「フリーターの何が悪い!!!」
そう悩んでいませんか?
結論から言えば、別に何も悪くはありません。
フリーターは犯罪ではありませんし、働いているだけニートよりかはマシです。
ただ、世間ではやはり「え?まだフリーターやってんの?」「いい歳してフリーターなんて…」という風潮があります。
もし、そういった世間体に負けて「正社員にならなくちゃ…」「そろそろマジメに将来について考えなければ…」と少しでも焦りがあるフリーターの方は、最後まで読んでください。
フリーターの何がいけない?
フリーターの何がいけないのでしょうか?
冒頭にも挙げた通り「犯罪ではないので、別に何も悪くはない」です。
ただし、社会的責任を負って働いている正社員からすれば、以下のような目で悪く見られていることは、覚えておきたいものです。
根本的に「努力」していないから
フリーターの何が悪いかと言えば、根本的な努力をしていないからでしょう。
フリーターの仕事はすべて「受け身」で行えます。
そのため、自発的な努力は一切必要とされません。
今や正社員でも安定しない時代になっています。
一般的な正社員ですら、以下のような努力を常日頃から行っています。
- 業界・時代の変化に対応して常にスキルを身につけている
- 資格取得など、常日頃から仕事に関する勉強を行っている
- 副業で収入源を得るためにビジネス展開している
なぜかと言うと、正社員は昇給・出世に関してシビアな査定があるので、上司や経営者から厳しく指導されるからです。
しかし、フリーターはどうでしょうか?
仕事で手を抜いて「辞めればいいや…」「嫌になったら次を探せばいいや…」「正社員じゃないからそこまでしなくていいや…」と努力しなくても、うるさく言われない立場です。
仮にあなたが「フリーターだけど正社員並の当事者意識を持って、会社の経営に関わる大きな仕事にも積極的に挑戦している」ぐらいの向上心のあるフリーターであれば、今の会社で正社員を目指すことだって出来ます。
また、フリーターの仕事を「金のため」と割り切って、夢の実現のために他の部分で努力していたり、あるいは就職活動も並行しておけば、その努力は何かにつながることでしょう。
そのどちらも出来ていなければ「お前はフリーターだから悪い!」と言われても、仕方のないことでしょう。
将来のことをあまり考えていないから
フリーターの何が悪いかで言えば、将来のことをあまり真剣に考えていないからでしょう。
新卒採用入社の切符を逃した時点で、正社員になるためのハードルはグッと上がります。
最近では「既卒・第二新卒(卒業3年以内の人)」や、20代の若手であればチャンスはあります。
しかし、それでも20代後半以降は中途採用として正社員として雇ってもらうのは厳しくなります。
また、30代以降は絶望的となり、非正規社員として待遇も悪く、いつ解雇されるかわからない不安の中で働かなければいけません。
これには法律関連や企業の暗黙の了解など”大人の事情”が複雑に絡んでいます。
少なからず「自分はやれば出来る」「その気になればフリーターから正社員になれる」という考えでなんとなくフリーターを続けていては、取り返しのつかないことになることは覚えておきたいものです。
収入が低いから
フリーターが悪い理由は、単純に収入が低いからでしょう。
世の中、決してお金がすべてではありませんが、最低限の暮らしや社会人としての責任を追う以上、お金は必要です。
それも社会人ともなれば、
- 飲み会、ギフトなどの付き合いに関する出費
- 勉強・自己学習に関する出費
- 健康管理に関する出費
- 冠婚葬祭に関しての急な出費
- 子育てなどの出費
- 親の介護に関する出費
…など「他人のための出費」が多くなりがちです。
決して「自分だけが生活できればいいや…」という考えだけではいられなくなるのです。
そういった「何かあった時、1人の大人として対応できる経済的な余裕」を持つためにも、フリーター程度の収入で満足していては、本当に何かあった時に痛い目を見るのです。
社会的信用が得られないから
フリーターの何がいけないかと言うと、社会的信用が得られないからでしょう。
具体的には、以下の通り。
- マイホームローンなどの融資を受けられない
- 正社員としての実績やコネがないので、起業の支援も受けにくい
- 転職でも不利になりやすい
たとえ、フリーターとして正社員並の責任のある仕事をしていても、フリーターというだけで容赦なく信用されないことが、社会ではよくあります。
人材会社の運営する転職エージェントでも、フリーターでもサポートは受けられますが、選べる仕事は未経験者でも出来る仕事で、年齢の割には合わない仕事ばかりです。
こういった現実を受け止めた上で「それでも一生フリーターを続ける!」という覚悟があれば、別にその生き方を否定はしません。
ですが、少しでも「このままじゃダメだ…」「フリーターのままだと将来が見えない…」と思っているのであれば、どこかで覚悟を決めて決断しなければならない時が訪れます。
世間体が悪い
フリーターの何がいけないかと言うと、世間体が悪いからでしょう。
とくに40代以降の年上世代や新卒採用後に順調にキャリアコースを歩んでいる人であれば「フリーターは全員怠けているだけだ」という偏見を持っているので、そういう目で見られがちです。
ただし、今の日本では非正規雇用も増えているので、正社員だけが正しい生き方というわけではなく、場合によっては「契約社員」「派遣社員」を選ぶ必要も出てきます。
ただ、まだまだ日本の労働環境では「正社員の方がいい思いを出来る」のは間違いないので、20代の若いフリーターの方で少しでも正社員になりたい気持ちがあるのであれば、挑戦しておくに越したことはないでしょう。
少なからず、正社員になるための努力をした上でフリーターになった人とそうでない人では、仕事に対する意識や考え方も変わってきます。
フリーターは社会人ではない…?
フリーターと言えば、収入があるにも関わらず、なぜか「社会人ではない」という扱いを受けます。
別に「フリーターは社会人ではない」というわけではありませんが、世間的にはやはり「フリーターは正社員にもならないで、遊んでいるプータロー」という目で見られます。
もちろん、あなたが掛け持ちバイトで収入を得ていて、一人暮らししているのであれば、そんなことは気にする必要はありません。
しかし、実家暮らしで中途半端に働いているだけのフリーターであれば、考え直すべきことはたくさんあるでしょう。
フリーターで生きていける?フリーターは終わってる?
「フリーターが悪くない!」と思っている方で「フリーターの収入でも生きていけるじゃないか!」とお考えの方もいらっしゃるかと思います。
しかし、以下の画像のように、正社員とフリーターでは生涯年収に何倍もの差が生じる事実は知っておきたいです。
単純に生涯年収が低いため、生きていけるにしても生活水準は非常に低いものとなります。
また、以下のような要素も考えると「フリーターの将来性は非常に低く、不安なもの」ともなるのです。
フリーターの将来性が不安定となる要素
- 社会的信用がないのでローンが組めない(マイホーム、子育て関連の融資が受けられない)
- 厚生年金に加入していないため、将来の年金受取り額が正社員の半額以下となる
- 社員と比べて重要な仕事を任せられないため、社会人としての一般的な経験が身につかない
- スキルや経験が身につかないため、給料も上がらない・出世もできない
- 保険に未加入の場合、万が一働けなくなった場合に一切収入がなくなる
もちろん、あなたが、
「将来がまったく不安じゃない!」
「親が死んでも葬儀の資金を出せるし、相続税も支払える!」
「自分は絶対に健康面で衰えないで、生涯現役フリーターとしてやっていける!」
…という絶対的な自信を持っていて、貯金も健康管理もしっかり出来ているのであれば、フリーターでも問題はないでしょう。
ですが万が一、事故にでも遭って働けなくなったり、急な出費が必要になった場合の貯金があなければ、フリーターとして余裕を持って働ける状態は維持できません。
また、現実的に「結婚して子育てする」と考えた場合、フリーターの収入では子供をいい大学に行かせることすら困難です。
女性の方でも、今や「共働き世帯」が増えているほど、若い正社員男性の収入も不安定なご時世です。
国が憲法で定めている「最低限の文化的生活」は営めるという意味では「フリーターでも生きていける」のは間違いないですが、それ以上の生活をフリーターが求めるのは非常に難しいと言えるでしょう。
「フリーターのままじゃダメだ…」と思ったら行動しておくことも大事
この記事を最後までお読み頂いた方で「フリーターの何が悪い?」と悩んでいる方は、おそらく心のどこかで「フリーターのままじゃダメだ…」とも思っているのではないでしょうか。
そうであれば、しっかり就職して正社員になることを考えておくと、損はないでしょう。
何も「絶対に正社員になれ!」「フリーターなんてすぐに辞めて無理にでも正社員になれ!」と言いたいわけではありません。
ただ「このままじゃダメだ…」と思ったら、考えたり調べたりするだけでなく、行動してみて自分の目で確かめ、自分の意志で考えて決断することも大事だと言うことです。
人間、急に変わることも成長することも出来ませんが「今のままじゃダメだ…」と思って悩んで行動すれば、確実に何かは変わっていきます。
しっかりと「正社員になるべきか?」と考えて行動してみた上で、フリーターになったのであれば、誰もその生き方に文句を言う権利はありません。
ですが、心の片隅で「自分も何か行動しなければ…」「変わらなきゃダメだ…」と思っているのであれば、焦りすぎず、かと言ってダラダラし過ぎず、考えて行動する余裕があるうちに動き始めましょう。
フリーターから正社員を目指すなら就職支援サポートを使っておこう
ここまで解説したように、フリーターで居続けることは本質的には「大人として責任ある立場や仕事から逃げているだけ」「何者かになるために仕事を通してスキルや経験を身につける覚悟がないだけ」だと言えるでしょう。
ただ、正しい就職活動の方法も知らないまま、むやみに求人情報だけ閲覧していても「どの仕事が自分に向いてるのか?」「この仕事は自分にも出来るのか?」「この求人はブラック企業じゃないだろうか?」…と考え込んでしまい、なかなか行動できずに終わりがちです。
そういった会社を避け、無理なく働ける正社員の仕事を見つけ出すには、20代向けの就職支援サービスを使うのが一番でしょう。
20代向けの就職支援サービス?
怪しくない?ブラックばかりじゃない?
このように思われる方も多いでしょうから、20代向けの就職支援サービスが成り立つ理由について少しだけ解説させてください。
20代の人は、フリーターであれニートであれ、人を雇う企業からすれば「若いという理由だけで価値がある」と思われてます。そのため、学歴やスキルを問わず、未経験の職業に就くための様々なサポートをしてくれる業者がたくさんあるのです。
これは企業目線で考えた際にも、若手向けの人材紹介サービス経由で採用するメリットが大きいからです。
「企業は完璧な採用ができる!」と思いがちですが、実際にはそうではありません。
企業からすれば、若手の採用の際に判断ポイントとなるのが「すぐに辞めないかどうか?」「社内で問題を起こさないか?」といった点です。「職歴なしかどうか?」「経歴が足りない」「能力がない」といった要素は、実はさほど見られてません。
「採用ノウハウがなく求人を出しても人がこない」
「応募が来ても自社に合うかどうか見抜けない」
「誰でもOKな無料求人で募集したら変な人まで来て面接の負担が増える」
「すぐ辞める社員やモンスター社員の採用だけは避けたい」
こういった悩みを抱える企業の代わりに、就職支援サービスを運営する会社が採用や面接の負担を背負っている…という構図になるわけです。
ここまで説明すれば勘の良い方はお気づきかもしれませんが、就職支援サービスを利用することで「他よりやる気のある人」と評価され、利用するだけで就職に有利になります。なぜなら「大半の人は就職支援サービスすら使わない=やる気がない」からです。
自分一人で就職活動する場合に、ゼロから「求人探し→履歴書作成→面接対策」しなければならない負担を、就職支援サービスが代わりにしてくれるというわけです。その証拠に、ほとんどの就職支援サービスでは「履歴書なしで面接可能」となっています。
「自分一人で就職活動しなきゃ…」と思ってたけど
そんなことしない方が実は効率的だった…!?
企業目線で見た場合も、無料求人で「誰でも応募できる」状態にするよりは、実績のある就職支援サービスを経由して人を雇った方が「すぐ辞める人材や問題社員を採用するリスクを減らせる」というメリットがあります。
ですので、採用に慎重で「いい人ほどを雇いたい」という優良企業ほど、実は表に求人を出さず、就職支援サービスを経由して人を雇おうとするわけです。
今までハローワークや無料求人サイトで
条件の良くない求人ばかり見ていた時間が
無駄だったかも…
この記事に訪れた就職支援サービスでは「なんとなく正社員にならなくちゃダメだと思っている…」という考えでの利用者も歓迎しているので、正社員になることに少しでも興味を持った方は、ぜひ一度利用してみてください。