「働きたいのに雇ってもらえない」
「やる気はあるのに全然採用されない」
「働く意欲はあるのに中々伝わない」
そうお悩みの方もいることでしょう。
私にもそんな時期がありました。
なぜ、働く意欲があるあなたが採用されないのか?
それには大きく以下のような理由があります。
- 働く意欲があってもやる気や思いが相手に伝わっていない(自己アピール不足)
- 企業側の採用基準と合っていない(経歴・スキル・年齢など)
- ビジネスマナー・身だしなみなどの基本が出来ていない(第一印象で損している)
採用面接はよく恋愛に例えられますが、それと同じで、
「自分の魅力を伝えるのが上手い人」
「ステータスのある人や若い人」
「見た目のいい人」
…などが、運をつかみやすいものです。
一方で、地味で冴えなくて面接の受け答えが上手くない人は、採用でも損をすることが多くなるものです。
ですが、だからと言って諦める必要はありません。
この記事では、働きたくても中々雇ってもらえない方が、しっかりと採用してもらえるための方法をご紹介していきます。

転職活動中で思うように採用されない方は
以下の記事も合わせて読んでみてくださいね
ニート・無職が働きたいのにどこも雇ってくれない理由は空白期間ではない?
「働きたいのにどこも雇ってくれない…」と感じている方は、以下のような原因があります。
履歴書・職務経歴書の作成がしっかり出来ていない
働きたいのにどこにも採用されない人は、まずは履歴書・職務経歴書の作成方法を見直してみるといいでしょう。
とくに書類選考すら採用されないのであれば、履歴書や職務経歴書に決定的な間違いがあるのかもしれません。
逆に書類選考は通って面接で通らないという方は、書類作成自体はしっかり出来ているはずですので、面接での立ち振る舞い方に何か問題があると考えておきましょう。
第一印象・見た目が良くない
働きたくても雇ってもらえない方は、第一印象や見た目があまり良くないのかもしれません。
スーツの着こなしやビジネスマナー云々以前に、以下のようなことに心当たりがありませんか?
- 寝起き後のやる気のない態度で面接に望んでいる
- 説教されないか不安で、オドオドした態度で面接に望んでいる
- 日頃から不健康な生活をしており、見た目が貧弱で顔色も悪い
このように、日頃から生きる活力が低い人は、働く意欲があったとしても頼りない見た目で損をしてしまうものです。
一方で、気持ちだけでも「自分は出来るビジネスパーソンだ!」という態度で自信を持って望めば、自然と体の奥から力がみなぎってきます。
コツとしては「失敗しても笑われてもいいや」「どうせ採用されないだろうし、面接官と雑談しに行く気分で行けばいいや」と、肩の力を抜いて自然体で話すぐらいの気持ちでいるのが一番でしょう。
働く意志をしっかり伝えきれていない
働きたいのにどこにも採用されない人は、働く意志をしっかり伝えきれていないのかもしれません。
たとえば、以下のような特徴に思いあたりはありませんか?
働く意志をしっかり伝えきれていない人の特徴
- 面接の受け答えに自信なくボソボソと答えている
- 面接官の質問に「出来ません」「わからない」などと、相手を不安にさせる答えを返している
- 逆に出来もしないことに「出来ると思います」などといい加減な答え方をしている
どんなにやる気や働く意欲、あるいは高い能力や適性があっても、面接官に「この人、本当に雇っても大丈夫か?」と不安に思われては、採用されるものも採用されません。
学生時代、授業中に寝ているにも関わらず、テストで100点取っているタイプの人がいましたが、あれと同じです。
仕事では、適当な態度で授業を聞いて100点取る人間よりも、しっかり話を聞いて70点ぐらいを取る人間のほうが求められるものなのです。
この場合のコツは、とにかく「なんでもいいので働かせてください!」「挑戦させてください!」という、前向きで挑戦心ある態度と必死さを持つことです。
心のどこかで「どうせ自分なんて落ちる…」「落ちたら他のところがあるし…」と慢心していると、ついついナメた態度が出てしまうものです。
仕事を選り好みしている
働きたくても雇ってもらえない場合、考えておきたいのが「仕事を選り好みしていないか?」ということです。
一見、求人検索サイトで「自分には仕事を選び放題だ!」と思いがちですが、企業側は密かに採用基準や年齢制限を設けており、それをすべて求人票に書くとは限りません。
そこを見抜けずに「求人票に誰でも歓迎って書いてあった…」と真に受けていては、不相応の仕事に応募し続けるハメになります。
とくに30代以降は、未経験職へ就くチャンスが途端に減ってきますので、場合によっては派遣社員で妥協したり、あるいはハローワーク経由で職業訓練校に通うなど、自分に合わせた仕事の選び方をする必要が出てきます。
勘違いしている方もいるでしょうが「書類を送って、面接して採用してもらう」という方法は、あくまで就活生や経歴のあるキャリア組だからこそ通用する方法であり、そうでない方は人材サービスのコネやサポートを借りたり、あるいは一から訓練・勉強する必要が出てくるのです。
仕事選びの方法が間違っている
何社も受けて落ちているような人は、仕事選びや就活・転職のやり方が間違っている可能性があります。
現在の日本では、主に以下の方法で仕事探しを行うのが一般的です。
- 求人検索サイト
- 20代向けの就職支援サービス(既卒・第二新卒向け)
- 転職エージェント
- 派遣会社
- ハローワーク
- 直接応募(企業ホームページの採用情報、店頭の募集告知など)
これらの方法ですが、それぞれ対象としている年齢やキャリアが微妙に変わってきますし、担当者がサポートしてくれる範囲も違います。
どのサービスも、運営会社や担当者の方針によって自分に合う・合わないがあるので、地道に自分に合ったサービスを活用しておき、
少なからず、働く意欲があるにも関わらず、何社も落とされるような人は「担当者を仲介しない求人検索サイト」「自分一人だけで行う直接応募」は向いていないので、素直にプロに相談して仲介してもらうことも立派な選択肢です。
働きたいのに採用されない人はどうすればいい?
働きたいのに採用されない人は、素直にプロの力を借りておき、コネやサポートを受けて、自分一人だけではどうにもならない部分を、フォローしてもらうのが一番です。
具体的には、
- ハローワークに相談する
- 派遣会社を利用する
- 転職エージェントを活用する
- 20代向けの就職支援サービスを活用する
…という方針になってきます。
それぞれ、特徴や性質がありますので、自分に合わせて選んでみてください。
ハローワークに相談しておく
働きたくても雇ってもらえない人は、ハローワークに相談しておくのが確実でしょう。
ハローワークはビジネス面が弱い分、紹介企業の年収や質は落ちますが、社会的弱者にとっては心強い味方になってくれる支援内容が充実しています。
ハローワークを使いこなすコツは、求人検索だけを使うのではなく、しっかりと職員に相談して対応してもらうことです。
以下の記事にはハローワークのメリット・デメリットをまとめていますので、本気で働きたいのにまったく採用されない人は、参考にしてハローワークの活用を検討してみてください。
転職エージェントを活用する
国内の転職サービスの主流となっているのが「転職エージェント」で、求人の受け取りからプロのサポートまで、総合的な転職の支援が受けられます。
「転職」と言っても、実際は中途採用者全般を対象にしているため、無職の人や空白期間が長い人でも、利用可能です。
ただし、働きたいのにどこも雇ってくれない人の場合、転職エージェントでは以下の心配点があります。
- ビジネス面が強いので、急かされる心配がある
- 経歴のある人も利用できるため、対応が後回しになる可能性も
- 高年齢で経歴がない場合、紹介してもらえる求人がない場合もある
あくまで転職エージェントはビジネスですので、効率の観点から内定をもらいにくい人材層は満足行くサポートを受けられないこともあります。
その場合、他の人材サービスやハローワークを使うしかないということです。
逆に言えば、まず最初に転職エージェントを使っておけば、今の自分の経歴・年齢で受かる見込みのある求人の中でも一番いい条件の会社を見つけられるということですので、こだわりのある方は登録だけでも済ませておくといいでしょう。
派遣会社を利用する
働きたくても雇ってもらえない人で、
- 年齢30歳以上でまともな職務経歴がない
- 正社員として8時間以上の労働に耐える自信がない
- 責任ある難しい仕事をこなす自信がない
…という方は、派遣社員を選ぶのも手でしょう。
何かと誤解の多い派遣社員ですが、非正規雇用者が増える今の日本で、採用されない人は派遣社員を選ばざるをえない状況にありますので、選択肢として考えておいて損はありません。
とくに30代以降の職歴がない方の場合、未経験から正社員になるのは困難ですので、派遣社員になる選択肢は知っておかないと、いつまでも採用されないハメになります。
20代向けの就職支援サービスを活用する
20代の方であれば、民間企業が運営する20代向けの就職支援サービスを活用しておくことを強くオススメします。
とくに卒業後3年以内の「既卒・第二新卒」の方は、助成金の関係で非常に有利に正社員として就職できるチャンスです。
既卒・第二新卒向けの就職支援サービスについて
20代向けの就職支援サービスは、担当者が親身に相談に乗ってサポートしてくれるため、自分一人だけでは絶対に採用されないような優良企業にも採用されやすくなるので、どこにも雇ってもらえないで悩んでいる方は、相談してみる価値は十分ありますよ。