フリーターやニートの皆さんは、何かしら仕事に対して恐怖心や恐れを持っていることかと思います。
「ブラック企業に入ってしまったらどうしよう…」
「上司が厳しい人でハラスメント行為されたら嫌だなあ」
「忙しくて急かされる仕事だとついていかないかも…」
このように不安な気持ちになられていることでしょう。
私も退職した無職期間、そんな風に不安になっている時期もありました。
ですので、一つだけ言っておきます。
あなたが思うほど、世間は別に厳しくはない。
…ということですね。
ブラックな企業や上司や同僚にガミガミ言われる会社は、たしかに存在します。
ですがそれはごく一部の話で、中にはびっくりするぐらいゆる〜い職場や、驚くほど親切な上司のいる会社もあるんですよ。
では、なぜそういうホワイト企業の話がネットではあまり見られないのか?
答えは簡単です。わざわざ、ネットに書くような必要がないからですね。
わかりやすく言うと、女の愚痴みたいなもんです。
女性には「こいつは愚痴を言わないと生きていけないのか?」という感じの人が多いですが、あれと一緒ですよ。
ブラック企業で死にかけている人ならともかく、ちょっと会社で気に食わないことがあると「この会社はブラック!上司はパワハラ!」と愚痴を書かないと、気分が落ち着かないわけですね。
逆に「上司が最高!」「うちの会社ホワイト過ぎ!」なんていうポジティブな話は、わざわざネットに書くまでもないですよね。
たとえば、あなたが好きな人にたまたま話しかけられて「何かいい事あったの?」と聞かれて「えへへ…秘密♪」とか照れながら言っちゃうようなもんです。
ホワイト企業の情報は、なかなか表に出ないんですよ。
でも、たしかに存在します。
言わば、ホワイト企業探しとは運命の人との出会いを求めるようなもの。
恋愛で考えてみましょうか。
理想の恋人と出会うのは難しいかもしれません。
ですが「まあ、悪くはないかな」ぐらいの人となら結婚できますよね。
むしろ、大体の人が「ま、いいか」と妥協しています。
恋愛と同じで、妥協すればそこそこのホワイト企業は必ず見つかります。
というわけで、フリーター・ニートの方向けに、ホワイト企業と出会うヒントを教えていきますよ!
「会社=悪いヤツ」という考えを捨ててみよう!
フリーターやニートが就職を考える場合に「会社=悪いヤツ」と考えがちです。
とくに最近はブラック企業の話や搾取の話など、企業の悪い情報がネットにあふれまくってますから。
とくに、就職に対してトラウマがあると「どの会社も搾取する気満々の悪いヤツ!」って警戒しちゃいますよねー。
ですが、これはちょっとまずい考え方ですよ。
なぜなら、理想の求人・都合の良すぎる求人にサクッと引っかかちゃうから。
「風通しが良くてアットホームで人間関係良好な職場!」
「社員のやりたいことを尊重する職場!」
「給料もよくて残業なし!」
「未経験でも先輩たちがやさしく教えてくれる!」
こういうキャッチフレーズを見ると「自分でも働けそう!」と思っちゃうかもしれません。
これに従業員が満面の笑みの写真が載ってたら、もう完全に「感じ良さそう!」と思っちゃいますよね。
それ、ブラック企業の常套手段ですよ。
そんな都合のいい求人に引っかかってブラック企業に入社しちゃうから「思ってたのと違う!だまされた!」という結果になるわけですね。
”欠点”のある求人にあえて応募してみよう
そうなると、ますます「絶対にブラックじゃない理想の求人を探そう」とがんじがらめになってきます。
「残業があるからブラック!」
「給料が安いからブラック!」
「ホワイト…だけど実務経験3年以上…」
…という感じで、応募する企業がなくなってしまうレベルです。
ですので、私は”あえて欠点の目立つ会社”を探してみることをオススメします。
なぜなら、都合の悪いことを隠さない会社は、いい会社が多いから。
逆にブラック企業ほど、公式ホームページでやたら理想の高いことばっかり書いて、見た目だけはキレイに整えています。
まるで見た目だけは良くて、性格最悪な恋人みたいですね。
逆に欠点の目立つ人ほど、憎めない愛嬌があったり、思いやりのある人だったりします。
ですので、私はあえて欠点の目立つ企業に応募してみる方法をオススメしますね。
- 残業時間が月20時間
- 月一回は土曜日も出勤
- 交通費支給なし
- 半年間はアルバイト扱い
ハローワークなどを見てみますと、こういった「ちょっと嫌だなあ…」「こんなこと書いているなんて待遇悪そうだなあ」という求人ほど、フタを開けてみればホワイトです。
少し嫌なところに目を瞑れば、他は全部許せちゃうわけですね。
たとえば半年間アルバイト扱いと書いている企業なんかは、一ヶ月ぐらいで「思ってたより覚え早いので社員に昇格!」とかフツーにありえますから。
…いや、だっていきなり正社員で採用して、舐めた仕事されたらマジで困るから。採用する会社の気持ちも考えて。
ホワイト企業は求人がテキトーだという事実!
ホワイト企業は求人に都合の悪い情報を掲載していますが、それが実はウソであることもありえます。もちろんいい意味で。
- 残業20時間って書いてあるのに、残業がそんなにない
- 完全週休二日制ではないが、ほぼ週休二日制(数ヶ月に一回だけ土曜日出勤)
- 数ヶ月働くと突如交通費支給の許可が降りた
- トライアル期間なのにすぐ正社員に格上げ
書いていることと内容が違いますが、こういったことは嬉しい誤算ですよね。
ですが、こういったことは割とよくホワイト企業ではありえることです。
ゆる〜い職場は、いい意味で求人や企業ホームページがテキトーなんです。
そのため、一見すると「この会社の求人、ちょっとイヤなあ…」という印象を与えます。
でも、よ〜く考えてみてください。
そもそも、ホワイト企業は人手が足りているので「将来に備えて若手の人材は欲しいけど、めちゃくちゃ欲しいわけでもない」という感じで募集をしているわけですね。
ですので、求人も「とりあえず面接で人柄見て決める」「とりあえずトライアルで採用して見極める」という感じなんです。
そういう会社は、採用基準もテキトー。
私が転職アドバイザー時代に関わった企業人事も、
「ちょっと文字や言葉では表現しにくいんだよねえ〜」
「私たちは会って人となりを見て採用を決めます」
「大卒限定なんて言ったっけ?別に高卒でもいいよ」
「残業時間そんなにないけど、忙しい月もあるから”20時間”と書いておくか」
…って感じの人もいまして、採用募集なんて割とテキトーな会社も多いんですよ。
んで、そういう会社は、だいたい仕事も適当ですよ。
それでも会社が経営できているのですから、何も問題ナッシング。
フリーターやニートの経歴に弱みを持つ人が来ても「ほーん、キミ若いね。家近いし明日から入社できる?」と、軽いノリで採用を決めちゃうわけですね。
冗談ではなく、割とそういうノリで採用を決める会社も少なくはありません。
求人がガチガチな会社はヤバイ!
逆に求人票の欠点もなく緻密に書いているような会社の方がヤバイですよ。
「書類の字が汚い」
「経歴に一貫性がない」
「面接で言っていることに矛盾がある」
…など、完璧オブ完璧だらけのマシーンのような人材を求めるようなヤツばかりです。
そんな会社、考えるだけでも嫌になりますよね。
入社できたとしても完璧を求められて、絶対にきついはずですよ。
んで、そういう会社ほど「残業ないと言ったけど、アレはウソだ」「いやあ、正社員採用はまだ無理だからアルバイトで頑張って^^」と都合のいいことを言い出す。
大人の汚いやり方ってヤツですね。
フリーターやニートでもホワイト企業は見つかります
フリーターやニートのみなさんは、あまりに正社員になることのハードルを上げすぎな傾向があります。
…いや、実際多くの求人サイトなどでは「マナーは完璧に!」「受け答えはハッキリと!」など厳しいことを書いていますが、そんなに厳しく見ていない会社もかなり多いですよ。
そして、そういう「完璧じゃない求人」「欠点の見える会社」ほど、実はゆる〜いホワイト企業だったりするんです。
逆に求人の都合のいい情報載せまくってたり、経歴の欠点や面接でのあら探しが好きな会社は、入社しても細かいことをガミガミ言われるのでやめておきましょう。
ホワイト企業を見つけるならプロに手伝ってもらおう!
フリーターやニートの方がホワイト企業を見つけるなら、就職支援サービスでプロのアドバイスとサポートを受けるのが間違いありませんよ。
就職支援系のサービスを最初に使う時はハードルが高く感じますが、実際に使ってみるとイメージが変わります。
ゆる〜い会社ですと、最初のカウンセリングは雑談から始まることも珍しくないです。
私も転職アドバイザー時代は、とくにフリーターやニートといった経歴に自信のない方には、ゆる〜いトークから距離感を縮めていました。
「今のバイトは楽しまれていますか?」
「趣味にゲームと書かれていますが、一日何時間ぐらいプレイされていますか?」
「空白期間がありますね。暇つぶしの時間は何をされていましたか?」
…という感じで、決して相手を責めないように意識していました。カウンセリングの基本です。
中には無神経にフリーターやニートに説教くさいことを言ってくる方もいるようですが、多くの場合は本気でフリーターやニートの方に前向きに定職に就いてほしいと考えています。
いや、マジで今若手不足の業界増えてるんで、その気があるならチャレンジしてみてくだい。
就職のプロから翼を授かり、ホワイト企業へと飛び立ちましょう!
優良企業に就きたいなら就職支援サービスの利用がオススメ
ここまで解説したように、フリーターでも20代の若いうちであれば「正しく行動するだけ」で優良企業に就くことができます。
逆に言えば、正しい就職活動の方法も知らないまま、むやみに求人情報だけ閲覧し「どの仕事が自分に向いてるのか?」「この仕事は自分にも出来るのか?」「この求人はブラック企業じゃないだろうか?」…と誤った判断をしてしまうから、ブラック企業に就いてしまうのです。
そういった会社を避け、無理なく働ける正社員の仕事を見つけ出すには、20代向けの就職支援サービスを使うのが一番でしょう。
20代向けの就職支援サービス?
怪しくない?ブラックばかりじゃない?
このように思われる方も多いでしょうから、20代向けの就職支援サービスが成り立つ理由について少しだけ解説させてください。
20代の人は、フリーターであれニートであれ、人を雇う企業からすれば「若いという理由だけで価値がある」と思われてます。そのため、学歴やスキルを問わず、未経験の職業に就くための様々なサポートをしてくれる業者がたくさんあるのです。
これは企業目線で考えた際にも、若手向けの人材紹介サービス経由で採用するメリットが大きいからです。
「企業は完璧な採用ができる!」と思いがちですが、実際にはそうではありません。
企業からすれば、若手の採用の際に判断ポイントとなるのが「すぐに辞めないかどうか?」「社内で問題を起こさないか?」といった点です。「職歴なしかどうか?」「経歴が足りない」「能力がない」といった要素は、実はさほど見られてません。
「採用ノウハウがなく求人を出しても人がこない」
「応募が来ても自社に合うかどうか見抜けない」
「誰でもOKな無料求人で募集したら変な人まで来て面接の負担が増える」
「すぐ辞める社員やモンスター社員の採用だけは避けたい」
こういった悩みを抱える企業の代わりに、就職支援サービスを運営する会社が採用や面接の負担を背負っている…という構図になるわけです。
ここまで説明すれば勘の良い方はお気づきかもしれませんが、就職支援サービスを利用することで「他よりやる気のある人」と評価され、利用するだけで就職に有利になります。なぜなら「大半の人は就職支援サービスすら使わない=やる気がない」からです。
自分一人で就職活動する場合に、ゼロから「求人探し→履歴書作成→面接対策」しなければならない負担を、就職支援サービスが代わりにしてくれるというわけです。その証拠に、ほとんどの就職支援サービスでは「履歴書なしで面接可能」となっています。
「自分一人で就職活動しなきゃ…」と思ってたけど
そんなことしない方が実は効率的だった…!?
企業目線で見た場合も、無料求人で「誰でも応募できる」状態にするよりは、実績のある就職支援サービスを経由して人を雇った方が「すぐ辞める人材や問題社員を採用するリスクを減らせる」というメリットがあります。
ですので、採用に慎重で「いい人ほどを雇いたい」という優良企業ほど、実は表に求人を出さず、就職支援サービスを経由して人を雇おうとするわけです。
今までハローワークや無料求人サイトで
条件の良くない求人ばかり見ていた時間が
無駄だったかも…
この記事に訪れた就職支援サービスでは「なんとなく正社員にならなくちゃダメだと思っている…」という考えでの利用者も歓迎しているので、正社員になることに少しでも興味を持った方は、ぜひ一度利用してみてください。