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転職してわずか11ヶ月で仕事を辞める決断…知られざる中途採用者の厳しい現実

突然ですが「転職してわずか11ヶ月で仕事を辞める決断をするのってどうなんだろう…」と悩んだこと、ありませんか?

私はそう悩んだ結果、短期離職を決意した過去を持ちます。

一般的に「仕事は3年続けろ!」と言われます。

しかし、これは人によりけりでしょう。

仮に新卒で一流大手企業に入社できたなら嫌でも3年間続けたほうがいいです。

でもそうでない中堅企業やブラック企業なら、サクッと見切りをつけたほうが将来の自分のためになることだってあります。

それはなぜか?
そして、辞めるべきなのか、続けるべきなのか?

その問いに対する答えが、この記事を最後まで読むことで見えてくることでしょう。

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結論:11ヶ月耐えたのと1年勤務したのとでは大差ない

いきなり結論になりますが「11ヶ月勤務した」のと「12ヶ月間(=1年間)勤務した」のとでは、大差ないです。

なぜなら、明確に「◯年間通えば卒業できる」というルールのある学校と違い、仕事には明確なゴールが存在しないからです。

ここを勘違いして「出社するだけが仕事」「長年勤めれば勤めるほど仕事ができるようになる」と考えている人も一定数いますが、実際にはそうではありません。

そもそも、仮に11ヶ月目で退職や転職を検討しようとなると、実際に行動しているうちに「1年間勤務」という経歴になります。現実的に退職まで1ヶ月の猶予期間を見ておく必要があるからです。

なので、「とりあえず1年目になるまで我慢すべきだ」というのは誤った考え方だと言えます。

11ヶ月目で「1年目まで耐えるべきだ」は問題の先送りでしかない

本質的に「1年目まで耐えるべきか?」「11ヶ月目で辞めるべきか?」という問いは「問題の先送り」でしかありません。

それってどういうこと!?

「仕事を辞めるかどうか?」という人生の決断に正解はありませんし、人それぞれです。

「年収の高い企業や有名企業に働くのが正解」という人もいれば、「待遇が悪くても自分の好きなことを仕事にする」という価値観の人もいます。

同様に「嫌な人間関係に振り回されるのが嫌なので自分と価値観の合う人が多い会社で働く」という選択をする人もいますし、「スキルアップのために未経験の職業にチャレンジするために転職した」という人もいます。

そういった「自分自身の価値観と向き合い、自分自身の人生の正解を見つける」ことから目を背けて、たとえ今の仕事が向いてないと心の奥底では気づいていても「なんとなく続けている…」「耐えてればそのうちいいことある…」と安易な考えに逃げてしまうわけです。

11ヶ月目で辞めることで評価が落ちることを恐れている

11ヶ月目で辞めるべきか続けるべきかに迷う人は、深層心理では「辞めることで自分の評価が落ちること」を恐れています。

ここでいう「評価」とは、

  • 今の会社での評価(11ヶ月目で退職を考えてることがバレて不利にならないか?)
  • 転職市場での評価(11ヶ月で辞めた経歴がマイナスにならないか?)
  • プライベートでの世間体(親や友人から批判される)

といった「他人からどう思われるか?」といった要素のことです。

何度も言いますが、社会人としての評価は「一つの会社をどれだけ長く続けたか?」ではありません

大事なのは「自分自身の人生の正解を見つけ出すこと」なのです。

たとえ、新卒入社した会社を1日でバックれた人であっても「あれは若気の至りで…」と反省して堅実な人生を歩む人もいますし、誰もが羨む有名企業を辞めてこじんまりとした飲食店を開業する人もいます。

なので、結果的に自分自身の人生の正解を見つけ出せるのであれば、1日で辞めようが、11ヶ月目で辞めようが、10年目で辞めようが、関係ないのです。

逆に一番最悪なのが「自分自身の正解を見つけ出せず、世間体や誰かの言いなりになって、ダラダラやりたくもない仕事を無駄に続けるだけの人生を送る」というパターンです。

クソつまんなそうにしたくもない仕事を続けながら部下に八つ当たりしたり、良い歳して偉い肩書きがあるにも関わらず何一つ自分で決められない管理職のおっさんなんかは、そういう「自分自身の人生を決められなかったヤツ」の慣れの果てです。

「仕事を辞めたい理由」から耐えるべきかを見極める

世の中には「我慢してでも耐えるべき苦労」と「理不尽なだけで耐える価値もない苦労」の二種類が存在します。

入社11ヶ月目で「この仕事向いてない…」「つらい…辞めたい」と悩んでいるのであれば、まず「原因」から探る必要があります。

たとえば「仕事がつまらない」「面白い仕事を振られない」というのが原因なら、ひとまず続けてみて大きな仕事が振られる機会を待つ方がいいかもしれません。

しかし、給料が悪いブラックな職場や、給料がそこそこで企業の知名度が高くても人間関係が険悪でストレスで潰れそうなら、無理せずに辞めた方が上手くいくこともあります。

なので、まずは「なぜ今の仕事を辞めたいと感じるのか?」といった、読者自身が抱えている問題や原因から探っていきます。

みんながどういった理由で

退職を決意するのかを知って

自分の参考にしましょう

思ってた仕事内容と違う

入社11ヶ月の中でも、転職して中途採用枠で入社した人に多いのが「思ってたものと仕事内容が違う」というものです。

求人情報や企業ホームページからイメージと会社の雰囲気が違ったり、面接時の説明と雇用条件が異なるといったケースです。

就職したり転職する際、大なり小なりその会社に対して「こういう職場だろう」「こういう仕事を行うんだろう」と、期待やイメージを持って就くこととなります。

しかし、そういったイメージと実態にギャップがあると「向いてない…」「辞めたい…」と感じやすくなります。

以下に、とくに退職の決め手となりやすい「採用された後のギャップ」の例を紹介します。

  • 希望した配属が無視され、遠方の勤務地に配属される
  • 希望した仕事内容ではなく、難しい仕事をやらされる
  • 逆に、経験値を身につけたいのに、雑用ばかりやらされる
  • 求人には「残業20時間」とあったのに実際にはそれ以上
  • 「週休二日制」とあるのに6連勤は当たり前
  • 事前情報に「風通しの良い職場」とあったのに社内の人間関係が険悪なムード

求人記載の待遇や
面接時の希望条件に惹かれて入社したのに

実情と違うと「裏切られた」気分です…

こういった「仕事内容が違う」「求人情報と実際にギャップがある」ことを「ミスマッチ採用」と呼びます。

▼ミスマッチ採用とは?

企業と求職者の間に認識のズレがあり、採用がうまくいかなかったり、入社後に離職率(=人が辞める割合)が高くなる状態を指します。

ミスマッチ採用の原因は、以下のような原因で起こります。

企業側の原因

  • 求人記載の職務内容や求められるスキルが明確に定義していない
  • 求人情報を人材会社に作成させており広告色が強い
  • 面接官がスキル不足で適当な採用をしている
  • 新しく入った人に対して入社後のフォローを十分に行っていない

求職者側の原因

  • 自分の能力や価値観を正しく理解しておらず「受かればいいや…」で入社している
  • 企業情報や職務内容を十分に調べずに応募している
  • 面接前後に雇用条件や待遇などを確認していない

採用する企業側も完璧ではないため、このようなミスマッチが起こるのです。

とくに「人手不足の職場で誰でもいいから採用したい」「求める経歴やスキルが低めな分、未経験者でも採る」といった方針の企業に就いてしまうと、ミスマッチ採用が起こりやすいです。

職場の人間関係や雰囲気が合わない

短期離職で次に多いのが「職場の人間関係や雰囲気が合わない」というものです。

「なんとなく合わない…」と感じている場合、下記のようなケースが多いです。

  • 既存社員の目線が冷たい
  • 社内派閥に属さないと不利になる
  • 雑談や飲み会時に大事な情報が共有される
  • 周りに相談しにくい雰囲気がある
  • 前の職場のやり方が通用しない(中途や派遣の場合)

企業には「組織風土」や「社風」と呼ばれる、社員の間で暗黙のうちに共有される価値観や考え方があります。組織風土が合う人がその職場に残り続け、そうでない人ほど辞めていきます。大手企業や公務員は安定志向な人が集まりやすい、逆にベンチャー系や外資系は挑戦的な人が集まりやすい…といった形です。

仕事に対する価値観の違いにより、仕事のやりにくさが生じたり、評価が変わることもあります。

たとえば、安定志向の職場では「上からの指示やルールを守るのが絶対」とされ、挑戦的なことをしようとする人物は疎まれる…といった具合です。逆に挑戦思考の職場では「自発的に考えて行動するのが当たり前」なため、上からの指示がなかったり、決まったルールが存在しないこともあります。

このような組織風土の違いにより「なんか合わない…」「仕事がやりにくい…」と感じてるのかもしれません。

次に「明らかに新人や中途採用者への態度がキツイ社員がいる」というケースについても解説します。

  • ことある度に否定的な発言を行いやる気を削ぐ人物がいる
  • 上司の指示がいちいち細かく過度に干渉してきて苦痛
  • 逆に上司が一切仕事を振らないで放置プレイ
  • 新人いびりを平気で行うような人物がいる
  • 職場いじめが当たり前に行われている(細かな嫌がらせ、連絡や相談を無視されるなど)

上記の例のように、ハラスメント的な言動を平気で行う社員がいる場合、職場の雰囲気は劣悪となりやすいです。

とくに職場の最高権力者となる人物がこれ該当すると、本質的に「職場の一番偉いヤツの機嫌を損ねないように余計な気を使わなければならない」ため、職場の雰囲気がまるでお通夜ムードとなります。

問題人物がいるせいで
次々と人が辞めていくので

入社しやすかっただけかもしれませんね

人間関係のストレスは仕事のパフォーマンスはもちろんのこと、プライベートにまで悪影響を及ぼします。

仕事についていけない

11ヶ月目で辞めたい理由に「仕事についていけない」というものもあります。

これは具体的に以下の通り。

  • 仕事を教えてくれない
  • 以前の職場環境と違いすぎて今の職場環境に対応できない
  • 業界や会社の用語が多用されるなどわからないことが多すぎる
  • 前任や同僚と同等以上の能力を求められている
  • 即戦力として期待され過ぎている

理由は色々と考えられますが、少なからず入社11ヶ月目にも関わらず周りと同等のレベルの仕事を求められるているのであれば、注意が必要です。

もちろん、そのような環境で必死に仕事についていく気持ちは大事ですが、世の中には気持ちや頑張りだけではどうにもならないことの方が多いことも忘れてはいけません。

また、このような会社は研修制度や社内教育が充実しておらず、新入社員や中途採用者に対しても「自分で考えて動け!」という風潮が強いため、自発的に学んで動けない人間にとっては非常に辛い職場環境だと言えるでしょう。

入社11ヶ月で辞めたいと思ったら今すぐやるべきこと

ここまでお読みになられた読者の方には、

「で、どうすればいいの?」
「そんなこと言われても何をすればいいかわからない…」
「辞めたいと思っても何かをする気力もない…」

と思われている方も多いはず。

最後に「入社11ヶ月目で辞めたいと思ったら今すぐやるべきこと」をいくつか紹介していきますので、ぜひ出来ることから取り入れてみてください。

まずは直属の上司に相談する(相談できそうな場合)

辞めるにしても続けるにしても、まずは「何かしら会社の中でできることは十分にした上で退職する」方が、自分の気持的にも後悔は少なく済むことでしょう。

上司に相談してみることで「本当に辞めるべきか?続けるべきか?」の判断がしやすくなります。

▼退職する際に上に相談することで得られる情報

  1. そもそも上に相談できる環境や関係ではない
    例:職場環境が他人に相談しにくい雰囲気である、上司の人格に問題があり相談できる関係でない
  2. 話をしっかり聞いてくれる姿勢があるか?
    例:話を最後まで聞かないで自分の理屈を話し始める、「今忙しいから」と先送りにし続ける、「みんな辛いんだから」「辞めると困る」など会社都合や自分の理屈を押し付けてくる
  3. 話を聞く前に「続けろ」と高圧的な態度でないか?
    例:「そんなんじゃどこ行っても続かない」と脅してくる、「あと半年働けば昇進できる」「給料を上げるから」と守る気もない約束をちらつかせる、「なんで辞めるの?」「次はどこ?」など不要な説明を求める
  4. 話を聞いてくれたとして、後の改善策が見当違いでないか?
    例:説明会や会議で言い訳がましいことを説明し続ける、辞めることを相談したことで評価を下げられる、相談を聞くだけで何もしてくれない

なお「そもそも誰に相談すればいいかわからない…」という悩みもありますが、新入社員や中途採用者のような正社員・契約社員の場合は直属上司、派遣社員の場合は派遣会社の担当者などがいいでしょう。

「何かあった時に相談すべき相手が誰か判断できない」という状況自体、職場内で情報伝達やコミュニケーションがしっかり行われてない証拠でもあるので「そもそも上に相談できる環境や関係ではない」に該当すると判断できます。

通常、新入社員や中途採用者が辞めるのは「上司のマネジメントが悪い」「採用をした人事が悪い」という問題となります。

ですので、社員に「辞めたい」「向いてない」と思わせてしまっており、そのことを相談されて真摯に対応するかどうかだけでも、その会社が続けるべき価値があるかどうかが判断しやすくなります。

仮にここで上が真摯な対応をしてくれたら、職場環境が改善したり、今後仕事がやりやすくなる可能性もあるため、続けることに前向きになれる可能性もあります。

企業分析や業界研究を行う

「11ヶ月目で辞めたい…」といった短期離職の多くは事前準備の不足から起こるものです。

というのも、就職活動時に「定年退職まで働く会社なんだから徹底的に調べ上げよう」と考えで組織風土から平均給料まで調べた人と、「適当な会社に就職して生活できればいいや…」という考えでロクに会社のことも調べなかった人では、仕事が続くかどうかも違って当たり前です。

ですので、11ヶ月目で辞めるにしても続けるにしても、転職活動の一環として「業界分析」「企業研究」を行っておくと、次の仕事選びは間違わずに済みます。

また、業界分析を行う中で今の会社についても詳しくなり「思ってたより平均年収が高かった」「自分が今やってる仕事は末端で他に面白そうな仕事をしている部署がある」と気づき、続くモチベーションが高まることもあります。

転職サービスを利用してプロに相談しておく

11ヶ月目で辞めるにしても続けるにしても、在職中から転職活動を始めておくに越したことはありません。今の自分でも受かる求人条件を知っておくだけでも「いつでも辞められる」という選択肢が広がります。

また、前述のように事前準備をしっかり行うかどうかでも次の仕事が理想の天職となる確率が上がるので、早い段階で転職サービスでプロに相談しておくことをオススメします。

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  • 経歴や希望条件に合わせて質の高い求人情報だけ厳選して送られてくるので求人閲覧に手間取らない
  • 360度式コンサルティングによる求人だけでは見えない生の企業情報が得られる
  • 事前に組織風土や社内評価といった情報も得られるので自分に合う転職先を見極めやすい
  • 外資系ならではの高い交渉力で3人に2人が年収アップを実現

LHH転職エージェントの最大の特徴は「360度式コンサルティング」にあります。

これにより、担当者となるコンサルタントの高い交渉力に期待でき、国内大手エージェントでは実現できない綿密なサポートや情報提供が実現。

満足度の高い転職を可能とします。

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登録後に有利になる

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登録時に入力した経歴によって、担当コンサルタントや紹介される求人が決まります。その後、面談で詳細な情報は修正できるので、登録時はおおよその情報でOK。

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