デザイナー向いてない・辞めたいと思う人へ。見切りをつけるのは早いほうがいい。

元転職カウンセラーのヒビキと申します。

デザイナーと言えば辞める人の多い仕事として有名です。辞める理由としては大きく分けて以下の分類になります。

・デザイナーを辞めたくなる人の心理分類

  • やりたかったことと今の仕事内容が違いすぎる(理想と現実のギャップ)
  • 実際に働いてみて”センスがない”と自信を失う(自己分析不十分・向いていない)
  • 就職した会社や業界に対してしっかり調べていない(業界分析不十分)
  • 勤務時間や残業が多すぎてついていけない(ライフワークバランスの見直し)

「仕事を辞めたい」「今の仕事に自信が持てない」「向いていない」とお悩みの方に多いのですが、自分の心理状態を上手く言葉にできていない人が多く見受けられます。これは就職・転職に限らずビジネスにおいては不利になりがちな要素であり、とくにデザイナーのような「感性が重要」というイメージのある仕事で働いている方には多く見られる症状です。

これは心理状態としてもあまり良くない傾向であり、うつ病などにつながる要因でもあります。たとえば、頑張りすぎな人であれば「うつ病」と診断されても頑なに認めない人も多いですが、それぐらい心理学的側面で見ても「自分の心理状態を客観的に言葉にできない」というのは、非常に危うい状態なのです。

そこで今回は、デザイナーを辞めたい・向いていないと考えている人に向けて、自分の心理状態を理解していただくために、元転職アドバイザー目線から「辞めるべきか?」「本当に向いていないのか?」を説明していきたいと思います。

合わせて読みたい→今の仕事に向いていない時の判断ポイント。辞めたいと悩んでる時に見直すべきことは?

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デザイナーを辞めたい・向いていないと感じる理由

冒頭にも説明した通り、デザイナーを辞めたい・向いていないと感じてしまう人には、大きく分けて4つの分類があります。自分がどれに当てはまるか考えながら読んでみてください。また、これらの要素は別々に重なることもあるので、当てはまれば当てはまるほど”向いていない”と考えるべきでしょう。

理想と現実のギャップの悩まされている

デザイナーやクリエイターで、とくに辞める場合に多い理由が「理想と現実のギャップ」です。これはとくに最近の20代の方に多く見られる傾向です。

というのも、テレビ広告や専門学校の呼び込みで「デザイナー=かっこいい仕事」「デザイナー=やりたいことを仕事にできる」というイメージが定着してしまい、業界の実情や実際の仕事内容を知らないまま、就職先を決めてしまう人が多いからです。

そして、実際に現場で働いていくうちに「思っていたのと違いすぎる…」と理想と現実のギャップに悩むわけですね。

とくに「プロフェッショナル 仕事の流儀」のような仕事の紹介番組では「クリエイティブの仕事=プロ意識が高く、自分からアイデアを出せるかっこいい仕事」と紹介されていますが、ああいった”本当のプロ”となれるのはごく一握りです。しかも、テレビ番組の都合で”演出”も入っていますので、間違ったイメージを持ってしまうわけですね。

「デザイナー」「クリエイティブ」と言われる仕事の実態は、下請けの仕事としての地味な仕事であり、現場作業員・組み立て員といった役割であることのほうが多いぐらいです。それも営業や上司が引き受けてきた仕事を淡々とこなすだけであり、自分から意見やアイデアを出すまでには数年以上かかります。しかも、そこに到れるかどうかも”実力や実績次第”です。

自己分析が足りていない

仕事を「向いていない」と感じてしまう人の多くが”自己分析”が不十分です。

リクルートのリリースしている転職サイト「リクナビNEXT」でも「グッドポイント診断」というツールで自己分析ができますが「自分の強みを知る=自分に向いていないことを知っておく」ことは、仕事を決める上でも非常に重要です。

「好きだからこの仕事が向いている」
「やりたいことだからこの仕事が向いている」
「デザイン系の専門学校に通ったから、デザイナーに向いている」

…という認識では、実は自己分析は不十分なのです。そして、そんな自己分析不十分な人材を「デザイン学校に通っていたから」という理由で採用する会社も多いため、採用のミスマッチが起こってしまうわけですね。

自己分析が学生時代にしっかり出来ている人は「デザインを仕事にするには向いていない」と見切りをつけ、一般職に就いて制作は趣味の範囲に留めておくなど、現実的な選択肢を選べます。逆に自己分析が不十分で、理想を求める人ほど「自分は絶対にデザイナーに向いている!」と思い込んでしまい、実際の仕事をしていくうちに挫折してしまうわけです。

業界分析が足りていない

デザイナーを辞めたい・向いていないと感じてしまう人は”業界分析”も足りていません。

これは「デザイナーとは実際にはどういう仕事なのか?」「デザイナーの平均年収や働き方の実情はどうなっているのか?」と、学生のうちにしっかりと研究できていないことが、辞めたくなる原因となるわけですね。

たとえば、デザイナーにしても多く分けて以下の分類が存在します。

・デザイナー職の分類

  • グラフィックデザイナー(紙・広告などの総合的な分類)
  • インテリアデザイナー(家具・建築などの立体物)
  • エディトリアルデザイナー(編集・出版)
  • WEBデザイナー(CSS・サイト・アプリ・UIなど)
  • DTPデザイナー(紙媒体限定)

他にも「イラストレーター」「アート」などの、手描きでの感性を求められる職人気質を求められる職種もあります。しかも、それらは別々に分類されるわけではなく「イラストもDTPもWEBも出来るデザイナー」という人材が重宝されることもあります。

「どれかひとつが出来るから仕事になる」のではなく、会社で「デザイナーの仕事」だと任されているものは、すべてこなせるようにならなければいけないわけです。そこに「デザイナーとはこういうものだ!」と間違ったイメージで入社してしまえば、理想と現実のギャップに悩んでしまうハメになるのは当然のことです。

また、デザイナー・クリエイター職は「やりがい搾取」という言葉もある通り、給料の割に労働時間も長い仕事として有名です。これは仕事でコストやリスクなどを気にしてしまう人には、耐えがたいものとも言えます。そういった業界の事情もよく知った上で仕事にしなければ、長く続かないのも致し方がないことでしょう。

ライフワークバランスを考えていない

デザイナーを辞めたいと考える人の最大の原因は「ライフワークバランス」を考えていない、つまり労働時間や給料とプライベートの兼ね合いをしっかり考えていないことです。デザイン業界では「好きだからこそ続けられる」という、仕事に対する意欲が高い人が多く集まり、残業時間が長くなりがちな業界です。

自己分析や業界分析のまま、ふわふわとした「デザイナーってこんな仕事だろう」という動機で入って来た人が、長く続けられるものではありません。それも社員と入社してしまえば、任せられる業務範囲も「デザイン」「クリエイティブ」なものだけでなく、営業や雑務を振られることだって珍しくありません。

デザイン・クリエイティブ業界は派遣社員の導入も進んでいる業界で「クリエイティブなことだけがしたい!」と考えている方は、何も正社員・契約社員で働く必要はありません。また、最近ではクラウドソーシングでの在宅ワークも増えてきています。

待遇・給料の面でデザイナーとして働くことに不満を持っている方は正社員採用にこだわらず、自分に合った働き方を検討してみることも大事ですよ。

”デザイナー向いていない”と感じたら辞めたほうがいい

ここまで読んで「自分にはデザイナー向いていないかも…」と思っているのであれば、無理をせずに辞めたほうがいいでしょう。デザイナー業は実力主義の競争の激しい職種であり「向いていない」「自分の仕事に自信がない」という人は、そもそもスタートラインにすら立てていません。

私も多くのデザイナーやクリエイターと仕事で関わってきましたが、仕事として続いている人には、以下のような悩みや苦難を乗り越えてきています。

「クライアントの求めているものは本当にこれでいいのだろうか?」
「今の自分の実力はこれで足りているのだろうか?もっと貪欲に学ぶべきではないか?」
「デザイナーは休日が少ない・給料が少ないけど、もっと給料が良くなる働き方や会社はないのだろうか?」

表に出す・出さない関わらず、仕事として長く続いているデザイナー・クリエイターの方は、誰もが抱えて乗り越えてきている悩みです。自分を乗り越えていかなければ、競争の激しいクリエイティブ業界を生き残るのは難しいのです。

「センスがない」「自信がない」「仕事がきつすぎてついていけない」と悩んで立ち止まっていようでは、それはプロとしてズレていると言われても仕方ありません。心構えの時点で「向いていない」のではないでしょうか。

デザイナー・クリエイターとはそれほど厳しいお仕事なんです。”好き”であったり”やり甲斐”を見いだせなかれば、この先も続けていくことは難しいでしょう。

”デザイナーに向いていない”とわかっただけ、挑戦した甲斐はある

ただ、ひとつ知っておきたいことは”デザイナーに向いていないから辞める”ということは、立派な選択肢だと言うことです。

というのも、デザイナーやクリエイティブ職は「やりがい搾取」とも言われる、割に合わない仕事の代名詞でもあり、高いモチベーションと意欲がなければ生き残れない仕事だからです。仮に同じ会社で勤め続けても、他の業界・職種のように昇進して給料が上がらないことだってあります。

事実、稼いでいるクリエイターの多くがフリーランス(自営業)として独立していきますが、その場合は「営業・交渉」と言った能力も必要となってきます。「ただいい作品を作る」だけでは、先行きの不安定な仕事であることは否めません。

そして忘れないでいただきたいことは「自分には向いていない」と見切りをつけ、辞めるデザイナー・クリエイターも多いという事実です。向いていないことを続けても、ただただ苦痛です。それもやりがい搾取で先行きの見えないクリエイティブ業であれば、なおさらのこと。

デザイナーを辞めて、本当に自分に向いている仕事を見つけ、前向きになれる仕事と出会うこともひとつの選択肢ですよ。デザイナーを夢見ていたからといってデザイナーにこだわらず、新しい選択肢を見つけだすことも、立派な将来設計のひとつなのです。

デザイナーを辞めたあとの転職先は?

当然ながら「向いていないとわかったからすぐ辞める!」という無計画な辞め方は、次が見つからずに後悔するハメになるのでやめておくべきです。まずは今の仕事と両立しながら転職活動を行い、現実的で安定した選択肢を考えておきましょう。

デザイナーを辞める場合は、以下の3つの選択肢が一般的です。

同じデザイナーとして違う職場・業種で働いてみる

デザイナーを辞めたい方は、まずは「デザイナーとして、違う会社で働けないか?」を考えてみることが大事です。前にも紹介したとおり「”デザイナー”とひとくくりにしても、実際の仕事内容は様々」だからです。

「”デザイナー自体”が向いていないのか?」
「今の会社での”デザイナーとして振られている仕事”が向いていないのか?」

この2つの違いを、冷静に見極める必要性があります。

前者であれば他の職場に行っても続かない、あるいは採用すらしてもらえないかもしれません。しかし、後者であれば自分が本当にやりたい仕事が見つかる可能性もあるので「向いていないから」という理由でデザイナーを諦めてしまうのはもったいないです。

とくに「マイナビクリエイター」という転職サービスでは、クリエイティブ系・デザイナーに関する仕事についてプロからアドバイスをもらえますので、一度利用しておきましょう。

関連:マイナビクリエイターの特徴と強みを徹底解説!評判や口コミはどうなっている?

また、ゲーム業界を目指すデザイナー向けなら「シリコンスタジオエージェント」という転職サービスもあります。シリコンスタジオエージェントは男性利用者が多めですが、これは逆を言えば女性デザイナーの倍率が競争低めだとも言えますので、意外な転職先と出会いたい人は使ってみるといいでしょう。

関連:シリコンスタジオエージェントを徹底評価!ゲーム業界志望のクリエイターならチェックしておこう!

派遣・副業などで自分に合った働き方をしてみる

デザイナーは正社員的働き方にこだわる必要のうすい仕事です。それを示すかのように、実力のあるデザイナーほどフリーランスとして独立していきます。ただし、フリーランスは自分で営業や見積もり、実制作まで担当しなければならず、その上収入も安定しないので無計画に選ぶ手段ではないでしょう。

一般のデザイナーであれば、派遣社員で自分に合った働き方を選ぶか、副業デザイナーとして単発の仕事をこなしていくことをオススメします。

最近では、インターネットの普及やWEB会社の増加に伴い、派遣形態や単発での柔軟な働き方もしやすくなっており、長時間労働に悩んでいるクリエイターにとっては働きやすい環境が整ってきています。

また、広告・出版・マスコミ業界でも派遣形態の働き方は前向きに取り入れられており「マスメディアン」という転職サービスでは、自分のライフワークバランスに合わせた仕事を紹介してくれます。とくに女性デザイナーからは公表で、主婦・子育てと仕事を両立する場合にも登録しておきたいサービスです。

また、クラウドソーシングと呼ばれるサービスでは、インターネット越しに仕事を探すことも可能です。これはデザイナーとも非常に相性がよく「クラウドワークス」「ココナラ」といった大手のサービスでは、すでに多くのデザイナーが利用しています。すべて無料で登録できるので、気になる方はチェックしておきましょう。

ここだけで安定した収入を得ている方もいるので、仕事に意欲があれば可能性は広がります。ただし、制作単価が低めの傾向があるので、収入面に期待し過ぎるのはやめておきましょう。

異業種に転職し、安定性をとる

どうしてもデザイナーとして続けていくことに希望が持てない方は、思い切って異業種への転職をオススメしますよ。一般職からすれば「デザイナーやクリエイターって、ほんとよく続けられるよな…」というぐらい、キツイお仕事だからです。

一般職への転職は年齢が上がれば上がるほど間口が狭くなるため、異業種への転職を考えているなら若いうちに思い切って決断したほうがでいいでしょう。最近はどこの業界も若手不足で、未経験からの転職はそこまで難しくないので、前向きに転職を考えておきましょう。

辞める場合は転職エージェントでプロに相談しておこう

デザイナーを辞めたい方や向いていない思っている方で「今の仕事を続けてみるべきか?」「それとも異業種に就くべきか?」とお悩みの方は、転職エージェントでプロのキャリアアドバイザーに相談してみることをオススメしますよ。

関連:仕事辞める相談相手は誰にすべき?転職に関する相談は様々な人から聞いておこう

転職エージェントでは、膨大なデータや今までの転職実績を参考に、相談者に的確な転職先やキャリアプランを提案してくれます。わかりやすく言えば「今の仕事が自分に本当に合っているかどうか?」を客観的に診断してくれるわけですね。

自分一人で悩み続けても「今の仕事が本当に合っている!」という答えは出せません。

しかし、転職エージェントで相談すれば、答えは見つかると言ってもいいでしょう。事実、転職エージェントに相談してみて「今の仕事が自分に合っていない」「今の会社は割に合わない」と知って、転職に前向きになる人はかなり増えてきています。

転職エージェントはハローワークと同じで完全無料で利用できます。これは紹介先企業が費用を負担しているからであり、それだけいい人材を求めている優良企業が利用している証拠です。

転職エージェントでは土日の相談も受け付けており、忙しいデザイナー職の方でも利用できますので、この機会に一度キャリアカウンセリングを受けてみて、自分の今後を見直して転職の可能性を知っておきましょう。

とくに当サイトが自信を持ってオススメできる転職エージェントは以下の3つです。

これらの転職エージェントは、大手転職エージェントとして以下のような特徴があります。

  • 全て完全無料で利用できる(採用企業側が費用を負担しているため)
  • 全国各地に拠点があるため、面談に参加しやすい(電話だけの面談もOK)
  • 全職種・全業界・全年齢層対応のため、どんな経歴の人でも利用可能
  • プロのアドバイザーが多数在籍しているので、自分と相性の良い担当者を見つけやすい
  • 大手でサービスの質が安定しているので、転職成功から退職・入社続きまでしっかりサポートしてもらえる
  • 大手企業が運営しているので、紹介先企業も信用できる企業ばかり
  • 事前調査をしているためブラック企業はない
  • 効率重視なので、早ければ最短3ヶ月での転職も可能
  • 逆に「転職する気がないけど、相談だけでも…」という人でも利用できる
  • 転職サイトとしての機能もあるので、メールで求人情報を受け取る使い方も可能
  • 担当者がサポートしてくれるので、専門知識やコミュニケーション能力がなくても、安心して転職活動を進められる

転職エージェントに登録しておけば、非公開の最新求人をメールで教えてもらえたり、プロのアドバイスが無料で受けられます。

確実に転職を成功させたいなら、登録しておくだけ損はありません。

しかし、これだけメリットだらけですと「なんでそこまでしてくれるの?」「強引に転職を迫られたりしない?」と不安の方もいるかと思います。

ですが、安心してください。

転職エージェントはいつでも利用を停止できるため、思ってたのと違ったり、転職する気がなくなった場合も、強引に転職を迫られることはありません。

むしろ、転職エージェントでは公式サイト内で「他の転職エージェントと併用してもOK」と書いているぐらい、利用者に寄り添ったアドバイスをしてくれることがほとんどです。

転職に自信がなかったり、初めてで何もわからない人でも、面談で様々なサポートを受けられるので、自信のない方でも転職を成功させやすくなりますよ。

転職エージェントは時期や運によって、紹介してくれる求人や面談に呼ばれるかどうかが変わってくるので、この機会にすぐ登録だけでも済ませておくといいでしょう。

転職エージェントの登録方法

転職エージェントの登録はスマホ・PCからでもすぐに手続きが完了するので、興味があるなら今すぐ登録しておきましょう。

転職はタイミングが重要です。

とくに今は景気がよいおかげで優良求人多め・転職が成功しやすいので行動は早めにしておくべきです。

転職エージェントの登録は個人情報の入力の他に、フォームに沿ってカンタンな職務経歴を記入していくだけですので、5分もあれば登録は完了します。

登録後は電話がかかってきたり、メールで非公開求人が送られてくるなど、エージェントや担当者によって対応が変わってくるので、以下の記事などを参考にして柔軟に対応しておきましょう。

基本的には、折り返しのメールや電話連絡通りに従って面談までたどり着けば、あとはエージェント側で案内してくれるので、不安な方もぜひ登録して試してみてください。

面談は都市部の拠点に参加する以外にも、地方在住の方や忙しい方は電話面談だけでもOKですので、日程が組めそうにない方もこの機会に転職エージェントを使って転職活動を始めるきっかけにしてみてください。

→リクルートエージェントのオススメポイント

→リクルートエージェントの登録方法から面談の流れについて

→ハタラクティブのオススメポイント

→Spring転職エージェントのオススメポイント

デザイナー・クリエイター職転職コラム
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