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「初日で辞める」という勇気の選択。正社員でも転職後でも入社1日目で辞めていい理由

「入社して一日目だけど辞めたい…」
「転職してすぐの会社だけど辞めたい…」
「正社員として初日で辞めたら無責任と思われない?」

「でもすぐ辞めたらマイナス経歴にならないか不安…」

このように悩んでませんか?

「初日で辞める」と聞くと、多くの人は「責任感がない」「もっと続けて判断すれば?」と思いがちです。

しかし、実際には「思ってたのと違う!」なんか一緒に働く人が生理的に受け付けない…」など、直感的に合わないと思い、すぐ辞める人もいます。

ただ、やはり1日目で辞めることは、経歴に傷がつくことになったり、辞めグセがついてしまうなど、マイナス面も多いです。

そこで当記事では、入社初日で辞めるべきかどうか悩んでいる人に向けて、以下の情報をお伝えしていきます。

▼この記事でお届けする情報

  1. 初日で仕事を辞めたいと感じる主な理由や原因
  2. 初日で辞めたいと悩んだら見直すべきこと
  3. 初日で辞めようと思った時にやるべきこと

初日に辞めることで
今後が不利にならないように

正しい辞め方と次の見つけ方を
知っておきましょう!

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1日目で仕事を辞めたいと感じる主な理由【しんどい部分や辛い瞬間】

仕事が長く続くかどうかはフィーリング(相性)が大事です。

たとえば、入社初日から「なんかこの上司嫌な人だなぁ…」「社長の言っていることがなんか宗教っぽい…」と感じた場合、その直感は意外と当たるものです。

もちろん、一般論で言えば「長く続けた方がいい」「1日目で辞めるのは無責任」という意見の方が強いかもしれません。

しかし「1日目で辞めたいと感じてしまう理由」を掘り下げていくと、そもそもの入社前の段階で問題があったケースもたくさんあります。

思ってた仕事内容と全然違った

「思っていた仕事内容と実際が想像以上に異なっていた…」
「期待していた会社イメージと内情がまったく違う…」

短期離職したくなる理由として多く報告されているのが「入社前に思っていたものと違う」というケースです。

▼入社前と後でギャップが生じる代表的な例

  • 求人情報と実態が異なる
    求人情報を制作しているのは採用する企業自身が作成しているとは限らず、人事部門や人材会社が独自に制作している場合もある。結果として「実際に働く職場で求めている人物像」とズレのある求人が出て求職者側とのミスマッチが生じる。また「週休二日制」と書いているのに土日も出勤あり、残業時間が求人票記載以上の時間、転勤がないと書かれていたのに転勤があるなど。条件面の食い違いも生じる。
  • 面接時の説明と実態が異なる
    面接から入社までの過程において、人事や経営者から説明されたことと実際に働く職場での上司の言い分が異なるなど。社内で情報伝達や引き継ぎが為されていない可能性がある。
  • 企業サイトの情報と実態が異なる
    WEB制作会社が代行して制作・管理していることが多いため、企業実態と異なるイメージになることがある。
  • SNSなどのネットの口コミやイメージと実態が異なる
    その企業の人物のSNSの発言や会社イメージと実態が異なる。経営者が従業員を大事に扱うという発言をしているのに待遇が悪い、Tiktokでは楽しそうな雰囲気なのに実際は暗い など。

昨今、採用前にその会社の情報を集めるために求人情報だけでなくネットで情報を集めることも多いかと思いますが、入社して初めて見えてくる実態とイメージがかけ離れているということはよくある例です。

さらに、求人情報自体がその会社が直接作っていないことも多いため、求人情報の条件や業務内容と実態がかけ離れているケースもしばしばあります。

加えて、会社規模がそれなりに大きい場合、面接から入社前に関わった採用担当者(人事)や経営階級と、実際に働く職場での上司との言い分がまったく異なり、仕事がしにくい場合もあります。

書類選考や面接だけでは
実際の業務内容までわからないので
お互いにミスマッチが生じるわけです…

総じて言えば「企業/採用された側ともに、入社前に認識のすり合わせを十分に行っていない」ことから生じる問題だと言えるでしょう。

採用する企業側も必ずしも「採用する人物が本当に自社に合うどうか?」を見極めることができるとは限りませんし、そもそもの「自社の求める人物像やスキルは?」が定まってないことも多いです。

会社の雰囲気や人に違和感がある

ストレス少なく仕事を進める上では、職場内の雰囲気であったり共に働く人との関係性も重要となります。
どんなにハードな仕事内容でも、周りと協力しあえたり、適切な相談がしやすい関係なら、自然と耐えられるものです。

ところが、1日目で辞めたくなるような職場では、

  • 職場全体にコミュニケーションしにくい雰囲気が漂っている
  • 他の社員と交流する機会がほとんどない
  • 中途採用者/非正規雇用者など、特定の立場の相手に対して冷たい
  • 特定の社員間でのみ取り決めが行われ、業務指示が一方的
  • 部門間の連携が取れていない、情報共有がされていない
  • 仕事について十分な伝達が為されない(とくに在宅ワークの場合)
  • そもそも、社風/組織風土が自分の仕事観に合わない

など、コミュニケーション面で問題がある場合は非常に多いです。

いわゆる「風通しが悪い」職場ですね…

また、職場内の人間関係が良くない場合、往々にして以下のような末期状態となりやすいです。

  • 職場いじめが発生する
    新人いびり、特定の社員へ情報共有しないなど
  • 社内での派閥争いが発生する
    特定のグループに所属しているかどうかで仕事の割り振りに差が出るなど
  • 社員間での陰口や悪口が蔓延する
    特定の社員の評価を貶めるような伝達がばら撒かれるなど
  • 上司/先輩のハラスメント的な言動が目立つ
    威圧的な言動や不要な叱責で部下や後輩を従えようとするなど
  • 重大なトラブルが放置される
    トラブルを報告する社員が厄介者扱いされ誰も報告・対処しなくなる
  • 不正を平然と行う社員が黙認される
    社内で不正行為が暗黙的に行われており、誰も告発しない

こういった最悪の社内環境になっていても、誰も改善しようとせず、社内でのコミュニケーションが円滑に行えない状況になっている場合があります。

このようなケースに当てはまる場合、1日目で辛いと感じて辞めたくなったとしても、何ら不思議な話ではないでしょう。

既存社員に疎まれるかのような雰囲気がある

上記のコミュニケーション・情報伝達の問題が発生している場合、社員間でも非協力的な態度となりやすい傾向があります。

  • 誰かが困っていたり進歩が遅れていてもフォローアップを行うことがない
  • 率先して動いた人物にすべてのしわ寄せが押し付けられる
  • 何かしらのトラブルが発生した場合、情報を横流しするだけで誰も対策を講じない→誰が担当者か定まっていない
  • チームメンバーのタスク/スケジュールが不明瞭で共有されていない→誰が何をするかが定まっていない
  • 社内でマニュアルや資料が明文化されておらず、知識・経験が属人化している

総じて言えば「誰が何をするか決まっていない」ため、率先して動く社員が不利になりやすかったり、責任を押し付けられやすいなど、社員同士が非協力的になりやすい状況となってしまっています。

また、このような職場環境の場合、根本的に「他力本願」となっていることから、採用に関しても、

  • すごい経歴の人が入社して問題を解決してくれることを期待
  • 人事部門がやる気がないので、人材会社にテキトーに採用を丸投げ
  • 人件費が安いという理由だけで派遣社員/アルバイト/フリーランスを採用している

など、誰も「自分事」として当事者意識を持って真剣に考えておらず、そのことで、採用された側が入社初日で辞めたくなるような状況を作り出しているとも考えられます。

そもそも採用以前に
新しい人材を受け入れる体制づくりが
できていないと言えるぞ…

自分の意向を無視した一方的な業務指示が行われる

会社で働く以上は理不尽な指示や命令は生じるものですが、それにも度があるというものです。

少なからず、理不尽な指示であっても十分に従業員から理解を得た上で行うのと、従業員から理解を得ずに一方的に決められた指示とでは、かける負担も募る不満も異なります。

自分の意向や希望を無視した
一方的な指示が続くような会社も
しんどいと感じるかもしれません

▼社員の意向を無視した一方的な指示の例

  • 希望しない一方的な配属
    メーカーへ研究職として志望したにも関わらず、何の説明もなしに地方の工場へ配置されるなど
  • 突然のスケジュール変更
    週末の休日を確約されていたにもかかわらず、直前での出勤指示が出る
  • 業務の優先順位や方針が頻繁に変わる
    着手していた作業が一方的に白紙に戻されるなど
  • 無茶な目標や業務量を課される
    ある日突然、通常の2倍の業務を一人で担当するよう指示される
  • 適性や経験を無視した業務指示
    専門外の業務を一方的に割り振られ、適切な研修やサポートも受けられない
  • 休暇や待遇に関して交渉余地がない
    休暇や待遇に関する相談や要望が一方的な理由で却下され、交渉余地がまったくない
  • 健康面を考慮しないシフト
    夜勤明けにも関わらず、翌日の朝からの出勤が強制されるなど
  • 求人条件にない転勤・出張命令が突然下される
    家族との生活を考慮せず短期間での多数の転勤が強いられる、予定や希望を一切考慮せず突然の海外出張が指示される など

会社法上、正社員は理不尽な指示や命令を断れないことも多いですが。

しかし、あくまで「会社-社員間」のやりとりも最終的には「人の問題」となるわけですから、まともな企業ほど、従業員に不満を抱かせないように十分な配慮と計画性のある伝達を行うものです。

たとえば、突然の出張命令を出すにしても、手当てを十分支給するなど「交渉」として当人の理解を得ながら計画的な伝達を行った方が、辞められずに済むに決まっています。

一方で、初日で辞めたくなるような会社は、従業員に対し十分な説明をせず、また相手側の言い分を聞く機会すら設けないまま、理不尽な指示や命令、無茶苦茶な計画変更が行われ、過剰な心労をかける傾向にあります。

加えて言えば、このような事前の通達や一方的な命令が相次ぐ企業の場合、計画がないまま採用している可能性も高いため、結果として、新入社員としても何をすればいいかわからないまま振り回され、一日目で退職を検討させるほどに心理的な負担をかけるわけです。

つまるところ「一方的な指示や命令が下されること自体が悪い」のではなく「一方的な指示や命令を下すにしても、本人の意向や要望を一切汲もうとしない企業側の態度」に問題があり、そこに不平不満を募らせて辞めたい要因となるわけです。

それも転勤などライフスタイルの変化やプライベートへの影響が大きい取り決めほど、慎重に行うかどうかでも、会社の従業員に対する態度が見えてくることでしょう。

ブラック企業の雰囲気がある

プライベートの時間が十分に確保できない、あるいは仕事の都合でプライベートも十分に満喫できないことも、仕事を辛いと感じさせる要因となります。

仮に年収1000万円クラスの職業であっても、一切、プライベート面の都合を考慮されていない待遇であれば、不平不満を感じる要因となります。

残業などの物理的な拘束時間のみならず、以下のような要因も影響を与えます。

  • サービス残業の半強要
    職場ぐるみでタイムカードを切って残業する、残業することで給料を底上げしようとする など
  • 残業頻度があまりにも多すぎる
    残業を減らすための企業努力を行う気配がない
  • 非出勤時の要対応連絡が多い
    LINE/Chatworkグループでの通知が鳴り止まない。プライベートでも考える時間や対応時間の拘束が生じる
  • プライベートへの干渉が多い
    私的な交際範囲についてまで聞き出してくる、恋愛観や結婚観にまで口を出してくる、飲み会への参加の是非が業務に影響を与える など
  • 休みにくい雰囲気の会社
    有給申請を行うことで社内評価が低くなる風土がある、有給申請を素直に通さない
  • 周りの社員にワーカホリックが多く仕事優先の価値観
    仕事のためにプライベートを犠牲にする考え方で、そうでない社員の評価が低い
  • 交通手当て/住宅手当てが出ない
    会社都合により生じる通勤時間の拘束や住まいの制約もプライベートへの侵食だと感じやすくなる
  • 在宅ワークへの対応に消極的
    出社する必要もない業務まで出社して行わないといけないため、会社に拘束されている感が強くなる
  • 勤務中の負担が心身ともに悪影響を与えている
    健康面で仕事都合による悪影響が出ている
  • 許可もなく個人情報を勝手に社内活動で用いる
    写真・実名をWEBサイトで公開する、私用のSNSアカウントを会社都合に合わせて用いるよう強要するなど
  • プライベートで生活に余裕が出るほどの給料が出ていない
    生活費ギリギリの給与水準なのに、上記のようなプライベートへの干渉が目立つ

これらの条件をクリアしている企業はよほどのホワイト企業なので、現実的にはどの会社にもある問題だとは言えますが、少なからず、プライベートへの侵食行為に対して十分な配慮がされてないと感じる会社は、今後もそのような状態が続く確率が高いでしょう。

従業員は会社の”物”ではないからな…

人を物としか思ってない態度が目立つなら
今後も自分の権利や生活を奪われる日々が
続くかもしれません…

1日目で辞めたくなるような会社の問題点【向いてないかどうかの判断ポイント】

「半年以上が経っても業務になじめない…」
「仕事に自信を持てない…」
「本当にこの会社に向いているのだろうか?」

1日目で仕事を辛いと悩んでいても、すぐに辞めるというよりは「この仕事向いてるのかな?」「今の会社は合っているのか?」の判断基準で迷っていることが多いかと思います。

今の仕事が向いてるかどうかを判断する基準はいくつもありますが、自分自身の能力不足なこともあれば、会社側の受け入れ体制の不足な場合もあり、一概に何が悪いかは決められるものではないです。

そして見落としがちなのが、最終的に向いてるかどうかを決めるのは自分自身の気持ちや直感次第だということです。

かといって、感情を優先しすぎて無計画に辞めても経歴に傷がついて後のキャリアで不利になるかもしれませんし、今の会社が合ってなくても続けることで転職市場で身につく経験が蓄積される場合もあります。

そこでこの項目では、入社1日目で仕事ができないと感じてしまう主な原因や今の職場環境が合わないと感じる原因を解説していきます。

仕事が向いてないで辞めたいと悩んでいる人は
以下の記事も参考に判断してみてくださいね

採用後の入社までの手順や説明に不足が目立つ

就職や転職が成功するかどうかは、入社前にどれだけ事前準備や確認を行ったかによって決まると言っても過言ではありません。

年収や待遇に満足していないにも関わらず入社すると、思った以上に社内の人間関係が劣悪だったり仕事内容がハードだと辞めたくなるものです。

また、企業目線からしても、望まない人材の入社があると、教える余裕がなく現場の統率が乱れるなどの弊害があります。

そういったミスマッチ採用に関しては、後から思い返すと「あの時感じてた違和感」が必ず存在し、それが後々あらゆるトラブルとなって形になることが大変多いです。

しかし、そういった「直感」を鍛えるためには人生経験や転職経験が必要なため、対人経験や転職経験が少ないうちは、気づきにくいものです。

ただ、冷静に入社までの過程を思い返す中で、以下のような「よくある採用失敗の罠」がなかったかどうかを思い返すと、案外、最初の段階から「違和感」があったかもしれないので、今の会社に入社するまでの経緯に当てはめて振り返ってみましょう。

▼振り返っておきたい入社前の違和感

  • 求人情報の真実度:実際の業務内容や待遇と求人掲載情報が一致していたか?
  • 採用ルートが複雑でなかったか:ハローワークや人材会社経由など、直接企業が求人を出していない可能性があるルートでなかったか?または縁故採用や直接採用であるにも関わらず、紹介した人物と実際に働く現場にいる人物が異なることで仕事がしにくくなってないか?
  • 初対面の印象:面接時の社員全体に対する印象や担当者の対応に違和感があったのにも関わらず入社していないか?こちらの話や要望を聞いていない人物が多いのに入社してしまっていないか?
  • 面接時の期待値とのギャップ:面接時に確認した「経営陣や人事部の採用意向」と「現場が求めてる人物像」にギャップがないか?会社全体の方針と所属している部署にギャップがないか?
  • 入社後のオリエンテーションの質:新入社員研修が行われたか?入社日にオリエンテーションが行われて自己紹介する機会があったか?あるいは一緒に働く社員の役割や業務内容に対する説明があったか?
  • 情報の開示度:会社の実態や業務内容についての十分な情報提供がされているか?社内で知見の共有や明文化されたマニュアル・資料は存在するか?表向きの発信情報と内部の実態にギャップがないか?
  • 契約内容の確認:雇用契約を締結する過程が杜撰に行われていないか?単に書類を確認してサインするだけでなく、権限者立ち会いの元、丁寧な説明と合意形成が為さていたか?労働契約や給与、福利厚生に関する確認や質問を行う機会を設けていたか?

非常に細かい確認となりますが、こういった慎重な採用プロセスを怠っている会社では、ミスマッチ採用が多い傾向にあります。

つまるところ、採用する企業側も人材の資質や適性を見抜くことができていない、あるいは入社後のトラブル防止に対する意識が低いため、1日目で辞めたくなるような事態に発展するわけです。

入社前の調整をしっかり行わないと
細かな違和感や齟齬が埋まらないまま
ミスマッチ採用されてしまうこととなります

上記のような過程を踏んでいなくても「たまたまその会社が合っていた」「上司との相性が良く仕事がやりやすかった」など、総じて言えば「運が良かった」だけで会社に馴染めることは多いです。しかし、逆に言えば「運が悪い」と、どれだけポテンシャルがある人材や前歴のある人材でも活躍できないこともあるのです。

加えて、ある程度仕事を選べる立場や経歴にある人は、極論で言えば「その会社が好きかどうか?」「その会社に集まる人材との価値観が合うか?」が最終的な決め手になることも多いということも忘れてはなりません。

経営者の考え方や価値観と合わなかったり、直属の上司が必要なコミュニケーションを怠っているなどすれば、それは「その会社が大して自分を本気で採用したかったわけではなかった」とドライに見切りをつける判断も大事でしょう。

それもできないのであれば、無理にその会社の価値観や人間関係に合わせるしかないのですから、後はそれをどれだけ我慢できるか、我慢するに足る待遇や給料の条件なのか、見極めが必要です。

入社初日で辞めたらどうなる?知っておくべき真実【見切りをつけるべきか?続けるべきか?】

入社一日目で辞めるべきかどうか、あるいは我慢して続けるべきか、その判断は大変難しいものです。

一方で、よくある採用の失敗例から「こういうパターンで入社した場合、ミスマッチ採用の可能性が高い」と、客観的に判断することはできます。

ミスマッチ採用の可能性が高いなら、自分にとっても会社にとっても辞めることを前向きに考えるべきですし、それでも続けたいなら社内での立ち回りや仕事の仕方を見直すべきですので、いずれにしても現状を正しく理解することは大事です。

ここではよくある失敗例から
仕事選びや転職についての
反省点や対策を学んでいきます

最後は自分自身の感情や本心を大事にする

ここまでは、あくまで「メリット/デメリット」を踏まえて退職するべきかの判断軸を紹介してきました。

しかし、最後の決め手になるのは「自分自身の感情や本心」です。

極論、どれだけ今の会社が世間的に安定している場合でも、本当にやりたい仕事があるならいつまでも今の仕事に本気になれない状態が続くだけです。あるいは、経済状況が安定していない場合でも、無計画に勢いで退職してしまった後にひたすら行動して良い職場を見つけ出すこともあります。

「本当に今の会社を続けるべきか?」
「我慢して続けたところで自分の人生は幸福なのか?」
「続けることで得られるメリットは本当に自分の求めるものか?」

このような哲学的な問いかけに対し「本当の自分」を見つける意味でも、退職することを本気で悩んだり、転職活動を通して他の会社でも通用するのか、自分のスキルは客観的にどれぐらいなのかを知ることは、人生においても大切です。

そこには、決して「今の会社は世間的にイメージがいいから」だとか「せっかく頑張って入社した会社だから」だとか「3年間続けないと周りに”甘え”だと批判されるから」だとか、他者の評価によって左右される余地はなく、自分自身の意志や直感を最後に信じるべきなのです。

辞めたいという感情と向き合って
自分の本心を見つけ出しましょう

入社初日で辞めようと思った時にやるべきこと【退職理由の伝え方、転職先の見つけ方など】

最後に入社初日で辞めようと悩んだ際に、実際にやるべきことをいくつかお伝えしていきます。

退職を考えた際に
知っておくべきことや
やるべきことは
以下の記事でもまとめてます

初日で辞める意志を伝える方がスムーズなこともあると知っておく

辞める意志が固まっているなら、入社初日で辞めることを決意して退職意向を伝えた方がスムーズなこともあります。

というのも、仮に雇用期間が3ヶ月~半年だとして、入社初日で辞めたいと感じて戦力にもならないリスクの大きい人材を抱えたままよりかは、早期に辞める判断をして事務手続きを行った方が、企業・雇われた側にとって損失を抑えやすいからです。

とくに人の入れ替わりが激しく辞める人が多い職場環境の場合、すんなり辞められることも多いです。

また、初日で辞めようとしている意向を伝えることで、状況が良くなる可能性もあります。

たとえば、辞めたい理由を明確に伝えることで、以下のような対応に期待できるかもしれません。

  • 振られた仕事が難しすぎる→自分でもできる簡単な仕事に替えてもらう/業務を理解するためのマニュアルや資料を共有してもらう など
  • 特定の人物と相性が悪いと感じる→その人物と関わらないでも仕事が進むようにしてもらう/その人物との適切な付き合う方を教えてもらう など
  • 事前の説明が不足していると感じる→再度、雇用契約書内容についての確認を行う/採用意図や期待値を教えてもらう など

実際に退職するかどうかは別として「こういう理由で初日に辞めたいと感じた」と率直に伝えることで、得られる情報や進展は多いです。

仮にここで、相手が真摯に自分の辞めたいと感じる理由について対応してくれないと感じるなら、そこで初めて退職を検討するのもありでしょう。

逆に一番ダメなのが、辞める決心もできないままダラダラ職場に居続け、会社に不信感や不満を持ったまま仕事もダラダラやるだけ…というパターンでしょう。

そういった消極的な態度は他の社員にも伝わってしまうものですから、かえってその後職場に居づらくなる要因となってしまいます。

辞めるにしても続けるにしても
早期に違和感や不満は
解消しておくに越したことはないぞ…

退職交渉が難航した場合の行動を考えておく

実際に退職するにしても、退職の意志を伝えることで状況を改善して続けるにしても、相手側が「辞められると困る」場合は、強引な引き止めや雑な言い分で丸め込もうとしてくる事態が想定されます。

とくに以下のような条件が揃っていると、あまり相手にいい顔をされないかもしれません。

  • 採用に仲介手数料が生じている:派遣会社/転職エージェントなどの人材サービスを経由しての入社の場合、早期離職することで会社側に損失が発生するため、無理に続けさせようとしてくる。(※実際には早期に退職した場合は人材会社側に違約金が発生することが大半)
  • 責任追及されるので辞めさせたくない:採用した人物が早期退職した場合、人事部や上司、派遣会社の担当者が責任追及の対象となる場合がある。その対象とならないための自己保身として、早期退職を無理に止めようとしてくる場合がある。
  • 単純に退職手続きの手間をかけたくない:退職に関する報告や事務手続きで仕事の手間が発生するため、単純にその労力を割きたくないので辞められると困るような言動をしてくる。

このような状況にある場合、おそらく、以下のような方法で退職を引き止めてこようとしてきます。

  • 素直に退職手続きを行わず、脅すような言動をして萎縮させてくる(例:「そんなんじゃどこでも続かない」「ここを辞めたら困るのは君だよ」など)
  • その場限りの言い分や雑な交渉で引き留めようしてしてくる(例:「あと半年働けば昇進できる」「給料を上げるから」と守る気もない約束をちらつかせる)
  • 契約書などのルールや形式の話を持ち出してくる(例:「決まりだから辞められない」「辞めると罰金が発生する」など)

上記のような言い分をしてきた時点で、交渉が難航して泥沼化する可能性が高いです。

そうなると「どちらが先に折れるか?」「どちらが先に強引にでも話を通して実際に動くか?」という話になってしまい、相手側に退職手続きする気配がないと、放置されてしまうことも十分にあります。

その状況でも構わずに出社し続けて仕事をサボる図太さがあるならともかく、そうでないなら話をウヤムヤにしてでも強引に退職するのが、自分の身を守る上でも最適解となります。

どちらにしても

無駄に気力を使いそうですね…

以上のように話が難航してしまい、退職がスムーズに進みそうにない場合は「退職代行」と呼ばれるサービスの利用も、1つの手段です。

退職代行は有料とはなりますが、辞める人の代わりに、会社側に辞める意志を伝えてくれるサービスです。
退職代行を利用する人の背景には「上司がハラスメント気質で話が通じない」「会社の人間と顔を合わすのすら嫌」など様々です。

退職したい時には
会社自体がどうでもよくなってるので
無駄な関わりを持たずに
スムーズに済ませたいですしね…

なお、退職代行に関しては「非弁行為ではないか?」と法的な問題も指摘されていますが「退職の意志を伝える」というサービス自体はOKでありながらも、退職手続き自体を代行することはNG…という複雑な事情もあります。

一方で、実際的には退職代行業者が間に入ることで、企業側も面倒事を嫌ってスムーズに退職手続きをしてくれることも多いため、密かに需要の伸びてるサービスだとも言えます。

そういった事情を踏まえて、弊サイトでは、オススメの退職代行業者として万が一に備えて弁護士の手配もできる「退職代行SARABA」を紹介しています。

退職代行については
以下の記事でも解説してます

なお、退職代行SARABAは万が一退職できない場合は費用は発生せず、相談もLINEやメールなどで手軽にできるので、自分で退職を伝える気力がない時は利用を検討しておきましょう。

転職活動も並行して次の仕事選びも困らないようにしておく

退職を検討するにあたって、

「次の仕事を見つかるのだろうか?」
「今より良い条件で転職できるか?」
「より良い待遇や理想の働き先を見つけるには?」

といった悩みも生じるかと思います。

一般的に言って、転職活動は事前の準備や調査をしっかり行えば行うほど、より良い条件での転職に成功しやすくなります。

▼転職活動で行いたいこと

  • 市場の動向の理解:業界の動きや求人の傾向をチェックすること。
  • 自己分析:自分の強みや欠点、適性を客観的に分析して言語化できるようにしておく。
  • 自己PRの技術:自分の経験やスキルを適切に伝える方法。
  • 転職エージェント(人材サービス)の活用:専門のエージェントを利用して、適切な求人を探すこと。
  • 面接の準備:事前に面接の内容や流れを確認し、自分のアピールポイントを整理しておくこと。
  • 内定後の契約や採用条件の確認:転職先の条件や待遇をしっかりと確認し、不明点や疑問点をクリアにしておくこと。

これは必ずしも必須ではありませんが、事前にしっかり行っておけばおくほど、自分が理想とする転職先に近づけたり、年収アップを実現できる可能性が上がります。

また、転職エージェントの多くでは「非公開求人」として、見込みありの人材にしか開示されない優良求人が多数ですが、これも職務経歴書をしっかり記載できた方が理想の求人を紹介してもらえる確率が高まります。

一方で、自己分析不十分なまま流されるように妥協した転職をしてしまうと、すぐに辞めたくなるような採用力のない会社に入社してしまうリスクが上がってしまいます。

転職先の見つけ方や有効な自己PRも
今の時代に良いキャリアを歩むための
”スキル”の1つだと言えるぞ!

いずれにしても、今すぐ辞めたいというよりは計画的に転職してキャリアを見直したいという意味では、様々な選択肢をかしこく活用しながら余裕を持って転職活動に臨むといいでしょう。

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