「転職は”上司”や”社長”を理由にしてはいけない」
「仕事で付き合う人間は選んではいけない」
「誰とでも上手く打ち解けて付き合わないといけない」
なぜか日本ではこういった「誰とでも仲良く!」という意見が多いですが、今どき小学生でも「付き合う友人は選ぶべき」と見抜けているほど、あからさまなウソですね。
それは仕事でも同様、嫌な人間とは距離を置くなり、転職して関係を絶ってしまうのも全然あり。
というのも、仕事は「誰と一緒に仕事するのか?」「誰のもとで働くのか?」ですべてが決まるからです。
今回は「上司や経営者を理由に転職していい理由」を紹介していきます。
仕事のパフォーマンスや将来性は「上司・経営者」で決まる
正直な話、仕事が上手くいくかどうかは「直属の上司」や「経営者」で決まると言っても過言ではありません。
日大のラグビー不祥事の件でも「威圧的な監督とそれに従うしかない選手たち」という構図が明らかになりましたね。
この件からもわかるとおり、縦割り組織の日本では上司や経営者の影響力があまりに大き過ぎるのです。
しかも、会社は採用で人を選ぶ割に、部下には上司を選ばせてくれないのですから、こんなに理不尽なことはありません。
「誰とでも上手くやれ」「人を選ぶな」と言う人もいますが、それはあくまで理想論でしかありません。
人間である以上、相性は必ず存在します。
言ってしまえば「一緒に働く上司や経営者を選ぶな」というのは「結婚相手や付き合う恋人を選ぶな」と言っているようなものであり、あまりに理不尽すぎる考え方です。
そして、仕事では単に好き嫌いの問題だけでなく、上司や経営者との相性がモロに仕事のパフォーマンスに影響を及ぼします。
極端な例え話をしましょうか。
プロ野球球団の監督をただの野球マニアが担当してしまえば、確実に弱小チームとして負けてしまいますし、プロ野球選手も「あいつは口だけでわかってねえな」と思ってしまうものです。
それぐらい「誰のもとで働くのか?」は仕事で重要なのです。
そして残念ながら、日本の組織は年功序列・タテ割り組織で「無能でも出世出来る」という欠点があるため、そういった「素人レベルの上司や経営者」もたくさんいるのが現実なんです。
リクルートも「上司・経営者」が理由の転職者が多いと公表している
注目すべきは、あのリクルートも暗に「上司や経営者が理由で転職してもいい」と示唆しているところです。
その証拠にリクルートキャリアにて「転職のきっかけは”配属先の上司”や”経営者”」を理由に挙げている人が多いという調査結果も出ています。
逆説的に言えば、それだけ「今の会社の上司や経営者の不満がある」と思って、転職を考える人が多いということ。
つまりそれぐらい、上司や経営者との相性を理由に転職する人は珍しくもなく、当たり前だと言えるわけですね。
上司や経営者と相性が悪いなら転職しよう!
以上、転職者の多くが「上司や経営者を理由に転職している」という、紛れもない事実をお伝えしてきました。
社会を知れば知るほど「仕事や人生は上司や経営者、周りの人間関係で決まる」とわかってきます。
「人のせいにして転職するのはよくない…」と考えられがちですが、社員は経営者や上司の影響で昇給も評価も給料も変わるのですから、むしろ上司や経営者が気に食わないなら思い切って辞めてしまう方が自分のためなのです。
今まで「上司や経営者を理由に転職してはいけないな…」「自分の力が足りないからダメなんだ…」と思い込んでいた方は、ぜひ自信を持って上司や経営者をダシにして転職を成功させてください。
上司や経営者が理由なら転職エージェントの利用推奨
上司や経営者が原因で転職したい場合は、転職エージェントの活用を強く推奨します。
なぜなら、上司や経営者を理由に転職するのは、紛れもない”裏切り行為”に値するから。
法律上は転職活動はなんら問題のない行為ですが、会社との信頼や自分の立ち位置を考えると、バレずに隠密に行いたいものですよね。
…とはいえ、一人で転職活動をすると味方もいなく不安になりがちなので、転職エージェントでキャリアアドバイザーのサポートを受けておくべきでしょう。
転職エージェントはプライバシーに配慮して個室対応してもらえるので、今の会社にバレる心配はありません。転職活動の登録メールアドレスを分けておくなどして、情報管理をしっかりとしておくと、さらに安全に転職活動できます。
また転職エージェントでは、紹介先企業の社風や経営者の人柄、あるいは上司や先輩の人間関係も事前に教えてくれるので、今の会社のような上司や経営者と出くわす可能性も下げられます。
転職内定後の手続きやアフターフォローも行ってくれるので、転職もスムーズに進めやすいです。
転職エージェントは完全無料で利用でき、相談だけでも対応してくれますので、転職活動に興味があるなら余裕のある今のうちに登録しておくといいですよ。