「デザイナーを辞めたい…」
「デザイナーが向いてないと感じる…」
「デザイナーを辞めた後はどうすればいい?」
このように悩んでる方に向けて、当記事では以下のような内容をお伝えしてまいります。
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- デザイナーを辞めたいと感じる代表的な理由
- デザイナーを辞めた後はどうするべきか?
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- デザイナーとしての様々な働き方について
- 各デザイナーごとのキャリア方針
筆者自身、デザイナー学校を卒業した後、デザインとは別の仕事をしていますが、デザインスキルがあるからと言って必ずしもデザイナーにこだわる必要はありません。
むしろ、デザイナーを辞めたいと感じたら一度キャリアについて見直した方が、今後の人生の選択肢は広がるとも言えます。
当記事ではキャリアに関しての情報発信およびデザイナー経験もある筆者の実体験も交えた上で、デザイナーがキャリアを考える上で役に立つ情報を余すことなくお伝えして参ります。
デザイナーを辞めたい・向いていないと感じる理由
冒頭にも説明した通り、デザイナーを辞めたい・向いていないと感じてしまう人には、大きく分けて4つの分類があります。自分がどれに当てはまるか考えながら読んでみてください。また、これらの要素は別々に重なることもあるので、当てはまれば当てはまるほど”向いていない”と考えるべきでしょう。
理想と現実のギャップの悩まされている
デザイナーやクリエイターで、とくに辞める場合に多い理由が「理想と現実のギャップ」です。これはとくに最近の20代の方に多く見られる傾向です。
というのも、テレビ広告や専門学校の呼び込みで「デザイナー=かっこいい仕事」「デザイナー=やりたいことを仕事にできる」というイメージが定着してしまい、業界の実情や実際の仕事内容を知らないまま、就職先を決めてしまう人が多いからです。
そして、実際に現場で働いていくうちに「思っていたのと違いすぎる…」と理想と現実のギャップに悩むわけですね。
とくに「プロフェッショナル 仕事の流儀」のような仕事の紹介番組では「クリエイティブの仕事=プロ意識が高く、自分からアイデアを出せるかっこいい仕事」と紹介されていますが、ああいった”本当のプロ”となれるのはごく一握りです。しかも、テレビ番組の都合で”演出”も入っていますので、間違ったイメージを持ってしまうわけですね。
「デザイナー」「クリエイティブ」と言われる仕事の実態は、下請けの仕事としての地味な仕事であり、現場作業員・組み立て員といった役割であることのほうが多いぐらいです。それも営業や上司が引き受けてきた仕事を淡々とこなすだけであり、自分から意見やアイデアを出すまでには数年以上かかります。しかも、そこに到れるかどうかも”実力や実績次第”です。
自己分析が足りていない
仕事を「向いていない」と感じてしまう人の多くが”自己分析”が不十分です。
リクルートのリリースしている転職サイト「リクナビNEXT」でも「グッドポイント診断」というツールで自己分析ができますが「自分の強みを知る=自分に向いていないことを知っておく」ことは、仕事を決める上でも非常に重要です。
「好きだからこの仕事が向いている」
「やりたいことだからこの仕事が向いている」
「デザイン系の専門学校に通ったから、デザイナーに向いている」
…という認識では、実は自己分析は不十分なのです。そして、そんな自己分析不十分な人材を「デザイン学校に通っていたから」という理由で採用する会社も多いため、採用のミスマッチが起こってしまうわけですね。
自己分析が学生時代にしっかり出来ている人は「デザインを仕事にするには向いていない」と見切りをつけ、一般職に就いて制作は趣味の範囲に留めておくなど、現実的な選択肢を選べます。逆に自己分析が不十分で、理想を求める人ほど「自分は絶対にデザイナーに向いている!」と思い込んでしまい、実際の仕事をしていくうちに挫折してしまうわけです。
業界分析が足りていない
デザイナーを辞めたい・向いていないと感じてしまう人は”業界分析”も足りていません。
これは「デザイナーとは実際にはどういう仕事なのか?」「デザイナーの平均年収や働き方の実情はどうなっているのか?」と、学生のうちにしっかりと研究できていないことが、辞めたくなる原因となるわけですね。
たとえば、デザイナーにしても多く分けて以下の分類が存在します。
・デザイナー職の分類
- グラフィックデザイナー(紙・広告などの総合的な分類)
- インテリアデザイナー(家具・建築などの立体物)
- エディトリアルデザイナー(編集・出版)
- WEBデザイナー(CSS・サイト・アプリ・UIなど)
- DTPデザイナー(紙媒体限定)
他にも「イラストレーター」「アート」などの、手描きでの感性を求められる職人気質を求められる職種もあります。しかも、それらは別々に分類されるわけではなく「イラストもDTPもWEBも出来るデザイナー」という人材が重宝されることもあります。
「どれかひとつが出来るから仕事になる」のではなく、会社で「デザイナーの仕事」だと任されているものは、すべてこなせるようにならなければいけないわけです。そこに「デザイナーとはこういうものだ!」と間違ったイメージで入社してしまえば、理想と現実のギャップに悩んでしまうハメになるのは当然のことです。
また、デザイナー・クリエイター職は「やりがい搾取」という言葉もある通り、給料の割に労働時間も長い仕事として有名です。これは仕事でコストやリスクなどを気にしてしまう人には、耐えがたいものとも言えます。そういった業界の事情もよく知った上で仕事にしなければ、長く続かないのも致し方がないことでしょう。
ライフワークバランスを考えていない
デザイナーを辞めたいと考える人の最大の原因は「ライフワークバランス」を考えていない、つまり労働時間や給料とプライベートの兼ね合いをしっかり考えていないことです。デザイン業界では「好きだからこそ続けられる」という、仕事に対する意欲が高い人が多く集まり、残業時間が長くなりがちな業界です。
自己分析や業界分析のまま、ふわふわとした「デザイナーってこんな仕事だろう」という動機で入って来た人が、長く続けられるものではありません。それも社員と入社してしまえば、任せられる業務範囲も「デザイン」「クリエイティブ」なものだけでなく、営業や雑務を振られることだって珍しくありません。
デザイン・クリエイティブ業界は派遣社員の導入も進んでいる業界で「クリエイティブなことだけがしたい!」と考えている方は、何も正社員・契約社員で働く必要はありません。また、最近ではクラウドソーシングでの在宅ワークも増えてきています。
待遇・給料の面でデザイナーとして働くことに不満を持っている方は正社員採用にこだわらず、自分に合った働き方を検討してみることも大事ですよ。
デザイナーを辞め後はどうするべき?
読者の方が気になるのが「デザイナーを辞めた後は具体的にどうするべきか?」の部分だと思います。
結論から言うと、以下の3通りからご自身の状況に合わせて、自分のキャリアについて検討していく必要があります。
- 理想の働き方を実現できそうな会社を見つけ出す
- 今までのデザイナー経験がどこで通用するかを把握しておく
- 辞めた後の方針に迷うのであれば転職のプロに相談する
デザイナーを辞めて転職するにしても、次の仕事を選ぶ際にはこれまでの経験を活かした方が年収アップ・待遇向上が見込めますので、できればデザイナー自体は辞めない方が堅実ではあります。
また、完全にデザイナーを辞めて他の職種へ就こうとなると、20代の若手でなければ未経験職への転職は困難です。
上記の事情や背景についても説明していきますので、
- 今の会社で耐えられないと思う要因
- 今までの自分のデザイナー経歴
- これから自分がやりたいこと
- 実現したい働き方
などを踏まえた上で、自分に合ったキャリアを見つけ出してみるといいでしょう。
デザイナーの「何が嫌で辞めたいか?」でキャリアルートを絞る
デザイナーを辞めた後どうするかお悩みの方は、まずは「今のデザイナーの仕事の何が嫌か?」を把握しておき、今の仕事のストレス要因を取り除けそうな働き方を選ぶことが大事になってきます。
たとえば、残業や激務が嫌なら会社や業界を変えるだけで労働環境が変わることもありますし、好きな仕事をしたいならフリーランスや派遣社員で自由に仕事を選ぶこともできます。
また、今の職場で一人だけ過剰に仕事を振られるのであればデザイン制作専門の会社に入ってチームワークで働く選択肢も見えてきますし、将来性や安定性を重視するならインハウスデザイナーの道も考えられます。
いずれにしても、今の仕事を辞めて転職することは何かしらの条件をトレードオフすることになるので、しっかりと自分が仕事を辞めて実現したいことを考えてみるといいでしょう。
自由にやりたいならフリーランスとして独立を目指す
デザイナーとして自分の理想の働き方を実現したいと考えるなら、フリーランスとしての独立を目指すのが一番でしょう。
フリーランスデザイナーとして独立すれば、以下のように大きなメリットに期待できます。
- 自分で自由に時間を使える
- 好きなクライアントとのみに付き合いを絞れる
- 実力次第では高年収にも期待できる
ただし、以下のような大きなデメリットもある点には注意。
- 自分で仕事の管理をしなければならないので自立心が必須
- 新規顧客獲得や顧客との関係構築を行わないといけない
- 提案力や課題解決能力などデザイン以外のコミュニケーションスキルが必要
- 収入に関して確定申告などの経理・会計スキルが必要
- 収入が増加した場合、会社を立ち上げるなら経営に関しての知識もいる
こうして書くと、インハウスデザイナーとして一般職の仕事をこなす以上に、デザイン以外のスキルも求められてくることがわかるはずですので、独立するにしても慎重に検討しておくべきでしょう。
独立できるかどうか判断に困るのであれば「会社を辞めた際に、元上司や取引先が会社の看板なしで自分に仕事を振ってくれるかどうか?」で考えてみるといいでしょう。
仕事と生活の両立を目指すなら派遣社員もあり
残業の多い激務なクリエイター生活に疲れており、仕事と生活の両立やバランスを見直したいと考えているのであれば、派遣社員も選択肢に入れるといいかもしれません。
とくに、女性であれば結婚・子育ても視野に入れた上で、派遣社員として働く選択肢を取り入れる人も少なくはないです。
派遣社員のメリットは以下の通り。
- 業務範囲が分かれているのでデザイナーの仕事に集中できる
- 好きな時間や日時に働きやすいので激務になりにくい
- 正社員と違い兼業・副業がしやすい
- しっかりとした派遣会社であれば様々な仕事を選びやすい
- 様々な仕事に携われるのでスキルアップには期待できる
逆に、派遣社員のデメリットは以下の通り。
- フルタイム勤務でなければ収入は落ちる
- 一般社員としての通常業務の経験は身につかない
- 短期の仕事ばかりだと仕事選びに時間がかかる
- 派遣会社の対応が悪いとトラブルが起こることもある
何かと誤解の多い派遣社員制度ですが、スキルが必要な職業であるデザイナーとは相性の良い制度ではあります。
収入に固執しないのであれば、仕事の仕方や時間の使い方を自分で調整しやすくなるので、企業勤めとしての激務に疲れたのであれば、派遣社員を選ぶメリットは大きいと言えるでしょう。
将来性や安定性を重視するならインハウスデザイナーを目指す
将来性や安定性を重視するのであれば、インハウスデザイナーとして働くことも考えておきたいです。
インハウスデザイナーとは「一般企業に属しているデザイナー」か「デザイン制作会社に属しているデザイナー」のことです。
インハウスデザイナーとして働くメリットは、以下の通り。
- デザイナーとして会社の後ろ盾や信用が得られる
- 大きなプロジェクトに関わりやすい
- 福利厚生や社会保障は安定している
- 収入面の安定性に期待できる
- 一般的な社会人スキルが身につきやすい
- 仕事を通して取引経験が身につく
- 昇進すればディレクター級の仕事もできるようになる
デメリットは以下の通り。
- 会社の都合でやりたいことができなくなるリスクあり
- デザイナー以外の業務も担当しないといけない
- 会社がブラックだと労働環境の改善が見込みにくい
インハウスデザイナーの役割は「デザインもできる正社員」という扱いなので、会社の状況によっては一切デザインができなかったり、デザインと兼任で一般職の仕事もこなさなければならないことも少なくはありません。
また、所属する会社の経営状況によっては残業が多かったり、人間関係が悪いなどのストレス要因もあるので、将来性・安定性と引き換えに抱えるリスクも多いことは知っておきましょう。
ただし、会社自体に実績があって、大きなプロジェクトに関われるようなチャンスがあれば、将来的には大きな実績や経験となり、キャリア上のプラスになりやすい点は、転職が盛んになった現代においては無視できない強みでもあります。
デザイナー以外の仕事もしたいなら異業種に注目しておく
デザイナーを辞めたいと悩んでいて、デザイナー以外の仕事に就きたいと悩んでいるなら、異業種についても知っておくといいでしょう。
先ほどのインハウスデザイナーの中の「一般企業に属するデザイナー」という分類になります。
デザイン制作専門の会社であれば、他の業種や職種について触れる機会が少なくなってしまい見落としがちですが、デザイナー経験自体は様々な会社や業界でも役に立つ経歴です。
ですので、意外な業界や職種に転職できることもあるので、デザイナーのみを募集している会社にこだわる必要もないのです。
異業種へ転職するメリットは以下の通り。
- 一般職も経験できるのでキャリアのプラスになる
- 業界をしっかり選べば年収アップ・待遇向上に期待できる
- 今まで想像もしなかった会社や仕事で活躍できるチャンス
デメリットは以下の通り。
- デザイナー以外の業務範囲も振られやすくなる
- 新たに振られる仕事を覚えていく必要がある
- デザイナーとしての専門的なスキルアップに集中しにくくなる
- 場合によってはデザイナー以外の仕事の割合の方が多くなることもある
おおよそで言えば「今までのデザイナー経験は必要だが、入社後に今までと同じデザインの仕事をするかどうかは別」という形になってきます。
ただし、この方向性で行けば最もキャリアの選択肢が広がる可能性が大きくなるので、デザイナー以外の仕事にも挑戦したいと考えているなら、異業種への転職も考慮しておくといいでしょう。
「デザイナー」の職業区分や役割をしっかり把握しておく
当記事では「デザイナー」とひとくくりにして解説していますが、デザイナーと一言で言っても実際にできる仕事や役割は分けて考える必要があります。
この項目では、各デザイナー毎に辞めたい場合の方針についてご紹介していきますので、自分の現在の仕事に該当する箇所はしっかりと確認しておくといいでしょう。
グラフィックデザイナーを辞めたい場合は?
グラフィックデザイナーは、主に「雑誌広告・ポスターなどの紙媒体印刷物」のデザイナーが当てはまります。
そのため、所属している業界は、
- 印刷業界
- 出版業界
- 広告業界
- マスコミ業界
のいずれかに該当することとなります。
グラフィックデザイナーが転職する場合、
- 独特の企業文化の多い業界に残るべきか?
- 残業の多い体質の紙媒体デザインから抜け出すべきか?
- 将来性の高いWEB業界に移るか?
が辞める際のポイントになるかと思います。
インハウスデザイナーを辞めたい場合は?
前述の通り、インハウスデザイナーは「一般企業に属しているデザイナー」か「デザイン制作会社に属しているデザイナー」で分かれてきます。
一般企業に属しているインハウスデザイナーは、
- デザイナーとしての仕事と一般職の仕事のバランスは?
- 自分1人の仕事がキャパオーバーしていないか?
- デザイナーとしての専門性を高めるべきか?
がポイントにです。
デザイン制作専門の会社に属しているデザイナーの場合は、
- 一般職経験も積むべきか?
- 他の制作環境も経験してみるべきか?
- 今の会社と別のクライアントの制作も経験してみたいか?
が判断ポイントです。
POPデザイナーを辞めたい場合は?
POPデザイナーが所属する業界、あるいは実制作物が扱われる業種・職種は以下の通りです。
- 流通業
- 小売業
- 販売職
- 企画職
- マーケティング職
紙媒体広告の多いグラフィックデザイナーと比べると、販売・マーケティング寄りの仕事だと言えるので、異業種への転職を考える際には関連する業種・職種も調べておくといいでしょう。
エディトリアルデザイナーを辞めたい場合は?
エディトリアルデザイナーは、雑誌の編集に関するデザインを手がけます
そのため、以下のような業界に所属していることになります。
- 出版業界
- 印刷業界
- メディア業界
編集経験があるなら、WEBメディアのディレクターなどにも適性があるため、紙媒体からWEB媒体への転職の道も開けるはずです。
逆に、デザイナーとしてのInDesignなど技術職経験に偏っている場合は、他の業種で応用が利きにくいので、今までの経験を活かすのであれば同業界での転職が前提となってしまいがちです。
DTPデザイナーを辞めたい場合は?
DTPデザイナーは、チラシや広告などの印刷物のレイアウトデザインや細かい調整などを行う役割があります。
DTPデザイナーが属する業界は以下の通り。
- 印刷業界
- 出版業界
他のデザイナーと比べ、実務範囲が狭い仕事なので、今までの経歴だけ勝負するなら転職でツブシが利きにくいと言えます。
WEBデザイナーを辞めたい場合は?
WEBデザイナーの場合、扱えるプログラミング言語や関わってきた案件により、業務範囲をより細分化できるので、まずは自分のスキルレベルを経験を見直すといいでしょう。
WEBデザイナーと言っても、実際にできることで以下ような分類に分けられることもあります。
- WEBコーダー
- UI/UXデザイナー
- WEBディレクター
html/CSSをいじれる程度ですと「WEBコーダー」と呼ばれ単なる技術職止まりですが、UI/UXデザインのような専門性があったり、自社のチームや外注先をまとめるディレクション経験があれば、WEBデザイナーの中でも評価が高くなると言えます。
WEBデザイナーの場合、様々な要素が重なり合えば大幅な年収アップに期待できる職業ですので、まずは自分の技術レベルや経験を正確に把握しておくといいでしょう。
辞めた後にどうすればいいかわからないなら転職エージェントに相談しておく
辞めた後にどうすればいいかわからないと悩んでいるなら、まずは転職エージェントに相談しておき、業界情報を教えてもらったり、自分の経歴やスキルレベルを客観的に把握しておくことが大事でしょう。
転職エージェントは無料で利用でき、登録したからと言って必ずしも転職する必要はありませんので、情報集めの一環で利用しておかない手はありません。
とくに今回ご紹介した通り、デザイナーには基礎的なセンスと実際のスキルレベルに加え、一般職もこなせるかどうかなど、様々な要素について考えなければいけない仕事なので、自分1人だけで判断するのは非常に危険です。
また、転職エージェント担当者も必ずしもデザイナーに関するすべての技術や業界内情を把握しているわけでもないので、様々な転職エージェントを併用して多くの担当者からの意見を聞いておいた方が間違いのない転職を実現できるはずです。
そういった点も踏まえながら、以下に紹介する転職エージェントを使い分けておくといいでしょう。
20代でデザイナーを辞めるべきかどうか迷っているなら?
20代の方で、とくに就職後3年以内にデザイナーを辞めるべきかどうか悩んでいるなら、まずは20代向けの就職支援サービスを使っておくといいでしょう。
20代向けの就職支援サービスは、就職後3年以内となる第二新卒層向けの求人を多く取り扱っており、担当者の相談対応が丁寧な傾向があります。
オススメの20代向けの就職支援サービスは、以下の3つです。
ウズキャリ~ネット上での評判の高い20代向けの就職支援サービス。面談に平均20時間もかけているので、親身な相談や時間をかけた転職活動を考えている人向け。→ウズキャリの解説記事
いい就職ドットコム~20代向けの就職支援サービスとして長い実績を誇る。会社全体で緩めの雰囲気がありブラック企業の排除に積極的。→いい就職ドットコムの解説記事
どのサービスも紹介する求人は似たような傾向がありますが、担当者の相談対応で差別化されていますので、辞めるべきかどうか悩んでいる段階なら真っ先に使っておきたいです。
また、就職に失敗したり途中で退職した経験のある担当者が多めに在籍しているので、より親身な対応に期待できるところも強みです。
どのサービスを使うべきか悩んでいるなら、まずは面談に時間をかけてくれる「ウズキャリ」をオススメします。というのも、筆者自身がウズキャリの担当者さんと仕事で関わりがあり、丁寧な対応をしていただいた経験があるため、自信をもってオススメできるからです。
ですので、もし読者がデザイナーを辞めたいと悩んでいて、まだどうするべきか決まっていないような段階であれば、まずはウズキャリに相談してみて自分自身の心を落ち着けてみてください。
デザイナーを続ける気はあるが会社選びで迷っているなら?
デザイナーを続ける気はあるが、会社や業界選びで悩んでいるのであれば、以下の3社のエージェントがオススメです。
マイナビクリエイター~若手向けに有名なマイナビの手がけるクリエイター専門のエージェント。とくにWEB業界の紹介に強く、WEBデザイナーとして転職したいなら必ず利用しておきたい。→マイナビクリエイターの解説記事
各エージェントの規模や実績から考えるにWEB媒体のデザインがメインの経歴の人なら「マイナビクリエイター」を最初に使っておくといいでしょう。
デザイナー経験をもとに異業種への転職を考えるなら?
デザイナー経験をもとに、異業種への転職やインハウスデザイナーに絞るのであれば、大手転職エージェントの利用もオススメです。
大手転職エージェントは、単純に紹介してもらえる求人数が多く、有名企業・大手企業への紹介にも強いので、広い選択肢を知りたい方は必ず使っておきたいです。
最後に|デザイナーを辞めたいと思っても転職は慎重に
長くなりましたが、デザイナーを辞めたいと悩み転職する場合、これだけ考えておくべきことや知っておくべきことがあるということです。
デザイナーは単純にセンスに任せて仕事したりスキルを磨くだけではなく、コミュニケーションスキルや一般職経験を積むことでキャリアの選択肢が広がることもあります。
また、クリエイティブ業の性質上、働き方や会社選びを間違えるとブラックな環境で働き続けないとならない事態にもなるため、自分に合った業界・会社・雇用形態を選ぶことも大切です。
場合によって、ポートフォリオ作成に時間を要ることもあるので、複数の転職エージェントや担当者の力を借りることも大事です。
筆者自身、過去にデザイン学校を卒業した経歴を持ちますが、デザイナーの仕事の範囲の広さやキャリアの選択肢の複雑さに驚いていますが、ただでさえ様々なことを考えなければならないデザイナーにとって、ここまで考えなければならない情報が多いことは悩ましいかもしれません。
ですが、しっかりと自分自身のキャリアと向き合って転職活動を進めていけば、必ず自分に合った働き方が実現できるはずです。
ぜひ、この記事でご紹介したキャリアについての考え方や転職エージェントを有効活用してみて、後悔のない転職を成功させてみてください。