追い続けた。
もちろん、私は徹底したリアリストなので、本当は「夢などない」のだが…。
しかし、それを認めてしまえば「自分には、夢以外何もないじゃないか…」とわかりきっていたので、ずっと気づかないフリをし続けていた。
そうやって「夢を追い続ける姿こそ、正しいし、世の大人たちが望んだ姿だ」と信じ切って、ずっと醒めない夢の中でさまよい続けていたのである。
「奇跡は起きない」 -キセキのゆとり世代-
「奇跡は起きない」
残念ながら、これは世の普遍的な絶対原則だ。
白馬の王子様はいつまで経っても現れない。
空から可愛い女の子が振ってくることはない。
ある日目覚めたら、突然異世界に召喚されて世界を救うヒーローになれることもない。
「100VS0」という圧倒的スコアの差を埋める手段は、ない。
圧倒的な運動神経を誇るあいつも、結局甲子園には出場できなかった。
宝くじは、当たらない。
面接で必死に自分の価値を説いても「今後のご健勝をお祈りします(笑)」と嘲笑され続ける。
「もうこれで終わってもいい」と思っても、世界の終わりはいつまで経っても来ない。
時の砂を散りばめてみても、あの頃には還れない。
…そして、夢は叶わない。
これが、絶対的なまでの「この世の真実」なのである。
どんなに努力して、待ち続けてみても、奇跡はまったく起きないではないか。
「人事尽くして天命を待つ」などと言うが、努力し続けて神に祈ってみても、何一つ現状は変わらないじゃないか。
そして、私は悟った。
「この世に神がいないのであれば、自分が神になればいいだけだ」
―――スコシテン(当サイト)誕生の瞬間である。
夢を追い続けて、醒めない夢から抜け出せないのであれば、スコシテンに祈りを捧げればいい。
なぜなら「信じる者は救われる」のだから。
仮にあなたが夢を叶えられないどころか、正社員にすらなれないのであれば「祈りが足りない」だけなのである。
なので、この記事を最後まで読んで、信仰心を高めて欲しい。
(別にこのサイトを信用しろと言っているのではなく「この記事を信じる、お前の直感を信じろ」と言いたいのだ)
「あなたに憧れてた?ああ、そんな時期もあったね(笑)」
私の解釈では「憧れた対象は、総じて”越えるべき壁”」であって、越えた時点で憧れの対象ではなくなる。
それを「過去の人」「あの人は今?」などと言う。
あなたが夢追い人であれば、おそらくその夢を追うきっかけになった、憧れの対象がいるはずだ。
そんなあなたに一つだけ尋ねたい。
その憧れの対象に、一歩でも近づけていますか?
仮にもし「追いつくどころか、どんなに本気で走っても、ガンガン差をつけられてしまう…」と思っているのであれば、残念ながら死ぬまで追いつけないので、潔く諦ることも勇気の決断だ。
マラソンでも、明らかに実力の差があってガンガン引き離してくる連中相手に必死にしがみついても、ドンドン差が開くだけで、虚しくなってくるはずだ。
それは「才能のない証拠」であり、早々にレースから降りるべきだ。
「自分には才能がない」とわかっただけでも、一歩前進なのだから。
その道は行き止まり。
あるいは本気で走り続けても追いつけない、無限地獄。
普通の人であれば「あ、自分にはこの道は無理だな…」と気づいてしまうのである。
…が、そこで引くこと覚えずに「自分には出来る!」「夢を追い続ければ叶う!」と、いつまでも夢から醒めずに「自分の可能性」とやらに酔っていると、死ぬまで悪夢から醒めない。
もっと率直に言おう。
自分よりも圧倒的なまでに実力が上の人間に打ちのめされなければ、人は本当の意味で自分の実力を理解できないのだ。
なので、世間では成功哲学として「成功者に会え」「もっと上の環境で仕事しろ」などと言うのである。
意地の悪い言い方をすれば「身の程を知れ」「実力の差を思い知れ」「上には上がいると知れ」だ。
冒頭にも伝えた通り、そんなものは「地平線を目指して、いつまでも走り続けている」ようなもので、天動説(地球が回っているという常識)が普及していなかったコロンブス時代ならともかく、今の時代でそんなことを真顔で言い出す奴、ただの勉強不足で現実の見えていないアホだ。
決して到達できないゴール(夢)を追い続けて走り続けている人間など、ぐるぐる回り続けているだけのハムスターと、何一つ変わりない。
残酷なまでの現実と、圧倒的実力差を思い知らされて、それでも進み続ける覚悟がなければ、夢追い人は務まらない。
そして、意を決してレースから降りると、冷静になって気づく。
「ロックスターに憧れてた時期が私にもありましたが、あの頃は私も若かったです(笑)」
夢など醒めてしまえば「なんで、自分はあんなことに必死になってたんだろ」と、ソッコーでくだらなくなる。
いい加減、受け入れるべきだ。
残酷なまでに、自分にとって都合の悪い現実を。
世間では、それを「大人になる」などと言うのだから―――
読者にも「自分はぐるぐる回り続けているだけのハムスターだ…」と知って頂き、ぜひとも勇気を持って夢を諦めて欲しい。
逃げ出すことも、諦めることも、それもまた勇気だ。
「諦めること=大人になること」である
「夢を諦めるのはダサい…」
「今までしてきた努力が全部水の泡になる…」
そう考えている読者もいるでしょうが、そんなことはありません。
人間、死んでしまえば躯が残るのみで、何もかもが最後には塵芥となり、無に帰していきますから。
つまり「最後には、何もかもがすべて無駄になって地に還る」のです。
もっと率直に言えば、人間なんてゴミです。
ダイヤモンドじゃありません。
天空の城ラピュタでムスカが「見ろ、人がゴミのようだ!」と言ってましたが、私も東京の渋谷のスクランブル交差点を初めて見た時、同じことを思いましたよ。
人間なんて誰もが特別じゃなく、数が多ければ多いほど、ゴミ近づいていくんだ。
私は「まだ、東京で消耗しているの?」を通り越して「東京なんて夢追い人のゴミ処分場」としか思ってません。
私が東京で学んだことなどは「地方から上京すれば、何かが変わると思った?…残念。何も変わりませんでした」という、残酷なまでの現実だけです。
そこまで理解すれば「もったいない!」と言って何一つ捨てることが出来ずに、いつまでも過去の栄光や経験に縛り付けられていることが、いかに滑稽かはおわかりいただけるでしょう。
それを世間では「諦めが悪い」「しつこい」「粘着質」などと言い、傍から見れば人気声優にストーカのごとくTwitterでクソリプ投げまくっているモテない男のように思われ続けています。
こういった残酷なまでの事実を知れば、もう嫌でも気づくはずです。
「自分も”その他大勢”と同じゴミで、才能も何もない、無力な人間だったんだ…」と。
そこにいかに早く気づけるか否かが、夢追い人としていつまでも醒めない夢を追い続けるフリーターと、正社員として順調に人として成長していく人間の、わずかな…そして決定的な”差”です。
諦めることは、決してかっこ悪いことではなく「大人になること」だと言えます。
そして、時に勇気の決断は英断となり、逃げは攻めに変わり、歴史をも動かします。
そして今、あなたが夢を諦めて一歩踏み出せば、ようやく晴れて大人の仲間入りです。
「おめでとう。そして、ようこそ。大人の世界へ」
もうあなたの長い「叶わない夢を追い続けるだけの、虚しい日々」は終わりです。
この記事は、そんな夢追い人時代を経験した「幼くて世間知らずであった過去の私自身への、せめてもの餞」でもあります。
はなむけ(餞)とは?
旅立ちや門出に際して,激励や祝いの気持ちを込めて,金品・詩歌・挨拶(あいさつ)の言葉などを贈ること。また,その金品や詩歌など。
つまり、今あなたは過去の自分と決別して、旅立つチャンスを手にしたのです。
ぜひとも、勇気を持って「大人の一歩」を踏み出してみてください。
就職支援サービスを使って、夢追い人である自分と決別しよう
ここまで解説したように、夢追い人をいつまでも続ける生活は非現実的ですし、そのことで「自分はクズでゴミかも…」と世間体が気になるなら、夢を諦めて就職することも立派な選択肢です。
ただ、今まで夢を追うことばかりに夢中で、それ以外の人生の選択肢を考えてこなかった人にとっては「自分の経歴や年齢でもまともな職はあるの?」「今まで夢を追うためのスキルしか身につけてこなかったから社会人として働ける自信がない…」といった不安もあるかもしれません。
そこでオススメしたいのが20代向けの就職支援サービスでプロに求人探しを手伝ってもらうという方法です。
就職支援サービスの利用者には、
「フリーランスを目指して独立したものの、上手く行かなかった…」
「夢を追ってバンドをやってたけど、ちっとも売れなかった…」
「声優目指して専門学校に通ったけど、就職先が見つからなかった…」
…といった人もいるので、自分に似た境遇の人の成功例が聞けたり、悩みに寄り添ってもらいやすいです。
20代向けの就職支援サービス?
怪しくない?ブラックばかりじゃない?
このように思われる方も多いでしょうから、20代向けの就職支援サービスが成り立つ理由について少しだけ解説させてください。
職歴なしは卒業後3年以内なら「既卒」と呼ばれます。既卒は人材市場では「若いという理由だけで価値がある人材」として需要があります。卒業後3年が経過していても、20代までは未経験職への就職をサポートしている業者は数多く存在します。
これは企業目線で考えた際にも、若手向けの人材紹介サービス経由で採用するメリットが大きいからです。
「企業は完璧な採用ができる!」と思いがちですが、実際にはそうではありません。
企業からすれば、若手の採用の際に判断ポイントとなるのが「すぐに辞めないかどうか?」「社内で問題を起こさないか?」といった点です。「職歴なしかどうか?」「経歴が足りない」「能力がない」といった要素は、実はさほど見られてません。
「採用ノウハウがなく求人を出しても人がこない」
「応募が来ても自社に合うかどうか見抜けない」
「誰でもOKな無料求人で募集したら変な人まで来て面接の負担が増える」
「すぐ辞める社員やモンスター社員の採用だけは避けたい」
こういった悩みを抱える企業の代わりに、就職支援サービスを運営する会社が採用や面接の負担を背負っている…という構図になるわけです。
ここまで説明すれば勘の良い方はお気づきかもしれませんが、就職支援サービスを利用すること自体が「採用企業の代わりに人材の選考や教育を行う=就職支援サービスのサポートをちゃんと受ければまともな職に就ける」ということになります。
自分一人で就職活動する場合に、ゼロから「求人探し→履歴書作成→面接対策」しなければならない負担を、就職支援サービスが代わりにしてくれるというわけです。その証拠に、ほとんどの就職支援サービスでは「履歴書なしで面接可能」となっています。
「自分一人で就職活動しなきゃ…」と思ってたけど
そんなことしない方が実は効率的だった…!?
企業目線で見た場合も、無料求人で「誰でも応募できる」状態にするよりは、実績のある就職支援サービスを経由して人を雇った方が「すぐ辞める人材や問題社員を採用するリスクを減らせる」というメリットがあります。
ですので、採用に慎重で「いい人ほどを雇いたい」という優良企業ほど、実は表に求人を出さず、就職支援サービスを経由して人を雇おうとするわけです。
今までハローワークや無料求人サイトで
条件の良くない求人ばかり見ていた時間が
無駄だったかも…
この記事に訪れた「仕事の探し方がわからない…」という人ほど、就職支援サービスに相談した方が間違いのない仕事選びができるはずなので、この機会にチェックしてみてください。