「ニートから事務職を目指したい…」
そう、考えていませんか?
もしそうでしたら、少し待ってください。
ニートから未経験で事務職へ就職(転職)するのは、以下の理由からオススメできません。
ニートから事務職になるのがオススメ出来ない理由
- 人気の仕事すぎて、採用されにくい
- 事務職は派遣社員制に移行しているため、正社員としては採用されにくくなってきている
- IT・AIにより仕事の価値が低くなりやすい職種
- 狭い職場が多く人間関係がギスギスしやすい
- 「与えられた仕事をこなすだけ」なので自発性が身につかない
詳しくはこちらの記事で→事務職をやめたほうがいい理由。転職で未経験から事務職を目指すデメリットとは?
仮にあなたが「事務職ってなんか楽そう…」「人付き合いが少ないので事務職がいい」という考えで事務職を目指しているのであれば、まずやめておいた方がいいです。
その理由をお伝えしていきます。
事務職の転職に関する記事
ニートが事務職を目指さないほうがいい理由は?
ニートが事務職を目指さないほうがいい理由は、以下の通り。
- 事務職は人気が高いので採用されにくい
- 事務職はニートが思っているほど楽な仕事ではない
- 事務職は人付き合いがドロドロしやすい
- 事務職はスキルが身につきにくい
- 事務職は将来性に不安が残る仕事
それぞれ、詳しく解説していきます。
事務職は人気が高いので採用されにくい
ニートから事務職を目指すのがオススメできない理由は「人気が高くて採用されにくい」からです。
事務職は売り手市場の2018年時点で、有効求人倍率0.3ほどと、非常に競争倍率が高くなっております。
これは「10人に大して、3人にしか紹介出来る求人がない」という計算になり、さらに応募しても絶対に受かるわけではないので、採用される確率はさらに低くなります。
すると、企業側は「事務職経験がある人」を優先して採用するため、未経験から事務職を目指すニートはまず受かりません。
それも事務職のニートが思い描いているであろう「人と関わらずにデスクワークだけで済む仕事」「楽で安定して将来性もある会社」であれば、それこそ新卒・大卒でとびっきり優秀な人でも受からないぐらい、事務職の競争倍率は高いのです。
厳しい話ですが、職歴も経験もないニートは、よほど運がいいか過去に事務職の経歴がなければ、まず事務職として採用されることはないと考えてきましょう
事務職は決して楽な仕事ではない
ニートが事務職を目指さない方がいい理由は「ニートの人が思っているほど、楽な仕事ではない」からです。
事務職が決して楽でない理由
- 細かい仕事が多く、しかもミスが許されない
- パソコンが使えることは大前提、しかも効率や早さが要求される
- マルチタスクなので、要領が良くないと務まらない
- 女性が多く閉鎖的な職場も多く殺伐としやすい
- 会社の規模によっては、客人対応・電話対応も任される
このように「細かい作業が必要でミスも許されずに効率も求められる。しかも、職場の人間関係が狭いので殺伐としやすい」というのが、事務職の実情です。
少なからず「のんびり自分のペースで誰にも邪魔されずにデスクで作業が出来る仕事ではない」ことは、知っておきたいものです。
当サイトのスポンサーである「ウズキャリ」の社員も、Twitterで以下のようにつぶやいております。
事務がダメとは全く思わないです!だって事務ってすごい神経使う仕事だし、スキルも配慮も人並み以上にないとなれない。
でもやっぱり「リスク」はあるのでそれは理解して欲しいんですよね。
シビアだけど特に給料面。一度上げた生活水準を落とすのって結構大変なので、そこはある程度の覚悟が必要。
— UZUZ【就職/転職エージェント】 (@UZUZ_uzcc) December 19, 2018
ウズキャリの紹介記事→ウズキャリの特徴と強みを徹底解説!既卒・第二新卒目線に迫ったベンチャー企業の実力はいかに!?
事務職では人付き合いがドロドロしやすい
事務職と言えば、見知らぬ他人との付き合いが少ない一方で、同じ職場の人間と毎日顔を合わせて、一緒に仕事しなければいけません。
これはつまり、職場に嫌な上司がいたり、職場の雰囲気が悪いと、毎日ずっと同じ環境で仕事しなければならないことを意味します。
事務職は、先ほど紹介した通り「決して楽でない仕事」のため、職場の雰囲気が殺伐とすることもあります。
また、事務職は「女性の仕事」と思われているところもあり、女性が集まりやすい職種です。
そのため、学生時代の女子同士の付き合いのように「同僚の悪口」から「他人の恋愛事情のウワサ話」など、女性特有の対人関係のストレスに悩まされる心配もあります。
とくに女性が多く集まる職場ですと「結婚しているか?しないか?」「若いか?若くないか?」で、職場の人間関係がギスギスしやすくなります。
仮にあなたが若くて彼氏持ちの男性であれば、独身のお局上司に標的にされて、職場いじめの対象になる可能性もあります。
一方で、これが営業職・販売職のような人と関わることの多い仕事であれば、嫌な同僚や上司、あるいは取引先がいたとしても、毎日8時間以上同じ空間で仕事する必要はありません。
「人と関わらないで済む仕事」と思われがちな事務職ですが、そういったリスクがあることはあらかじめ知っておきたいものです。
事務職はスキルが身につきにくい
事務職はスキルが身につきにくい上に、他の職種では活かしにくいため、転職しようと思ってもなかなか次が見つかりにくいと言えます。
たとえば、事務職の必須スキルである「MicrosoftOffice(Word,Excel)」などは、別に事務職でなくても社会人経験があれば、使える人は多いです。
その理由はカンタンで、誰でも手軽に操作できるように設計されているソフトだからです。
ですので、事務職で磨いたスキルを強みにして転職しようにしても、他の経験やスキルが身につかないため、事務職以外に転職しにくいのです。
事務職は将来性に不安が残る仕事
事務職は以下のような理由や社会情勢もあり、将来性に不安が残る仕事だと言えます。
- 事務職はITの普及によって仕事の効率が上がり、事務職の人のスキルの価値は大幅に下がった
- 事務職を派遣社員で採用する企業が多く、正社員として雇う必要はないと思われている
- 将来AIに奪われる仕事として、事務職がよく挙げられている
また、事務職自体、結婚と同時に辞めてしまう女性が多いためか、会社側からあまり大事にされていない職種だとも言えます。
これは教育コストが悪いからで、企業側の本音としては「女性は結婚と同時に辞める人が多いので、教育に時間や費用をかけたくない」と思われているのです。
そういった男尊女卑的な考えからは、時代が進むに連れだいぶ変わってきていますが、古風な会社はまだまだそういう考え方で経営されているのが実情です。
ですので、仮に事務職として勤めるにしても、自己学習・スキルアップ・キャリアアップはすべて自主的に行う必要があります。
間違っても「受け身で会社側から教えてもらえる」などとは、思ってはいけません。
ニートから事務職を目指す前にしっかりと将来設計を考えておこう
以上のような「事務職は決して楽な仕事ではない」という実態を知らず、ふわふわした考えで「楽そうだから事務職がいい…」と考えている人が、あまりに多く感じます。
別に「楽な仕事を選ぶな」「厳しい仕事を選べ」と言っているのではありません。
「事務職は楽そう…」というイメージだけで、ロクに調べもせずに応募してしまっている人が多く、そういう人は書類選考で落ちるのが目に見えているので、履歴書を書く時間さえ無駄です。
出来れば読者の方も、履歴書・職務経歴書を書く無駄な時間や採用で落とされるショックは、経験したくないですよね?
ですので、ニートから事務職を目指そうと思っている方は一度しっかりと考え直して「本当に事務職を目指すべきか?」を見極めておきましょう。
未経験から事務職を目指すならマイナビキャレーションがオススメ
ここまでお読みいただいた方の中で、どうしても未経験から事務職を目指したい人にオススメしたいのが「マイナビキャレーション」という派遣サービスです。
マイナビキャレーションは他の派遣サービスと違い無期雇用の求人を取り扱っており、研修も充実しているため、未経験の人でも安心して使えるサービスです。
月給も17万~20万円と比較的高めで、とくに関東圏・東海圏・関西圏の求人に強いため、該当地域にお住いの方はチェックしておくといいでしょう。
マイナビキャレーションの詳細やについて知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
関連記事:マイナビキャレーションを利用するメリット・デメリットを徹底解説!
仕事選びで悩んでいるなら就職支援サービスを使っておこう
ニートから事務職を目指したいと思っている方で、この記事を読んでますます迷ってしまうような方は、おそらく就職・転職の知識が不十分なのでしょう。
ですので、就職支援サービスを活用して、まずはプロに相談してみることを強くオススメします。
就職支援サービスは20代であれば学歴・経歴問わず無料で利用可能で、プロのアドバイザーが相談に乗ってくれた上で、自分に合った求人を紹介してくれます。
たとえば、
「コミュ障だから事務職がいい」
「楽な仕事がいいから事務職を目指したい」
…と思っている方なら、プロにしっかり相談すれば事務職以外の仕事でも、自分の望む理想の職場環境が見つかる可能性はあります。
逆に事務職にこだわりすぎると、何度も書類選考に落ち続け、そのうちやる気がなくなり妥協してブラック企業に入社してしまう…なんてこともありえます。
そうなってしまわないためにも、早いうちにプロの的確なアドバイスを受けておき、後悔のない転職を決めてください。