「ニートはコミュ障が多いから営業向いていない」
「ニートは行動力ないから営業向いていない」
…なんて、ニート営業職不向き説がネット上にありませんが、そんなことはありません。
むしろ、私はニートの社会復帰には、積極的に営業職に就くべきだと思いますね。
「ニートは営業向いていない」などと言っているのは、最初からバリバリコミュ力のある即戦力や体育会系を求めているような企業の言い分で、社内教育のしっかりした面倒見のよい会社なら、ニートでも営業職に就けます。
だいたい、考えても見てくださいよ。
世の中、コミュ障気味なやつや、それこそ社会不適合者なDQNやヤンキーでも、余裕で仕事に就いてなんとかやってるんですよ。
たかだか、数年引き籠もっている程度のニートなんか、余裕で社会復帰可能です。
営業に大事なのって、別にとってつけたようなビジネスマナーやコミュケーション能力じゃなくて「相手と対話しようとする姿勢」です。
この心意気があれば、あとはビジネスマナーやコミュニケーション能力なんか、経験に応じて勝手についてきます。
この記事を読んでる時点で、ニートのあなたは、社会復帰に対して関心があるはずです。それすなわち「誰かと関わりたい」という気持ちがあるはずなんです。
私のブログ記事を読んでる時点で、他人の考えを知りたいと思っていますからね。
営業職に大事なのも、そういった「他人を知る」という心意気なんです。
目次
ニートが営業に向かないと言われる理由
まずは「なぜニートが営業に向いていないか?」と言われる理由について解説していきます。
これは、いくつか理由が挙げられますね。
- 体育会系の成果主義・放任主義なブラック企業の失敗談が多いから
- 成熟した営業マンばかりとしか出会っていない人が、営業のイメージを決めつけているから
つまり、物事の一面しか見ていない人が、勝手に「ニートは営業向いていない」と決めつけているわけです。
社会人の経験なんて、せいぜい自社や取引先の中の狭い経験しかないわけです。
「私の出会った営業マンはこんな人だから、ニートには無理」と、勝手に決めつけているわけですね。その営業マンにだって、苦労した時代はあるはずです。
因果関係考えられないバカは、すぐに「〇〇=〇〇」という短絡的な決めつけを行うわけです。
極端な例で言えば「無職=犯罪者」という決めつけがそうですが、社会人のクセして、そんな簡単なことを見抜けない人は実に多いんです。
だいたい、向いているか向いていないかなんて、やってみないとわからないし、それも短期的に結果が出るとも限りませんからね。
むしろ、最初は「向いていない」と言われている人ほど、数年勤めて伸びることも珍しくないです。長年下積みを積んだ芸人がヒットするように、向いている向いていないかに流されない人こそ「実は向いていた」という結果につながるわけです。
営業は挫折からこそ学ぶことが多い
ニートは少なからず、何かしらの挫折があると思います。
就活が上手く行かなかった、大学を中退した、会社をうつでやめた…など。
しかし、これは普通に新卒社員が入社して勤めた場合には、絶対に経験できない挫折です。
営業は、はっきり言って最初は絶対に上手く行きません。
顧客のところに言って、自社の商品を売るわけですからね。
ここの本質を見誤る営業マンが挫折して「ニートには向いていない」と言っている節もありますね。
営業は「商品を売ること」が目的ですが、それを第一にしては行けません。
相手に気持ちよく商品を売る必要があります。
大切なのは「誰かと関わりたい・相手を知る」という気持ちですね。
これは、コミュニケーション能力が欠けていたり、挫折が多い人ほど、強い願望として抱いていると思います。
考えても見てください。
今までなんの苦労もなく、他人と接することが出来た人間に、他人の気持ちや苦悩を考えることなんて、出来るわけがありません。
その点、ニートはコミュニケーション面で悩んだ経験が多いはずです。
悩みは、営業をするにあたって、立派な原動力になります。
そして、営業において顧客の悩み=販売機会…つまり仕事の成果につながります。
これが、ニートは本来営業に向いているとする根拠ですね。
コミュニケーション能力やビジネスマナーなんて、あくまで後からついてくるだけのおまけです。
逆に、コミュニケーション能力やビジネスマナーのような目先の方法だけにこだわるような人は、実は営業には不向きとも言えます。
人見知りの場合でも、とくにルート営業はニートでもチャンスの多い仕事です。
ニートが営業マンになるためには?
ニートが営業マンになるためには、まずは行動が大事です。
と言っても、何もいきなりバリバリの体育会系の営業に志望する必要はありません。
人間、いきなりは成長できないんです。
今まで自宅に籠もっていたようなニートが、いきなり同年代のバリバリ活躍している社会人のようになろうだなんて考える必要はありません。
自分のペースで一歩ずつ進めばいいんです。
他人にとってはとるに足らないことでも、一歩ずつ進むことで、そのうち大きなステップを踏むことができるようになるんです。
まずは「JAIC(ジェイック)」などの、ニートでも手厚く就職支援しているサービスを利用することをおすすめします。
面談・カウンセリングから始まり、ビジネスマナーの指導までしてくれるので、今までまともな社会経験のなかったニートでも、一人前の社会人として送り出してくれます。
営業ではビジネスの基本が学べます
営業は、良くも悪くも当たりも外れもあり、激動性の高い仕事だと言えます。
その分、得られる経験値も高いです。
ニートがその気になって必死に取り組めば、ダラダラ新卒から仕事している人間よりも、短期間で高い経験値も得られます。
もちろん、ニートが早々と成果を出すことはできませんが、目先の損得や成果にとらわれる必要もありません。どうしてもついていけなくなった場合は、転職を考えてもいいでしょう。
ニートにしろ社会人にしろ、結局は新しい職場に就く以上は、誰もが初心者でしかありません。
そこに経歴や学歴など、ちょっとした実績がおまけでつくだけです。
ニートでもその気になれば、十分営業職はやっていけます。
まずは、少しずつでいいので、一歩ずつ踏み出していきましょう。
ニートから営業職に就きたいなら使っておきたい支援サービス
ニートから営業職を目指したいのであれば、20代向けの就職支援サービスの利用をオススメします。
営業の仕事はすべての会社や業種に存在するので、その気になれば様々な仕事を紹介してもらうことが可能です。
逆に「営業職はNG」という考えで使うと、途端に職業選択の幅が狭くなるので、まずは「営業って実際はどんな仕事をしているの?」と聞いてみるためだけにでも、就職支援サービスでプロに相談してみるとよいでしょう。